このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

オランダのバケーション

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オランダのバケーション
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オランダでは5月、6月になるとあちこちで「夏休みはどこかに行くの?」という声が聞かれるようになる。オランダでも「夏のバケーション」はやはりビッグイベントなのだ。しかもこちらでは3週間、4週間という長期休暇を簡単にとることができるので、「取れるものは取らなきゃ損!!」といわんばかりにみんな遠慮せず休暇を取る。といっても、こちらの学校の夏休みは「夏期休暇旅行の混雑を避けるため」という理由で北部・中部・南部で12週間ずつずれて始まるし、そうでなくてもみんな6月後半から8月末にかけて分散して休暇を取るので、ある一定期間だけオフィスから人がいなくなり、一方行楽地はものすごく混雑する、というようなことは起こらない。 

若者たちのバケーションはバックパックを背負って安い宿に泊まりながらヨーロッパや東南アジアの街をを友達と一緒に観光する、というタイプが多いのだが、小さい子供のいる家庭や年配夫婦になると、普通の車にキャラバンをくっつけたものやキャンピングカーなどを利用して、ヨーロッパのあちこちを回って自然を満喫するタイプが多くなる。このキャラバンやキャンピングカー、もちろん借りることもできるのだが、自分で買って持っている人も結構多い。

これはいかにも倹約家のオランダ人らしいなぁ、と思うのだが、オランダ人は旅行に出かけるとき、旅行中に必要なものは着替えはもちろん食料や料理に必要な燃料、果てはコーヒーや旅先でサイクリングをするための自転車までオランダから持参する。そしてホテルではなくキャンプ場に泊まり、食事はすべて自炊する。つまり旅先ではほとんどお金を使わないのである。これは近隣諸国に比べてオランダの物価が安いからなのだが、おかげでよその国からは「オランダからの観光客は我が国の経済にちっとも貢献しとらん」とひんしゅくを買っているとかいないとか。

車ではなくボートで旅行する人も結構いる。中で寝泊まりができて料理もできるようになっている小さなクルーザーにのって、運河クルーズを楽しむのである。夏になるとオランダのあちこちでそうやって旅しているクルーザーを見かけることができる。

ところで、夏の休暇はなにも旅行に出かけるだけがすべてではない。この機会に庭いじりをしたり、家の改修工事を始めたりする人もいる。オランダではこういった仕事を業者に頼まずに自分でやるのを楽しむ人が結構多いので、そういう人達にとって夏休みは絶好の機会なのだ。私は今のところアパート住まいなので無理だが、いつか自分の家に住むようになったらぜひやってみたい夏休みの過ごし方である。

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