このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

オランダの郊外へ

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オランダで観光、といえばやっぱりアムステルダムを思い浮かべるだろう。空港から約20分、400円弱の電車賃で中心部に出られるし、レンブラントやフェルメールで有名な国立博物館、その隣りのゴッホ美術館、ちょっと離れたところにはアンネ・フランクの家…と、世界的にも有名な観光施設が密集している。でも、正直に言うと、アムステルダムで見られる「オランダ」というのはほんの一部に過ぎないのだ。というわけで、今回はアムステルダム以外のオランダ(これまたほんの一部だけど)をご紹介。

まずはアムステルダムから電車で2時間半ほど南下したところにあるリンブルフ州。この辺りは平坦なオランダにしてはかなり起伏があり、牧歌的な風景が楽しめる。オランダでもっとも標高が高いところもこの地域にあり、近くには隣国ベルギー、ドイツと国境を接している「三国点(Drielandenpunt)」がある。

次はアムステルダムから電車で2時間ほど北上したところにあるフリースラント州、北海に面した州である。この地域に住む人々はオランダ語ではなくフリースラント語を話し(と言ってもみんなオランダ語も話すバイリンガルなのだが)、自分たちのことをオランダ人ではなく「フリースラント人」と呼ぶ。道路標識などもオランダ語とフリースラント語が併記されているので、オランダにいながら異国情緒(?)が味わえる場所だ。

さらにアムステルダムから電車・バスで1時間半ほど東に進んだところにある国立公園ホーヘ・ヴェリュエ。ここはオランダで1番大きい国立公園で、園内では自転車を無料で借りられるため、公園中をサイクリングできる。この中にあるクレラー・ミュラー美術館はゴッホの作品を数多く所蔵し、かつアムステルダムのゴッホ美術館ほど混雑しておらず、何より自然の真ん中にある美術館なので、その雰囲気のよさは言うことなし。お勧めの場所である。

そして最後にドレンテ州。アムステルダムからは電車で1時間半程度。日本で手に入るガイドブックで、ドレンテについて書いてあるものは残念ながら滅多にない。これといった観光名所がないからなのだが、この地域はトレッキングやサイクリングにはもってこいの、景色を眺めているだけで楽しいところがたくさんある。ドレンテ州政府もそれを承知しているのか、自然の中を通るコース、かわいい街並みの中を通るコースなど、いろいろなトレッキングコースやサイクリングコースを用意している。

ということで、もしオランダへお越しの際には、ぜひぜひアムステルダム以外の街を訪れる時間を設けてほしい。大都市アムスにはないオランダが見られること請け合い、である。

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