このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

夢じゃないかも!? 海外生活(poroco2000年11月号)

日本(人)との違い
現地に住む日本人
地元の料理自慢
夢じゃないかも!? 海外生活
我が街のクリスマス&ミレニアム
例えばこんなジャパニーズ
お国自慢
オランダは自転車天国
オランダのバケーション
オランダの郊外へ
オランダの「結婚」
残念ながら、オランダに長期滞在するためのビザを手に入れるのはかなり難しい。留学ビザは大学以上のレベルでないとまず下りないし、外国人向けの語学ビジネスも盛んではないので「語学留学」はまず無理である。また、EU出身者以外の雇用にも厳しい制限が設けられているので、就職も簡単ではない。オランダ人と結婚するとこういった規制は一切なくなり、滞在許可も簡単に下りるのだが、相手を見つけるのが楽ではない。というわけで、一番簡単にオランダに滞在する方法は、若干期間は短いが三ヶ月有効の観光ビザで入国することである。例えばオランダ語講座、フラワーアレンジメントの講座など、期間が三ヶ月以下のコースは探せば結構あるし、観光ビザで受講しても何の問題もない。

market.jpg (10647 バイト)オランダの物価、特に食費はかなり安く、牛乳1リットル65円、パン一斤90円、肉100グラム50円、という具合。電車賃も安く、オフシーズンなら例えばロンドンまで往復1万円で行くことも出来るし、国内なら大抵の場所に片道2000円、往復3000円で行かれる。実はこれらの値段には6%または17.5%(2001年より19%に値上げ)の付加価値税が含まれているのだが(オランダの税金は高いのだ)、それでも日本の物価に比べたらかなり安い。ただし、煙草だけは例外で、これは1箱300円と日本よりかなり高い。また、普通の町なら家賃は住む場所のタイプによって1.5万円(下宿など)から6万円(3〜4LDKの家)だが、アムスのような大都市は事情が異なり、安くても4万円くらいはする。(写真左上:市民の台所、青空市場。食品の鮮度、お値段など、スーパーとは比べ物にならないくらいグッドである)

house.jpg (14983 バイト)最後に、オランダに三ヶ月滞在するのであれば5月から9月の間がお勧め。この時期なら夜9時過ぎでもまだ明るいし、木々の緑や花々が最も美しいのもこの時期だから、オランダの魅力を十分堪能できるはずである。
(写真右:オランダの生活に緑は欠かせない。というわけで、あちこちでこんな家を見かけることが出来る)

一ヶ月の生活費は家賃3万円+食費2.5万円+交通(旅行)費1万円+光熱費1.5万円(税金が高いので日本より割高)+電話代5千円+その他1.5万円=10万円。ただしこれはちょっと控えめに計算しているので、住む場所や電話の利用頻度等によってはこれより高くなる。

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