お国自慢(poroco2001年4月号)
オランダの魅力を一言で言うなら、私はやはりいろいろな意味での「居心地のよさ」ではないかと思う。家は適度に広いし、物価も安い。所得税は40〜50%と高めだが、あちこちで「払った税金が国民にきちんと還元されている」と実感出来るのであまり不満はない。また、見事な都市計画のおかげで、都会のすぐ近くでも自然を満喫できるところがあちこちにある。休暇も取りやすく、社会人でさえ「夏休みは4週間」が当たり前である。(写真右：アムスから車で1時間も走れば、景色はこんなにのどかになる）
人口の5%を外国人が占める、というお国柄のためか、外国人に対するシステムも整っている。人によっては(私もそうだったが)オランダ語学習のための費用も自治体に負担してもらえたりするし、5年住んだ外国人には地方選挙の投票権も与えられる。また、オランダの公用語はオランダ語だが、よほどの田舎でない限りどこでも英語が通じるし、「ガイジンだ」とジロジロ見られることもない。これでもう少し天気がよく、もう少し食べ物がおいしければ…と思うのはやはり贅沢だろうか。（写真左：やはり花の国、オランダ。こんな見事な庭園があちこちにある。入場料? もちろん無料!）