田口線は段戸の木材を運ぶ目的で建設された全長22.6kmの線路です。途中には森林鉄道もありますが、田口線と言えば本長篠から田口を結ぶ線路を指します。 当時は観光などで賑わい(鳳来寺などは特に多かったようです)を見せていたが、交通機関が発達してくると鉄道を利用する人は減少してきます。さらに過疎化もあり、経営は困難となってきました。 地元の人にとってはとても貴重な交通手段であったので、署名などと集め何とか存続を願ったようです。しかし、その後台風により田口〜清崎間で甚大な被害を被り、結果として廃線に追い込まれてしまいました。
その後一部は道路に整備され、バス化されていましたがそれも無くなり、現在の道路になったようです。また当時の車両は破棄されたものもあれば渥美線などで使われるものもあったようです。
田口線の駅と停留所は
①鳳来寺口(現・本長篠)
②三河大草
③鳳来寺
④玖老勢
⑤三河大石
⑥三河海老
⑦滝上
⑧田峯
⑨長良前
⑩清崎
⑪鮎淵(季節に限って停留所)
⑫三河田口
となっています。