このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

ヨーロッパ鉄道博物館巡り

【スイス】 スイス(ルツェルン)交通博物館

Verkehrshausder Schweiz(Verkehrshaus Luzern)”

 

●アクセス

 ルツェルン中央駅(Luzern HB)からトロリーバス№2で約10分

 フェルケールハウス(Verkehrshaus)下車すぐ

 または、湖上船リド(Verkehrshaus-Lido)下船すぐ

●URL
  http://www.verkehrshaus.ch
 ※営業日、営業時間、入場料などはこちらでお調べください
●見学所要時間(あくまで「いのさん的」に…)

 鉄道だけでも2〜3時間は欲しいです。

 他もじっくり見たら半日は掛かるかも…。

 

 スイス交通博物館へは、チューリッヒからICで1時間。ルツェルン中央駅からトロリーバスで約10分のフェルケールハウス(Verkehrshaus)停留所で下車、すぐのところにあります。ここは、鉄道の他にも、自動車、航空機の実物、さらには宇宙開発に関する展示(プラネタリウムもあります。)もあり、一日居ても飽きないでしょう。

 館内に入り驚いたのは、なんと日本語のパンフレットが置いてありました。さすがは観光国スイスです。広い玄関ホールを抜け、早速鉄道ホールに入ると、館内は広く明るく、車輌もゆったり展示されているので、屋内でも撮影しやすかったです。パンフレットによると、線路は1000m以上に、60余両の車両だそうです。この博物館の車輌を見て興味をそそられるのは、山に囲まれたスイスで急勾配を克服するために考えられてきた車輌の構造です。大型蒸気機関車C5/6は4シリンダーのE型。他の国でこんな機関車にはなかなかお目にかかれません。電気機関車では有名なクロコダイルもここに保存されています。スイス最初の機関車「リマト」号は展示はホールに入って左奥に居ました。屋内奥には鉄道模型パノラマ。SBBゴッタルド線のライブ映像を追うような展示など、実物以外でも楽しめるものが多かったです。

 

 屋外にも展示スペースが設けられているのですが、「なぜこんなところに?」と首を傾げてしまったのは、中国の本線大型蒸気機関車「前進型」。展示には漢字で「前進」と書かれたパネルが並び、搬入の様子が紹介されていました。ヨーロッパの車両よりも大きく、車体を斜めにしてトレーラーに乗せられている姿は滑稽でした。

 

 鉄道の他には、自動車館、宇宙館など、展示内容によって建物が分かれ、中庭にはスイス航空の旅客機が置かれ、とても充実しています。体験できるアトラクション的な展示が多いので、鉄道だけの目的で来るのはもったいないでしょう。明るくてきれいな、スイスらしい博物館でした。

 

※オススメ情報

 晴れた日は中庭のカフェテラスで一服。気持ちいいです。ミュージアムショップは鉄道に限らず、いろいろなものがあります。少ないながら鉄道模型も置いてありました。カラフルなSBBの食堂車を思わず衝動買い。私が買ったはじめてのHOゲージでした。

 

1996年訪問

↓ クリックすると拡大画像が見られます ↓

lum04.JPG (25541 バイト) スイスの1号機関車

「リマト」号

lum01.JPG (28994 バイト) 登山鉄道の車両

動力はもちろん蒸気!!

lum03.JPG (24386 バイト) ロータープファイル」

愛嬌のある顔です

lum02.JPG (31824 バイト) どこかで見たような…

飯田線の流電クハ52にそっくり

lum05.JPG (23869 バイト) 有名な「Be6/8Ⅱ」型

愛称は「クロコダイル」!!

lum07.JPG (26948 バイト) 古いチューリッヒのトラム
lum09.jpg (60249 バイト) ゴッタルド越えで活躍した

「C5/6」型蒸気機関車

lum10.jpg (40781 バイト) 4シリンダーの様子は

ピットから見ることができます

lum08.jpg (67940 バイト) なぜか中国の「前進型」が!!
lum11.jpg (58965 バイト) 中庭にはスイス航空の旅客機が
lum06.JPG (20459 バイト) 自動車館に仲良く展示された

「2CV」と「ビートル」

 

ヨーロッパの鉄道博物館

●  ヨーク国立鉄道博物館 【イギリス】
●  ロンドン交通局博物館 【イギリス】
●  ミュールーズ国立鉄道博物館 【フランス】
●  DBミュージアム ニュルンベルク 【ドイツ】
●  ドイツ蒸気機関車博物館 【ドイツ】
●  ドイツ博物館 【ドイツ】
●  スイス(ルツェルン)交通博物館 【スイス】
●  ウィーン産業技術博物館 【オーストリア】
●  オーストリア鉄道博物館ストラスホフ  【オーストリア】

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