このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

ヨーロッパ鉄道博物館巡り

【イギリス】 ロンドン交通局博物館

London's Transport Museum”

 

●アクセス

 ロンドン地下鉄・ピカデリー線

 コベントガーデン(Covent Garden)駅すぐ

●URL
  http://www.ltmuseum.co.uk
 ※営業日、営業時間、入場料などはこちらでお調べください
●見学所要時間(あくまで「いのさん的」に…)

 1〜2時間あれば。ロンドン観光の合間にいかが。

 

 ロンドンの名物と言えば、2階建てバスとチューブ。鉄道発祥国の都市交通は、120年の歴史があります。アクセスには「地下鉄コベントガーデン駅下車」と書きましたが、ここへはこれまたロンドン名物の「ロンドンタクシー」で向かいました。

 

 館内はさほど広くはありませんが、ロンドンの都市交通を支えてきた車輌たちでぎっしりです。馬車鉄道時代の二階建て客車から、二階建てのトラム、二階建てのトロリーバス、そして二階建てバスと、二階建てだらけです。背が高いので、これら二階建てシリーズは1階に、二階建てじゃない地下鉄は2階に展示されてます。なんかイギリスお得意のジョークのよう…。

 

 鉄道ファンならやはり、メトロポリタン鉄道の「23号機」に興味を引かれることでしょう。地下を走る機関車だけに、キャブ(運転台)は屋根が無く、煙対策なのか、地上を走る機関車にはない太いパイプが走っていたりします。連結されている客車はコンパートメント方式で、内装も豪華です。今日の地下鉄では考えられませんね。最初はやはり限られた人しか利用できなかったのでしょうか?

 

 この博物館で面白いのは、ろう人形で当時の人の様子を再現してあるところです。地下鉄工事の現場を再現してあるところでは、労働者が息を切らして(音声が流れる)作業していますし、車内を再現したところでは、子供が窓の外に夢中になっています。馬車鉄道の客車を引っ張っている馬もとてもリアルです。また、模型などを使った解説や、パネル写真などがきれいに配置されていて、実物以外でも楽しいものがいっぱいです。ぜひいろんなものに触れて回ってください。

 

※オススメ情報

 ミュージアムショップのオススメは、赤・白・青のユニオンジャックカラーの「LONDON TRANSPORT」のロゴが入ったグッズの数々。地下鉄路線図がそのままプリントされた傘やTシャツは日本でも販売されたようです。ピンズもさりげなくてかわいいです。

 

1995年訪問

↓ クリックすると拡大画像が見られます ↓

ltm01.jpg (95142 バイト) メトロポリタン鉄道「23号機」(1866年製)

世界初の地下鉄は蒸気機関車だった

ltm02.jpg (96693 バイト) その後、電気機関車に変わる
ltm04.jpg (88676 バイト) 機械室の様子も見られます
ltm03.jpg (84819 バイト) ろう人形で当時の様子が再現されています

子供は外を見たがるものです…。

ltm07.jpg (86852 バイト) こちらは圧縮空気機関車
ltm06.jpg (88619 バイト) 歴代の2階建てバスも展示されています
ltm05.jpg (86344 バイト) 2階建て「トロリー」バス

 

ヨーロッパの鉄道博物館

●  ヨーク国立鉄道博物館 【イギリス】
●  ロンドン交通局博物館 【イギリス】
●  ミュールーズ国立鉄道博物館 【フランス】
●  DBミュージアム ニュルンベルク 【ドイツ】
●  ドイツ蒸気機関車博物館 【ドイツ】
●  ドイツ博物館 【ドイツ】
●  スイス(ルツェルン)交通博物館 【スイス】
●  ウィーン産業技術博物館 【オーストリア】
●  オーストリア鉄道博物館ストラスホフ  【オーストリア】

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