このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ヨーロッパ鉄道博物館巡り |
【オーストリア】 ウィーン産業技術博物館 “Technics Museum Wine” |
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まず、お断りしますが、もともとこの博物館にあった実物の鉄道部門は、新しくできた 鉄道博物館 (ストラスホフ) に移されています!! したがって、ここ「ウィーン産業技術博物館」の鉄道部門は、模型中心になっています。実物の車両目当てで行かれる方は要注意!! ちなみに鉄道博物館は下記の通りです。蛇足ですが、鉄道博物館は「ウィーン産業技術博物館」の別館扱いになっています。
さて、私はこの移転情報を知らずに訪問してしまったので、館内のこの案内を見てびっくりでした。しかも時間が無かったので鉄道博物館には行けずじまい…。案内を見ると鉄道博物館はかなり充実しているようです。もともとウィーン観光のついでに立ち寄っただけなので仕方がないのですが、結構後悔しています。皆さんはお間違えの無いように。
実物の車両があまり無いのは残念ですが、全く無いわけではありません。オーストリア鉄道創世記の蒸気機関車に、宮廷車両、鉄道馬車時代の客車。それに蒸気機関車のボイラーや足回りが少し展示されています。鉄道の展示エリアは模型中心となります。吹き抜けを望む一角には、中規模ですがメルクリンの本格的レイアウトもあり、子供たちの人気の的となっています。走り回っている車両はもちろんオーストリア国鉄ÖBBの列車たち。鉄道の歴史をたどる展示コーナーには、山国らしく、トンネルの掘削技術や、鉄橋の架橋技術が精巧な模型で展示されています。蒸気機関車大好きな私としては、ギースルエジェクターの模型に興味を惹かれました。
また、この博物館では、鉄道だけでなく、自動車、航空機など、交通全般の展示もあります。自動車のコーナーではホンダのF1用V10エンジンが置いてありました。なんでだろうと少し考えましたが、ここオーストリアはF1ドライバー、ゲルハルト・ベルガーの出身地でしたね。オーストリアならではというところでは、楽器の技術の展示なんてのもあります。
館内は最近改装されたようで、とてもキレイです。1階にはおしゃれなカフェもあるので一息つくのに最適です。無機質な機械の展示にコーヒーの香りというのが、オーストリアらしいですね。
※オススメ情報 大き目の荷物はエントランスホールにあるコインロッカーに預けることができます。ミュージアムショップは入口を入ってすぐのところにあり、書籍などが充実しています。 地下鉄U4のシェーンブルン駅は、シェーンブルン宮殿の最寄り駅。一つ先のヒーツィング(Hiezing)駅のそばには、建築家オットー・ワーグナー作の宮廷専用駅があります。一緒に見学してみては いかがでしょうか?
※オマケ 産業技術博物館の裏手には、ウィーン西駅への国鉄線が通っており、多くの国際列車が行き来したり、入換をしたりしています。高架になっているので見晴らしは悪いですけど…。その高架をくぐったところにこじんまりとした鉄道模型屋さんを発見しました。マニア向けといった感じでしたが、価格は市内の有名店と変わらない値引率だったので立ち寄ってみては?ただし免税手続きはやってくれるかどうか知りませんので、悪しからず…。この店に限らず、ウィーンにはドイツの街に負けず劣らず鉄道模型店が多いので、コレを求め歩く方にも充実した街です。「今度、ウィーンに行ったら、必ず鉄道博物館に行ってやる!!」と心に誓ったのでした。 (そして2009年にリベンジを果たしました。その様子は コチラ 。)
2003年訪問 |
数少ない実物展示の宮廷車両 | 宮廷車両のベッドルーム |
古典蒸気も展示 | 鉄道馬車時代の客車 |
メルクリンのレイアウト、ÖBBの列車が走り回る | 飛行機など他の交通機関についても展示されている |
◆ヨーロッパの鉄道博物館◆ |
● ヨーク国立鉄道博物館 【イギリス】 |
● ロンドン交通局博物館 【イギリス】 |
● ミュールーズ国立鉄道博物館 【フランス】 |
● DBミュージアム ニュルンベルク 【ドイツ】 |
● ドイツ蒸気機関車博物館 【ドイツ】 |
● ドイツ博物館 【ドイツ】 |
● スイス(ルツェルン)交通博物館 【スイス】 |
● ウィーン産業技術博物館 【オーストリア】 |
● オーストリア鉄道博物館ストラスホフ 【オーストリア】 |
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