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　　　　　　　　　　　　　中国のインスタント麺　　　07.01.26更新

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2007年１月5日にインスタントラーメン産みの親である安藤百福さんが亡くなりました。前日の仕事始めでは幹部社員に訓示し、賀詞交換会と役員との昼食会に臨んだとの事です。インスタントラーメンは「２０世紀最大の発明の一つ」と言われており、その苦労話は「魔法のラーメン開発物語」に詳しく書かれています。　あらためてご冥福をお祈りいたします。　　07.01.06
■中国のインスタントラーメン（方便面）
インスタントラーメンは中国語では「方便面」といいます。方便(fangbian)とは「便利のいい」という意味でコンビニも「方便商店」という名前が使われており、思わず「なるほど」と唸なるような名前を使っています。　ラーメンの本場中国と言っても”インスタントラーメン”のルーツは日本、日清食品の安藤百福会長が１９５８年（昭和３３年）に開発したチキンラーメンが始まりです。詳しくは日本経済新聞社発行の”魔法のラーメン開発物語”で紹介されていますが、朝の連続ドラマ”てるてる家族”にも時々出ていました。　遠い昔の話、中学生の頃、たまに勉強すると日清のチキンラーメンが夜食に出ていました。ほとんど勉強なんかしていませんでしたが、母が作ってくれるチキンラーメンを食べたくて勉強するふりをしていたのを思い出します。そのチキンラーメンは上海でも売られていますが1個１０元、街のラーメン屋で食べるラーメンが1杯３元だから、中国価格に慣れて来ると思わず「高い！！」と思うほどの値段です。	日本語版	中国語版
ここで紹介するラーメンは全て日清ラーメンばかりですが、その理由の一つは、安藤百福会長の大ファンである事。二つ目は、インスタントラーメンを通じて日本と中国のラーメンの違いを理解するには日清ラーメンが一番わかりやすいと思うからです。
■中国インターネット情報　：　インスタントラーメン、消費量1人当たり21個
2004年3月12日　大型スーパーに行くと、必ずといってもいいほど買い物カゴにはインスタントラーメン類が入っているほどラーメン好きな中国人。夜行列車に乗っても、旅の友はカップラーメンといっても差支えがないほど、ラーメンをすすっている。3月10日に上海で開かれた第4回世界ラーメンサミットでは、全世界で652.5億食消費されたインスタントラーメンのうち、277億食は中国が消費し、1人あたりの年間消費量は21食というデーターが発表された。今回の会議には日本からはラーメンの発明者で日清食品の創業者、安藤百福氏が94歳という高齢にも関わらず参加なされ、公演された。
■中国のインスタントラーメンは口に合わない
中国のインスタントラーメンは不味い！！　と言うより日本人の口に合わないと言った方が正しいか・・・　中国で最も食べられているのが”五香牛肉麺”　五香は①山椒　②八角　③肉桂　④ウイキョウ　⑤丁子のつぼみ　これが問題です。なかなか口に合わない、いろいろ食べ比べて見た結果、日清の”海鮮麺”が日本のシーフードヌードルに近い味で食べやすいくらいですね。　一方、中国人から見ると日本のラーメンは量が少なくて不味い・・・日清ラーメンも当初は日本味のラーメンを持ち込み売れなかったとかいう話がありますが、当然といえば当然ですね。

■香港製日清「出前一丁」

　いつも食べるインスタントラーメンはほとんど日本製ですが、香港製の日清「出前一丁」を見つけました。全部で１４種類、値段は３．８元、中国製に比べると２−３倍くらいですが、日本製に比べると３／１程度、味比べのために一個づつ買ってみました。

　右の１つが日本製、赤い香港製はオリジナルか？　何の味か書いていないけど同じ味だろう。それにしても１４種類とは多いですね〜　ここまで来たら全部集めて見たくなりました。まだ上海で作っている日清ラーメンを紹介していませんが、香港製の方がカラフルで楽しいですね。

04.11.11 　カレー麺、肉すう麺の２個を発見！！　合計１６種となりました。
　

日本製　ごまラー油

香港製　ごまラー油

九州猪骨濃湯味

東京紫菜醤油麺 zicai jiangyoumian

沙＊麺 shadiamian サティ麺

海鮮味 haixianwei

鶏蓉味 jirongwei

鮮蝦麺　xianxiamian

ＸＯ海鮮麺 xohaixianmian

五香牛肉味 wuxiangniurouwei

香辣海鮮麺　xiangla haixianmia

香辣麺 xianglamian

北海道麺鼓湯麺

紅焼牛肉麺

神戸照焼牛肉湯麺

肉すう麺　rousimian

カレー麺　galimian
　

出前一丁　日式烏冬　

出前一丁　日式烏冬

出前一丁はラーメンばかりかと思っていましたが、烏冬（うどん）を発見！！なんと色はピンクとど派手なデザイン、日本ではありえない色彩です。

はっきり言って　「邪道」　やりすぎです。
味は（うどん＋ラーメン）／２
「どんべえ」の方がはるかに美味い

広州で順徳日清製の出前一丁のカップラーメンを発見！！　値段は3元（45円）と格安です。昨年シンガポールで見かけたのとは少し違うようです。　麺は鶏卵麺が使われています。

醤香牛肉風味
　　

猪骨濃湯風味

醇香麻油風味　chun xiang ma la

■香港製日清カップヌードル

カップヌードルを発見！！よく見たら香港日清で作られたもので、中国名「合味道杯麺」　全部で６種類あったので、上の出前一丁と同じく一個づつ買いました。食べる前に記念写真　値段は９元（約１２０円）　日本製のカップヌードルは２０元くらいだから約半額ですが、中国製に比べると２−３倍の値段です。　

冬菇鶏肉杯麺mushroom chickin

五香牛肉杯麺　beef

鶏肉杯麺　chicken

香辣海鮮杯麺　spicy seafood
　

curry海鮮杯麺　seafood curry

香辣牛肉杯麺　spicy beef

蝦杯麺　prawn
　　

海鮮杯麺　seafood

蟹柳麺　crab

■上海製日清カップヌードル

　同じカップヌードルでもこっちは地元上海製です。名前は「開杯楽　kaihuailu」デザイン・パッキング共に全く違います。どちらかと言うと中国デザイン・中国味、中国値段、値段は香港製の半分・・・　その理由はメーカの違いです。上の香港製は「香港日清」　下の上海製は「上海日清食品有限公司」　たぶん合弁会社だと思います。

　広い中国、地方によりラーメンの味も変わっています。南方のラーメンは細麺・さっぱりしたチキン味なのでどちらかというと日本人の好みと同じだと思います。そんな訳で食べ比べて見ると香港製に軍配が上がります。

　

香濃叉焼面
　

五香牛肉面

海鮮面

蝦仁原味面
　

意大利牛肉面

■ＵＦＯ　　上海日清

ついでにＵＦＯを買ってみました。最近の日本のＵＦＯに比べたらどうなんでしょう？　焼きそばのポイントはあのソースの味ですが、残念ながらあのソースの香りがしないので少し物足りません。

蝦仁炒面味面
　

魚香肉すう味面

鉄板牛肉味面

■炒面大王

中国の焼そばは当然と言えば当然・・・日本と全く違う味です。　この焼そばを上手く食べる方法は「日本製焼きそばソース」を使って作り変える事です。最近は内蔵されているソースは全部捨てて、日本製焼そばソースばかり使っています。

紅油辣肉風味
　　

八宝辣醤風

葱油肉すう風味

■面道　　上海日清

日本のどの銘柄になるのでしょうか？　麺の重量は103gだからデカ王より小さいようです。　値段は3.5元だから、日本円では50円、ビール一本の値段と同じだから高い気がします。

ちなみに「手扞面風味」というのは「手打ち麺風味の事。

腐乳鈍肉味面

原汁猪骨味面

汁錦海鮮味面
　　

精鈍牛肉味面

川椒牛肉味面

■アメリカ製カップヌードル

行きつけのスーパーで変わったカップヌードル発見！！　よく見るとmade in usa のカップヌードル、値段は6.6元　約100円です。日本製を買うより安い、遠いアメリカから輸入するのに安いとは製造コストの違いか？

salsa picante chicken flavor
　　

spicy chile chicken flavor

salsa picante beef flavor

■アメリカ製袋麺

アメリカ製の日清ラーメンがありました。名前は「Top Ramen」　中国語では「日清鮮蝦味速食面」といいます。値段は３元　香港製より安い、日本製に比べると1/3　なぜこんなに安いのか？
カップラーメンも同じですが、包装の品質は中国製より落ちる気がします。上のアメリカ製カップヌードルは蓋がはげかかっていました。このラーメンの袋もなんか危なそうな感じです。
　　

orental flavor

chicken flevor

poke flavor

beef flavor
　

shrinp flavor

■シンガポールのカップヌードル（タイ製）　06.11.29

加沙杯面

シンガポールのセブンイレブンでカップヌードルを見つけました。タイ製ですが、香港日清で作っているのと同じようです。ワザワザ海外から買って帰るようなものではありませんが、上海にはないので一個づつ買いました。
漢字で書いている事、中国人の好みに合わせている事から、シンガポールバージョンらしいです。

出前一丁のカップ麺もあるようですが、残念ながら見つかりませんでした。