このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句
まゆはきを俤にして紅粉の花
出典は『奥の細道』。
元禄2年(1689年)5月17日(陽暦7月3日)、芭蕉は尾花沢の鈴木清風を訪ねた。
尾花沢にて清風と云者を尋ぬ。かれは富るものなれども、志いやしからず。都にも折々かよひてさすがに旅の情をも知たれば、日比とゞめて、長途のいたはり、さまざまにもてなし侍る。
涼しさを我宿にしてねまる也
這出よかひやが下のひきの声
まゆはきを俤にして紅粉の花
蠶飼する人は古代のすがた哉 曾良
尾花沢市に
「おくのほそ道」尾花沢碑
がある。
眉掃きは白粉
(おしろい)
をつけたあとで眉を払う小さな刷毛
(はけ)
。
『俳諧書留』
に「立石の道にて」と前書きがある。
5月27日(新暦7月13日)、芭蕉は尾花沢の人々に勧められ、
立石寺
に向かった。
山形領に立石寺と云山寺あり。慈覚大師の開基にて、殊清閑の地也。一見すべきよし、人々のすゝむるに依て、尾花沢よりとつて返し、其間七里ばかり也。日いまだ暮ず。
この句は
『猿蓑』
にも収録されている。
紅花
宮城県仙台市の
野草園
山形県東根市の
斎藤本店
天童市の
「天童タワー」
、本町2丁目の
「さかい軒」
前、
「芭蕉おもかげの丘」
山形市の
専称寺
、
千歳山公園
福島県郡山市の
天性寺
に句碑がある。
斎藤本店の句碑
「芭蕉おもかげの丘」の句碑
天性寺の句碑
三重県伊賀市の
「だんじり会館」
に英訳句碑がある。
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