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愛知・岐阜 県道16号線 愛知県犬山市~岐阜県多治見市 平成23年9月19日 来訪 |
ジャングル抜けて中央道の前へ。
高規格自動車道と放置プレー県道が金網フェンス一枚で仕切られる趣き。
植物を切り払っても精々一車線ギリギリだった状態からこの箇所は割合スペースが取られた広場となっている。
やはりこの場所、中央道建設時の資材搬入口に使われていたのではないか?
この箇所は中央道とr16の路面の高さが一致している事からも搬入路という可能性はかなり高そう。
さて、これから進むべきr16の進路をみてみよう。
管理用道路のような雰囲気(実際にそう使われているのかも)で中央道へ寄り添っていくr16。
凄まじく怪しげな雰囲気だが、中央道『側道』区間に関しては通行に困難な箇所が無いことを事前に確認していた。
それはそうだ、この『側道』が通行不能なぐらい崩れていたりしたら、横の高速だって危険な状態になってしまうのである。
迂回した時点で通過が気がかりだったのは、この区間までであり、中央道横まで来た事で通り抜けの勝算はかなり高まった。
・・・と思った途端この状態だよ。
行先にの向こうまで続く藪の海。
正直言って「行きたくねぇ。」
一瞬立ち止まって身を引いてしまった。
が、ここまで来て引き返す訳には行かず鬼のような藪漕ぎ開始。
雑草が熱々のエンジンに擦れて焼け焦げる臭いが鼻に付く。
林の中へ入ると植生密度は低くなるが・・・
わかるかな?画面中央にナンカいるの。(画像にカーソルを)
ピンボケしまくっているが、デッカイ蜘蛛が眼前に。
それこそ蜘蛛達の集合住宅地ともいえるぐらい蜘蛛の巣だらけ。
2世帯、3世帯住宅もザラで皆さん羽振りがいいのか大変体格がよろしい。
そんなのが襟元辺りでモゾられたマジ悲鳴上げちゃう。
簡単に抜けられると思ったのにまさかの苦悶の道。
なんかもう、体のどこかでカサコソしてる気がしてならないの。
自分が子供の頃、21世紀と言ったら
こんなカッコイイ世界
になると信じていた。
しかし、リアル21世紀になってみたらハイテクマシーンと原始的ツールが共存するカオスな世界となっていた。
スマホGPSで位置確認しながら小枝ブンブン振り回して蜘蛛の巣を掻き分け、多くのハイブリットカーが走る高速道路横の放置崩壊県道を往く。
・・・ある意味想像以上に愉快で楽しい世界になっているのかも。
いきなり路面の砂利が新しくなった。
足元フラット。
これは愛知側から来た時に引き返した所から見た光景と同様の雰囲気。
・・・という事は『破局』は近い。
怪しげな県道から怪しげに分岐していく怪しげな高速下を抜ける道。
地図で行き先を確認
するが、地下道の表記があるだけで中央道抜けたら道はナシ。
なんでやねん。
この南側には大きなゴルフ場があるが、この為の管理道とも思えないんだが・・・
怪しげ地下道分岐傍。
我が行く手の道脇に掲げられる警告看板。
『通行不能(この先車両での通行はできません)』
ええ、知っていますとも。
さあ覚悟はいいか?
高速道より離れ、木々の暗がりに消えていく道。
その境界に積み重ねられる土嚢。
脇には十数年は放置されていると思われる廃車。
「行く手の状況」を見て引き返そうとした所で斜面に落ちてしまったのだろうか?
少し岐阜側に戻った所にも赤い廃車体。
死屍累々。
土嚢の階段下を覗く。
高さ1m程の段差。
数時間前に立ち寄った時と変わらないし、変わる訳も無い。
ただ、登るときより下る時の方が心理的に高く感じる。
また状況を知っているだけに僅かな躊躇を感じるが、これで引き返しては意味がない。
ここは一つ、一気に・・・
叩き落とす。
もう戻れない。
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