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西鉄バスファンのためのバスツアー第12弾

2016年3月19日土曜日、

第11回目となるバスツアーを開催しました

 

今回は日田バス様のご尽力により、同社待望の新車貸切バス「いすゞガーラ」で日田バス管内の日田・九重地区を楽しむ行程とさせて頂きました。

また日田バス本社で特別に部品販売会をセッティングして頂き、前回ダイヤ改正で不要となった大量の方向幕をご用意くださいまして、久々にコレクターの皆様の血が騒ぐ場面も。。

 

天候は晴れの予報にも関わらず、小雨ぱらつく雲となりましたが、楽しい時間をご一緒させていただくことが出来ました。 

 

この場を借りて、日田バス様、御参加の皆様に心より御礼を申し上げます。 


▼もくじ

【前半】久留米 発〜吉井〜日田


 

  【後半】日田〜九重夢大吊橋〜久留米 着


 

 

 


西鉄久留米.JPG

今回の集合場所は西鉄久留米。

日田からの回送にかかる時間とコストを減らすため、こちらとさせて頂きました。

★回送・・と言っても、貸切バスにかかる営業免許の関係で、スタッフが既に乗車しています(久留米からの乗車ではNG)

 

西鉄久留米バスセンターに入線する今日の乗車車両、西鉄観光カラーを纏った日田バスガーラ505号車。

 

後ろのロイヤルハイデッカーは、西鉄バス久留米の臨時送迎用です。

 

西鉄バス久留米先端の0番乗り場。

利用できる時間は約10分間。素早く受付を済ませた上で、撮影タイム!

 

▼久留米〜空港線の新車高速バスガーラ(1005号車/久留米京町営業所所属)と日田バスガーラの並び。背景には福岡の地元百貨店岩田屋の看板を入れて。

・・時代のギャップを感じます。

西鉄バス,ガーラ.JPG

ガーラの車内.JPG

車内はスタンダートながら、

青系のモケットでまとめられた清涼感溢れるムード。

 

後方はお決まりのサロン使用!

 

 

こちらで全員がお揃いになりいざ出発。

遠くは千葉県から、関西、熊本まで、全国各地から「西鉄バスファン」にお集まりいただきいました。

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今日の運転士の方。

 

いすゞガーラの就航以来、担当車としてハンドルを握ってあるとのことです。

 

国道210号線を吉井方面へ!

 

 


日田バス505.JPG

久留米から東へ小一時間。

うきは市吉井の 「JAにじ耳納(みのう)の里」 で途中休憩。

 

吉井営業所にも近い、JAの産直販売所です。

 

ここで皆さんお買いもの・・は手際よくお済ませになり、たちまち撮影タイム。

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新緑美しい耳納連山を背景にバスの写真を・・、

と考えていましたが、生憎の曇り空!

 

しかし、雲の切れ間から山麓が見え隠れする、雄大な光景を見ることが出来ました(写真下▼)

日田バス新車.JPG

日田バス505.JPG

久留米の乗車時点では撮れず仕舞いだった、

ど正面からも一枚!

 

 


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バスは田園地帯を抜けて、一路日田へ!

 

車内では恒例の「部品販売会購入の順番を決めるくじ引き大会」を実施。

運命のくじ引きを終えた皆様の、悲喜こもごも、阿鼻叫喚のお声を耳にしながら、ガーラは、虹峠・夜明の谷沿いの道を悠然と進みます。

 

ちなみに今回の昼食会場とさせて頂いた 「日田天領水 元気の駅」

近年急速に知名度を上げるミネラルウォーター「日田天領水」の工場の隣に併設された道の駅的な存在です。

 

事前に日田バス様に昼食会場を相談したところ、ぜひにとイチオシ頂いたのがココのブッフェレストラン「銀の鈴」

『早くしないと予約で埋まりますよ!』とのことで、慌てて電話予約!当初の希望していた時刻では確保できず、やや早めの昼食となった次第でした。

ED76 91.JPG

 

▼(写真下)ブッフェレストランでの昼食。確かに前評判と違わず、地元食材を使ったふんだんな種類・量の昼食。普段は『食が細い』ツアーなんですが、この時ばかりはお代わりが多発。デザートや食後のコーヒーまでしかと堪能しました。

 

 

▼(写真左)こちらの道の駅のもう一つの名物。

九州を駆け抜けたブルートレイン2両と電気機関車が保存・公開されています。

 

 

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ブルートレインの個室寝台へ潜入。


初めて見ましたが、予想外に広く快適そうな印象を受けました。

一昔前のモダンな雰囲気、これで夜を駆けることの風情は、想像できないほど素晴らしいものだったんでしょう・・。

 

(鉄道に詳しくなく申し訳ありません)

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他にミニ列車を運転される方あり、なかなか楽しませて頂きました。

 

 

あっと言う間に出発時刻。

 

 

▼曇りなりに、光線の具合を気にせずバス撮り。

磨き抜かれた、ボディの白い透明感もそのまま表現。

西鉄観光ガーラ 日田バス.JPG

 

 


日田バス営業所.JPG

日田天領水から5分ほど。

日田の地では「三隈川」と名を変える筑後川沿いの温泉街のほど近くに位置する、日田バスの本社営業所

 

日田や玖珠方面へ向かうローカル系統のほか、福岡〜日田高速「ひた号(日福線・にっぷくせん)」はもちろん、日田バスが共同運行する「ゆふいん号」「黒川温泉高速」などの高速路線を一挙に所轄する営業所です。

構内に目立つのは、路線バスよりも高速バス。

九州の地方都市らしい光景です。

 

こちらでは特別のご高配を賜り、参加者限定の「部品販売会」「営業所見学会」を開催して頂きました。

 

乗車してきた505号車、ドライバー様の入念な手入れが施されており、利用者としてもただただ頭の下がる思いです。 

(参考)日田バスホームページ

西鉄バス営業所.JPG

営業所の隅の洗車スペース。

後ろはすぐに壁ですので、バックで入るのでしょうか??

 

ちょっと前まで日田バスオリジナル塗装の中型車が、最近は福岡や北九州で大量離脱した58MC中型車の印象が強いのですが、

まさか96MCも移籍しているとは!

(元那珂川営業所の9103号車)

 

玖珠方面、豊後森へ向かう中距離便です。

 

 

 

さて、お楽しみ部品販売会。

2015年12月の大幅なダイヤ改正を受け使われなくなった方向幕をまとまった数出品して頂きました。

 

★天神系統と博多駅系統の分離、日田側を日田温泉入口まで路線延長など。

西鉄高速バス,方向幕.JPG

sceneB20160319tour_026.JPG

 

販売会の様子&出品物より一部をご紹介

 

▼(写真左)未だ出回る機会が非常に少ない「B型高速」の前幕。路線バスと同じサイズのダイナミックな高速幕は、コレクターの皆様からも人気です。

 

▼(写真右)持ち時間内で懸命に幕をめくる主催メンバーの雄姿。

おじらん号.JPG

OJIRAN号.JPG

 スーパーノンストップ「おじらん号」の表記違い。

 

2011年〜2013年頃?の期間限定で運行されていた系統です。独特のフォントを用いるなど力の入れようがうかがえます。日田バス担当でも「高速」標記の有無で2種が存在していたようです。

ちなみに西鉄は「OJIRAN」を前面に打ち出したタイプでした。

高速バス黒川温泉.JPG

▲写真左)2009年の杖立温泉停車開始後に新調された幕でしょうか。日田バスの高速路線の伝統を守った「都市高速」入りです。

レアな方向幕.JPG

▲写真右)2013年頃から見られるようになった新幕。黒字に白抜き文字という、西鉄グループ幕では非常に珍しいタイプです。温泉マークを2つも付けて、英文字も「SPA」入りに。温泉が特に強調されています。

 

高速 福岡〜黒川温泉線の新旧。

 

熊本県の阿蘇の一歩手前の秘境として名高い温泉地、黒川温泉。2005年の臨時運行開始、2007年の定期化以後、4往復にまでじわり増便を重ね運行される系統です。以前は高速も何も標記の無いそっけない幕でした。

 

 

 

 

 

 

日田バス サンライト.JPG

 ▲日田バスの「サンライト」の方向幕には、今まで何故か愛称表記がありませんでした。

2013年頃に入ったこのタイプの幕にはようやく愛称表記が付きはじめましたが、2015年に日田バスがサンライトから撤退。その間の短い期間だけ使われていた貴重なタイプです。

 

ゆふいん号.JPG

▲写真右)2015年4月改正に合わせて作られた『3色団子』こと新しい幕です。

 

*上の2コマは、日田〜大分間の「区間便 各停とよのくに」の幕です。2015年12月に日田側の終点変更により、ピンクコマはわずか8か月で使用終了となった幻ともいえるコマです。
 

*下のコマは日田→湯布院の回送送り込み用「区間便ゆふいん号」で使われていましたが運行開始後8か月で運行終了。このコマもお蔵入りかと思われましたが、その後福岡発のゆふいん号で使われることとなりました。

 

西鉄バス種別.JPG

▲S型高速車に搭載されていた、ひた号の元祖ノンストップ系統の幕。朝夕の通勤用に、平日のみ運行されており、杷木〜福岡までの各停停留所を一気にかっ飛ばしていました。

 

幕の標記は『ノンストップ高速』

一体どっちの種別なんだ・・!という気も若干しますが、なかなか珍しい表記です。

西鉄高速バス,ひた号.JPG

西鉄バス7910.JPG

販売会が一息ついたのちは、営業所構内で撮影タイム。

純正車の増車は、ここ日田バスにも急速に押し寄せています。来るたびに営業所に並ぶ車種がガラリと変化・・。

 

▲写真上)日田バスのハイデッカー高速車がズラリ並んだ駐車場。左より・・

 

*三菱エアロエース4857号車/2014年式

*いすゞガーラ1009号車/2016年式

*日野セレガ7910号車/2015年式

*三菱+西工S型410号車(元西鉄高速3328号車)/1998年式

 

▲(参考)以前の模様

・2011年11月12日 大分道ツアー

・2014年6月28日 福北ラインバスツアー

日田バス1009.JPG

S型を追いやったB高ですら、日田からの移籍が始まる今日この頃。

主力選手は、あっという間にセレガ&ガーラ&エアロエースになってしまいました。

 

1009という車番を聞くと、未だ58MCを連想してしまいます。

西鉄バス4857.JPG

エアロ—エースをローアングルで。

 

セレガと比較して優しい流線型を多用したモデル。

 

同じ衣装(塗装)を身にまとっているのに、男性と女性のような違いを感じます。

西鉄バスエアロエース.JPG

前から見ると、より一層、卵形の断面が際立ちます。

 

幕は福岡空港から博多駅に直通する系統のもの。

東光二丁目や天神通過の標記がかろうじておさまっています。

日田バス272.JPG

ピカピカに洗車された272号車。

 

森駅とは「豊後森駅」のことです。

 

豊後森駅の北側に日田バスの営業所があります。

日田バス521.JPG

西鉄観光「青い鳥」を纏った日田バスの貸切車、521号車。

 

中堅どころの年代ですが、ロイヤルハイデッカーの迫力は健在!

非常に手入れが行き届いているのか、曇りの日でもボディに写りこみが起きるほどピカピカです。

日田バス.JPG

日田バスの路線車たち

山間部路線がほとんどのため、中・小型車が多く在籍します。

▲写真左)リエッセとミディはルーセントカラーの配色を日田バスの「H」に乗せた自社塗装!

▲写真下)少し前の西鉄ローカル路線でお馴染みだったローザです。

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ひたはしり.JPG

▲写真左)ちょっと怪しげな幕をつけた日田市内循環バス「ひたはしり」号。普段はポンチョ3台体制で回しているはずなので予備車でしょうか?

 

▲写真下)日田バスでお馴染みの、まるで格納庫のような立派な整備車庫を背景に中型スマートループ。夜明循環や日田〜杷木線で使われています。

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西鉄バス9718.JPG

日田バスの高速車両の「フラッグシップ」とも言える西工C型、483号車(2007年式)。

 

 

西工C型は日田バスに2台が在籍。

大きな一枚窓、レッグレスト等の路線距離にしては充実の車内装備で、ゆふいん号や黒川温泉高速、とよのくに号各停で、E型やS型に交じって活躍しています。

 

今回は見学用&方向幕勉強会(?)のためにご用意頂きました。

西鉄高速バス車内.JPG

車内探訪。

 

この車、西鉄高速バスの試作的な意味合いを兼ねた年代の珍しい車です。

 

 

日田バス483号車、元は西鉄の高速路線用に作られた旧9718号車

西鉄が「福岡ー鹿児島線/桜島号」に従来の3列シート車に代わり、4列車のテスト導入を試みた時期にデビューした車です

 

同じくC型の4列シート車として、2005年式の4014号車に始まり、2006年式の9494号車、2007年式の9718号車、9719号車を相次ぎ投入。

しかし結局桜島号は全車3列シートを固持することなり、この車の翌年にあたる2008年式以降、九州内長距離高速の主役としてお馴染みの「3列シートC型高速車」が大量投入されることとなりました。

 

結果、4列シートのC型は「皆割フェニックス」や「島原号」「続行車」の運用に入るものの、4014号車とこの9718号車が日田バスに移籍することとなりました。

西鉄高速バス 座席.JPG

 

▲写真左)鹿児島線等での使用を想定した事もあり、レッグレストやマルチビデオの装備を搭載しています。

 

▲写真右)車内を後方から、10列×4列のシートが並びます。

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高速バス トイレ.JPG

 

バスでもなかなか写真に収める機会のない空間、それは「トイレ」

 

車輛後方のトイレのドアを叩いてみました。

 

足元にはすのこがひかれてれいたりと、清掃やメンテナンスを重視した内装。

 

トイレへの移動のしやすさはフロア配置の方が有難いですが、室内の居住性は、どうしてもスーパーハイデッカーの階下トイレに軍配が上がります。

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高速バススペースアロー 運転席.JPG

コックピット。

日産ディーゼルの包み込むようなパネルに、計器が並びます。

 

ご覧頂いた通り、AT車&尿素車です。

日田バス483.JPG

お次は車外に出て、日田バスの方による方向幕勉強会

 

みなさまカメラ片手に483号車の前に集結!

方向幕解説.JPG

2015年12月のダイヤ改正から、朝ラッシュ時を除き、高速日福線が日田市内でも乗降できるようになりました。

 

福岡行の標記にも日田市内の地名、「豆田入口」の標記が。

 

余談ですが、豆田は旧家が立ち並ぶ見事な町並み。

頻発する高速バスの利用で、日田市内観光も便利になりそうです。

九州墓地公園高速バス.JPG

▲某宗教団体が保有する広大な霊園「九州墓地公園」へ向かう、臨時高速バス。シーズンに予約制で運行されますが、なかなかの乗車率とのこと・・。

 

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▲博多駅から天神ショートカットで空港経由日田行の青幕。青では無い普通の日田行コマを使用するため、普段はお目にかかれない幻のコマです。

昭和学園高速バス.JPG

▲日田インター付近に位置する「昭和学園」の通学直行バス。終点違いで2パターン用意されているようです。・・もしこんな豪華バスが通学でやって来たなら・・降りたくないでしょうね。

とよのくに号.JPG

 

▲(写真左)とよのくに号の各停区間便「日田〜大分線」用の幕です。2015年12月改正で終点が大分新川から、大分県庁正門前に変更されたことにより新調されたコマです。

 

▼(写真下)福岡市内の臨時幕ももちろん搭載!ヤフオクドーム行のコマ。

路線バスは全車LED装備のため、高速車でしかお目にかかれない方向幕です。

ヤフオクドーム臨時バス.JPG

日田バス新車.JPG

あっと言う間の1時間。

 

日田バス様に御礼を申し上げて、旅路の続きへ。

西鉄バスガーラ.JPG

705号車のコックピット。

 

機能的に配置されたパネル。

カレンダーやゴミ袋、小物置など、指定車らしい運転士さんのカスタマイズを伺う事が出来ます。

 

いざ、日田バスを出て、九重方面へ!

 

 

 

14:40 玖珠SA 休憩


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バスは再び大分自動車道を西へ。

 

午後からは晴れの予報だったのですが、

どうも、もやっとする天気が続きます。。

 

 

玖珠サービスエリアで小休止。

今からの山越えに備えて、食料(おやつ)を調達。

トイレ&買い物の後は、わずかな停車時間を使って、

みなさまで素早く撮影会!

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日田バスの虎の子。

ガーラの近影。

 

雨露に濡れる社名アンドンの美しいこと。。

 

このあと、九重ICで大分道を下車します。

 

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15:30 九重夢大吊橋 見学


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バスは四季彩ロード・町田バーネット牧場を経由し、九重の山中へ。

この道、日田バスが2010年頃に、片道1本だけ運行していた「幻の廃止路線」でもあります。

 

さて、晴れるどころか霧がドンドン深くなってきました。狭くなる道幅、悪くなる視界。

九重は、完全に霧に包まれていました・・(涙)

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・・実はこの数か月後に開催された、

たかくん様御主催の恒例の夏のバスツアー、

『日田バスで行く、耶馬溪・九重の旅』では、

完全な晴天に恵まれまして、軽いショックを感じておりました(笑)

 

←途中の、著名な狭隘路戦、千町無田線を経由した際のムービーです。

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『九重夢大吊橋』到着!

 

20061030日に開通した、「天空の散歩道」の異名をとるこの吊り橋。歩行者専用橋としては日本一の高さを誇ります。

 

自立した街を目指す「九重町」が、国や県の補助を得ずに自力で設けた橋で、当初の年間来場者数見込みは30万人と見込まれていました。

よく行政の『見込み』は往々にして下方修正されるものですが、こちらの場合は開通からわずか24日後に年間目標を達成!

開業から10年からたった今でも、年間約615千人と、当初見込みの倍以上の観光客が押し寄せる驚愕の公共事業です。

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通行料を払い、有志で橋を渡りに行ってみました。

sceneB20160319tour_070.JPGまるで黄泉の国に来たかのような、整然と並んだ支柱だけが並ぶ世界。。どこを歩いているのか、不思議な気分です。

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反対側まで、歩く事約5分。

霧の中に橋が吸い込まれるかの如く景色。

 

ここは一体どこなんだ・・!

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バスの駐車場へ戻ろうかという頃、急に霧が無くなりはじめました!

 

対岸は以外に近かったです。

荒涼とした岩肌の拡がる渓谷の景色がとても美しい。

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夕日に照らされる、かすかに残る雲海と山々。

少し色のついた水墨画のような、

幻想的な光景。

 

今日のバスツアーは、晴れも曇りも霧も、

様々な景色を一度に体験できたぶん、

幸運だった・・と思う事にします。。

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丁度日田バスの、豊後森駅〜九重登山口線の西工車がやって来ました。わざわざ夢大吊橋の駐車場に設けられたバス停に立ち寄りますが、残念ながら乗客は0名。

その後廃止の道を辿ります。。

 

 


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すっかり晴れた空の元、

バスは再び北東を向き、湯布院を目指します。

 

行程を組んでいるときに、「九州横断バスと並走できるといいな〜」と思っていましたが、まさしくドンピシャ!

昼に熊本を出て、阿蘇・黒川温泉・九重を経由し、これから湯布院・別府へ向かうロングラン便、横断バス7号です。

 

中古車のいすゞガーラ。

ゆるやかなドライブコースを疾走していきます。

九州横断バス

 

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九州横断バスは、途中の「小田の池」バス停で休憩停車!一方、こちらはゆっくりと通過。

 

幸運にもバスを追い越しざまに撮影できました。

 

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特に一時下車の希望もないのか?ドアをクローズしたまま停車していました。

 

速度を少し落として通過して頂いたおかげで、ばっちりとらせて頂きました。

 

夕方のゆっくりとした時間、談笑が続く車内を横目に、バスは湯布院へ到着です。

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道の駅ゆふいんでトイレ&お買いもの休憩のため停車。ここでみなさまの記念撮影をパチリ!

 

ちょうど湯布院インターに隣接するもので、大分・湯布院方面の高速バスが続々やって来ます

ちょっぴり撮影タイム。

(左)福岡〜湯布院間の人気路線、ゆふいん号

(右)大分〜長崎線「サンライト」の長崎バス便

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日田バスのゆふいん号がやって来るというので、出発時間スレスレまで狙ってみました。

日田バス421号(元西鉄バス7901号車)が国内外の観光客を満載してやって来ました。

背後の由布岳が美しい・・!

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撮影に励んでいたらば、買い物する時間も無く、

バスにとんぼ返り。。

 

大分自動車道を、日田方面へ戻ります。

 

 


西鉄観光

行きがけにも休憩で立ち寄った玖珠SA。

帰りは上り線で休憩停車。

今日のツアーでは最期の停車地となります。

 

薄赤に染まる空が、ボディを優しく照らします。

みなさま思い思いに、この情景をカメラに収めてありました。

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日田バス,観光バス,505,新車

 ▲堂々たる佇まい。複雑な曲面を多用したフェイスの造形の一つ一つに、暮れゆく日の影が差しこみます。

 

西鉄観光,ガーラ

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バスをぐるりと1周して、

いろんな角度・高さ・方向から、この車の表情を、

撮り逃しの無いように、押さえていきます。

 

パッと見こそ、ただのガーラですが、

一つ一つの形が、デザイナーの方の想いの結晶で、

無数の痕跡が、この車の走った道や時間の証なんだと思います。

 

そう見ていると、バスから離れるのがとても惜しく、いつまでもこの時間を過ごしたい思いに駆られます。

日田バス,バスツアー

モデルチェンジ前よりも一回り大きくなった、

ヘッドライト。

 

これから最期の旅路を明るく照らしてくれることでしょう。

 

 


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バスは、残された道のりをラストスパート。

 

暮れゆく筑後平野の田園地帯を横目に、淡々黙々と走ります。

九州道や長崎道に比べて、大分道の身近な距離感で田畑や山脈を一望できる感じがとても好きです。

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薄闇に浮かび上がるコックピット。

速度計は100kmを僅かに下回るところで、ピタリ止まったままの安定した巡航。

 

(下)久留米インターの手前では、宮崎行のフェニックス号(西工C型)が、わずかな速度差で、じわりと先を急いでいきました。

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久留米インターに到着。

 

車内では最後のご挨拶と、御参加の御礼を申し上げ、降り支度が進められています。

 

 


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すっかり暗くなった西鉄久留米に、ほぼ定刻で到着です。0番乗り場で素早く降車中。

 

見事手にされた戦利品を両手に抱え、バスを後にされる皆様。充実感に満ち溢れたお顔を拝見でき、バスツアーの運営側も、安心・・嬉しさがこみ上げる瞬間です。

最後に無人の車内で忘れ物を確認し、下車。

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ゆっくりとドアクローズ。

 

 

フロントに反射するのは久留米の街の灯り。

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 ▲参加者の皆様に見送られ、バスは久留米を出発!この後、再び日田までの長丁場の回送となります。バスが見えなくなるまでお見送り。

  このあと、ご都合のよろしい皆様で食事会を開催し、長い一日は解散となりました。

 

 

 

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今回のバスツアー。

実は運営チームで、未だかつて無いほどに行程で悩みました。

 

日田バス様の見学許可を頂いた背景から、目的地は大分方面で決定していたのですが、今までのバスツアーでも伺う機会が多く、非常に苦戦した結果でした。みなさまからの「楽しめた」とのご感想をいただき、何より嬉しく思っています。

 

また貸切バスをめぐる法令面での動きもあり、今までのような参加費でツアーを開催できなくなってしまいましたが、ご意見を頂戴しながら、『ゆるり快適な車両過ごしながら、普段できないような体験や景色を、皆様と一緒に楽しむ』コンセプトを基に、これからも展開して参ります。

 

最後になりましたが、今回のツアーに多大なるご尽力をいただいた日田バス様、運転士様、そして御参加の皆様に、心より御礼を申し上げます。

 

 

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