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TOP > バスツアー(主催ツアー) > 2016.12.3 バスファンのためのバスツアー第12弾『筑豊特急S型フルコースの旅』
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2016年12月3日、西鉄バス筑豊のご高配の元、第12回目のバスファンツアーを開催いたしました。
福北ライン、わかくす、ひた、そして筑豊特急・・。 かつては西鉄近距離高速バスの代名詞だった、「 近距離特急カラー(ピンク高速) 」を纏った、西日本車体工業S型特急車。 1998年まで毎年大量増備が重ねられましたが、経年による廃車が進み、2016年12月現在で西鉄本体に残るのは、筑豊特急に残る6台のみ。
思い出作りにと、西鉄バス筑豊に移籍したばかりの、西鉄グループでは希少車の貸切車をチャーターし、 S型の軌跡を辿るツアーを開催致しました。その模様をご報告いたします。
■貸切車輛:西鉄バス筑豊9608号車(日産ディーゼル工業PKG-RA274RBN・西工C−Ⅰ 02MC/2007年式) 【西鉄の観光バスでは、5台しか存在しない希少車です】 ■途中飯塚からは、3322号車(三菱ふそうKC-MS829P・西工S型/1998年式)が随行。 (西鉄バス筑豊の貸切担当の皆様には、大変なご高配を賜りましたことを、この場を借りて心より感謝申し上げます)
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今回は西鉄バス筑豊の車輛を貸切らせていただくため、集合場所は営業所のある飯塚。 朝一の飯塚停車の筑豊特急で新飯塚駅へと向かいます。 まだ6時代にも関わらず、九州各方面へ向かうバス乗り場には列が出来ています。
やって来たのは三菱純正のエアロエース。 今回乗車するS型の代役で増備が進む新型車。ちょっと微妙な心境です。
驚いたのは、その乗客の多さ!福岡市内の時点でそこそこの混雑でしたが、 飯塚バスセンターで10人以上、さらに新飯塚駅では50名近くの学生の大群! 近畿大学等の通学用に使われているようでしたが、満員の立席乗車でも乗せきらなかったのでは?? 旺盛な区間利用者の多さに、この路線の強みを見た気がします。。
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8:35 新飯塚駅 集合 | ||||
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集合場所は新飯塚駅。 福岡へ向かう特急・急行バスの合間を縫って今日の乗車車両が到着。 あやうく、福岡行の特急と間違えて、バス待ちの御婆さんがご乗車されるところでした・・。
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八木山バイパスを再び西へ。来た道を逆戻りして福岡方面へと戻ります。 冬の朝日に照らされた山々を見ながら、快適なドライブ。
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運転席。西鉄バスでは、フェニックスや桜島号でお馴染みの、UD尿素&オートマの組み合わせ。
実は今日の運転士の方は、 ハンズマン様の御主催 で、2016年10月に満席御礼で開催された、 「 西鉄バス廃止路線完全復活祭 第2回 添田ローカル編 」の際にお世話になった方(偶然です!) 前回ツアーに御参加の方にとっては、まさかの再会。 筑豊地区の西鉄バスのエピソードをお聞かせいただいたり、様々なリクエストにもお応え頂くなど、大変恐縮でした・・!
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車内では、行程や注意事項のご案内をば。 前述のハンズマン様ツアーに影響を受け、案内を冊子型式で作ってみました。 (ページ数はハンズマン様の半分ですが、手前の技量と仕事のスピードでは、もう限界です・・)
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バスは福岡都市高速を博多駅東ランプで降り、筑紫口正面のバス駐車場へ。 ここでトイレ休憩&遠方からお越しの方をお待ちするため、新大阪からの新幹線に接続。
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皆様が下車されている間に、いそいそと車内を撮影。 この車、西鉄観光本体ではスーパーハイデッカーが増備されている年度の製造という事もあり、 ハイデッカーながら、各所に一般の西鉄観光とは異なる仕様を目にすることが出来ます。
ブルー系のモケットに、赤いヘッドカバーが良いアクセントに。 後部はサロン展開も可能な仕様です。
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(左)サロン部分の照明。一昔前のロイヤルハイデッカーのようなシャンデリアこそありませんが、 ライトカバーには花のイラスト付き。 (右)最後席は足元まで、シートモケットと同じ柄があしらわれています。
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西鉄観光車が勢揃い!2台しか存在しない西鉄観光色の日野セレガRに、北九州配属のSD型、そして吊り目のC型。 真ん中のSDの運転士の方、どこかで見たことが・・と思っていたらば、大学時代お世話になった方! フラッグシップのスーパーハイデッカーのハンドルを握られる御姿。 束の間でしたが、偶然の再会を果たしておりました。
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博多駅の筑紫口の駅ビルを背景に、西鉄観光勢揃い。洗練されたリアが並びます。
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さらに西鉄観光のセレガの姿まで。 このうち、SDを除けば3台が西鉄バス筑豊の所属。同社の観光車のエース達が博多駅で競演です。
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今回の乗車車両。この02MCの精鍛な顔付きが、何ともカッコいい。 「鋭い目つき」と、西工の「おとなしい丸み」を帯びたデザインは、 ハードな高速走行に対応する頼もしさと、車内の快適な居住性に対する安心感を同時に感じることができ、 個人的にはとても好きなタイプです。
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10:30 那珂川営業所 (見学) | ||||
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最初の見学地は、福岡市南区から那珂川町をカバーする西鉄バス最大級の営業所、那珂川営業所。 ルーセントカラー 、7021号車(U-RU2FTAB/1995年式)の隣に駐車! S型がスクール用途で生き残っていますが、残念ながら出勤中・・。
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那珂川営業所の建屋前に並ぶ、エルガミオ軍団。 基本は大型車ですが、61番屋形原線の一部や、那珂川支線では中型車が活躍します。
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上の写真の反対側には、多種多様な大型車がズラリ。 最期の活躍を見せる西工58MCの姿も。7117号車(KC-HT2MMCA/1996年式)
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幹線系統を複数抱えているだけに、ラッシュ時間を過ぎた10時代でも営業所の出口は混雑中。 大型バスが続々と行き交う姿は圧巻です。
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武骨な容姿でお馴染みだった、西工58MC。7118号車(KC-HT2MMCA/1996年式) デビュー当時から那珂川営業所で活躍する生え抜きの車です。撮影時点で20歳。
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そして、那珂川営業所と百道浜営業所だけに配属される「ピンク」のスマートループ。 2013年の路線改変で、62番那珂川幹線・49番弥永線を大橋駅を境に分断して登場した『渡辺通幹線』用の車輛です。 2013年にエルガがまとめてデビュー!
デビュー時点のコメントでは、「将来的に通り毎にテーマカラーを設けたい」という話も出ていましたが、 2016年現在、このピンクWのみに留まっています。 運用路線の都合で、ゆっくり撮影できる環境の整った営業所は那珂川の他に無く、じっくり観察。。
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「ピンクで『W』の文字が入ったエルガが、福岡に大量に新車で入って・・」 デビュー直後、本州のバスファンの方にこう説明すると、ウィラーが福岡市内路線に進出か!・・とよく誤解されたものです。
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こちらはスタンダートなエルガ大型車。2685号車(QPG-LV234N3/2012年式)。 後部には広告がステッカー(ラッピング?)で貼り付けられています。
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新型ブルーリボン3兄弟。8028号車〜8030号車(QRG-KV290Q1/2016年式)。 営業所の奥に仲良く並んでいました。
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西鉄バスの新しい顔となる車両達。 最前列ドア側の席が無くなったのは残念ですが、後方は背面の高さもそこそこあり、寝やすそうな車です。
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那珂川営業所の運転士の方のご厚意で、サプライズ洗車機体験も行われていたようで・・!
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冬の蒼い寒空のもと、みなさま思い思いのホットな撮影を楽しまれています。
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スマートループの青いラインが空に伸びる。 屋根上まで帯が伸びているので、空との絡みが撮りやすいカラーリングです。
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先日の「西工のおとなしい丸み」、空をワイドに映す意味でも被写体映えします。 もっと撮影していたい・・という気持ちを押さえて、那珂川営業所を出発!
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12:00 筑紫耶馬溪→佐賀橋→東背振トンネル→道の駅吉野ヶ里 昼食休憩 | ||||
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このあと、バスは那珂川幹線の最深部だった、筑紫耶馬溪から南畑ダムを通って、五ケ山ダムの建設現場へ(車窓見学)。 以前は62番の秘境終点だった「佐賀橋」バス停も、水がたまり始めたダムの底に沈んでいることを確認しました(涙)。 そして佐賀県へ。標高1000mに近い山々の真下を、東背振トンネルで一気に抜けます。
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トンネルを抜けたところ、「 道の駅吉野ヶ里 」で昼食休憩。背振の山々が美しい! ・・山の向こうは那珂川町です。
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昼食に思ったよりも時間をかけてしまい、発車が遅れておりますが(すみません)、大急ぎで撮影。 やや腰高のブラック窓が連なる外観は、なんともスマート!
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ツアーの案内板、何とか文字数が納まりました。
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定番のローアングル。 ・・最近はローアングルで撮影される方が多く、バスを取り囲む、さぞ不思議な集団が形成されている事かと思います(自分を含む)。
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ボディの青い鳥が、青空によく映える・・!
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12:40 東背振IC→長崎自動車道→基山PA | ||||
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道の駅吉野ヶ里から、一気に高度を下げて、長崎自動車道の東背振インターから福岡方面へと向かいます。
・・その頃車内では、西鉄バス筑豊のご厚意による「方向幕販売会」を開催! 筑豊特急や直方市内の貴重な路線が搭載された方向幕、中には未使用の「特急でんえもん号」の切り幕まで、 お一人1本、皆様とも気合を込めてくじを引く!
・・ちなみに私、未入手の「バイパス直行(筑豊特急)」の方向幕を狙っていましたが、 結構な本数があったにもかかわらず、あり付けず(涙)
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長崎道を疾走する、佐賀営業所の新型ガーラ1008号車(QTG-RU1ASCJ/2016年式)。 貸切ったバスからでないと、なかなか撮れない光景です。
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13:00 基山パーキングエリア 休憩 | ||||
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鳥栖ジャンクションで北に進路を変え、再び福岡方面へ。 基山のパーキングエリアで再び休憩タイム。
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空模様も綺麗。 この基山PA,土産屋は勿論、露店やスタバもあり、食糧調達には事欠きません。 撮影に熱中していたらば、食べ物を買う時間が無くなってしまい、とぼとぼ車内へ。。
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ここでご都合のため、長崎へお戻りの方を、お名残惜しくもお見送り!
ここで皆様が持ち寄られた商品の「バザー」を本格開催。 放出せざるを得なくなった大量の西鉄バス路線図や方向幕、その他グッツが、人から人へ。 全く知らない方に渡るより、仲間内で大切にお持ちいただいた方が、なんだか安心・・との思いで初めましたが、 おかげさまで沢山の物が新たな持ち主の手元へ辿り付きました。
バスは福岡インターから、往年の八木山急行の経路を再現すべく、八木山峠へ突入!
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14:00 八木山展望台 休憩 | ||||
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八木山峠のサミットを抜け、飯塚市内に下る途中の八木山展望台で途中休憩。 展望台の中には小さなカフェ があり、自家製フルーツレモネードをテイクアウトしましたが、なかなか爽やかなお味でした。 またゆっくり軽食を食べながら、読書でもしに立ち寄りたいお店です。
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坂道の先に広がる飯塚市街。 八木山峠をバスが通っていた時代、急行便は通過扱いの「八木山展望台」バス停がありました。
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バスは峠道を降りて、飯塚市内へと向かいます。
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14:50 西鉄飯塚営業所見学 | ||||
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バスは八木山峠を抜けて、この度のスタート地点でもある飯塚市内へ戻って来ました。 筑豊地区の中核となる飯塚市のバスセンターにもほど近い、西鉄飯塚営業所。 過去のツアーでもお邪魔していますが、今回も見学をさせて頂くことが出来ました。
▼過去の飯塚営業所訪問ツアー ◇ 3弾 新春バス営業所詣で!筑豊・筑後 営業所めぐりツアー(2012年1月開催) ◇ 8弾 福北ラインよ、山を越せ!ツアー(2014年6月開催)
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中型車に統一されていた飯塚市内の路線バス。 転属で大型路線車が復活しました!過疎地域の中にありながら、市街地は人口増加の見込みが立つが所以でしょうか。 | ||||
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こちらは元田川〜小倉快速に使われていた、ふそうの西工96MC。 長距離の乗客にも優しい、座席数を増やしたタイプです。 | ||||
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さて、S型に被写体を映して。リアのシンプルなレイアウト。 | ||||
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最後部運転席側だけ、非常口の関係で小ぶりな窓が付いています。 | ||||
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乗車したC型のリアも。S型よりもさらにシンプルな分、西鉄観光の「青い鳥」が幅いっぱいに描かれています。 | ||||
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偶然、営業所上空に現れた飛行機雲を絡めて。。 | ||||
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バスは飯塚営業所を出発後、進路を南へ。 | ||||
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刈り取られた田圃や畑を横目に、ゆらり冬の午後のバスの旅。 車内は、西鉄バス筑豊のご高配でご準備頂いた方向幕の大抽選会で大賑わい! | ||||
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30分ほどで、旧嘉穂町の中心部、大隈へ。 | ||||
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飯塚南部の嘉麻市にある西鉄大隈営業所に到着。 筑豊地区では、飯塚・田川・直方と、この大隈が現存する西鉄バスの営業所。 (以前は、他に山田・嘉穂交通本社・添田・伊田も存在しました。) バスツアーでは初めての訪問です。
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飯塚営業所からは、撮影のため、特別にS型高速車(田川営業所/3332号車)が続行! 大隈営業所にS型が入庫する、極めて珍しい光景です。。 | ||||
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飯塚市内へ向う系統を担当。本数こそ全盛期と比べれば大きく減少していますが、 亜幹線の立場をキープしています。
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営業所の奥に駐車していた、旧添田交通カラーの500号車と4台並びが実現!
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西鉄の分離子会社が相次いで設立された80年代後半から90年代前半にかけて、 各地でオリジナルカラーの路線バスが登場しました。 この添田交通の「虹バス」もその一つ。添田交通亡きいまも、筑豊地区で活躍していました。
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筑豊の街を代表する2台の存在。存在感の大きさ。 | ||||
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特徴的な下半分が埋められた4枚折り戸。おかげで3色の虹が綺麗にかかります。 | ||||
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夕日の中佇むS型高速車。いつでもどこでも見られた風景だったはずでしたが。。 | ||||
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冬の夕日はより一層物悲しさを増幅させます。 | ||||
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記念撮影の後、夕日に追われるように大隈営業所を出発。 | ||||
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大隈営業所出発後、バスは東へ。 大隈峠を越えて旧山田市の執心部へ。以前はこの道も大隈〜山田〜飯塚のバスが運行されていましたが、 廃止となってしまいました。
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山道を慎重なハンドリングでこなしてゆく筑豊ベテランのドライバーの方。頼もしい限りです。
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山田から先、国道322号線経由で北上し、田川市街へ。
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冬の日も沈まんとする17時前、本日最後の見学地、田川営業所に到着です。 ここで最期の活躍を見せていたS型を中心に撮影タイムとなります(ツアー開催の2016年12月時点・翌年全車廃車となりました) | ||||
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筑豊特急の最大勢力となったB型高速車。 北九州などから転属したUDの尿素車も続々ラインデビューしています。
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さて、本日のお目当てでもあるS型特急車。 営業所で待機中の3260号車(三菱ふそうKC-MS829P・西工S型/1997年式)。 2016年9月30日、後藤寺バスセンター最終日の福岡行最終便を飾った車です。
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均整の取れた、華美で無く、統一美を感じさせる側面。
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この角度ではどんな顔を見せてくれるのか?? 夕日と絡めて、ひたすらS型と遊ぶ。 | ||||
筑豊路での都市間輸送の任務も、まもなく終演です。 | ||||
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給油所には添田交通カラーの115号車が戻って来ました。田川から北の方城方面へ向かう路線です。 | ||||
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高頻度で運行される筑豊特急の陰で、田川営業所の中では路線車の方が少数派です。 | ||||
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バスの表面もフラットなようで、意外に凹凸があります。 | ||||
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一足先に廃車置き場へ移動されたS型を横目に見入る。 メーカーも、年式も、役目も一緒に生きてきた兄弟よ。遠からず、あとを追おう。。。
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この日の夕焼けは、特段に美しいものでした。 | ||||
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整備工場を見学。ニューフェイスのエアロエースも入庫中。
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レア幕「臨時(特急)伊田駅」!。 B高の一部の年式に搭載されるこの幕。ヤフオクドーム臨時用です。 | ||||
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こちらも筑豊特急のレア幕。 早朝1本だけ運行される、福岡県立大先回りの田川後藤寺行バイパス直行。
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B型高速車も、こうして見上げるとS型に似通った佇まいを感じます。 | ||||
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月が上がり、夜を迎えつつある後藤寺営業所と、S型特急車3236号車。 | ||||
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営業所の外の道路も、車通りがすっかり減ってしまう17時半。 | ||||
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暗くなった営業所を後に、バスツアー一行も最期の出発準備中。 | ||||
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観光車のまばゆい光が、隣のS型を照らします。 | ||||
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S型の目に残照。このツアーの翌年の2017秋、 ついに筑豊特急からS型特急車の姿は消えました。。 | ||||
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田川から再びスタート地点の飯塚へ。 遠方の皆様も帰りやすい、JR新飯塚駅前で下車し、ツアーは無事に終了となりました。
この後、お時間の許す方で「のがみプレジデントホテル」で懇親会を開催。 思い出話に話を咲かせ、散会となりました。 S型高速車の最期の雄姿を焼き付けたツアー。ご対応くださいました西鉄バス筑豊の皆様にこの場を借りて、心より感謝申し上げます。
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