このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
茨城県つくばみらい市の総合福祉施設 きらくやまふれあいの丘に屋外展示されている 中国蒸機PL2型(プレニ)です。 | ||||
というわけで、ちょっと迷ってしまいましたが、 きらくやまふれあいの丘に到着です。 プレニとの出会いを楽しみに、さっそく入ってみましょう! |
一歩敷地内に入ってみると、緑に囲まれたとても居心地の良い広場となっています。 野外ステージではバンドが音楽を奏で、 思い思いのスタイルで楽しむ人々がいたり、 |
芝生の広場では、家族連れがボールと戯れる姿があったりで、 なんとものんびりまったりした時間が流れています。 さて、ここへ来た目的も忘れて、私も芝生に寝転んで昼寝でも・・・と思ったその時、 あるものが私の眼に留まりました。 ん?広場の奥のほうにあるあの黒い物体は?! |
すぐに近寄って観てみると・・・ 居ました! 紛れも無く中国の蒸気機関車、PL2型(プレニ)です! |
右側側面から撮りました。 真横から撮ると広場の旗竿がカマの前部に掛かってしまうので、 少し後ろ寄りからのアングルになってしまいます。 側面には階段が設けられ、キャブに上がれるようになっています。 あとで行ってみましょう! |
右後ろから撮ってみました。 入換え・小運転用のカマなので、後方への視界を保つため、 炭水車(テンダー)の左右の高さが低くなっています。 凸型に突き出たように見える石炭の搭載スペースが小さいですね。 入換えがメインのカマなので、本線用の機関車のように多くの石炭を搭載する必要がなかったのでしょうか。 ほぼ中心部分から斜め下に大きく絞ったテンダーの後部が印象的です。 |
炭水車を真正面から撮ってみました。 蒸気機関車の炭水車というと四角い箱のようなイメージがありますが、 こうしてPL2型の背の低い炭水車を観てみると、 まるで無蓋貨車を観ているような感覚になります。 |
先ほどの写真の反対側、左後ろから撮ってみました。 緑の中に佇むPL2型です。 |
キャブのアップです。左側を撮りました。 右側には階段が取り付けられ、キャブに乗れるようになってますが、 左側は扉が閉じられ、階段も取り付けられていません。 |
真正面から撮ってみました。 ロープが無ければ現役機のように見えそうですね。 |
さて、とりあえずカマの周りを一回りしたところで、 階段を登ってキャブに上がってみました! メーター類は外されていますが、美しく保たれていていい感じです。 |
運転席に座って眺めた写真にしようかなと思いましたが、 ブレーキハンドルがフレームアウトしてしまうので、 運転席のちょっと横から撮ってみました。 加減弁、逆転機、ブレーキハンドルが並んでいます。 |
左から、キャブへ上る階段、PL2型蒸気機関車、説明板です。 |
説明板のアップです。 昭和10年(1935年)に日本車輌で製造され、満州〜中国で活躍していた機関車だそうです。 中国の鞍山製鉄所で平成7年(1995年)まで現役だったカマだそうで、 伊奈町(現・茨城県つくばみらい市)の有志のみなさまのご尽力によって、この地で展示することができたそうです。 履歴を辿ると“中国蒸機”ではなく“満鉄蒸機”としたほうが良いかも知れませんね。 |
きらくやまふれあいの丘のPL2型、いかがでしたか? 屋根の無い場所での屋外展示なので、雨ざらしになっているのがちょっと心配ですが、 ほのぼのとした雰囲気の中、緑に囲まれて佇むプレニはとても幸せそうでした。 動輪やロッドは銀色に塗装されており、本来の金属の色を見ることはできませんが、 とても美しく保存されており、整備してくださっている方々にはとても感謝です。 車ではちょっと迷いましたが、つくばエクスプレスと連絡バスを乗り継げば、 首都圏からも比較的簡単にアクセスすることができるようなので、 関東在住の方や東京方面へ行く機会のある方は、一度お訪ねになってはいかがでしょうか。 ☆☆☆ 訪問:平成20年(2008年)5月 最後までご覧いただきありがとうございました。 |
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