このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 
 


南票の上游 Part1

 
☆遼寧省南票での撮影行 第一日目です☆
 

南票での撮影行に期待を膨らませて関空から飛行機に乗った私、
なかなか実現することができなかった羊肉さんとの中国蒸機撮影行、
ガイド付き撮影行というはじめての経験を楽しみに、
窓から外を眺めながら、快適なフライトを楽しみました。
瀋陽に到着すると、まず孔先生が到着ロビーで出迎えてくれました。
そして、約1時間あとに羊肉さんも到着・合流し、瀋陽北駅へ向かいました。
 
瀋陽北駅からは、フランス製高速鉄道車輌のCRH5で錦州南へ行き、
そこからタクシーで南票へ向かいました。
ここからがまた長い…
真っ暗闇の平原の中にぽつんと佇むような錦州南駅を出発して、
これまた真っ暗闇の道を疾走する車に揺られる私たち…。
走りに走って、突然明るくなった所が現れると、そこは南票で一番賑やかな黄甲の街。
今回の撮影地、南票に到着です。
 
まずはホテルに投宿して、食事です。
私達が到着したときにはすでに営業時間を過ぎていたのですが、
従業員の小姐たちが、私たちの食事のために残ってくださってました。
おかげさまで、疲れた私たちは、彼女らの心づくしの暖かい料理で食事をすることができました。
感謝感激!衷心感謝!
 
食事の後は再び街に向かい、
明日から3日間の撮影行でお世話になるタクシーを探しに行きます。
時間が掛かると思いきや、さすがは百戦錬磨の蒸機撮影ガイドの孔先生!
最初に出会ったタクシーの運転手と交渉が成立し、
明朝よりお世話になることになりました。
 
ホテルに帰った私達は、明日に備えてゆっくり休むことにしました。
明朝、南票撮影行の本番がスタートします!
 

早朝5時45分、昨日お願いしていたタクシーでホテルを出発した私達は、
まず黄甲に寄って、羊肉さんのビデオ撮影から撮影開始しました。
そのあと下廟子で運用を確認して、朝一番の三家子行き客レ(101列車)を撮影に向かいます。
列車を追いかけながら、紅石ラ(石へんに立)のサミット付近の有名ポイントや、
大窩鋪駅を発車してすぐのレンガ橋などで撮影し、三家子駅まで追いかけました。
 
写真は三家子駅到着直後の101列車です。
 
蒸機の後ろに煤けた緑皮車が続きます。ええ雰囲気です!
このあと上游は切り離され、客車を残して駅構内の貨車の入換え作業に入ります。
その作業が終わると、貨車を牽引して隣の大窩鋪まで一往復します。
 
私達も貨物列車の発車を見届けて、列車を追いかけて大窩鋪まで一往復です!
 
私達が大窩鋪のヤードに着くと、
三家子から貨車を牽いてきた上游型はすでに到着しており、
構内で貨車の入換えをしていました。
 
入換え作業中の上游1299号機です。
ここでしばらく入換え作業をしたあと、貨物列車を牽引して三家子に戻ります。
 
大窩鋪のヤードは三家子方面がすぐに勾配になっているので、
ここを発車する貨物列車は最大出力で発車していきます。
 
大窩鋪で発車を見届けたあと三家子へ戻ると、
上游1299号機はすでに駅構内で貨車の入換え作業をしてました。
 
入換え作業を終えて、黄甲行き客レ(102列車)の先頭に付いた上游1299号機です。
ターンテーブルや方向転換コースはないので、
黄甲方面の列車を牽引する機関車はテンダーファーストでの牽引となります。
 
列車の発車時刻が近付いてきたら、ちょっとずつ人々が集まってきました。
今日は客車の後ろに貨車を繋いだ混合列車です。
 
このあと列車を追いかけながら撮ったのですが、
列車が意外と速かったり、絶気ポイントで列車が来てしまったりで撃沈でした…。
 
午前中の撮影はひとまず区切りをつけて、
ロケハンしながら下廟子方面へ向かいました。
孔先生おすすめの道路脇の小さな食堂で腹ごしらえです。
地元の人々が通うような小さな食堂です。
中国の田舎街で、笑顔を絶やさないご夫婦が切り盛りする食堂で食事をできるなんて、
なんという幸せでしょう!
旧き良き中国が未だに生きている南票、ええ感じです!
 
遅めの朝食は、昼食も兼ねてしっかり食べておきます。
「餃子と麺、どっちにする?」ということだったので、
お腹が空いていた一同一致で餃子となりました。
 
幸せな昼食の後は、発電所行きのカモレがあるということなので、
下廟子郊外の丘の上から撮影することにしました。
しかし、ここにきてついに、ぽつぽつと雨が降ってきました。
丘の上で各々ポジションを決めて待っている間に、雨脚が若干強くなってきました…。
いくら思いも寄らぬ暖かさとはいえ、冬の雨は冷たく、
さっきまで和やかに話しながら待っていた私達を次第に無言にしていきました。
そんな中で、カメラが濡れないように守りながら、列車が来るのを待ちます。
 
丘の上から下廟子駅方面を眺めると、
駅構内で上游型が派手にブローオフしている様子が見えました。
まもなく発車のようです。
発電所行きのカモレがやって来ました。
上から見下ろす俯瞰での一枚です。
冷たい雨が降る中、丘の上で待った甲斐がありました。
 
さっさと撤収してこの列車を紅石ラまで追いかけて、別のカモレも撮った後、
北線の趙家屯へ移動して凌河行き客レを撮ります。
趙家屯駅を発車する凌河行き客レ(203列車)です。
曇りでありながら、降雨でほどほどに湿気があるので、きれいな煙を吐きながらやって来ました。
このときはカメラ2台で遠景と斜め前見下ろしの2アングルで撮ったのですが、
最大出力で猛然と勾配に挑む上游型の足は思いのほか速く、
この遠景カットは早めにシャッターを切って、すぐに次のアングルに備えました。
結果、遠景を狙ったほうは、客車が信号機に掛かってしまい残念な写真に…。
 
 
無事初日の撮影を終えて、ホテルのレストランで夕食です。
いろいろお話しながら、おいしくいただきました。
 
さて、気温が高く雨模様という冬の遼寧省ではありえない天気でしたが、
南票での撮影初日は、カモレも客レも撮れて楽しく過ごすことができました。
 
「この調子やったら、防寒装備も厳重にせんでもよさそうやな。」
「そうですね。あとは天気が回復してくれたらいいですね。」
 
こんな話をしながら、明日以降の撮影行に期待を膨らませてました。
 
しかしこの時、南票の天気の神様は、雲の上からこう呟いていたのでした。
 
「日本の鉄ちゃんたちよ、遊びは終わりだ…。」
 
☆☆☆
 
訪問:平成21年(2009年)2月
 
☆南票撮影行Part1をご覧いただきありがとうございました。☆
初日終了!次回へ続きます。
 
 

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