このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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というわけで、またやって来ました(笑)。 |
宣化駅構内ヤードの様子は2年前に来たときと変わりませんが、 構内入換えには東風7型やGK1C型ディーゼル機関車が入ってました・・・。 |
振り返って構内を見回すと・・・、いました!上游を1輌発見! 蒸機を見つけたらテンションアップ! 全員が自然と上游に向かって早足になります(笑)。 |
煙突からうっすらと煙を出している有火の上游型蒸気機関車です! この1599号機は今日の運用を終え、一休みしているところでした。 残念ながら、今日はもう動かないとのことです。 |
上游の後ろには、構内入換えに勤しむ東風7型の姿が・・・。 |
カマの日陰側に回ると、地面がすごいことになってました。 地面に張り付いた氷、機関車の足回りから垂れ下がる氷柱・・・。 こんなことになっているにもかかわらず、あまり寒さを感じませんでした。 蒸機の姿を見て忘れてしまっていたのでしょうか? さて、機関士さんの話によると、製鉄所で2台の上游が運用に就いているのこと。 私たちはお礼を言って、製鉄所へ向かうことにしました。 |
宣化駅構内ヤードから歩いてすぐの所にある製鉄所で怪しげなレールを見つけて、 辿っていくと、こんな所に着きました。 ドロドロに溶けた鉄が貨車に流し込まれています。 その向こう側には、白い蒸気を上げながら出番を待つ上游の姿が・・・。 しばらくこの場所で上游が動くのを待ってましたが、どうも動く様子が無いので、 上游が停まっている場所まで移動することにしました。 もちろん、線路を辿っていくと熱そうなので、線路際の建物の裏を回って行きました。 |
さっきは遠目に見ていた上游が停まっている場所にやって来ました。 停まっているのは1528号機です。 いつでも発車できそうな感じですが、機関士さんたちの姿が見えません。 時計を見るとちょうどお昼時。お昼休みで食事に行っているのかも知れません。 これではいくら待っても動かないわけです。 |
この1528号機ですが、何か記憶にあるカマだなぁ・・・と思っていたら、 前回の訪問時、お世話になった1342号機と交代で出てきて、 宣化駅構内ヤードで入換をしていたカマです。 帰りの列車を待っているホームでの僅かな時間に、 光線が厳しい中、デジカメで夢中で撮ったのを懐かしく思い出します。 |
1528号機の向こう側には上游がもう1台!蒸機が2台並んだ姿を撮ることができました。 どうやらこの場所が蒸機の運用基点になっているようで、 ここを中心にそれぞれの運用に出かけていくような形態で運転されていました。 運用に就いている上游はここで待機するので、 このように2台の上游が並んでいる姿もよく見ることができました。 |
もう1台の上游は、紅いスローガンボードを装着した1541号機でした。 この日見かけたカマの中では、この1541号機のみがスローガンボードを装着してました。 |
元気よく煙と蒸気を出しながら、上游1541号機がバックしていきます。 煙、蒸気、ドラフト音の迫力!蒸機のかっこいい発車シーンです! |
引き続き、バックしていく上游1541号機です。 |
バックしていく上游を追いかけて望遠で狙うと、 春節の飾りの紅いランタンを入れて撮ることができました。 |
機関士さんのお昼休みも終わったようで(笑)、1528号機も行ったり来たり忙しそうです。 |
先ほどから頻繁にウロウロしている1541号機と同じくバックして行き、 ドロドロに溶けた鉄が流し込まれた貨車を連結しました。 |
ちょっと霞んでますが、青空の下に佇む上游1528号機のサイドビューです。 先ほどの作業を終えて、定位置で待機中の姿です。 太陽が西に傾き、影がだいぶ長くなってきました。 さて、そろそろ帰る時間です・・・。 |
残念ながら帰る時間となってしまいました。 撮影中親切にしていただいた機関士さんや踏切番の方々にお礼を言って、帰路につきました。 帰り際、少し歩いて振り向くと、なかなかいい感じだったので一枚撮ってみました。 2台並んだ上游の後ろ姿です。 *** 平成20年(2008年)2月現在、宣化では4台の上游型蒸気機関車が現役で、 製鉄所内で運用されています。 配備されている現役機の番号は、1177、1528、1541、1599で、 残念ながら、宣化のエースとして君臨した美しき装飾機、0782号機は含まれていません・・・。 機関士さんの話によると、今年中には全てディーゼル機関車による運転となり、 蒸機は全て引退する予定とのことでした。 |
宣化の蒸機が今年中に全て引退するという予定が現実になるとしたら、 頻繁に訪中する機会がない私にとって、 この地の上游たちを撮ることができるのは今回が最後となってしまうかも知れません。 前回と今回の二度にわたって、とても暖かい雰囲気の中で蒸機とのひとときを過ごすことができた宣化。 蒸機撮影に夢中になった思い出の地として、親切な地元の方々への感謝と共に、 いつまでも記憶に残ることと思います。 しかし、今回はあえて最後の訪問になるような言葉は使わず終わりたいと思います。 願わくば、もう一度の奇跡に期待して・・・。 ☆☆☆ 訪問:平成20年(2008年)2月 最後までご覧いただきありがとうございました。 |
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