このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 
 


南票の上游 Part2

 
☆遼寧省南票での撮影行 第二日目です☆
 

2月だというのに雨が降り、氷点下にならないという、
冬の遼寧省とは思えない天気となった南票での撮影初日、
一日中撮影を楽しんでホテルに戻り、お話しながら夕食を楽しんでいた私たち。
厳冬の中での撮影を覚悟してきたのに、あまりに暖かい天気に拍子抜けしてしまい、
 
「この調子やったら、防寒装備も厳重にせんでもよさそうやな。」
「そうですね。あとは天気が回復してくれたらいいですね。」
 
などと余裕をカマしていたのですが…。
 
☆☆☆
 
一夜明けた撮影二日目、まだ明けやらぬ窓の外を眺めた私は、
その景色を見て思わず絶句してしまいました。
 
まだ夜が明けてないというのに、ちょっと薄明るいように見える窓の外には、
音をたてて吹く風と、その風に煽られて吹雪く氷のような雪…。
地面を這うように吹き荒れるこの雪嵐は、まさに地吹雪、ブリザード…。
 
出掛ける支度を整えて部屋を出ると、廊下で羊肉さんと合流して玄関へ向かいました。
 
「おいおい、えらいことになってるなぁ…。」
「昨日とはえらい違いですね…。」
「タクシー来てるかなぁ?」
 
重々しい雰囲気で始まった撮影2日目…。
 
この雪でタクシーが来てるか心配していた私たちでしたが、
なんと、ちゃんと時間通りに来てくれて、玄関で私たちを待っててくれました!
 
「こんな激しい天気やのに、来てくれたんやね!」
「あぁ、本当は迷ったんだけど、3日間と約束したんだから来たよ。」
 
なんて、はにかみながら憎いセリフを聞かせてくれました!
何と云う気概のある男なのでしょう!泣かせてくれます!
この運転手と出会えてよかった!!
 
ガイドの孔先生もすぐに来られたので、思わぬ天気に一同不安になりながらも出発!
南票での蒸機撮影2日目が始まりました!
 

まずは羊肉さんのビデオ撮影からスタートしました。
 
昨日と同じく、まだ夜明け前の暗い中、
紅石ラ(石へんに立)のサミット付近の有名ポイントで撮った後、
だんだん夜が明けて明るくなっていく中、早く地吹雪が止んでくれるよう願いながら、
三家子まで客レ(101列車)を追いかけて、駅構内での入換えを撮影。
そのあと大窩鋪へ向かう貨物列車を、ちょっと高くなった道路の土手から撮りました。
この写真はそのときに撮ったものです。
 
写真ではわかりませんが、だいぶおさまったものの、このときもまだ風は強く、
風に乗って飛んでくる雪とも氷とも思える冷たく小さい塊が、
私たちの頬に容赦なく飛んできます。
 
前のカットからの続きです。
ここは登り坂になっているので、ゆっくり、でも力強くやって来ます。
テンダーファーストなのがちょっと残念ですけどね…。
 
大窩鋪まで追いかけて、入換作業も見たのですが、
今日は三家子へ戻る列車に貨車は無く、上游型が単機で戻って行きました。
 
道路の端から大窩鋪のヤードを見下ろします。
ヤードには雪が積もって真っ白!
 
昨日撮っていたヤード終端付近も、この通り真っ白です。
 
三家子からの返しの客レは、
有名ポイントのアーチ橋の近くの山から俯瞰気味に撮りました。
 
早朝にはどうなるかと思った天気でしたが、
この頃には青空も顔を覗かせ、雪晴れの美しい景色となりました!
 
下廟子に寄って運用を確認すると、蒸機牽引の貨物列車があるとのことなので、
紅石ラ(石へんに立)のサミット付近へ急行!
有名ポイントで蒸機牽引の貨物列車を撮ります!
 
羊肉さんはサイド気味にポジショニングされるということだったので、
私は雪化粧した山を真後ろに入れて正面気味のアングルで撮りました。
バックの雪山、強風で流れる煙、自分ではなかなか気に入っている一枚です。
ただ一つ心残りなのは、
風向きが逆だったら、順光になる線路の反対側から撮りたかったです…。
振り返りって無意識に撮った一枚。
逆光、ケツ打ち、貨車カブり…。
どうしようもないカットですが、何となく気に入った一枚です。
 
昼食は、昨日と同じ食堂で。
昨日は餃子だったので、今日は麺にしました。
おいしかったです!
 
このあと下廟子で再び運用を確認すると、
北線の凌河行き客レに蒸機が入るとのこと!
昼食を終えたら黄甲へ移動です!
 
黄甲駅を発車する凌河行き客レ(203列車)です。
 
雲ひとつ無い青空!雪晴れに白い煙!
迫力満点の発車シーン!という最高のコンディションだったのですが、
あろうことか、ベストポジションを狙うかの如く、
全く空気を読めてないおっさんが直前乱入(号泣)!
牽引機のキャブに向かって訳の分からんこと叫んで、消えて行きました…。
 
気を取り直して、この列車を追いかけて凌河まで行きます。
 
途中の趙家屯駅で発車を撮って、
返しの黄甲行き客レ(204列車)を撮りに行きました。
 
この日の最後は、橋頭駅付近の有名な橋梁ポイントで撮影。
夕陽をバックにした蒸機のシルエット…。
 
美しい夕景を撮って、この日の撮影は終了となりました。
 
☆☆☆
 
訪問:平成21年(2009年)2月
 
☆南票撮影行Part2をご覧いただきありがとうございました。☆
2日目終了!最終日へ続きます。

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