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「なかなか面白い情報もあるなー」

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2006年12月23日(土)
河口湖駅でクリスマスイベントを開催

12月23日(土)、河口湖駅でクリスマスイベントが開催された。駅では職員が、サンタの衣装でお客様を迎えた。
小学生以下を対象としたクイズゲーム「トレジャーハントin河口湖」、山梨英和大学ハンドベルグループ「RingerRinger」の演奏などでクリスマスのムードを盛り上げた。イベント(ハンドベル演奏を除く)は24日も行われる。

夜の河口湖駅
(クリックで拡大)

   ハンドベルの演奏
 (サンタはビデオ担当職員)
 
2006年12月23日(土)
三つ峠駅の第一種連動装置が運用開始

かねて工事が進められていた三つ峠駅の転轍機と信号機の設置工事が完了し、第一種連動装置の運用が開始された。これにより、同駅における特急列車の普通列車追越や構内通過速度向上などが可能になる。次のダイヤ改正が注目されるところである。
三つ峠駅の第一種連動化は、大月線(大月−富士吉田)の交換可能中間7駅のうち都留市・東桂に続いて3駅目となる。
きょう観察したところでは、(交換がない場合でも)上り列車は曲線になっている2番線(副本線)に着発している。いまのところ番線の使用方法は従来と変わっていないらしい。

  
写真上=下り出発信号機 右の信号機が副本線用に新設された
  写真下=富士吉田側のポイントに設置されたNS形電気転轍機

(※)当研究所では、すでに 「2006・富士急行線10大ニュース」 を発表ずみだが、三つ峠駅の第一種連動化については、締切後事象として来年に持ち越したい。

2006年12月21日(木)
成田山初詣の臨時列車を運転(予告)

2007年1月5日(金)、富士急トラベルの企画で、河口湖発着の成田山初詣臨時列車が運転される。
夕食(お弁当・お茶)と記念品がついて、河口湖からの旅行代金は9,800円。富士急行線内は、上大月を除いて各駅に停車する。
車両は豊田電車区所属の189系(6連)が使用されるものとみられる。

     
 〈時刻表〉
         
往き  河口湖(7:30)⇒大月(8:55-8:56)⇒成田(12:22)
         帰り  成田(16:48)⇒大月(20:15-20:18)⇒河口湖(21:20)

2006年12月17日(日)
「四季彩」がやって来る

来年1月27日から2月18日までの土日と祝日に、青梅線で活躍している展望型列車「四季彩」(201系)が「快速 四季彩河口湖号」の名称で富士急行線へ入線する。来春まで運休しているホリデー快速3・4号のスジで、立川−河口湖間を往復する。列車は三つ峠−寿間で徐行運転し、大きな窓からは冬富士の絶景を楽しむことができる。
この時期、河口湖や山中湖では冬のイベントとして花火やイルミネーションなど様々なイベントが実施されている。「快速 四季彩河口湖号」は冬の富士五湖観光をサポートするとともに、乗ること自体が楽しい列車として運転される。

       
〈四季彩河口湖号時刻表〉 (徐行運転があるため一部時刻が変更になっている)
      
下り  立川(9:02発)⇒大月(9:59発)⇒河口湖(11:01着)
              上り  河口湖(14:47発)⇒大月(15:43発)⇒立川(16:41着)

    
このほか、河口湖12:12発、大月13:12 発の普通列車も四季彩車両で運転される。

2006年12月8日(金)
冬の線路を守る「雪割灯」

12月7日、富士急行線で、ポイント凍結防止のための「雪割灯」設置作業がはじまった。雪割灯は鉄製の箱で、内部で灯油を燃やして線路を暖める装置。
写真上は、ポイント可動部の外側に設置された3基の雪割灯。反対側にも同数設置されており、雪割灯はポイント1か所に6基程度必要ということになる。
写真下は、灯油タンクと雪割灯との位置関係を写したもの。線路脇のタンクからパイプを通して灯油を供給し、降雪時や厳寒時(気温−10℃以下)に点火する。
富士吉田駅の場合、使用頻度の高いポイント(2・3番線間のシーサスクロッシングなど)は一部、電熱線を使う方式に切り替えられており、雪割灯は使用頻度の低いポイント(電車工場への分岐や普段使用していない1番線への分岐など)を中心に設置されている。
奇しくも7日は二十四節気の「大雪」。富士北麓の本格的な冬は、すぐ目の前まで来ている。

2006年12月5日(火)
山中湖のイルミネーション

山中湖の「花の都公園」で、アートイルミネーション「FANTASEUM」が開催されている。
地元住民の手になる数多くの作品が並んでいて、見る人の目を楽しませる。
期間は2007年1月8日(月)まで。点灯時間は午後5時から9時。
山中湖は冷え込みが厳しいので、防寒対策を十分にしてでかけたい。
        

        (サムネイルをクリックすると大きくなります)

2006年11月30日(木)
「月江寺通り商店街」のイルミネーション

冬はイルミネーションの季節。
富士吉田市の「月江寺通り商店街」でも、それぞれの店が意匠をこらした飾り付けで、行く人の目を楽しませている。
       
(サムネイルをクリックすれば大きくなります)


商店街入口

カヤヌマ理容店

カフェ月光

富士山型ツリー

レストランM2

すずや惣菜店

月の江書店
2006年11月19日(日)
「ホリデー快速3・4号」今年最後の運転

土休日に大宮−河口湖間を直通で結んでいるホリデー快速3・4号は、11月19日(日)で2006年の運転を終了した。この列車は、「快速」とはいうものの富士急行線内は各駅停車(上大月は通過)。来春運転再開までの間は普通73・76列車が同じスジで運転する。
写真は、ホリデー快速河口湖3号(9473M)とJR直通高尾行(4536M)の富士吉田駅での交換風景。富士吉田駅は通常、2番線(左側)を河口湖行、3番線(右側)を大月行に使用しているが、6連のホリデー快速は、上り・下りともに3番線に発着する。
なお、ホリデー快速河口湖1・2号(新宿⇔河口湖)は土休日(正月3が日を含む)に、通年運転している。


直通高尾行(115系)とホリデー快速河口湖3号(183・189系東チタH61編成)
2006年11月18日(土)
紅富士の季節がやってきた

富士山は五合目付近まで雪が積もり、晴れた日の朝には紅富士が見られるようになった。紅富士は日の出直前に富士の雪が紅く染まる現象で、今のところ6時15分から30分頃にかけて見ることができる。
これにあわせ、山中湖温泉・紅富士の湯では例年、12月から3月までの休日に午前6時から早朝営業を行う。風呂に入りながら紅富士を見るためには、少し早起きをして出かけよう。

    
 写真上=山中湖からの紅富士(11月16日)
     写真下=花の都公園からの富士(11月8日)

      
(サムネイルをクリックすれば大きくなります)

2006年11月5日(日)
ホリデー快速近況(あさま色&国鉄色で運転)

ホリデー快速河口湖号は183・189系(6連)により土休日に、新宿−河口湖間と大宮−河口湖間で運転されている。本年5月以降は豊田電車区所属の旧あずさ色車(八トタM50編成)と大宮総合車両センター所属のスペーシア色車(宮オオOM201彩野編成)による運用が多かったが、10月から11月にかけては、旧あさま色車と旧国鉄色車の組み合わせが目立つ。日光が紅葉の最盛期で「彩野」が本来業務についているからだろうか。
今日(11月5日)のホリデー快速河口湖は、1・2号が長野総合車両センター所属の長ナノN101編成、3・4号が田町車両センター所属の東チタH61編成であった。

   
写真上=ホリデー快速1号(新宿→河口湖/長ナノN101編成)
   写真下=ホリデー快速3号(大宮→河口湖/東チタH61編成)

                
(サムネイルをクリックすれば大きくなります)

2006年10月27日(金)
富士北麓の紅葉まつり

富士北麓では、朝晩の冷え込みが厳しくなり、平地より1か月ほど早く紅葉の季節を迎えた。
今年も各地区で、ライトアップなどのイベントが開催されている。

◆河口湖紅葉まつり (写真上)
・期間:10月27日〜11月19日
・会場:河口湖畔もみじ回廊
・交通:河口湖駅からレトロバス20分

◆心静かに紅葉を観る会 (写真中)
・期間:10月20日〜11月5日
・会場:富士吉田市サンパーク富士
・交通:富士吉田駅からバス10分

◆夕焼けの渚・紅葉まつり
 (写真下)
・期間:10月27日〜11月12日
・会場:山中湖畔旭日丘緑地公園
・交通:富士吉田駅からバス30分



2006年10月15日(日)
三つ峠駅のポイント改良か?

三つ峠駅のポイント脇に、NS形電気転轍機が包装された状態で置かれている。どうやら三つ峠駅も第一種連動になるとみてよさそうだ。現在、大月線(大月−富士吉田)の中間交換駅7駅のうち第一種連動になっているのは都留市駅と東桂駅の2駅だけなので、三つ峠駅は3駅目ということになる(ほかの駅はスプリングポイント)。
完成すれば、特急列車の通過速度向上、特急列車による普通列車の追い越しなど運行上の自由度が増すことになる。次のダイヤ改正が注目されるところである。


 
〈写真上〉三つ峠駅のポイント脇に置かれているNS形電気転轍機
 〈写真下〉三つ峠駅は四季折々の花が美しい

2006年10月12日(木)
「富士急電車まつり」開催案内

富士急行は会社創立80周年を記念し、「鉄道の日」に合わせて「富士急電車まつり」を開催する。
     ◆日時 平成18年10月22日(日) 10:30〜15:00
     ◆会場 富士急行線 河口湖駅
     ◆内容 親子体験電車教室/軌道自転車乗車/マルタイ操作(以上要事前予約)
           保存車両(モ1型)車内公開・鉄道模型展示/車両撮影会/マルタイ実演/
           運転台記念撮影・車掌業務操作体験 
           オリジナルグッズ販売 など                

2006年10月9日(月)
富士山初冠雪

10月7日、甲府地方気象台は富士山の「初冠雪」を発表した。一方、富士吉田市は今年から、気象台とは別に「富士初雪化粧」を宣言することにした。気象台の河口湖測候所が無人になったため、地元の情報を提供したい、ということらしい。気象台が「初冠雪」を発表した7日は、富士山には雲がかかっていてふもとから冠雪が確認できなかった。このため、富士吉田市の「初雪化粧」宣言は「初冠雪」の発表から1日遅れの10月8日になり、なんともややこしい結果になった。
富士山に7回雪が降ると里へも雪がくる、というのが北麓での言い伝え。
厳しい冬は目の前に迫っている。

花の都公園から
(クリックで拡大)
2006年9月19日(火)
新「マッターホルン号」登場

9月8日の本欄で塗装工事中と紹介した1000系1編成(1205-1305)が本日(9月19日)、新「マッターホルン号」として営業運転を開始した。朱色と白色の鮮やかなコントラストと、頭部に白いアクセントをつけた新鮮なデザインが目を引く。「姉妹鉄道15周年」のヘッドマークを掲げているところをみると、1991年(平3)にスイスのBVZ鉄道(現・MGB)と提携して以来15年を迎えたことを記念して、MGBの車両と同一基調のデザインにしたものとみられる。
駅には、「スイスMGB姉妹鉄道提携15周年記念乗車券」発売のポスターも貼られた。期間は12月31日まで。2枚1セットで500円とのこと。

(※)BVZ=ブリーク・フィスブ・ツェルマット
   MGB=マッターホルン・ゴッタード・バーン

写真上=朱色と白色のコントラストが鮮やかな新「マッターホルン号」
写真下=駅に張られた記念乗車券発売のポスター

2006年9月17日(日)
富士と昭和を楽しむ「富士吉田まちめぐり」

9月17日(日)、富士吉田商工会議所と下吉田まちづくり研究会が主催し、富士急行株式会社が事務局を務める「富士吉田まちめぐり」が多くの参加者を集めて実施された。
当日の様子について、 別ウィンドウ にまとめたのでご覧いただきたい。

2006年9月8日(金)
1000系車両で塗色変更

9月7日、富士吉田工場で1000系車両が塗色変更しているところを望見した。工事中の車両は1305車とみられ、全体を朱色に塗られている。何かのイベントか記念日に登場するものと思われるが、いずれ分かり次第詳報したい。

(※)写真は富士吉田工場で塗色変更中の1000系車両

2006年8月26日(土)
火祭り・氣志團万博で臨時ダイヤ

8月26日は“吉田の火祭り”。本町通りに大松明が燃え盛り、富士山麓の短い夏に終わりを告げる。
富士急行線は例年、この祭りの見物客輸送に臨時ダイヤを組んで対応する。今年は祭りが休日(土曜日)に重なったこと、また当日コニファーフォレスト(富士急ハイランド)で氣志團のコンサートが開催されたこと、などによりかつてない多くの乗客を迎えることになった。
こうした事情を踏まえ、“湖上祭臨時ダイヤ”とは一味違うダイヤを組んで輸送に当たった。
①区間列車(河口湖⇔富士吉田・下吉田)の運転
近隣からの見物客に対応するため、河口湖と富士吉田・下吉田間を往復する短区間列車を下り6本、上り4本運転した。
②大月行臨時列車に“快速”を設定
氣志團万博観客の帰宅用として、快速列車2本(うち1本は富士急ハイランド・大月間無停車)を運転した。
③JR車両の活用
115系3連による韮崎行直通列車(河口湖発20:28韮崎着22:29)のほか、輸送力の大きい201系を都留市行(河口湖発22:26都留市着23:06)として運転した。
④最終列車繰り下げによる「かいじ123号」(下り最終)への接続
河口湖発22:59大月着23:51の臨時列車運転により、大月発0:05の「かいじ」(甲府行)への接続を図った。
⑤下り列車(河口湖方面行)の待避時間延長等による調整
臨時列車の運転に当たっては、上り(大月方面行)定期列車の時刻変更はなく、下り(河口湖方面行)定期列車7本の待避時間延長等により調整した。
    
(※)火祭り・氣志團万博の時刻表は「 2006・夏の臨時列車 」に掲載。

2006年8月7日(月)
またまた「ニューなのはな」がやってくる

富士急行株式会社によると、8月26日(土)と27日(日)の両日、富士急ハイランドで開催される氣志團のGIG(コンサート)「氣志團万博2006“極東NEVERLAND”」にあわせ、「ニューなのはな」車両を使った貸切列車「極東NEVERLAND EXPRESS」が運行される。当日、車両正面と側面には「極東NEVERLAND」のロゴがデザインされ、富士急ハイランド駅も「極東NEVERLAND駅」として装飾されるという。「ニューなのはな」の入線は、「河口湖ラベンダー号」(7月1・2日)、「富士山麓夏物語号」(8月5・6日)に続く第3弾。今回は富士急トラベル株式会社が企画旅行として実施する。
8月26日は吉田の火祭りとも重なって、富士急行線はこの夏最後の繁忙日を迎える。
「極東NEVERLAND EXPRESS」の運行予定は次のとおり。
〈往路〉千葉発(8:30)→新宿発(9:28)→富士急ハイランド着(12:30)
〈復路〉河口湖発(21:30)→新宿着(0:20)→千葉着(1:05)
      (※)富士急ハイランドから河口湖まではシャトルバス利用

2006年8月5日(土)
河口湖湖上祭で臨時ダイヤ

富士急行線は8月5日(土)、河口湖湖上祭花火大会の開催に合わせ17時以降終電まで、臨時ダイヤにより観客輸送にあたった。河口湖湖上祭は富士五湖最大のイベントで、毎年15万人前後の集客がある。とくに今年は開催日が休日と重なったため、かつてないにぎわいをみせた。
臨時ダイヤは、運行研究室の別ページ「
2006・夏の臨時列車 」に掲載してあるが、富士急行線湖上祭輸送の主な特徴は次のとおりである。
①区間列車(河口湖⇔富士吉田・下吉田)の頻発運転
富士吉田からの観客に対応するため、河口湖・富士吉田間7往復、河口湖・下吉田間2往復、計9往復の区間臨時列車を設けた。
②臨時列車の種別を“普通”に限定
沿線利用者が多いため、臨時列車の快速運転は行わず、すべて普通列車として運行した。
③JR車両活用による輸送力の強化
115系3連による韮崎行直通列車(河口湖発20:28韮崎着22:29)のほか、輸送力の大きい201系4連を2本、大月行(河口湖発21:23大月着22:22)と都留市行(河口湖発22:29都留市着23:06)に設定した。
④最終列車繰り下げによる「かいじ123号」(下り最終)への接続
河口湖発22:50大月着23:43の臨時列車設定により、大月発0:05「かいじ」(甲府行)への接続を図った。
⑤下り列車(河口湖方面行)の待避時間延長等による調整
臨時列車の設定にあたっては、上り(大月方面行)定期列車の時刻変更はなく、下り(河口湖方面行)定期列車の待避時間延長等により調整している。このため21時以降4本の下り定期列車に2分から12分の時刻変更があった。
ところでこの日の富士急行線は、115系が1453M(高尾発7:46河口湖着9:35)、11列車(大月発9:01河口湖着9:52)と連続して運転されたあと485系「ニューなのはな」が「富士山麓夏物語号」(千葉発6:34河口湖着10:10)として入線し、続いて189系あずさ色「ホリデー快速河口湖1号」(新宿発8:14河口湖着10:26)と189系スペーシア色「ホリデー快速河口湖3号」(大宮発8:18河口湖着10:58)がくるといったぐあいで、花火大会の観客輸送にふさわしいはなやかな朝を迎えた。

2006年7月29日(土)
天上山あじさいハイキング

河口湖の天上山公園は、いま10万本のあじさいが見ごろを迎えている。あじさいの咲く散策路へは湖畔から行くこともできるが上り坂がきついため、足に自信のない人には、いったん「カチカチ山ロープウェイ」で山上へ出て下るルートをおすすめしたい。ちなみにカチカチ山ロープウェイの名は、太宰治の名作「お伽草子」のなかの一篇「カチカチ山」が天上山をモデルにしたためつけられたものである。
ロープウェイを利用すると、湖畔から富士見台までわずか3分で到着する。富士見台からは、富士山が裾野から頂上まで一望できる。まさに一大パノラマというにふさわしい。富士急ハイランドのジェットコースターから手前に目を移せば、模型のような富士急電車が走っている。
絶景を堪能したら山を下ることにしよう。急坂なのでゆっくりと下ることが肝心だ。20分ほど樹間の道をつづら折れに下っていくと「ナカバ平」に出る。平坦な草地で周囲をあじさいが囲んでいて、富士山を背にした太宰治文学碑もある。この「ナカバ平」から下があじさいの散策路だ。相変わらず坂はきついが、右に左にあじさいを見ながら20分ほど下り、護国神社まで来れば休憩所が設けてある。ここからは舗装道路で、右へ行けば湖畔、左へ行けば駅である。
富士急行は、JR東日本と共同で「富士と花を満喫!河口湖キャンペーン」(18.6.10〜8.6)を展開している。いま花の主役はラベンダーからあじさいへ移ったようだ。


  富士見台からの富士山

    あじさいの群生
2006年7月23日(日)
「サウンドコニファー229」で臨時列車を運転

富士急行線は7月22日(土)、富士急ハイランドで開催された「サウンドコニファー229」(野外コンサート)の閉演に合わせて臨時列車を運転した(臨時ダイヤの概要は「 2006・夏の臨時列車 」で紹介ずみ)。
この日のダイヤの主な特徴は、①富士急行線と中央本線の定期列車をJR車両(115系)により直通化したこと。このため、河口湖発大月経由韮崎行という珍しい定期列車が実現した。②富士急ハイランドから大月までの間、無停車(折返し駅の富士吉田は運転停車)の快速列車を設定したこと。③JRの201系2編成(通常は東京から到着するとそのまま河口湖駅で滞泊)を臨時快速列車大月行として運用したこと。なおこの2列車は大月駅ではJRホームを使用した、などである。
フジサン特急と普通の臨時列車も設定され、1000系は4連で運転するなど、この日は富士急行線の総力をあげての運行となった。

写真上=富士吉田駅で折り返す韮崎行JR直通列車は首都圏ラッシュ時並みの乗車率。列車番号は中央本線での列車番号373Mを表示している。
  河口湖(20:28)→大月(21:20・21:25)韮崎(22:29)
写真下=富士吉田駅で運転停車して折り返す201系使用の臨時快速列車大月行。LEDは臨時を表示。運転士と車掌が慌ただしく入れ替わる。

2006年7月22日(土)
河口湖駅が全面リニューアルオープン

7月19日(水)、かねて整備を進めていた河口湖駅の工事が完了し、リニューアルオープンした。
駅舎は、「関東の駅100選」に選ばれた旧駅舎のイメージを引き継ぎながら、バスのキップ売り場やレストランなども備えた複合施設として、観光地・河口湖の拠点としての威容を誇っている。
駅前広場は駅に向かって左に一般車の駐車場が設けられ、正面はバスターミナルとタクシー乗り場になっている。
一時姿を消していたモ1号も化粧直しをし、駐車場入口に保存展示車として再登場した。
〈モ1号諸元〉(説明看板から)
形式:モ1
製造年:昭和4年(1929年)
種別:半鋼製2軸ボギー制御電動客車(両運転台式)
最大寸法(長×幅×高):15,240mm×2,725mm×4,092mm
車体寸法(長×幅):14,426mm×2,600mm
自重:34t
定員:102人(座席50人)
制御装置:電気電磁弁式直列総括制御(HL)
制動装置:空気ブレーキ・電気ブレーキ・手ブレーキ
電動機:93.25kw×4個
歯車比:3.88


柱の土台は旧駅舎のものを使用した

モ1号は駅前広場の一角に保存展示されている
2006年7月22日(土)
富士急ハイランドに「ええじゃないか」登場

7月19日(水)、富士急ハイランドに絶叫マシーン「ええじゃないか」が登場した。座席の回転数14回は世界最高で、ギネスブックへも登録されたという。7月22日(土)は登場以来はじめての休日とあって、「ええじゃないか」には朝から長蛇の行列ができた。
みるとコースターはムカデのイメージで、その足の部分が座席になっている。“西のナガシマ東のフジキュウ”と並び称された富士急ハイランドの面目躍如といったところである。
〈うんちく〉
もともと「ええじゃないか」は1867年(慶応3)の夏、諸国に神符が降ったとしてはじまった大衆的狂乱のこと。翌年、時代は明治となった。

2006年7月22日(土)
鉄道ジャーナル誌で岳南鉄道を特集

鉄道ジャーナル9月号(7月20日発売)は、「地方鉄道レポート」で岳南鉄道を特集している。同誌は“鉄道の将来を考える専門情報誌”をコンセプトに、鉄道を交通政策の一環としてとらえるなど他の鉄道趣味誌と一線を画している。この特集も①岳南鉄道のあゆみ②岳南鉄道の沿線③岳南鉄道の営業と運転④岳南鉄道の輸送実態⑤岳南鉄道を取り巻く環境⑥岳南鉄道のこれから、といった構成で、ガクテツの現状と課題を明らかにしている。
旅客・貨物輸送ともに最盛時の13〜14%にまで落ち込んだ現実は厳しいが、この鉄道を地域(富士市)の交通体系のなかで活かそうという考えが行政にも沿線にも根付きつつあるのは心強い、としている。

(※)岳南鉄道(株)は富士急グループの一員である。


   
 写真上=鉄道ジャーナル9月号表紙
    写真下=岳南鉄道の特集は8ページに及んでいる

2006年7月8日(土)
ビール電車を運転

富士急行では、夏恒例のビール電車の運転をはじめた。今年は、イベント列車「ふじやまビール号」のほか、「ビールカー」を連結した定期列車も運転する。
①「ふじやまビール号」
金曜日の夜運転するもので、河口湖発着都留市折り返しの「河口湖コース」と、大月発着富士吉田折り返しの「大月コース」がある。料金は一人2500円、地ビール(ふじやまビール)など3種類のビールが飲み放題。

〈運転日〉

河口湖コース(河口湖発18:56→都留市→河口湖着21:09)
          7月7・14・21日、8月8・25日、9月1日
大月コース(大月発18:43→富士吉田→大月20:36)
                      7月28日、8月4・11日
②「ビールカー」
今夏新登場。定期列車へ「ビールカー」(2両編成)を連結し、車内で地ビールを販売する。ビールは一杯400円。予約は不要で、乗車券、定期券を持っていれば気軽に利用できる。

〈運転日〉

7月8・9・15・16・29.・30日、8月6・19・20・27日
〈運転時刻〉
大月(10:32)→河口湖(11:38)    河口湖(12:12)→大月(13:06)
大月(14:14)→河口湖(15:12)     河口湖(16:18)→大月(17:17)
大月(19:07)→河口湖(19:56)

                   


河口湖駅の留置線で出番を待つビール電車(左)

ビール電車の案内広告
2006年7月1日(土)
「ニューなのはな」がやって来た

月1日、485系のジョイフルトレイン「ニューなのはな」が、「河口湖ラベンダー号」として入線した。富士急行線におけるジョイフルトレインの運転ははじめてで、今夏計4回の入線が予定されている(6月9日既報)。7月1日は富士山の山開き。ラベンダーの香りとともに富士山麓の夏が始まる。

「河口湖ラベンダー号」をカメラで歓迎しました。 こちら からご覧ください。

2006年6月20日(火)
「ニューなのはな」の試運転に出会う

6月20日、この夏多客臨として運転されるJR485系「ニューなのはな」の試運転に出会った。出勤途上の午前6時30分頃、下吉田駅で2816M東京行との交換シーンに行き会うことができた。JRの通勤電車とジョイフルトレインがホームを挟んで並ぶという、私鉄の駅とは思えない珍しい光景が展開した。
同駅での交換方法は、まず「ニューなのはな」(下り)が到着し、運転停車して2816M(上り)を待つ。「ニューなのはな」は6連のため尾部が上り線をふさいでいるが、2816Mが到着するとすぐに出発して線路を空けるため、2816Mは通常の停車時分で出発することができる。
現行ダイヤに支障することなく長編成の臨時列車を走らせるところはさすがである。

   
写真上=下吉田駅に到着した「ニューなのはな」
   写真下=ホームを挟んで並ぶ201系と「ニューなのはな」
      いずれも下吉田駅で

2006年6月18日(日)
「鉄道紀行」(第7巻)に富士急行線

ワンテーママガジン「にっぽん列島・鉄道紀行」(JTBパブリッシング)第7巻は、御殿場線、箱根登山鉄道、富士急行の3線特集。
「箱根の山をよじ登る箱根登山鉄道、箱根と富士の山裾をめぐる御殿場線、富士山に迫る富士急行・・・それは山麓をめぐる山岳路線。四季鮮やかに染め変わる風景が回り舞台のように移り行く」と巻頭言。
富士急行の項では“吉田のうどん”も紹介されている。各線の列車運行図表(ダイヤ)、路線断面図などもあって興味深い。

「にっぽん列島・鉄道紀行」は、毎月10日と25日に発行。各巻560円。

2006年6月9日(金)
「ニューなのはな」がやって来る

富士急行株式会社の ホームページ によると、この夏『富士と花を満喫!河口湖キャンペーン』の一環として「ニューなのはな」が富士急行線にやって来る。485系「ニューなのはな」は幕張車両センターに所属するジョイフルトレインで、7月1・2日と8月5・6日に計4往復運転される。全席指定で、このうち1〜4号車はお座敷車両、5〜6号車は座席車両の6両編成。富士急行線への交直両用車の入線は初めて。

《運転予定》
 
運転日       列車名     発駅・発時刻  着駅・着時刻    発駅・発時刻   着駅・着時刻
7月1・2日  河口湖ラベンダー号 宇都宮(6:10)→河口湖(10:10)  河口湖(16:04)→宇都宮(20:22)
8月5・6日 富士山麓夏物語号   千  葉(6:34)→河口湖(10:10)    河口湖(16:04)→千 葉(19:44)

2006年6月2日(金)
モ1形が消えた?

河口湖駅の留置線に保存されていたモ1形車両が、5月末頃から見当たらない。
モ1形車は1929年(昭4)、富士急行線(当時富士山麓電気鉄道線)が開業したときに新製された半鋼製電車。上田丸子電鉄(現上田電鉄)に譲渡された車両が車体更新されていなかったため、開業60周年を機に富士急行が買い戻し、製造時の姿に復元したもの。最近では1999年(平11)、開業70周年記念イベントで河口湖駅ホームに展示され、多くの見物客を集めた。
モ1形のあった場所には現在、無蓋貨車1両が置かれている。モ1形の命運は果たして如何に・・・?
なんとも気がかりなことである。

     
写真上=70周年記念で公開されたモ1形
     写真下=モ1形のあった場所には貨車が置かれている

2006年5月28日(日)
3号編成側面方向幕LED化

最近、1000系3号編成(1203+1303)の側面方向幕がLED化された。白色LEDの行き先表示の下に赤色で乗車案内が流れる方式。この白色LEDが極めて明るく、夜はホームの照明代わりになるほど。ところで写真をよく見ると“大月”の陰に“河口湖”の文字が見え、どうやら二つの行き先が切替式になっているらしい。この側面方向幕は、1両に2か所(1編成に4か所)設置されている。

2006年5月20日(土)
「鉄道ファン」誌に富士急行線特集

「鉄道ファン」7月号(5月20日発売)に、「首都圏の私鉄風景」シリーズとして富士急行線の特集が載っている。
池口英司氏(文)と持田昭俊氏(写真)による1日乗車レポートであるが、富士急行線の歴史から始まって駅の様子、車両、車窓風景などが手際よくまとめられている。取材日は4月12日。沿線の桜に1000系やフジサン特急がよく似合う写真も美しい。
富士急行線の魅力が余すところなく伝わってくるレポートだ。

2006年5月13日(土)
「スペーシア」カラーの189系が入線

5月13日(土)、ホリデー快速河口湖3・4号(大宮⇔河口湖)として大宮総合車両センター所属「スペーシア」カラーの189系(6連)が入線した。東武直通特急「日光」「きぬがわ」の運転開始にあわせ、その予備車として彩野(あやの)色からスペーシア色に塗装変更した列車である。
ところで鉄道誌によれば、「日光」「きぬがわ」は、この編成が予備車になってはいるものの、スペーシアや485系と比べて装備に見劣りがするため代走は極力東武車で行う、としている。
したがって「スペーシア」カラー189系の主な活躍の舞台は団体列車やホリデー快速になる、とのことである。

 
 写真上=「スペーシア」色のホリデー快速(三つ峠・寿間)
  写真下=折り返し発車までの間一時待機(河口湖駅にて)

   

2006年4月30日(日)
フジザクラとミツバツツジ

富士北麓に春の訪れを告げる花がフジザクラとミツバツツジ。
フジザクラは山梨県の県花になっていて、富士山周辺に多く自生しているためこの呼び名がある。花は薄紅色で小さく、うつむきかげんに咲くところから別名オトメザクラともいわれる。
ミツバツツジは早咲きの落葉性ツツジで、他の木々が葉を広げないうちに花が咲く。紅紫色の花はよく目立ち山中ではひときわ鮮やかだ。
連休にあわせて富士北麓では、これらの花を主役にした様々なイベントが開催されている。富士河口湖町では4月23日から5月3日まで、河口湖創造の森で「河口湖富士桜ミツバツツジ祭り」を開催している。また、富士吉田市では4月中旬から5月上旬まで、吉田口登山道「中の茶屋」付近で「ふじざくら祭り」を開催中だ。
今年は例年になく、朝夕冷え込む。少し暖かい服装を用意して出かけられたらいかがだろう。
   

    
写真上=フジザクラ
    写真下=ミツバツツジ

2006年4月21日(金)
河口湖に水陸両用車

国土交通省関東運輸局は19日、公共交通活性化策の一環として、河口湖へ水陸両用車を導入する構想を発表した。地元の富士河口湖町と連携して数年先の実現を目指すもので、2006年度から具体的検討に入る。
休日や夏の観光シーズンには、湖畔の道路は混雑を極める。このため富士河口湖町では以前から水上交通の導入を検討していたという。
水陸両用車は住民の足としてばかりでなく、観光客の誘致にもつながると期待される。実現すれば全国初となり、各地に普及する可能性を秘めている。
運行ルートは河口湖周辺のレジャー施設や公共施設などを循環する路線が想定される。実際の運行に当たっては、富士急行との連携が不可欠とみられている。

2006年4月15日(土)
富士急沿線・春便り

富士北麓にも、ようやく春の便りが届いた。富士吉田から大月に向かって、富士急沿線に桜の春を訪ねた。
 「鉄道写真館」に別ページでまとめました。 こちら からご覧ください。

2006年4月9日(日)
お花見列車「ササイチ号」を運転

富士急行では4月4日(火)と7日(金)、「笹一酒造」・「ふじやまビール」と協賛して、お花見列車「ササイチ号」を運転した。4日は河口湖、7日は大月の発着で、いずれも東桂駅に約40分間停車して夜桜を見物した。
この列車は、お座敷の設備、カラオケ歌い放題、地酒と炭酸をブレンドした「ポン酒サワー」の試飲がセールスポイント。
料金は一人2800円、地酒・地ビール飲み放題、参加者全員に「ぐい呑み」のプレゼントつき。
   
【運転時間】
    ●4月4日(火) 河口湖発着
      河口湖(18:56)⇒富士吉田(19:01・19:35)⇒東桂(19:58)
      東桂(20:46)⇒河口湖(21:09)
         ●4月7日(金) 大月発着
      大月(18:43)⇒東桂(19:10・19:58)⇒大月(20:26)


翌日の運転にそなえ河口湖駅に待機する「ササイチ号」(4月6日)
2006年4月1日(土)
富士吉田駅ビルがリニューアルオープン

3月31日、本年初から改装工事をしていた富士吉田駅ビルがリニューアルオープンした。愛称は「キュースタ」。富士急のQと駅のStationを組み合わせたネーミング。ビル全体の核になる店舗はないが、複合専門店ビルとしての魅力をアピールする。店舗数は48、従業員数は300名で年間60億円の売上高を目指す。
    富士吉田の駅に賑わいが戻ってきた。
    駅ビルの賑わいが町の活性化につながるよう期待したい。
 〈Q−STAの各フロア〉
 
6階  ワンプライス&英会話
      ・100円ショップ 英会話教室
 
5階  ウェルネス・コミュニティ
       ・クリニックモール 調剤薬局 トレーニングジム 美容室

 
4階  キッズ天国&ライフはぴねす
       ・玩具・ゲーム 生活雑貨 写真スタジオ

 
3階  ファミリー・ライフスタイル
       ・無印良品 カジュアルファッション 喫茶

 2階  ファッション・ストリート
       ・ヤング&婦人衣料 呉服 メガネ 紳士婦人服

 
1階  ファッション・コンビニエンス
       ・ドラッグストア ファッション雑貨 化粧品 モスバーガー

 
地階 デイリー・フーズ
       ・食料品 ベーカリー


リニューアルオープンにあわせて看板も変わった

3月31日、リニューアルオープン初日夜の富士吉田駅ビル
2006年4月1日(土)
河口湖駅新駅舎オープン

昨年11月から改修工事をしていた河口湖駅で新駅舎が完成し、3月24日から供用を開始した。新駅舎は、「関東の駅100選」にも選ばれた旧駅舎のイメージを踏襲したログハウス風のつくりで、バリアフリー対応の駅へ生まれ変わった。
駅前ロータリーや駐車場、飲食物販棟などの整備は引き続き行われているが、今夏は装いを一新して大勢の観光客を迎えることになる。

写真=工事が進む河口湖駅

2006年3月4日(土)
祝宴列車を運転(貸切列車の取扱開始に備えて)

富士急行線では、この4月から貸切列車の取扱いを始める。結婚式や同窓会など利用方法はさまざま。通常のダイヤに支障のない範囲で、お客さまの都合に合わせて線内を往復する。
これに先立ち3月4日、試行として富士急行線運転士の結婚を祝う祝宴列車が運転された。11時2分に河口湖を出発し、都留市で折り返して14時27分に河口湖へ戻ってくる、というもので、途中富士吉田では往復それぞれ約30分間停車した。
ヘッドマークはもちろん、パーティーを盛り上げるために特別切符やワインラベルなども用意した、とのこと。
今回の運行料金は30万円とか。
貸切列車が沿線地域に定着し、多くの人々が利用するよう期待したい。

富士吉田駅で、普段使用していない1番線に停車する祝宴列車
2006年2月18日(土)
お座敷列車「甲斐の開運号」を運転

富士急行は、富士五湖唯一の造り酒屋「井出醸造店」と協賛して、「甲斐の開運号」を運転している。同社では、この列車は車内の一部をお座敷とし、ビール電車やワイン電車とは一味違う時間を過ごしていただく、とPRしている。車内では、新酒利き酒、蔵人による講話、カラオケ歌い放題などのイベントがあり、酒粕とぐい呑みのプレゼントも用意されている。料金は1人2500円(要予約)。
    
 〈運転日・時間〉
    ・2月17日(金)・24日(金)
           河口湖(18:56)→都留市(20:10)(20:35)→河口湖(21:22)
   ・3月3日(金)
      大月(18:42)→富士吉田(19:26)(19:34)→大月(20:30)


「甲斐の開運号」のポスター
2006年2月12日(日)
農鳥あらわる

富士吉田方向から、富士山8合目付近に鳥の姿をした雪形を見ることができる。例年なら春先の雪解けとともにあらわれ農作業の開始を告げるという、地元で農鳥(のうどり)と呼ぶ雪渓である。ところが今年は雪が少ないせいか、この農鳥が2月にして早々と姿を見せている。
富士北麓は今冬厳しい寒さが続いているが、真冬にあらわれた農鳥が案外早く春を運んできてくれるかも知れない。

写真=中央に空へ飛び立つ鳥の姿が見える。なお山中湖側でも農鳥と呼ぶ雪渓があるが、これとは別物である。

2006年2月4日(土)
河口湖・冬のイベント

河口湖で冬のイベントが開催されている。
「河口湖・光のファンタジア」は2005年11月1日から2006年2月26日まで。大池公園周辺ではイルミネーションで木々がキャンドルの炎になり、河口湖大橋が光の帯になっている。点燈時間は毎日、日没から午後10時頃まで。
「冬花火・湖上の舞」は9回目。大池公園をメイン会場として下記の日程で行われている。各開催日とも午後8時から30分間、約2000発の花火が夜空を彩る。“2月23日”は、富士河口湖町がこの日を“富士山の日”と命名したことにちなみ、イベント最終日としている。
〈湖上の舞日程〉
1月 14(土)15(日)21(土)22(日)28(土)29(日)
2月 4(土)5(日)11(土)12(日)18(土)19(日)23(木)

写真上=観光船もイルミネーションで飾られている。
写真下=富士河口湖観光連盟などの制作による「湖上の舞」のパンフレット。

2006年1月28日(土)
フジサン特急が巻頭を飾る(私鉄時刻表・東日本版)

2006年1月1日付けで、JTBから「私鉄時刻表」が発行された。この時刻表は東日本版と西日本版の2冊に分かれているが、このうち東日本版の巻頭をフジサン特急が飾っている。
フジサン特急は「日本の現在(いま)を走る私鉄特急」と題したカラー特集の代表である。
この時刻表、東日本版は静岡県・長野県以東の全57社126路線、西日本版は北陸地方・愛知県以西の全54社190路線を完全掲載し“資料性バツグン!”とうたっている。
ところで気になるのは表紙に小さく記載されている「スピード時刻表1月号臨時増刊」の表示。今回は“臨時”の位置づけのようであるが、早期に定期発行されることを望みたい。

写真上=JTB私鉄時刻表東日本版(右)と西日本版(左)。東日本版の表紙は「つくばエクスプレス」、西日本版の表紙は「一畑電鉄」。
写真下=東日本版の巻頭を飾る「フジサン特急」。ちなみに西日本版の巻頭は、近鉄「アーバンライナーplus」。

2006年1月15日(日)
富士北麓の小正月

1月14日、富士北麓の各地で小正月を迎える行事が見られた。あいにくの雨ではあったが、山中地区では各組ごとに“ダシンボク”(道祖神飾り)が建てられ、“どんど焼き”が行われた。どんど焼きは門松や注連飾りを持ち寄り燃やして一年の五穀豊穣と無病息災を願う、田舎ならではの祭りである。木の枝に刺した紅白3つの米団子を火であぶり、食べれば虫歯にならないという。子供たちは熱い団子に息を吹きかけさまして食べ、袋一杯の菓子をもらって家へ帰る。
この近郷では、忍野(おしの)村の道祖神飾りが特に豪華で、各組が出来栄えを競い合う。いまでも農業の盛んなこの地区住民の素朴な願いが伝わってくる新春の風物詩である。

写真上=雨の中で行われた山中地区のどんど焼き
写真下=忍野村忍草(しぼくさ)地区の豪華な道祖神飾り

2006年1月15日(日)
山中湖が22年ぶりに全面結氷

富士北麓地方は例年になく厳しい冬を迎えている。1月に入ってからは最低気温が氷点下16.4度を記録し(8・9日)、また真冬日(最高気温が氷点下の日)が連続するなど寒い日が続いている。このため山中湖は1984年以来22年ぶりに全面結氷した。
昨日(14日)から今日(15日)にかけては気温が上がり、昨日は季節はずれの雨、今日は春先の陽気となったが、それでも氷は厚いところで20cmもあり、平野地区では氷上でワカサギ釣りをする光景が見られた。
また、結氷した湖と白鳥を前景に富士を撮ろうとする写真愛好家も大勢集まり、湖畔は賑わいを見せている。

写真上=冬の風物詩。氷上でのワカサギ釣りの光景
写真下=冬の富士を撮りに集まったアマチュアカメラマン
      (この区域は水鳥のために氷が割ってある)

2006年1月14日(土)
都留文科大学
都留文科大学は、都留市が経営する公立大学である。文学部のみの単科大学であるが、初等教育学科をはじめ5つの学科があり、大学院も設置されている。本学は小学校教員養成の大学として全国に知られ、着実に発展してきた。学生数は3千人弱で、これは都留市の人口(約3万5千人)の12分の1にあたる。
入学試験は国立大学と同じ前期日程のほか公立大学中期日程を採用。加えて試験会場も北海道から沖縄まで全国12か所に設けるなど、受験しやすい態勢を整えている。このため全国から優秀な学生が集まり、入学難易度は高い。
卒業生のうち、多くの者が教師として出身地へ帰ってゆく。2005年3月、教師になった卒業生は151人で全国各地で活躍している。
もうすぐ本格的入試シーズンが始まる。小学校教員を目指すなら、選択肢の一つとして本学を考えたらいかがだろう。

【進学情報】
所在地    山梨県都留市田原3−8−1
交通案内  富士急行線都留文科大学前駅から徒歩5分
学生総数  約2900人
募集人員  初等教育学科=180名    国文学科=120名
        英文学科=120名       社会学科=120名
        比較文化学科=120名
入学費用    802,800円(市外出身者)    661,800円(市内出身者)
        (うち授業料は520,800円
)

     都留文科大学

   都留文科大学前駅
2006年1月7日(土)
河口湖駅改良工事進行中
富士急行では本年7月末の完成を目指して、河口湖駅の改良工事に取り組んでいる。現在、駅前広場の整備とともに駅舎の建替工事が進み、新駅舎の躯体が出来上がった。ファサードには旧駅舎の柱や梁、石積みの土台などが使われている。完成までの間、同駅はプレハブ造りの仮設駅舎で業務を行っている。

(この冬、富士山は極端に積雪が少なく地肌が見えていたが、昨夜降雪があり、ようやく冬らしい姿になった)

写真上=雪を戴いた富士を背に建設中の新駅舎(右)と仮設駅舎(左)
写真下=仮設駅舎の入口。右手に新駅舎が見える。

富士急行線の出来事や沿線の行事・名所などをご案内します。所長が気づかないこともあると思いますので、皆様からの情報をお待ちしています。

記念レポート     2006.7.1       「河口湖ラベンダー号」(ニューなのはな)歓迎記
体験レポート   2006.9.17          「富士吉田まちめぐり」に参加
見学レポート      2006.10.22         「富士急電車まつり」体験記
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