このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
7.三つ峠⇒(寿)
キロ程(大月起点)=15.8km 標高=616m 開業=1929年(昭4)6月19日 改称=1943年(昭18)9月20日 小沼→三ツ峠 その後三ツ峠→三つ峠 駅員=委託 |
三つ峠駅は西桂町唯一の駅である。近くに役場や銀行があるが、山あいの小さな町なので、静かな雰囲気に包まれている。
1面2線の構造で、貨物用に使用していた側線(現在未使用)が1本ある。当駅は昨年12月、ポイントが改良(第一種連動装置)され、特急列車の待避や快速列車の緩急接続のシーンが見られるようになった。番線使用が複雑になったため、誤乗車防止を呼びかける看板が掲示されている。
三つ峠駅は、いつも花に彩られている。整備された構内からは、女性駅長の人柄が伝わってくる。ホームの端に鎮座している三つ峠の達磨石も、この駅の名物だ。
屋根の風見鶏、木枠の窓、丸型ポストなど、どこかなつかしいつくりの三つ峠駅舎
ホリデー快速と普通列車との緩急接続シーン
早咲きのコスモスで彩られたホーム
ホームの隅にある三つ峠の達磨石
改札口からホーム側を望む
トーマスのベンチもある
深緑の駅名標示
三つ峠−寿間は平均勾配37.0‰。40.0‰の急勾配と240Rの急曲線がつづく富士急行線最大の難所である。
三つ峠を出た列車は中学校前を通り過ぎると右に田んぼを見ながら進む。左前方には富士山が大きく見えてくる。
千野宮踏切を過ぎると右手の山裾に沿って線路は左へ大きくカーブする。このカーブが終わる付近に“がんじゃ踏切”という変わった名前の踏切があるが、ここは富士山をバックに列車が撮れる撮影の名所である。とりわけ冬は空気が澄んでいるため富士の姿が美しく、多くのアマチュアカメラマンが訪れる。
がんじゃ踏切を過ぎると、いよいよ坂はきつくなり、40‰区間が続く。
山ノ神脇の盛土区間を過ぎると林になるが、途中1961年事故の慰霊碑があり、今でもきれいに整備されている。
林を抜け、左カーブが終わると今度は右カーブになり、再度40‰の急坂を上る。その坂を上りきったところが寿駅である。
西桂中学校前を過ぎた付近(三つ峠⇔寿)
千野宮踏切を過ぎると山裾を進む(寿⇔三つ峠)
がんじゃ踏切からの冬景色(2007.2.3撮影)
山ノ神脇の坂を上る(三つ峠⇔寿)
林を抜け、左カーブの盛土区間を寿駅へ向かう
(寿⇔三つ峠)
坂の上に位置する寿駅へ到着
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