このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
9.下吉田⇒月江寺⇒(富士吉田)
キロ程(大月起点)=21.1km 標高=753m 開業=1929年(昭4)6月19日 駅員=委託 |
下吉田(しもよしだ)駅
下吉田駅は住宅地の一角にあるが、かつては富士吉田特産の織物の輸送拠点であった。駅前は小さな公園になっており、駅舎は当時の名古屋駅を模したモダンなデザインである。
構内には当時使われていた倉庫群が残っていて、今でもその一部が企業の事業所として使われている。
島式1面2線の交換駅であるが、側線が3本ある。富士急行線の中間交換駅では最も余裕のあるつくりで、1000系を陸送してきたときは、当駅から搬入した。
また当駅には、線路の安全を守る保線区がおかれている。
レトロモダンな下吉田駅舎
線路脇には倉庫群が残っている
構内に留置されている古い貨車
下吉田を出た列車は左にカーブを切りながら坂を上る。小舟山踏切からは直線になるが、勾配は40‰へとさらにきつくなる。
小舟山踏切は通称「おひめ坂踏切」といい、自動車の運転手にとっても難所である。数えてみれば7本の道路が集中する交差点の真ん中を線路が横切っている。
坂を上りきると月江寺駅に着く。
下吉田駅と月江寺駅の間は、わずか800mだが、この間に列車は23mを駆け上がる。
下吉田を出た列車は左へカーブしながら坂を上る
(06年7月撮影)
道路が集中していてドライバーが緊張する小舟山踏切
月江寺(げっこうじ)駅
キロ程(大月起点)=21.9km 標高=776m 開業=1931年(昭6)10月1日 駅員=委託 |
月江寺駅は商店街の坂を上りきったところにある。駅自体も坂の途中で、1面1線のホームは富士急行線内の駅で最も傾斜している(15.2‰)。駅全体が薄いエメラルド色で統一されていて明るい雰囲気。近くにある富士学苑高校の生徒の利用が多い。
月江寺下踏切から駅方向を望む
(07年6月撮影)
商店街の坂を上りきったところにある月江寺駅
薄いエメラルド色が当駅のカラー
富士学苑高校は当駅至近
月江寺を出た列車は連続した踏切を渡り、右にカーブして直進する。富士吉田駅ビルは左に遠のき、一瞬、進行方向が違うのではないかと思えてしまう。右側に並行している道路が途切れると、列車は左に大きく曲がる。国道139号線をくぐると右側に河口湖方面からの線路が寄り添い、前方に駅ビルが大きく見えてくる。
月江寺を出るとすぐに踏切を二つ渡る
直線区間が終わり左に大きくカーブする
(06年6月撮影)
国道をくぐると富士吉田駅が見えてくる
左の壁は電車工場
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