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京成電鉄のセピア

なつかしの新赤電塗装非冷房車3000形など





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写真

タイトル

写真

タイトル

さよなら運転時2100形2101号

江戸川 1988年3月27日

2100形は1952年7月、戦後本格的な新車としてデビューした制御車。1967年以降、2101〜2109は2008と共にカルダン化した210形210〜219と4両を組み、2100形は1971年に更新。1980年2月〜1981年10月に、ファイアーオレンジの赤電色に変更し、写真の姿になった。2100形は210形と共に1988年3月、約36年の活躍に終止符を打ち全廃になった。トップナンバーの2101編成は青電色に塗り替えられ、さよなら運転を行った。

2100形さよなら運転時、市川真間
にて退避

市川真間 1988年3月27日

左手に小さく見える赤電は3050形3054号急行。イベント電車は、退避駅等で先頭・後方車両にファンが殺到した。

3000形3004号

東中山  1988年7月9日

3004は、1958年5月製造。1977年10月に更新。撮影時は3001〜3004が京成最古の車両として4連で使用していた。1991年3月に廃車になったが、写真の3004は解体を逃れ、宗吾車両基地内にデビュー時の姿に戻し復元された。
リバイバルカラーに復元した
3200形3295〜3298編成

柴又 2007年1月18日

3295〜3298編成は、2007年1月28日に '開運'復活運転イベントを行うのに備え、数日前にデビュー時のモーンアイボリー+ファイアーオレンジのツートンに、ミスティラベンダー帯を配した塗装に復元した。2007年1月17日より、リバイバルカラーで金町線を中心に普通4両運用に混じり使用している。同塗装の復活は1994年10月〜1995年2月の間、3050形3059〜3062編成でも行われ、12年振に再会する運命に恵まれた。3295〜3298編成は現行標準色のグレーベースにレッド・ブルー帯に変更した後に行った為、往年の帯ステンレス枠は撤去されていたが、ラッピングにより、メタルグレーの縁取を再現した。3150形以降の先頭車はファイアーオレンジベース色時に行った更新時に前面ライト・尾灯を腰部に配置した為、前面帯を廃したが、復活塗装では前面にもライトを跨ぎ帯をうまく配した点が評価された。同編成は、新3000形の増備により2007年3月下旬に廃車となり、復活塗装は僅か2ヵ月で終わった。

3050形3070号

京成津田沼引込み線
  1992年10月25日

3067〜3070は、1991年3月、京成で最後の冷房化工事を実施した車両。製造は1959年10月で、撮影時は33歳。1995年4月以降は千葉急行車としてブルー塗装で余生を送り、1996年3月に廃車になった。

3050形3070車内

1993年5月

3050形は、更新後も内装色等の変化はなく、アルミ製塗装仕上片扉等デビュー時の面影を多数残していた。写真は冷房化後で、天井イメージは、一変した。

3100形3132号

船橋競馬場 1991年12月16日

3132号は1961年12月に新製し、撮影時で満30歳だった。1981年8月に更新、1987年9月に冷房化を行っている。写真は冷房化後、ファイアーオレンジ色時の姿。1993年11月に現行標準色に塗装変更。1996年3月に廃車になった。

3100形3124号

谷津 1992年12月30日

3124は1961年11月製で撮影時は車齢31歳。1982年夏の更新から10年の歳月が経ち、その間、1987年夏に冷房化。撮影時から約3年後の1996年3月に廃車となったが、その間、1994年6月に塗装変更が行われた。写真は冷房化後、塗装変更前の姿。

ファイアーオレンジ色時代の
3200形8M車3201号

京成千葉 1990年5月3日

3201は3200形のトップナンバーで、1964年10月新製。1985年9月に更新された。1994年8月、現行標準色に変更され、2004年1月の廃車時まで使用された。写真は改装工事前の京成千葉駅で、駅周辺の再開発等も完了していなかった。

更新・冷房化前の3200形3276号

京成船橋 1987年6月3日

3276は1967年秋に製造。1980年4月に、ツートンカラーから写真のファイアーオレンジ色に塗装変更。写真は更新前で、種別・行先表示板やHゴム窓枠の両扉等、原型を留めた姿が懐かしい。同車は、1988年10月に更新・冷房化、1994年4月に現行標準色に塗装変更された。新3000形増備に伴い、2006年12月に廃車になった。

更新後の3200形3276

京成西船 1992年7月10日

3200形6M車の両扉車3221〜3280は1989年3月迄に更新・冷房化を終えたが先頭台車がT台車の為、京急には乗入不可だった。撮影の翌月、先頭台車をM化(中間側台車と振替により)をする工事が同車と3273をトップに行われた。

3200形8M車のアルミ製塗装仕上
客扉

3206車内 1993年2月3200形8M車3201〜3220は、1985年7月〜1986年6月に更新・冷房化。このグループは更新時に客扉をHゴムなしのアルミ製扉を採用し、内側はデコラ同色に塗装された。3200形8M車の特徴だった。写真は3206車内で、撮影時はイェローグリーン基調試験塗装編成だった。3200形8M車が全廃となった2004年1月以降は見ることできなくなった。

唯一の片扉編成として使用した
3200形3295〜3298編成

市川真間  2006年10月8日

3200形6M車のうち、最終増備車として1967年12月に新製した3291〜3294・3295〜3298編成4両2本は、1600形代替としてセミクロスシート・WC付(3292・3296に設置)の特急'開運 'としてデビュー。これらは1963年11月に'開運'専用としてデビューした3150形3191〜3194編成と混結も考慮し3150形同様の窓配置とした片扉車として新製した。AE形が営業運転開始した直後の1974年に3291〜3298は通勤車化され、WC撤去(客車化)やロングシート化を施行したが、片扉の3200形として異彩を保っていた。写真の3295〜3298編成は1980年2月にファイアーオレンジへの塗装変更を施行。それから9年後の1989年4月に3297〜3298、同年6月に3295〜3296といった順で更新・冷房化を行った。3291〜3294編成は1988年5月に8VVVFインバーター試験車として更新・冷房化を行ったのに対し、3295〜3298編成は抵抗制御のまま更新を行い、同一設計で新製した両編成は別の道を歩むことになった。1994年12月に現行標準のグレーベースにレッド・ブルー帯への塗装変更を行い、写真の姿になった。京成の赤電片扉形式は3100・3150形が現行標準色になり活躍したか、これらも2001年4月までに京成から全除籍となり(北総にリースした3150形も2003年12月に全廃になった)、以後片扉車は3291〜3298のみとなった。2004年1月にVVVF試験車の3291〜3294編成が廃車になったことにより、3295〜3298編成が唯一の京成車片扉車となり、引き続き写真の現行標準色で使用した。晩期の2007年1月、3295〜3298編成はデビュー時の赤電ツートン色に変更し、2007年3月に廃車となり、京成通勤車から片扉車は消滅した。

クロスシート試作車の
3300形一次車3316号

京成千葉   1990年8月30日

1968年11月製の3313〜3316号は、1990年4月、クロスシート試作編成として更新した。冷房化は1986年7月に施行済だった。撮影時は、3309〜3310を成田方に連結し6連だった。1995年春に、ロングシート化し、以後、2001年8月に再度シート交換。2006年4月1日付で、北総にリースし、3313〜3316→7265〜7268と改番した。

菅野駅を通過する、晩年のAE形
AE70号

菅野 1992年12月30日

AE70は1978年製。AE100形が6本揃った1992年夏以降、AE61〜65+68〜70の編成は、予備車として1本残るのみとなり、終日車庫入している日が多かった。同編成も1993年夏に運用脱退し、AE形は全廃になった。

京急からリースした
1000形1040号

京成津田沼   1991年3月29日

1988年12月、京急より1000形4両2本を6年契約でリースし、京成1000形として使用。リース対象車は1960年製の車両で、車号は上野方から1029〜1032・1037〜1040で京急車号のままだった。リース後、約2年は8連で特急・通勤特急等を主に使用されていたが、1990年末以降4連2本に分割。写真は1000形4連2本が偶然、京成津田沼の下り3・4番線ホームで遭遇し、一見京急線内の駅に思えた。1037〜1040は、1991年11月末、京急に返却され廃車解体され、1029〜1032は1992年4月、千葉急行車に再リースし、1994年1月に返却。後廃車解体された。

塗装変更後の3150形3179号

国府台 1995年7月上旬

3179は1963年秋に製造。1985年春に更新・冷房化。1993年10月に写真の現行標準色に塗装変更した。2000年春、北総にリースされ、7050形7081号となった。2003年12月23日、国内地下鉄乗入車最古の車両として、北総でさよなら運転を行い40年の生涯を終えた記念すべき車両だった。同車を含む北総リース車3179〜3182・3187〜3190(北総車号は7081〜7084・7085〜7088)をもって、3150形は全廃になった。

3150形3162号

東中山  1992年8月12日

3162は1963年2月新製。1983年夏に更新・冷房化施行。写真は更新後、塗装変更前で、1993年9月に塗装変更。京成車の3150形としては、最後迄残り、2001年4月引退後、北総にリースされ、2003年1月まで残った。

3200形8M車3213号

菅野 1994年3月

1964年秋製造の3213は、1985年7月に3200形のトップを切って更新・冷房化。2003年3月に廃車となった。同車は1991年12月に試験塗装車編成としてライトブルー基調色に変更。4ヶ月後の1992年4月にファイアーオレンジ基調色に戻され、撮影時はそれから約2年後の姿。1994年7月に現行標準塗装に変更し、3年間で3度塗装変更を行った経緯があった。

現行標準色となった
3200形3220号

京成高砂〜柴又
1994年12月19日

3220は1964年秋製造で、1986年3月に更新・冷房化。3217〜3220は1991年12月にグレー基調の試験塗装編成で、1993年夏の塗装変更開始後もベースはグレーとはいえ、帯配置が異なっていた。1993年12月に標準塗装配色に変更。2003年3月に廃車になった。

3300形一次車3304号

みどり台  1992年4月26日

1968年11月新製の3304。写真撮影時は更新後、塗装変更前。1987年5月に冷房化、1987年10月に方向幕取付、1989年6月更新、1994年4月塗装変更と、7年間で4回も外観見付を変更した。更新後、しばらくは3301〜3304の4連単独編成のことが多かった。

冷房化後、未更新時代の
3300形二次車3336号

東中山  1990年6月25日

3336は1971年2月に新製。1985年5月に冷房化。1991年9月に更新を施行。更新の際、完全中間車化し、乗務員室は跡形もなく撤去され客車化した。写真の3336は2007年現在、成田方から3333〜3336+3343〜3344編成の中間車となってる。

3300形3344号

東中山 1990年4月27日

3344は1972年春に製造した赤電最終グループ。1984年夏に冷房化。写真は更新前・冷房化後のスタイル。撮影時は、3300形二次車更新開始直後で、2両しかなかった更新車3353〜3354を更新前の3341〜3344の成田方に連結した編成だった。3344は1992年2月に更新、1995年2月に塗装変更を行った。

ゾロ目ナンバーの
3300形二次車3333号

船橋競馬場  1992年6月10日

3333は1971年2月に東急車輛にて製造。1985年5月、大榮車輌にて冷房化工事。1991年8月に更新され、写真スタイルになった。その後、1994年10月に現行色に塗装変更した。

3500形3528号

谷津〜京成津田沼 1995年5月

3528号は1973年製造。1994年1月、帯色変更、1998年2月に更新を行った。写真は更新前・帯色変更後の姿。3500形は更新開始前は、8連優等運用の主力だった。

 

 


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