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京成電鉄のセピア

なつかしの新赤電塗装非冷房車3000形など

ここでは、今は見れなくなってしまった京成車両等の写真を中心に掲載しました。
近隣系列社で、京成と乗入を行なっている北総の過去車両や、会社解散した千葉急行の車両も一部掲載しました。




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写真

タイトル

写真

タイトル

千葉急行3050形3071号

1995年3月上旬   大森台

1994年1月、元京急1029〜1032の代替として京成3050形3071〜3074編成が千葉急行にリースされた。同編成は1959年製で、1980年に車体更新、1990年秋に冷房化を施行。大森台〜ちはら台開業時の1995年4月に同形3067〜3070編成もリースされた。1996年1月、3071〜3074は3100形3125〜3128に座を譲り京成に返却し即、廃車に。3067〜3070も1996年3月に京成に返却し廃車となり、3050形は消滅した。

廃車約1年前の3050形3054号

1992年5月3日 京成西船

3051〜3054編成は1959年9月新製。1976年秋に赤電のトップを切って更新が行われた。それから14年後の、1990年8月冷房化・方向幕取付工事を施工し、写真の姿になった。しかし、3400形デビューにより1993年3月末に廃車となり解体。冷房化後は僅か2年7ヵ月の活躍だった。

方向幕なしの冷房車、3300形3313号

1988年3月28日  京成船橋

1968年11月、外観上は3200形同スタイルで誕生した3300形一次車3301〜3316。1980年8月〜1981年2月のファイアーオレンジへの塗装変更の後、1986年6月〜1987年5月に冷房化工事が行なわれ、方向幕なしの冷房車で話題になった。写真の3313〜3316は1981年2月にファイアーオレンジへの塗装変更が行われ、それから5年後の1986年7月に冷房化工事を施工。その際、同編成のみ側客扉窓枠を黒Hゴムから金属に変更した。1987年秋に3301〜3312は方向幕取付工事を施工。3313〜3316編成のみしばらく方向幕なしの姿で残ったが、1988年7月に方向幕取付工事を施工した。同編成は、1990年4月にクロスシート試作車として更新を施工。1995年4月に現行標準色に塗装変更し、同時に再度ロングシート化し新シートを試用。以後、2001年8月に再度新シートを試用する等、試験的要素の濃い編成だった。2006年4月1日付で北総にリースし、7260形7265〜7268として活躍中。

旧塗装色で残った3150形3158号
 
1995年4月9日  
海神〜京成船橋

ファイアーオレンジ塗装だった3100形〜3300形鋼製車は、1993年6月〜1995年6月に在籍車全てを現行標準色のライトグレーベースにレッド・ブルー帯に変更した。塗装変更完了間近だった1995年4月時点では、3150形3155〜3158(1963年2月新製、1984年2月〜3月更新・冷房化)と3187〜3188(1963年11月新製、1983年9月〜10月更新・冷房化)の4両2本みファイアーオレンジの旧塗装で残り、成田方から3187〜3190+3155〜3158と8両を組んでいた。両編成共、1995年6月上旬迄に塗装変更された。尚、3157〜3158は翌1996年3月末に千葉急行へリースされ、帯色変更。京成新色での活躍は僅か9ヶ月だった。



赤電最後の未更新車となった3300形3329号

1991年12月18日 京成津田沼にて

撮影時の1991年12月時点で、3341〜3344編成が更新入場中だったほか、3329〜3332編成が赤電唯一の未更新営業車だった。 同編成のうち3329〜3330は1970年12月新製、1981年7月ファイアーオレンジに塗装変更、1985年3月に冷房化。 3331〜3332が1969年12月新製、1981年7月ファイアーオレンジに塗装変更、1985年3月に冷房化を施行。写真はそれ以後の姿。1992年3月に3329〜3330、1992年4月に3331〜3332の更新が行われ、1976年10月以来約16年に渡って行われてきた赤電の更新に終止符を打った(3332は中間電動車化)。1995年3月に4両単位で現行標準色へ塗装変更。不運なことに3329〜3330は、2003年1月23日の踏切事故で大破し(3329の先頭台車の損傷が大きかった)、同年3月、3300形初の廃車になった。


更新後、塗装変更後の3329
(1997年6月)

晩夏の江戸川を渡る3100形3104号

1991年8月31日 江戸川

3103〜3104ユニットは1960年11月新製。1980年9月に更新を施行し、同年7月に更新を行った3101〜3102と組み、4両編成が基本になった。3101〜3104は更新と同時にファイアーオレンジ塗装に変更した。1989年7月、3101〜3104は冷房化工事を施工。撮影時はそれから2年後の姿で、冷房化後の3100形で正面運用幕枠が白だったのは、3104のみだった(1992年夏に他車同様に黒に変更された)。1994年5月に現行標準のライトグレーベースにレッド・ブルー帯塗装に変更したが、その後の活躍は短く1996年2月中旬に廃車になった。

約3ヶ月間、ライトブルー色試験塗装車だった
3200形3216

1992年3月12日   市川真間

1964年11月に製造した3200形8M車3213〜3216は、1981年5月にファイアーオレンジ塗装に変更した。1985年7月〜8月に3200形最初期の更新・冷房化を施行。1991年12月末にライトブルーベースの試験塗装車になった。同編成の試験期間は短く、1992年4月にファイアーオレンジに戻され、1994年7月に現標準色に変更。3年内に3回、塗装変更を施行した。2003年3月、新3000形に押され廃車になった。

更新前の3300形3312号

1988年11月4日 東中山

1968年11月製造の3300形一次車(3301〜3316)は、更新前の1986年6月〜1987年5月に冷房化工事のみ施行。方向幕なしの冷房車で話題になった。1987年10月〜1988年6月に方向幕搭載工事を施行した。写真の3312に関しては、1981年1月にファイアーオレンジベースに塗装変更、1986年6月に3300形一次車のトップを切って冷房化、1987年11月に方向幕取付工事が行われ、写真はその後の姿。その後は、1989年12月に更新、1995年2月に現行標準色に塗装変更を施工。2007年現在、4連で金町線等の普通運用専用で使用中


更新・塗装変更後の3312
(2006年7月)

晩年の3100形一次車 3104

1995年5月20日  柴又

3100形も1993年11月から塗装変更を実施したが、一次車の3109〜3116の8両はファイアオレンジ塗装のまま1995年3月に廃車となった。写真の3104は1980年9月に更新、1989年7月に冷房化・方向幕取付工事が行われ、1994年5月、写真の現行標準塗装に変更。写真はそれから1年後の姿。1996年2月に廃車となり、同年3月までに、3100形は千葉急行にリースした3121〜3122・3125〜3128以外は廃車になった。

千葉急行1000形1032号

1992年4月26日 みどり台

元は京急旧1000形。ボディーカラーを千葉急行ブルーに変更。この時期、京急1000形譲渡により誕生したシルバーボディー北総7150形、既存のレッドボディー京急1000形と共に3色の1000形が、京成線内を走った。

非冷房時代の3050形3062

1989年2月26日  東中山

1959年9月に26両新製した3050形は、3000形と平行して1976年〜1980年に4両固定編成化を主とした更新が行なわれた。外観形状は3000形と同一になった。写真の3062は、1979年4月に更新、1980年12月にファイアーオレンジへの塗装変更が行われ写真の姿になった。その後は1990年3月に冷房化・方向幕取付工事が行われ、1994年10月に鉄道の日のイベントの為、デビュー時のツートンカラーに塗装変更。1995年2月に廃車になった

リバイバルカラーの3050形3062

1994年10月20日  お花茶屋

鉄道の日のイベントとして、3050形3059〜3062はデビュー時のツートンカラーに戻され指定運用に入った(1994年10月11日〜20日の間)。リバイバルカラーとはいえ、冷房化や方向幕取付等の改造により、ツートンカラー時代とは形状が異なっており、違和感があった。イベント終了後も同塗装で4両運用に混じり活躍してきたが、1995年2月に廃車になった。同カラーのリバイバル車は、2007年1月〜3月に3200形3295〜3298でも再現した。

リバイバルカラーで終止符をうった
2100形2102号

江戸川 1988年3月27日

2102は、1952年7月に新製した戦後初の本格的新製車でTc車。1967年以降、1932年製で車体新製・カルダン化を行った中間電動車210形212-211(上野方から)を、両端のTc車2102・2101で挟み使用。1971年に2100形は全車更新を施工し写真の姿になった。青電形式で、前照灯を2灯化したのは、2100形2101〜2109と2000形2008のみだった。1980年2月〜1981年10月に 、2100形2101〜2109・210形210〜219・2000形2008の計20両はファイアーオレンジへの塗装変更を行い、他の青電形式は、営業車では1980年3月に最後の釣掛車となった510形・200形、行商車では1982年1月に合金鋼体・カルダン試作車だった704・2203を最後に姿を消した為、青電塗装は消滅した。ファイアーオレンジに塗られた2100・210・2000形は、1987年9月〜1988年3月に順次廃車となった。青電形式が全滅するにあたり、上野方から2102-211-212-2101の編成で1988年3月25日〜31日の1週間、青電塗装に戻し指定運用でさよなら運転を行った。同編成は保存予定車でもあり、廃車後もしばらく宗吾検車区内に留置していたが、雨ざらしの為陳腐化が激しく、2101を残し1990年初夏に解体。2101は再塗装の上当面残したが、これも1995年秋に解体した。

8連優等運用に就く3300形3348号

1993年2月5日  谷津

1969年12月〜1972年3月に製造した3300形二次車(3317〜3350・3353〜3356)は、1984年6月〜1986年4月に冷房化。1990年2月〜1992年4月に更新。更新後は6両固定編成化を主にしたが、両数の関係上、中間に先頭車を挟んだ8両編成も存在した。撮影時は、成田方から3337〜3340+3345〜3348(3345は先頭車)といった8連1本が組成されていた。2003年1月、3329〜3330が踏切事故で廃車となってからは、赤電の8両編成は皆無になった。写真の3348は1984年6月、3300形のトップを切って冷房化、1990年11月に更新を行い写真はそれ以後の姿。1994年3月に現行標準色に変更した。

新旧混結編成となった
3300形一次車3308号

1994年6月12日   谷津

写真の編成は成田方から3309〜3312+3307〜3308の6両編成。3309〜3312は旧塗装、3307〜3308は現行塗装に変更済。1994年当時は、前年夏に始まった塗装変更の過度期で、同形式内で新旧塗装の混結編成も、多く見られた。

試験塗装車第一陣となった
3200形3220号

1991年12月13日  柴又

1991年12月上旬に、3217〜3220は試験塗装車第一陣として、現行塗装に近い塗装に変更された。赤電の塗装変更は約10年振で、冷房化後は初だった。3217〜3220は1964年秋に新製、1980年5月にファイアーオレンジへの塗装変更を行い、1986年2月〜3月に更新・冷房化を施行。1993年12月に現行標準色に変更し、2003年3月に廃車になった。

晩年の3100形二次車8連優等運用

東中山 1995年7月

3100形は、冷房化後、1991年春のダイヤ改正以降は8両運用も多くなった。廃車の始まった1995年3月以降も二次車で8両が存在。1995年秋〜1996年春に3700形8両4本と3400形8両1本の増備があり、その前後より3100形は4両に戻され、1996年3月に京成車としては全廃。一部車両が千葉急行にリースされた。写真撮影時は、3121〜3124+3133〜3136の8両編成。



高架化基礎工事開始の頃の
京成船橋駅ホーム

1995年8月中旬

1992年秋以降、京成船橋駅付近の高架化工事が開始され、2004年11月27日に上り線、2006年11月25日に下り線が高架線に切り替わった。1984年3月から計画があり、当時は1993年春頃の完成予定だった。既存都市の用地買収等の問題から、工事進行は大幅に遅れた。高架駅に切り替わった同駅は、2007年度中に2Fコンコースの整備をし、2008年度に側道の整備をすることにより、計画から24年で同工事は完了(予定)となる。


上下線高架駅となった京成船橋駅ホーム
(2006年12月撮影)

千葉急行1000形1032号

1992年4月6日
船橋競馬場

1988年12月、京成が京急1000形8両(1032〜1029・1040〜1037)を、塗装・車号もそのまま(方向幕・社名表示の変更)でリース。そのうち、1032〜1029のみ1992年1月、同年4月に新規開業した千葉急行に又貸しといった形でリースした(1040〜1037は1991年11月、京急に返却)。青ベース塗装に変更し、1994年1月、京急に返却される迄活躍した。

廃車後、東成田駅に留置した3000形3008号

東成田駅 1992年3月13日

1991年3月に廃車になった1958年製3000形14両のうち、3001〜3008は廃車後、東成田駅旧スカイライナーホーム(旧成田空港駅時代の)に約1年間留置した。1992年夏以降に、保存車として残った3004以外は解体した。

3100形トップナンバー車の3101号

1993年1月31日   海神

ファイアーオレンジ塗装時代の3100形。海神駅付近は、船橋市中心部から半径2Km以内の高台にあり、松の木が旧別荘地の面影を残す。写真撮影した十数年経った今も、車両以外は殆ど変化ない。

冷房化後の3050形3062号

1991年11月4日 京成関屋

1990年3月、3059〜3062を皮切に3050形の冷房化・方向幕取付工事が行なわれた。写真は冷房化後1年8ヵ月後の検査出場直後に撮影した。

非冷房時代の3100形3112

1986年7月26日  京成立石

3100形は、1960年11月〜1962年2月に製造。1980年7月〜1982年12月に車体更新を実施。1987年7月〜1989年12月に冷房化・方向幕取付工事を実施。写真は冷房化前、更新後の姿。写真の3112は1989年12月に冷房化・方向幕取付を行い、1995年3月、ファイアーオレンジ色のまま廃車になった。

ホワイトベース試験塗装時代の
3200形8M車3212号

1992年10月25日  東中山

3209〜3212編成は、1964年秋製造。1980年7月、ファイアーオレンジベースに塗装変更。1985年12月〜1986年1月に更新・冷房化を行った。同編成は1991年12月末から約1年間、ホワイトベース試験塗装の試験塗装車になった。1992年12月以降、現行塗装に近いグレーに変更し、1993年5月にかけて帯配置等を幾度か変更しながら、標準塗装を決めた。1993年7月、現行標準塗装に変更。3211〜3212は2003年3月に、3209〜3210は2004年1月に廃車になった。

イエローグリーンベース試験塗装時代の
3200形8M車3208号

1992年4月6日  東中山

3205〜3208編成は、1964年秋製造。1980年8月にファイアーオレンジベースに塗装変更、1986年5月〜6月に更新・冷房化を施行。1992年1月〜1993年5月イェローグリーンの試験塗装車になった。現行の塗装が、決定した1993年6月上旬に、現行のグレーベースに赤・青帯に変更された。同編成は、2000年12月3日、3201〜3204と共に浅草線乗入40周年記念列車に使用されたことでも話題になった。新3000形デビュー直後の2003年3月、廃車となった

未更新時代の3200形6M車3248 

1988年3月24日 東中山にて

3245〜3248編成は1966年9月に新製。1981年7月にファイアーオレンジ塗装に変更し、写真の姿になった。撮影時は3200形の更新・冷房化は半数以上終わっていた。1988年8月に3247〜3248、同年9月に3245〜3246を更新・冷房化工事をし3245を完全中間車化、1995年2月に現行標準色に塗装変更を行った。2004年11月に3277〜3278と共に廃車となった

更新前の3500形3548・3504号

1995年7月
京成津田沼留置線

写真右の3501〜3504編成は1972年12月に製造した3500形トップナンバー車。3500形最初期更新車に選ばれ、1995年秋に更新入場するまで現行のレッド・ブルー帯色に変更せずに残った(同編成以外の3500・3600形は、1995年6月迄に帯色変更完了)。写真右の3545〜3548は、1974年9月製造。1995年3月に帯色変更し写真の姿になった。2001年1月〜3月に更新。この編成をもって3500形の更新は中止となった。

開業直後の学園前駅に進入する
3300形一次車3313号

1995年6月16日  学園前

千葉急行線 大森台〜ちはら台間は1995年4月1日に開業。写真は開業2ヵ月後で、学園前駅周辺も殆どが未開発地だった。1998年10月に千葉急行の千葉中央〜ちはら台間は京成に吸収合併され、京成千原線となった。写真の3313号は、1990年4月の更新時よりクロスシート試作車として使用してきた車両だったが、1995年4月、塗装変更と共にロングシート化、2001年8月のシート再改造を経て、2006年4月1日付で北総にリースし使用中。

 

 


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