しんのうやし雌雄原株
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

  八丈島の見所スポット林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
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都道沿いにあるフェニックス・ロベレニー発祥の地

中之郷地区にある 東山林道 の入口のすぐそばにあるしんのうやし雌雄原種株なるスポットです。黒潮暖流の影響を強く受ける八丈島は一日、一年を通して気温の変化が小さいのが特徴。温暖多湿な気候があってか農業は観葉植物や花卉栽培が盛んで、八丈島ではフェニックス・ロベレニー (通称ロベ) と呼ばれるしんのうやし(親王椰子)の栽培が特に有名ですね。かつてあった水田はロベは丈に変わり、現在、国内のロベのほとんどは八丈島産となっています。

そしてフェニックス ・ ロベレニーの雌雄の原種株が八丈島で初めて移入されたのがこの場所というわけ。都215号線脇に小さなヤシ畑があって、そこに石碑が建っています。






でも、どれが原種の2株なのか分からない・・・

都道沿いの小さな林の中に立つ石碑と案内板。うっかりすると気がつかないまま通り過ぎてしまいそうなほどひっそりとしていますが、今や世界でも有数の栽培地となった八丈島のロベはここから広がりました。町の木にも指定されています。






原種株が植えられていた場所に立つ案内板

八丈町指定天然記念物 しんのうやし雌雄原種(しんのうやししゆうげんしゅ)
所在 / 八丈町中之郷2607番地1
指定 / 昭和51(1976)5月11日

このしんのうやし雌雄2株は、大正8年横浜植木株式会社が初めて八丈島に委託栽培した原株である。しんのうやしの栽培は八丈島花卉園芸の基盤をなすものであるが、この2株から初めて種子を得て隆盛に至ったものであり、八丈島園芸立島の見地から、大切なものである。
                             八丈島教育委員会

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