このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

【マカオフェリー】

マカオフェリー航路
(マカオフェリー航路図)

1999年12月末までマカオはまだポルトガル領です。数百年前このあたりを跳梁跋扈していた海賊をポルトガル人が退治したので、そのお礼に当時の清朝から割譲されたそうです。でも中国のホテルで手に入れたマカオパンフレットに書かれているニュアンスは全く違い、ポルトガルが奪いとったというふうに書いてありました。思うに香港の例やヨーロッパの進出パターンを考えると中国の主張の方が正しいような気がします。まあ今となっては当時の人々の感情や捉え方など知る由もないのですが。

そのマカオも今年いっぱいで中国に返還され香港のような自治都市となるそうです。主要産業は有名なカジノ。これも継続されるようで去年はその利権をめぐって暴力団の抗争が絶えませんでした。週に2、3件は事件がありましたから。今は沈静化して いる ようですが夜出歩くのはひかえましょうね。昼間はいいですけど。

1. 切符売り場へ
2. 切符を買う
3. 出国審査
4. 待合室にて
5. マカオの入国審査
6. マカオから帰る
7. ジェットフォイルの時刻・料金表
8. ターボキャットの時刻・料金表

(切符売り場へ)
ポルトガル領マカオに行くためにはパスポートが必要です。ビザはいりません。あとペンを持っていくように。出入国カードを書かないといけないので。
地下鉄中環駅(セントラル)からの行き方を解説します。まず上環-柴湾線に乗り終点の上環駅(ションワン)で降ります。プラットホームから改札までは長いエスカレーターで上り改札を出たらD出口に向かいます。壁にかかっている行き先案内板には "澳門" と書いてあります。これがマカオのことです。週末ならマカオに行く人が多いのでその人波についていけばいいでしょう。D出口に向かってしばらく歩くとエスカレーターがあります。その何段もあるエスカレーターを上がり、そろそろ飽きたぞというところに切符売り場の窓口とフェリー乗り場の入り口があります。上にかかっている案内板をよく見ていてくださいね。

マカオ行きフェリーには Far East Jet Foil (ジェットフォイル)、Turbo Cat (ターボキャット)、香港フェリーがありどれも高速船を出しています。私は名前のカッコよさからいつもジェットフォイルかターボキャットを使っています。一番速いのはターボキャットでマカオまで1時間。次はジェットフォイルです。航路はこのマップ以外にランタオ島北まわりがあるそうですが、私が乗ると毎回南まわりで本当に北まわりがあるのか疑問に思ってます。もしかしたら香港フェリーがそうなのかもしれませんね。それとその香港フェリーには乗ったことがないので、このページではジェットフォイルとターボキャットだけにしときます。

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(切符を買う)
切符はそれぞれの窓口で買うか近くにいっぱいある旅行社でも買えます。英語もしくは広東語が必要ですが、どちらもダメな方はメモに書いて見せてもだいじょうぶでしょう。メモには人数、CLASS(等級)、片道または往復、希望の時間を書きます。片道は単程、往復は往復と書けばいいです。CLASSはECONOMY (エコノミー、普通等)、FIRST(ファースト、頭等)、それとジェットフォイルではSUPER(スーパー)・ターボキャットではVIP(貴賓廂)という最上席があります。あいにくとエコノミーにしか乗ったことがないので他のクラスがどんなふうなのかはわかりませんが。メモの書き方はこうです。例えば、

3人で日帰り・往復・エコノミー、午前10時発で行きマカオ5時発で帰る場合
   3位、普通等、往復、今天AM10:00開、今天澳門PM5:00開

4人でファースト・往復・1泊して翌日5時発で帰る場合
   4位、頭等、往復、今天AM10:00開、明天澳門PM5:00開

位は人を数える単位(個でもOK)、今天は今日、明天は明日の意味です。もちろんマカオ側にも切符売り場があるので片道だけ買ってむこうで帰りの切符を買ってもかまいません。時刻、料金などはこのページの最後にある料金表を参照ください。尚マカオから帰る切符は7ドル高くなります。これは出国税が含まれるからです。また香港発、マカオ発ともに夜間の出航は高くなりますので5時までに帰るようにした方がいいでしょう。

それと切符を買う時外国人の場合必ずパスポートのことを英語で言われます。これは「マカオに行くにはパスポートがいります」と注意してくれているだけです。パスポートを見せなさいとかって言ってるわけじゃありませんからその場で見せたりしなくてもいいですよ。

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(出国審査)
切符を買ったら乗り場へむかう入り口へ。これはすぐにわかると思います。フェリーによって入り口が別れていますので切符をもう一度確かめてください。少し歩くと改札が見えてくるのでそこで切符を見せます。切符はそのまま返してくれるので受け取ったら案内板に従って出国審査所へ。マカオは今のところポルトガル領なので香港からみて外国なんですね。年末のマカオ返還後もたぶんこの制度は残るでしょう。

審査台に行く前にまず出国カードに必要事項を記入します。香港の身分証・IDカードを持っている人(香港在住者)は必要ありません。カードは審査所の目につく場所に置いてあります。また旅行者はたいてい香港に来るとき記入したカードの半ペラがあるはずですからそれをそのまま使ってもいいです。
カードの記入が終わったらそのカードとパスポート、切符を持って審査台へ行きます。一般旅行者は”VISITOR”と案内の出ている審査台へ。他の審査台は香港在住者用なので、旅行者がそこに並んでも「むこうへ行け」と無愛想にハネられてしまいます。香港在住者は ”RESIDENTS・香港居民” の審査台でパスポート・身分証明・切符を出します。在住者の場合はパスポートなしでもいいようなんですが、無用のトラブルを避けるためいつも一緒に出すようにしています。審査台では特に質問を受けることはないでしょう。もし質問を受けてもオドオドせず落ち着いて対応しましょうね。

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(待合室にて)
審査台を抜けたら案内板に従って乗り場の待合い室へむかいます。乗るフェリーによってゲートが違いそのゲートNo.も変更があるので、どのゲートへ行くかは自分で確かめて下さいね。電光掲示板がありますからそれでわかると思います。
待合い室に行くと入り口付近にカウンターがあります。そこで切符を渡すと座席Noを指定するシールを貼ってくれます。フェリー内は全席指定で立ち乗りはできません。もちろん席が空いていれば勝手に移動してもかまいません。

ここで往復を買った人はご注意を。渡すのは必ず行きの切符です(当然ですが)。切符は出発時刻が違うだけで一見しただけでは差がわからず間違えることがあります。間違って帰りの切符を渡しても係員はろくに確かめもしないので、そのまま乗れてしまい帰りの切符を失うことになってしまいます。私は以前これをやったことがあります。マカオから帰る時になって初めて帰りの切符がないことに気づきました。持っているのは行きの切符だけ。それでどうしたかというと係員にそれを説明し自分の過失を素直に認めて切符を交換してもらいました。なかなか苦労しましたよ。パスポートを見せて自分が香港に住んでいて今朝香港から来たこと、切符を渡し間違えたこと、行きの切符を交換してほしいことなどなど。係員が気さくな人で快く応じてくれたので助かりました。皆さんはそんなことのないよう気をつけましょうね。

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マカオの入国審査)
フェリーが出発してしばらくすると出入国カードを配りに来ます。これはマカオ側のカードですね。できるだけここで記入を済ませておきましょう。マカオの審査所にもありますがそこは混みますから。もちろん香港在住者も書かなければいけません、一応マカオは外国です。カードはポルトガル語、中国語、英語で書かれていたと思います(ゴメンナサイ、うろ憶えなので)。
マカオに着いたらまず入国審査所へ。ここでも旅行者は VISITOR、香港在住者は RESIDENTSです。質問はありません。審査所を出ると一応税関らしきものがあったと思いますがフリーパスです。よほど怪しい人でない限り止められることはないでしょう。外へ出たらあとはタクシーに乗るなり歩くなりご自由に。

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マカオから帰る)
さてマカオからの帰りです。帰りの切符を持っている人は切符・パスポート・出国カードの半ペラを出して出国審査を受けます。ここでも質問はありません。片道切符しか買わなかった人は近くに売り場がありますからそこで買いましょう。買い方は香港出発の時と同じで英語・広東語それと漢字を使えます。
審査台を抜けたらデューティフリーがあるので買いたいものがあるならどうぞ。愛煙家の方はぜひタバコを。香港はタバコ税が異常に高く現在1箱30ドル(470円)で売っています。マイルドセブンでもですよ。これがデューティフリーなら1箱 10ドル(155円) なのでまだしばらく香港にいるという方は1カートンぐらい買っておいた方がいいでしょう。

審査台から香港入国までの段取りは行きと同じです。困ることはないでしょう。ただ香港入国の際、いかにも”中国から来た中国人です”といういでたちの人の後ろに並ぶと時間がかかります。それと異様に大きな荷物を持っていたり怪しい格好をしていると税関で止められることもありますのでご注意ください。大きな荷物もなく普通の格好をした人は税関で何も言う必要はありません。パスポートを見せるだけでフリーパスできます。
そのまま歩いていくと最初入ってきた入り口に戻ってきていますので、あとは地下鉄でもタクシーでもお好きな方法でお帰りください。
では楽しいマカオの旅を。

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[ジェットフォイル]
(時刻表) 
香港・マカオとも同時刻に出航します。平日、休日での時間変更はありません。競馬やマカオグランプリなどのイベントがある日には増発します。

昼   間夜  間
0700103013301600
0730104513451615
0800110014001630
0815111514151645
0830113014301700
0900114514451715
0930120015001730
094512301515 
100013001530 
101513151545 
180021300230
181522000400
183022150600
18452230 
19002300 
19302330 
19452359 
20000030 
20300100 
21000130 

(料金表・片道)
曜日・昼夜によって変動します(単位は香港ドル)。またマカオからの料金には出国税7ドルが加算されます。

  SUPER(貴賓廂)    FIRST(頭等)  ECONOMY(普通等)
平   日232144130
土日・休日247154141
夜   間260175161

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[ターボキャット]
(時刻表)
平日、休日での時間変更はありませんが香港発とマカオ発では若干時刻に差があります。増発はありません。

(香 港 発) (マ カ オ 発)
昼  間夜間
07301300
08001330
08301400
09001430
09301500
10001530
10301600
11001630
11301700
1200 
 1800 
 1830 
 1900 
 1930 
 2000 
 2100 
 2200 
 2300 
   
   
 
昼  間夜間
07301330
08001400
09001430
09301500
10001530
10301600
11001630
11301700
12001730
1300 
 1800 
 1830 
 1930 
 2000 
 2030 
 2130 
 2230 
 2330 
 0030 
   

(料金表・片道)
曜日・昼夜によって変動します(単位は香港ドル)。またマカオからの料金には出国税7ドルが加算されます。VIP席は6人がけなので計42ドルが加算されます。

 VIP(貴賓廂6人がけ)   FIRST(頭等)  ECONOMY(普通等)
平   日1392232130
土日・休日1482247141
夜   間1562260161

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地下鉄(市内) 地下鉄(空港線) 九広鉄道
軽便鉄道 トラム(市電) ピークトラム
2階建てバス(市内) 2階建てバス(空港) オープントップバス
タクシー ミニバス スターフェリー
離島フェリー マカオフェリー サンパン
水上レストラン送迎船 人力車  

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