このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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香港 の乗り物でたぶんこれが1番難しいでしょう。使い慣れれば便利な乗り物なんですが.。ミニバスには写真のような赤の天井と緑の天井の2種類があって、私達はこれを赤バス、緑バスと呼んでいます。料金体系が違うだけで乗り降りの方法は同じです。
(緑バスに乗る)
まず緑バスから。バス停あたりで待ち、ミニバスが通りかかったら手を上げて合図します。このあたりは2階建てバスと同じですね。ただ赤も緑も16人+運転手の17人乗りで、満席だと止まってくれません。もちろん始発なら勝手に乗り込めばいいです。目的地の確認などは2階建てバスの方法と同じなので、
そちら
を参照してください。
バスが止まったら乗り込み、料金箱に料金を入れます。たいていは何ドル何十セントの単位です。ここで立ったまままごまごしていると「さっさと座れ」と運転手が怒るので、とりあえず空いている席に座りましょう。それからフロントガラスに目をやって、そこに掛かっている札をよく見てみます。数字が書いてあるはずでそれが料金です。バスによっては料金札が2つ以上掛かっていてどれだかわからない場合もあるので、自信がないなら1番高い金額を払うのが無難です。それで運転手は文句を言いません。まあ高い金額といっても日本円にしたら目くじら立てるほどのものじゃありません。料金を払うタイミングはいつでもいいです。乗るときでも走っている間でも降りる時でも。そのあたり運転手はキッチリ見てますから。それと2階建てバスと同じでお釣りはもらえませんからご注意を。
新界のウルトラローカル路線では料金札のない場合もあります。これが一番困るパターン。いったいいくら払ったらいいの?そんな時は運転手にとりあえず英語で尋ねてみましょう。(運転手の中には英語の通じない人も多いです)但し尋ねるタイミングは信号待ちしている時か降りる時。それまで料金は払わなくていいです。走ってる時英語で突然話しかけると運転手が動揺しますから。広東語ができるなら話しかけるのはいつでもいいでしょう。どちらもダメならメモで。「幾銭?」 これでいいです。でも返事は多分広東語だと思いますから聞き取れないかもしれませんね。
いずれの方法も自信がないという方には最後の手段。バスに乗ったら何も考えず料金箱に10ドルコインを入れましょう。緑バスで10ドルを超えることはまずないはずですから文句をつけられることもないはずです。でもそこまでするくらいならハナからタクシーの方がいいような気がしますね。
(緑バスから降りる)
さてバスは走り続けそろそろ目的地が近くなってきました。ここからです。2階建てバスと違い停車ボタンはありません。どうやって運転手に降りる意思を示せばいいのでしょうか?
声をかけないといけないんですね、できれば広東語で。それで何と言えばいいのか?ガイドブックにはよく ”ヤウロムゴイ” と言えばいいと書いてあります。漢字で書くと「有落唔該」。直訳すれば「降りるぜ、ヨロシク!」といったところですか。確かにこれが一番簡単でしょう。でもいきなりこれをやるとたいていの運転手は嫌がります。何故かというと香港には駐停車禁止区域がすごく多くて、声をかけられてもすぐに止まれないからなんですね。「もっと早く言えよな」とかって言われるかもしれません。でもいきなり広東語で難しい物言いしろって言われても困っちゃいますよね。そこでわりと使える簡単な方法を紹介しておきます。
目的地が近づいてきたと思ったら道路の左側を注目してください。やや大きい道ならたいていバス停があるはずです。バス停はだいたい300メートルおきぐらいにあるので、バス停の1つを見送ったらすかさずこう言いましょう。
「パーシーチャムヤウロ」
漢字で書くとこうです。「巴士站有落」。バス停で降りるよという意味です。こう言っておけば運転手も心の準備ができ、文句を言われることはありません。ただ大きな声で言わないと聞こえないことがあるので後ろの席には座らない方がいいでしょう。
ところでわりと使える方法と書きましたが欠点もあります。それはバスが”なんとか街”みたいな細道に入ってしまった場合です。そんな所にはバス停はほとんどなく、いきなりパーシーチャムなんて言うと、何言ってんだコイツ?とかってみんなから注目されてしまいますので状況を見ながら使ってくださいね。もし本当にそんなところに迷い込んでしまったら仕方ありません。ヤウロムゴイ!を連発し、あとは緊急避難でタクシーを使って最寄りの駅または有名観光地に向かいましょう。
(赤バスに乗る)
次に赤バスですが、これも乗り降りは緑バスと同じです。違うのは料金の支払い方法。緑バスには料金箱がありますが赤バスにはありません。どうするかというと降りる時直接運転手に手渡すんですね。金額はフロントガラスの札を見ればわかると思いますが、緑バスの時のように二つ以上札が掛かっている場合もあります。たいていは漢字で書いてあり、3ドルなら三元、5ドルなら五元という具合です。(元はドルの意味です)もしわからなければ20ドル札を渡せばいいでしょう。赤バスで20ドルを超えることはまずありませんし、緑バスと違ってお釣りもくれます。但しそれ以上の金額の札を出すとお釣りが大変で嫌がられますから注意してください。500、1,000ドルなんてのは論外です。そんなの出したら罵倒されますよ。
ところで2階建てバス編でも解説しましたが料金を他の客から徴収する方法、ミニバスでは頻繁に行われてます。ミニバスに関しては法的に規制されてないのか、これでモメることはないようですね。もしあなたが他の客から徴収を求められたら気分よく渡してあげてください。たいていはお金を指さして”ちょうだい”というニュアンスを醸し出していますからすぐわかると思いますよ。
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