このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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赤、緑、青 の3種類があります。それぞれ別会社の経営で営業範囲が異なります。青はランタオ島のみ、緑は新界中部・北部・西部及び空港、赤は香港島・九龍・新界全域・空港及び空港周辺の一部の地域です。基本的にランタオ島での営業は青だけで、赤・緑は空港への乗り入れはできますが島内での乗り降りというのはできません。要するに青はランタオ島のみ、緑は新界の北側だけ、赤はランタオ島以外オールマイティということです。
(赤タクシーに乗る)
まずは赤タクシーから。香港内ではどこでも見かけるタクシーで駐停車禁止区域以外ならどこでも合図すれば止まってくれます。駐停車禁止区域は道路の端に黄色の線が引いてある場所で香港内にはかなりあります。タクシーに合図する前に自分のいる場所を確かめておきましょう。バス停ならどこでもOKです。
ドアは自分で開けます。香港のタクシーは日本の中古車を使っているので、よくドアに ”自動ドア” なんて書いてありますが自動で開くことはめったにありません。日本の方は自動に慣れているためよくここでドアが開くのボーッと待つことがあります。でもそれをやると「あっ、こいつ日本人だ」ってすぐバレますよ。
タクシーに乗ったら行き先を告げます。運転手が若い人なら英語はまずまず通じるでしょう。年配でも有名な観光地なら英語でもわかるはずです。英語がダメならメモに行き先を漢字で書いて渡せばたいていOKです。それでも通じない場合、そのタクシーはパスした方がいいでしょう。
(料金を払う)
料金はメーター制で初乗り15ドル、あとは200メートルごとに加算されます。大体の目安として中環(セントラル)から香港仔(アバディーン)までは70ドル、赤柱(スタンレー)までは120ドルぐらいになります。料金を支払う時は一応チップとしてメーターの10%ぐらいをつけましょう。荷物はトランクを使う場合1個につき5ドル加算され、またハイウェイなどを使うとそれも料金に加算されます。
それともうひとつ。香港島から九龍へ行く、または逆に九龍から香港島に行く場合は海底トンネルの往復料金が追加されます。なぜ往復かというと運転手にも営業範囲があってそれぞれの地域へ戻らなければいけないからですね。トンネル料金は使うトンネルによって違います。3つのトンネルがありその片道料金は東から15ドル、10ドル、30ドル。一番西のトンネルを使うと往復で60ドルも加算されることになります。でもまあそのあたりは運転手も心得ていて、特別急いでいるという場合でなければ真ん中の10ドルトンネルを使ってくれます。もし30ドルトンネルを使っても帰りは10ドルトンネルを通るので追加料金は40ドルです。
(心づけのチップ)
さてここでチップの渡し方です。本来心づけの意味のもので絶対に渡さなきゃいけないというわけではありません。でもせっかく海外に来たんだしスマートにやりたいですよね。
まず1メーター15ドルを払う場合。小銭があるなら2ドルコインをプラスして17ドルを渡せばいいです。運転手は「トーチェ(ありがとう)」と言って気分よく受け取りますから。15ドルの10%は1ドル 50セントじゃないか!なんてのはナシ。それはちょっとカッコ悪すぎますよ。
次に1メーターを20ドル札で払う場合。運転手は5ドルコインを返そう(という素振りだけ)としますから、いったんその5ドルを受け取りかわりに手持ちの2ドルを渡します。お釣りの5ドルが2$X2+1$ならそのうちの2ドルを渡します。お釣りが5ドルコインでかつ手持ちのコインがない場合は「3ドル返して」 と英語で言うか、「ファンサンマン」といえば3ドル返してくれてチップの2ドルは彼の下に残ります。ファンサンマンというのは「返三元」です。難しくてできないというなら5ドルを受け取ってそのままチップを渡さずに降りてもかまいません。
料金が55ドルの場合は60ドルです。無理して61ドルにしなくてもいいですよ。一応運転手は5ドル返そう(という素振り)をしますからいらないという仕草を見せます。例えば手を振るとかです。これを100ドル札で払った場合は英語で「40ドル返して」でOK。でも広東語となると難しくなるので旅行者には無理でしょう。言葉に自信のない方はあらかじめ小額のお札や小銭を用意しておくことをお薦めします。そうすればどんな料金でも10%プラスした金額をすぐに払えますから。
ちなみに私の場合20ドル以上の料金ではチップを足した金額の1のケタが1または2ならそのケタは切り捨て、3〜6なら5ドル、7以上なら切り上げて払っています。例えばチップ込みで31ドルなら30ドル、34ドルなら35ドル、38ドルなら40ドルです。キリのいい数字で払う方がスマートでしょ。
(緑、青タクシーに乗る)
次に緑タクシーです。これは新界の北側だけを走るので南の九龍や香港島には行きません。例えば空港から緑タクシーに乗って「チムサーチョイへ」なんて言っても乗車拒否されてしまいます。ですから新界に用事がある人しか使うことはないでしょう。
料金の初乗りは12ドル50セントです。乗り降りや料金の支払い方などは赤タクシーと同じですからそちらを参照ください。
青タクシーはランタオ島だけの営業で外へは出られません。初乗りは12ドル、その他は赤・緑と同じです。なお空港ではタクシー乗り場にいないこともあるので、どうしても空港から島内の他の場所に行きたいという場合は以下に電話して呼んでください。(要英語)
2984-1368 または 2984-1328
(後部座席もシートベルト)
助手席のシートベルト着用は以前から義務づけられてましたが、2001年1月1日から後部座席でもベルト着用になったそうです。違反した場合罰金は5,000HKドルだとか。でもシートベルトのない車もあるので、「着用ができる場合は必ず」なんだそうです。(2001年3月3日追記)
最後に空港からの料金表を載せておきます。主だった場所だけですがだいたいの目安にはなるでしょう。乗り場は空港バスの反対側(空港バス参照)。
この表からもわかるように新界に行くなら緑タクシーの方が赤タクシーより安くなります。でも空港バスはこの1/10ぐらいなので、空港から市中へはバスをお薦めします。
赤タクシー | 緑タクシー | 青タクシー | |
中環(セントラル) | 330 | ||
銅鑼湾(トンローワン) | 335 | ||
香港仔(アバディーン) | 375 | ||
尖沙咀(チムサーチョイ) | 270 | ||
旺角(モンコック) | 280 | ||
青衣(チンイ) | 200 | 165 | |
元朗(ユンロン) | 290 | 260 | |
大埔(タイポ) | 365 | 320 | |
上水(ションソイ) | 365 | 305 | |
東涌(トンチュン) | 30 | ||
梅窩(ムイウォ) | 140 | ||
大澳(タイオウ) | 180 |
地下鉄(市内) | 地下鉄(空港線) | 九広鉄道 |
軽便鉄道 | トラム(市電) | ピークトラム |
2階建てバス(市内) | 2階建てバス(空港) | オープントップバス |
タクシー | ミニバス | スターフェリー |
離島フェリー | マカオフェリー | サンパン |
水上レストラン送迎船 | 人力車 |
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