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名鉄の無線

1500V線の特徴

• 複信式なので、電話のように「モシモシ・ハイハイ」の通話ができる。但し緊急時の割込み通話を考慮し移動局側は声を出したときのみ電波が発射される['04.12.29修正]
• 名古屋本線、豊川線、犬山線、常滑線等は「めいてつしれい」が開局。三河線、豊田線は「めいてつとよたしれい」、西尾線は「めいてつにしおしれい」が開局する。
• 基地局は1〜5W。数キロ置きに設置。移動局は1Wで2チャンネル実装。
• 空線信号はなく、通話がないときはキャリアが停止。指令から列車への呼び出しは「列車番号＋運転士または車掌」で行われる。
• 基地局は毎正時に時報を送信している。また列車無線訓練日が設定される。
• 総務省無線局免許情報検索 の 半複信基地局の例 、 半複信移動局の例 。
• 小牧線には'03.3.27のダイヤ改正（名古屋市交上飯田線相互乗入れ開始）から無線システムが更新され、 日立国際電気 製の 一波同送 が導入された模様。現状市販の受信機では受信不可能。（通常のNFMモードではキャリアが0.2秒で断続し、音声は『ひゃらひゃら』という音になり何を言っているのかわからない。）また本線系'04年新造車（2000系、2200系、 3150系、3300系 ）にも新型の列車無線機が搭載され一波同送対応機が装備されているが、現時点ではSFDモードによる通話は行われていない。['05.3.6追記]
  6500系(6409号車)、6000系(6216号車)にもSFD対応無線機の搭載を確認。['05.7.10追加]
• 本線系'04年新造車（2000系、2200系、 3150系、3300系 ）に列車防護無線が導入された模様。 総務省無線局免許情報検索 の 移動局の例 ['05.3.6追記]

600V線の特徴（2005年3月末営業終了）

• 超短波単信式。
• 指令は「めいてつけいりんじょうまえしれい」が開局
• 基地局は5Wで3局を設置。移動局は5Wで4チャンネル実装。1・2チャンネルは1500V線を実装しているらしい。
• 基地局は本線同様毎正時に時報を送信している。また列車無線訓練日も設定される。
• 総務省無線局免許情報検索 の 基地局の例 、 移動局の例 。

写真集

• 1200系
• 1800系
• 3150系・3300系['05.3.6追加]　(一波同送対応機搭載)
• 3500系
• 6000系
• 6500系 ['05.7.10追加]　(一波同送対応機へ更新)

• 100系
• 300系 　(一波同送対応機搭載)
• 名市交3000系
• 名市交3050系

• 800形
• 880形

モノレール線

基地局

通話例

指令は該当の線区に運転情報として一斉伝達する。
　指令　：『こちらは名鉄指令、名本線を走行中の各列車に運転情報。名本線○△-×□間走行中のAAAA列車より鉄柱番号nnnn付近、下り線路に子供が進入しているとの情報がありました。全ての列車は現場付近65キロ以下の注意運転をしなさい。（くりかえし）以上。』

次に、通過の各列車を呼び出して注意運転を指示する。
　指令　：『名本線BBBB列車運転士、こちらは名鉄指令。感あったら応答せよ。』
　運転士：『名鉄指令、こちら名本線BBBB列車運転士。感ありますどうぞ。』
　指令　：『あなたはまもなく○△駅到着ですね。』
　運転士：『はい。』
　指令　：『この先鉄柱番号nnnn付近下り線路外側、子供が侵入しているとの情報がありました。現場付近65キロ以下の注意運転をしなさい。可能であればあなたは現場に停車をして子供に注意しなさい。通過後指令まで報告してください。』
　運転士：『鉄柱番号nnnn付近子供侵入、65キロ以下の注意運転。了解しました。』
　指令　：『通話を終了します。続いて名本線CCCC列車運転士、感あったら応答せよ』

なお、移動局側は割込ボタンを押すことにより割込通話を行うことができる。
　指令　：『・・・・只今上り○△-×□間にてAAAA列車乗務員が線路に降りて車両点検をしております。現場を通過する下り列車は・・・・』
　運転士：（割込トーン）『緊急緊急、こちらAAAA列車運転士』
　指令　：『AAAA列車運転士、こちら名鉄指令。感ありますどうぞ。』
　運転士：『人身事故発生、人身事故発生！』