このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

みい子 の ひとり言

徳島県シルバー大学校 意見発表

自薦・他薦で持ち時間8分間・テーマは「生き甲斐について
長い間、各分野で活躍されていた方達の個性あふれるスピーチです。(敬称略)


近藤 栄克 谷本 惣平 重本 隆博 市村 素子
野崎 陽子 村本 裕子 妹尾美代子 新居すみ子
         生き甲斐について  新居すみ子  

 生き甲斐ということは「生きていて良かった。」「今生きていて幸せ。」「これからも生きていく甲斐がある。」という事だと要約できると思いますが、若い頃は忙しい仕事や、家事に明け暮れる毎日だったので、そのような事を考えるゆとりもなく、ただ夢中で生活をして参りましたが、今振り返って見てもそれが生き甲斐であったように思います。私を必要としている子供達がいる、家族がいると思って頑張ることが、生き甲斐になっていました。

 そのような日々の中で年を重ねて参りましたが、その頃から比べると仕事や子育てなど、あらゆる事から開放された現在は、将来に向けて生きる目的を作っていくのが、大切な事だと思います。

 話は変わりますが、今から5年半ほど前のことですが、私は京都で住んでいる娘の家からのんびりと、方々へ遊びに行っていた時に頭部に異常が見つかって、京都の病院で手術を受けました。退院まじかになったある日のことです。外を見ると大きなボタン雪が降っているので、窓を開けて見たらそこには一面の銀世界が展開していました。道路もビルも町も、遥か前方に連なる山々も白一色のその美しい風景を見ているうちに突然に涙があふれてきました。しばらくの間涙を流しながら窓辺で立ち尽くしておりました。そしてこの時、美しいものを見て感動する幸せ・生きている事の素晴らしさをしみじみと実感しました。これからも一日一日を大切にして悔いの無い人生を送っていこうと自分に誓いました。
 こうして退院後も京都で生活をしながら、通院のない日は方々へ出かけるのを日課としていましたが、家でいるときは退屈なので娘にパソコンを教えてもらうようになってパソコンの楽しさを知ったわけです。

 パソコンは英語やカタカナ語が多いので、むずかしいものだと言う先入観があったので、敬遠していたのですが、実際に使って見るとアルファベットの位置を15・6ヶ所ぐらい憶えるだけで、あらゆる操作につながることが分かってから、このような便利なものを使いこなして見たいという、意欲が湧いてきた事は私にとって予期せぬ発見でした。

 このような中で京都で新しい友達もたくさん出来、鴨島と京都を行ったり来たり、体調にあわせて好きなように行動しているうちに病気は全快しましたが、私の生活の中にはありがたい結果をたくさん残してくれました。

 こうしてパソコンの面白さ楽しさを知ってから、パソコンを使って自分史を書くのも、生き甲斐の一つとなりました。
図書館や書店に並んでいる自分史はそうそうたる経歴や社会的に大きな仕事を成し遂げた事などを書いたものが殆どですが、私にはそのように誇れるようなものは何も御座いません。一人の平凡な女がそれなりに一生懸命に生きた人生を5
0年後にでも、100年後にでも、いつの日か誰かがひも解いて読んでくれたらという願いを込めて書いています。

 子供の頃の生活や暮らしの中で経験した喜怒哀楽・戦争体験・南海の大地震や、その他にも人には語ることが出来なかった心の葛藤なども赤裸々に書いてあります。

 また自分の事以外にも私と交流のあった人たちを主人公に、小説風に書いている内に、長編小説となったものや身近な人物に焦点を当て、女の一生や半世紀としてまとめてみたり、考えていた構想がまとまって、パソコンの前に座ると書きたいことが次から次へと沸いて来て時間が経つのを忘れています。このように楽しみながら書いた自分史ですが、その都度印刷したものがかなりの枚数になっています。

 さらに去年の秋にはホームページを作ってインターネットに接続をしました。ホームページには病気の発見から退院までの記録や、気ままに出かけた一人旅日記・うちのワンちゃんたちの可愛い写真集・四季折々の庭の写真を追加したり友達のことやシルバー大学の事も書いています。

 シルバー大学は受講内容やクラス会などの他に、とくしまアイランドが作成したホームページからリンクのご承諾を頂き、郷土文化会館で行われた芸能発表会や作品展のたくさんの写真が、私のホームページからも見られるようになっています。インターネットの検索欄から「徳島県シルバー大学校」とか、「鴨島校24期生」などと記入して検索をクリックするとトップページに表示されているので簡単に見ることが出来ます。
 シルバー大学は卒業後のOB会活動なども、追加更新していく予定なので今後も楽しみです。

 インターネットは世界中につながっているので、私のような一個人のホームページでも日本全国の人達からのアクセスがありますが、同じ病気になった人から相談のメールが入ってくることもあります。そのような時は私の体験を元に励まし安心感を与えて上げることは、ささやかではありますがボランティアだと思っています。そのほかにもさまざまな分野で活躍している若い人達とホームページを通じて、新たな交流が生まれたことは私にとって世界が大きく広がったような喜びを感じます。

 このような出会いを大切にしながら、これからも生き甲斐のある人生をめざし、豊かな心を持って生活をしていきたいと考えております。ご静聴有り難うございました。

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