このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
旅のあれこれ
〜
文 学
吉井勇ゆかりの地
『五足の靴』
夏は来ぬ相模の海の南風にわが瞳燃ゆわがこころ燃ゆ
鎌倉文学館(神奈川県鎌倉市)
君のする古陶
(ふるすえ)
かたり聴きてゐぬ越の旅籠に春を待ちつゝ
城ヶ山公園(富山県富山市)
かにかくに祇園はこひし寐
(ぬ)
るときも枕のしたを水のながるる
祇園白川(京都府京都市)
宝暦のむかしの夢は見は見つれ夜半の投節聴くよしもなし
歌舞練場記念碑(京都府京都市)
萩に来てふとおもへらくいまの世を救はむと起つ松陰は誰
吉田松陰誕生地(山口県萩市)
うつくしき螢の群のかゝやきをこのうつし世の光ともかな
良城橋(山口県山口市)
大いなる船ほうほうと汽笛ならし馬関海峡暮れにけるかも
細江町(山口県下関市)
金刀比羅の宮はかしこし船ひとか流し初穂をささくるもうへ
金刀比羅宮(香川県仲多度郡琴平町)
義経の鎧まばゆし緋縅の真紅の糸もいまが燃ゆがに
大山祇神社(愛媛県今治市)
空海をたのみまゐらすこゝろもてはるばる土佐の國へ来にけり
室戸岬(高知県室戸市)
大土佐の海を見むとて うつらうつら桂の浜にわれは来にけり
桂浜(高知県高知市)
大宰府のお石の茶屋に餅くへば旅の愁ひもいつか忘れむ
太宰府天満宮(福岡県太宰府市)
水きよき本明川のほたるにも小さきいのちのありていとしも
諫早公園(長崎県諫早市)
雲仙の湯守の宿にひと夜寝て歌などおもふ旅づかれかも
雲仙温泉(長崎県雲仙市)
白秋とともに泊りし天草の大江の宿は伴天連の宿
ともにゆきし友あらず我一人老いてまた踏む天草の島
大江天主堂(熊本県天草市)
旅のあれこれ
〜
文 学
に戻る
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください