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TOP > バスツアー(主催ツアー) > 2018.9.1 バスファンのためのバスツアー第17弾『Yesterday Once More 復刻塗装青バスで廻る福岡の原風景』
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バスファンのためのバスツアー第17弾 Yesterday Once More 〜復刻塗装青バスで廻る福岡の原風景〜 開催記録
2018年は西鉄110周年の記念すべき年。 これを記念して、1974年頃まで採用された西鉄路線バスの旧旧塗装、通称「青バス」が期間限定で復元されました。 (リリースによると2018年12月末までの予定)
装いを改めたのは、福岡市近郊路線で活躍する、愛宕浜営業所の9002号車、那珂川営業所の9375号車の2台と、 久留米と八女を結ぶ、八女営業所の9429号車の1台の合計3台です。
今回で17回目を迎える西鉄バスファンツアーにおいては、『イエスタデイ・ワンス・モア』をテーマに、 復刻塗装車である八女営業所の9429号車を、ご高配により貸し切りさせていただき、 福岡の昔ながらの風景が残る各所で、その情景とバスとの写真を撮影し、 記録することをテーマに開催を致しました。
当日は午前中があいにくの雨となりながらも、全国各地からの22名の皆様にご出席いただき、 西鉄久留米を発着点に、昔懐かしの田園風景や宿場町の風情が残る、 筑後草野、吉井温泉、浮羽などを廻る旅路を、ご一緒させて頂きました。
当日の開催の模様について、ご報告申し上げます。
★開催に際しご尽力を賜りました西鉄バス久留米の皆様、八女営業所の皆様、田主丸地区で折り返しのご了解を頂いた皆様には、心より御礼を申し上げます。 | ||||
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9:45 西鉄久留米
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小雨ぱらつく、西鉄久留米のバスセンター。 普段は30番や31番でやって来る復刻塗装車ですが、今日は八女営業所から回送で到着。
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久留米岩田屋の看板を背景に0番乗り場へ停車。 すでに搭乗手続きをお済ませの皆様方を車内へご案内。
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貸切名も、しっかり作成を頂いたことに感動・・! 遠方からお越しの皆様もお揃いになり、バスは定刻で西鉄久留米を出発です。
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10:40 筑後草野
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バスは耳納連山の麓を走る、25番田主丸行きのルートにそって東へ。 草野の中心部にほどちかい世界のつばき館前で皆様には降車をいただきます。 それはフォトランの実施のため。 ここ草野には、歴史的町並みが保存されており、街の中心部には最大の見せ場であるクランクが今も残っています。
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草野の中心部、クランクでカメラを構えることしばらく。 カーブミラーに映る復刻塗装車の姿。クランク進入です。
この付近、街の中心部にもほど近く、マイカーの通行もそこそこあることから、前後でタイミングを計っていただいてます。 2000年頃までは25番の定期路線も田主丸営業所の58MC大型車が活躍していましたが、 ここ暫くは中型車の専用路線。非常に迫力のある光景です。
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最初のクランクを抜けて次のクランクに備える復刻塗装車。 運転士の方の技量もあり、極めてスムーズにクリア。
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クランクを過ぎた草野局前バス停付近では、久留米行の25番定期バスと離合。 周辺には歴史ある寺院や非常に大きな規模を誇る旧商家が立ち並ぶ、錚々たる町並みが広がっています。
特に、道沿いにある草野銀行本店の建物(1911年築)を活用した 草野歴史資料館 は、 外観や内装もさることながら、中には筑後地区の鉄道黎明期の歴史的資料が数々所蔵されています。 明治期の鉄道跡を解説する書籍もありますので、鉄道がお好きの方にはぜひお勧めのスポットです。 (JR筑後草野駅から徒歩15分、西鉄バス25番草野局前より徒歩2分)
本当はこの建物とバスとのツーショットを撮影したかったのですが、 駐車場所の確保が困難なため、あえなく車窓からお楽しみいただきました。
▼別の機会に撮影した、「草野歴史資料館」とその前を走る25番系統田主丸上原行。
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11:20 草野地区農園フォトラン
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この草野地区をはじめ、田主丸、浮羽周辺はとても農業の盛んな地域でもあります。 ぶどう「巨峰」発祥の地として著名であるほかにも、植木(樹木)でも全国有数の出荷量を誇り、 沿線も非常に重厚な作りの家々が多いことも、この地域の特色です。
その農園の中央を貫く道で、再びフォトランを実施。 奥の踏切はJR久大本線(筑後草野〜田主丸間)、左右に広がる田畑の中をやって来る復刻塗装車。 福岡の原風景がここにあります。
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右側のオレンジ色の果実は柿。 高級品種の柿栽培が盛んとのことで、私も毎年賞味しておりますが、 とても美味で贈答用としても非常に喜んで頂いてます。
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田畑のど真ん中の信号を右折。 背後の耳納連山は、雲を被り幻想的な背景に。
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田圃の方も、収穫に向けすくすく稲が育っています。
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11:45 善院折り返し場
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草野にほど近い、善院地区の西鉄バス折り返し場。 現在は減便と田主丸直通便の割合が増やしたことで、ここで折り返す25番はごく少数です。
・・晴れていれば、雄大な耳納連山の山々をバックに撮影できるはずだったのですが、 心配していた雨が本降りに(涙)
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本来の御役目である、31番のLEDを表示。ありがとうございました。 | ||||
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12:00 山苞の道(やまづとのみち)
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バスは善院折り返し場から、1本山側の、普段バスが通らない「やまづとのみち」の方向へ。 そのもう少し山側で、転回スペースのご協力を戴けたおかげで、再びフォトランを開催。
麓で皆様を降ろして、山中に向かう復刻塗装車。 この塗装が現役時代の山間の路線は、こんな雰囲気だったのかもしれませんね・・。
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美しく整えられた樹木を背景に、山を下りたバスが姿を見せました。 ヤシの木が良いアクセント。 | ||||
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上の写真の手前、橋の上で希望者を乗せて、バスは再び山を下ります。 その一瞬をついて、全力疾走で山を下ります。。 ちょっとだけふり返り撮影した1枚。他の写真はぶれてました(涙)
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大きく育った樹木の中をゆっくりと進みゆく復刻塗装車。 地元の方から、ここがインスタ映えでオススメ!とご教示いただいた区間です。 | ||||
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バスはこの手前の小さな公園でトイレ休憩の後、 草野・田主丸地区の雄大な自然の中を引き続き進みます。
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12:20 紅乙女酒造 耳納蒸留所 兼直売所
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バスは「やまづとのみち」沿いにある、紅乙女酒造の工場兼直売所に到着。 丁度入れ替わりで西鉄観光のガーラが出発していきました。なかなかのツーショット。。
この紅乙女酒造、福岡にではゴマ焼酎で有名ですが、直売所では甘酒ジェラート(ノンアルコール)や、 非常に飲みやすい地元産のワインも販売されてあり、なかなか女子の皆様にも好評なスポットです。 御土産購入タイムも兼ねていましたが、実家への土産で「ワインの赤ちゃん(製造過程で生まれるフレッシュなワイン)」を購入。
そして恒例の「アイス」ブレイクでは甘酒ジェラートを頂きました。 生産量も限られており、手に入らないこともあるという幻の美味アイス。良い風味でした。。
(ご参考) 紅乙女酒造ホームページ
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眼下には、遠く田主丸の町並みが見えます。 最近、この紅乙女酒造にも土曜休日だけ25-1番が乗り入れるようになりました。 | ||||
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駐車場でサイドビューを撮影。 この復刻塗装、現役時代を知る方より『本物よりも黄色が鮮やか過ぎる』とのご指摘を複数頂いていましたが、 あえて明るい色に調整をしたのではないかとも思えるほど、現在の町並みにも遜色なくマッチしています。
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貸切らせていただいたからこそ、ゆっくり・じっくり、アングルを探して撮影。 | ||||
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雨粒が美しく車窓を飾ります。
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LIONSマークに、当時を再現した半分カタカナの社名、そして旧社紋。 スケルトンなボディにも実はすごく似合うように思います。
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立派な樹木の木陰で小休止。
皆様がお土産購入・アイスの御賞味を終えたことを確認し、昼食会場まで再びバスの旅です。 | ||||
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13:00 吉井温泉 咸生閣
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今日の昼食会場は、吉井温泉咸生閣。 昭和な建物を横目に、バスは敷地内の駐車場へ。 昼間という事もあり静まり返っておりましたが、敷地内の温泉は「ジャングル露天風呂」と称され、 日帰り入浴500円で、地域の方を中心に永年愛されてあるようです。
最近は参加者の方から『途中に温泉休憩を入れてほしい』との要望が増えておりまして、 私も30を過ぎて、温泉入浴でインターバルを置かないと、午後に撮影がなかなかきつくなりまして、 今回は吉井温泉をチョイスさせていただきました。
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これまたレトロなお食事が待ち構えておりました。 修学旅行気分。
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廊下やロビーのあちこちに設置されたレトロなゲーム機の数々。 昭和がそのまま残っているようです。1プレイ20円、本当に球は出てくれるのでしょうか。
またジャングル風呂も、これまたなかなかの(レトロな意味での)佇まい。 永年の歳月で木がすごくよく育っていまして、ジャングル「風」ではなく、ジャングルそのものの雰囲気が楽しめます。 参加者の方からは「改装前のスギノイパレス(別府市)がこんな感じだったな〜」との感想も。 ジェットバスまであり、午前中の雨に打たれながらのフォトランの疲れを、すっかり癒してまいりました。
このツアーで一番イエスタデイワンスモアだったのは、この温泉旅館でした。。 | ||||
午後は、杷木・浮羽・吉井・そして西鉄電車味坂駅へと旅路が続きます。
(後編へ続く) | ||||
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