舟付鼻
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

  八丈島の見所スポット林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
 [11]舟付鼻/ Funatukehana  もどる  

 [1] 大賀郷エリア
 [2]大賀郷エリアの見所スポット
     1 八重根港
     2 メットウ井戸
     3 大坂トンネルの展望
     4 横間ヶ浦
     5 大里の玉石垣
     6 屋けんヶ浜
     7 長崎
     8 大潟浦
     9 宇喜多秀家公と豪姫の象
     10 南原千畳敷
     11 舟付鼻
     12 ナズマド・ナカノママ
     13 永郷文教場跡の碑
     14 八丈島歴史民俗資料館
     15 宇喜多秀家住居跡
     16 大賀郷「大里」地区

八丈富士と海に突き出た舟付鼻

南原千畳敷から右手の八丈富士方向に進んでいくとやがて見えてくる海に突き出た舟付鼻です。八重根港〜大潟浦〜南原千畳敷と続く溶岩の岩礁の海岸の端に位置し、歩いて近づくことはできませんが、特徴的な岬の形を眺めることができました。八丈富士の山頂から続く赦免がそのまま海へと落ち込んでいる形で、上部の緑に覆われた草地と黒々とした溶岩の崖の退避がダイナミックです。

船付鼻を前方に眺めながら走れる海岸伝いの道は実に気持ちよく、これから八丈富士もしくは、その山裾を1周するであろうと思われる旅行者らしい女の子の原チャリで1台駆け抜けていきました。島内ツーリングでも大賀郷地区の海岸はとくにおすすめ!






八丈富士の噴火による凄まじい溶岩の流れを今に物語る海岸風景が!

大きく突き出た舟付鼻とそこに続く溶岩の断崖絶壁。流動性の高い玄武岩質の溶岩は冷えると黒色となりますが、八重根港〜舟付鼻ノ海岸線は八丈富士噴火によって流れ出た溶岩が大量に積み重なった溶岩台地が形成されています。溶岩流はそのまま海へとせり出て数多くの岬や鼻が太平洋の荒波に洗われているんですね。

壮絶な溶岩流の流れを物語る景色ですが、 八丈富士が最後に噴火したのはおよそ400年前の慶長10(1606)年のこと。 その後は噴火の記録はありませんが、 平成14(2002)年には噴火未遂の兆候がありました。 八丈富士の地下、 深さ3kmに南北に走る溶岩岩脈が3m、その後2mほど縮んだそうです。

そのため八丈富士は常時観測火山に選ばれており、 気象庁により火山活動が24時間態勢で常時観測、監視されています。今のところは噴火を休んでいるようですが・・・。

 [ ナズマド・ナカノママ ]へ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください