このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
俳 人
秋元双樹
利根川は寝ても見ゆるぞ夏木立 | 一茶 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
一村雨のほしき麦刈 | 双樹 |
豆引や跡は月夜に任す也 | 双樹 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
烟らぬ家もうそ寒くして | 一茶 |
魚どもの遊びありくや菊の花 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
夕月や流残りのきりぎりす |
廿日 晴 江戸入 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
廿一日 晴 家財流山ヨリ来 |
正月廿二日出 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
一書一通 流山双樹
廿三日とゞく |
日のさすにはつ音顔なる雀哉 | 双樹 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
永き日に伐すかさるゝ柳哉 | 翠兄 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
岨(そば)の菜のことに引立かすみ哉 | 巣兆
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雪前にさらへ込けり芹薺 | 国村 |
廿五日 菜植る記 双樹来ル ハンロ来ル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
廿六日 双樹 泉路来ル |
ちとの間は我宿めかすおこり炭 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
炭くだく手の淋しさよかぼそさよ |
閑古鳥信濃の桜咲にけり | 一茶 | |||||||||||||||||||||||||||
まき(槇)の卯月にかゝる薄靄 | 双樹 |
十七日 晴 千住通リ流山ニ入 | ||||||||||||||||||||||||
十八日 晴 |
蚊の出て空うつくしき夜也けり | |||||||||||||||||||||
古わらぢ螢[と]ならば角田川 |
草[の]戸もあれば朝夕蚊遣り哉 | 双樹 | ||||||||||||||||
短夜をけしきばかりの枝折り哉 | 同 |
なでしこの一花咲ぬ小夜ぎぬた | |||||||||||||
行秋をぶらりと大の男哉 |
翌は又どこぞの花の人ならん | 双樹 | |||||||
川なら野なら皆小てふ也 | 一茶 |
十二 陰 申刻雨 柏村ヨリヌレテ流山ニ入 | ||||
十三 晴 昨日ノ泥衣洗 双樹病 |
十七 晴 流山ニ入 | |
十八 晴 又陰 双樹墓詣 |
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