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3月31日(火) 【年度末に呼ばれて研究会】
朝5時過ぎに起きて今日の報告準備の仕上げをする。仕上げが終わったところで実家から届いた新しいスーツを着て、朝から国立の研究室へ行き印刷などの準備。国立に一週間行かなかったら桜が満開になっていた。今日は天気も良かったので、朝から大学通りの人の多いこと。春物コートすらいらない天気で、歩こう会みたいなご老人たちがわんさか歩いている。おまけに大学の構内も公園みたいになっていて、池の周りではピクニック気分の親子連れが多数いた。地域に開かれた大学ということでいいことだけど、あまり人が公園的になり過ぎるとそれはそれで何だかねえという気もする。
<国立駅から大学通り> |
<大学通りの桜> |
準備を終えて中野へ行き、昼からある研究会に参加。今日は外部の研究会に4人の報告者のうちの一人として御呼ばれして、そこそこの謝金もいただくというものだったのでちょっとだけ緊張した。後ろには一般聴衆の方々もいたし、様子はUstreamで配信されているということだったし。僕以外の報告者の方たちはその道の大御所だったり世界で活躍している方だったりで、どう見ても僕だけが若手で役者不足にしか見えない。ただ報告する内容はいつもやっているやつで、今回でもうかれこれ4,5回目くらいになる。このくらいの回数こなしてくるとさすがにどうとでもなってくる。最近はいろいろと呼んでいただくことが多くなり(その多くが代理だけど)、ありがたいことです。
研究会終了後、せっかく中野に来たのだから何か食べて帰ろうと商店街をぶらぶらした結果、久しぶりに青葉本店でつけ麺を食べることにする。中野の青葉本店はいつ以来だろうと過去の日記を調べてみたら、前回の訪問は2005年3月2日のことらしい。その日は修士の合格発表の日で、合格を確認してほっとしてから青葉でラーメンを食べている。そうか、あれから丸10年も経ってしまったのか。というかこの日記、10年以上も付けているのか。
そんな10年振りの青葉で特製つけ麺。今やいろんな店が工夫を凝らしたつけ麺を出すようになったけど、その多くがこの中野青葉の影響を受けていると言われる、いわゆるダブルスープの「青葉インスパイア系」本家本元。今食べると主張が控えめでちょっと物足りなささえ感じてしまう。ある意味で懐かい味になってしまったのかもしれない。今日は本家本元に敬意を払っておいしくいただいた。上京した15年前は新宿の武蔵とこの青葉がニューウェーブの二大巨頭と言われていて、いつも行列ができていたくらいのブームだったけど、15年経ってラーメン業界も進化しているんだなと思った。と同時に自分がもう新しいラーメン屋を開拓していく気力がないことも感じた。今よく通っている普段着のラーメン屋を大切にしていこう。
<中野の桜> |
<10年振りに中野の青葉本店でつけ麺> |
帰宅したらちょうどサッカーのウズベキスタン戦が始まるところだったので、日本テレビの中継をボリューム小さ目でつけつつ、Ustreamで配信されていたセルジオ越後と松木安太郎の解説の方を見る。もっと居酒屋解説になるかと思ったら、意外にも二人が試合に見入ることが多く、静かな時間が多かった。これはこれでいいけど、やっぱり松木安太郎はテレ朝で見たいな。
3月28日(土) 【吉祥寺1位】
出張で疲れていたのか、今日は起きたら昼を過ぎていた。明日の夜、友人が泊まりにくるというので、今日は家を大掃除しないといけなかったのに、スタートダッシュに失敗した感じ。バストイレを綺麗にすることはもちろんのこと、そもそも今の家はモノが多くなりすぎて一人分しか寝るスペースがないので、もう一人分のスペースを作り出すのが大変。
夕方、掃除用品の買い出しも兼ねて夕食を食べに吉祥寺へ。今日は何となく気が向いたので、公園口を降りてすぐの場所にあるベジポタつけ麺で有名なえん寺へ行ってみる。このえん寺、食べログの吉祥寺ラーメンランキングで長らく1位に君臨していて、ものすごく人気が高い。大体いつ行っても行列ができている。僕も過去に2回ほど行ったことがあるけど、どろどろの甘いつけ汁が合わず、二回とも「そんなにおいしいか?」と思った。でも皆がおいしいおいしいと言っているので、やっぱり自分の舌がおかしいのかもしれないと思い、三度目の挑戦をしてみることにする。三度目の正直って言うし。
5時前に到着したら並んでいたのは良く喋っている男性二人組だけだったので、珍しく行列が少ないなと思っていたが、列はなかなか進まなかった。5分くらいして案内され、つけ麺が出てくるのはそれから10分後くらい。これまでは甘目のつけ汁が合わなかったので、辛ければ問題ないんじゃないかと思い、50円増しの辛ベジポタつけ麺にした。で食べてみると、うーん、やっぱり僕には合わないかなあという感じ。つけ汁は野菜の甘味が出ていておいしんだけど、やっぱり甘すぎる。辛くしても甘さはなくならない。そもそも甘みの反対は辛みではなく苦みなので、打ち消せるわけがない。三度目の正直じゃなくて、二度あることは三度あるだったな・・・。おいしくないわけじゃないんだけど、僕には合わない。
でも店は本当に人気があるようで、女性同士やカップルの客が多い。多くのラーメン屋は男一人の割合が高いけど、ここだけはいろいろな雑誌で紹介されているせいか、女性率がかなり高い。ただ女性率が高いのは回転の面からすると困りもので、カウンターだけの店で食べ終わったあともだらだらと話をしているのを見るとちょっと待てと思う。ここの店で行列ができる原因は、麺の茹で時間の長さと女性の多さにあるんだろうな。で食べ終わった外に出てみると、20人くらいの行列が伸びていた。最後尾の人はつけ麺にありつけるまでに1時間くらいかかるんじゃないかなあ。
<辛ベジポタつけ麺味玉入り(ピント合わず)> |
<食べ終わったら20人くらいの行列が> |
食後、ドラッグストアで重曹とクエン酸を買う。下手な化学洗剤より重曹とクエン酸ですよ。
3月26日(木)〜27日(金) 【四万温泉】
26日と27日は1泊2日で群馬県中之条町への出張。今回はそこそこの人数での出張だったけど、このグループは基本的に現地集合、現地解散なので、その前後を有効活用させてもらうことにした。まず1日目は昼にJR吾妻線中之条駅に集合だったので、それまでの時間でできそうなことを考える。といっても群馬方面には12月にも行っているし、これと言って行ってみたいところも特にない。特にないのでとりあえず群馬方面へ向かうことにした。
朝5時頃家を出て、中央線に乗って八王子へ。都心の通勤ラッシュを避けるために八高線経由で高崎まで行こうという目論みだったが、朝6時半頃に八王子に着いて八高線ホームに向かったら、既に行列ができていた。まだ朝6時半だというのに。都会の朝は早い。6時36分発の川越行きは普通に朝のラッシュと同じだった。これだったら上野まで出て高崎線で行っても同じだったか。
ただ途中の拝島で結構な人が降り、高麗川で高崎行のディーゼルカーに乗り換えて越生、小川町、寄居と過ぎるうちに人がどんどん減っていき、埼玉北部に差し掛かった頃には長閑な郊外列車の様相になってきた。人が少なくなったのでボックス席を1人で陣取り、関東平野北端の景色を眺めながら今日明日の資料に目を通す。8時57分に終点の高崎に到着。
<早朝から結構な人が待つ八高線> |
<越生、小川町、寄居を経て段々と空いてきた> |
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<のどかな埼玉北部の風景> |
<終点高崎駅に到着> |
高崎到着後、駅そばで朝食にする。だるま弁当を売っているたかべんが経営する立ち食いそば屋がいくつかのホームにある中で、食事するスペースが広い0番線ホームの店に行ってみた。お得な朝特そばを注文。ラーメンも有名らしいのだけど、朝からラーメンだと胃がもたれそうなので、胃に優しそうなそばで我慢。昔だったらラーメンにしてただろうけど、僕もオジサンになってしまったなあ。朝特そばはほうれん草、生卵、揚げ玉が入って340円。野菜が入っていると問答無用で健康にいい感じがする。素朴でおいしかった。
<たかべん> |
<朝特そば(340円)> |
中之条の集合時間に間に合うようにするには高崎発10時49分の電車に乗ればよいので、1時間半くらい時間がある。この1時間半を利用して久しぶりに高崎市役所の展望台に上ってみることにした。天気もいいし、駅から市役所までは散歩にもちょうどいい距離なので、時間を潰すには持って来い。ということでてくてくと歩いて人口の割に巨大な高崎市役所へ。暑くてコートがいらないなあ。
<高崎駅> |
<高崎駅前> |
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<市内をめぐるレンタサイクルもあるらしい> |
<巨大な高崎市役所> |
高崎市役所は群馬県内で群馬県庁に次いで2番目の高さを誇る巨大建造物で、いつみてもでかい。この市役所ができた1998年当時、高崎市の人口は30万人弱だったはずなので将来の合併を見越して作ったのかもしれないけど、それにしても人口30万人規模でこの建物はでかい。ただでかいお陰で展望施設も充実しているので、観光客にはありがたい。
平日の午前中ということもあってか、21階の展望室は他に人もおらずほぼ貸切状態。8年前に四万温泉に行ったときもその前に高崎市役所展望室に上って景色を眺めたのだけど、そのときはここを寝場所というか生活の場所にしている人がいてちょっと怖かった記憶がある。というかもうあれから8年経ったのかと思うと、時間が経つのは本当に早いな。あのときは曇っていて遠くまで良く見えなかった景色も、快晴の今日は本当に良く見えた。12月に行った前橋の群馬県庁も良く見える。赤城山とか榛名山とかいった山を眺めるのであれば、山に近い群馬県庁の方がいいかな。
<高崎市役所21階展望フロア> |
<いわゆるホームレス対策> |
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<前橋方面と赤城山> |
<前橋の県庁をアップで> |
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<榛名山方面> |
<浅間山も頂上がちょっと見える> |
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<高崎駅方面> |
<高崎観音> |
展望室でぼんやりと景色を眺めていたらいい時間になったので再び高崎駅へ。春休み中の吾妻線は温泉へ行く若者たちで混むという話を聞いていたので、少し早目に戻ったところ、本当に若者たちが多くて驚いた。吾妻線沿線には四万温泉、湯河原温泉、そして横綱の草津温泉があり、卒業旅行とかで首都圏からちょっと行っちゃおうと思う若者が多いのだろう・・・と思ったら、半分くらいの若者は大きな一眼レフに三脚を持つという撮り鉄スタイルだった。若者たちの話を盗み聞くと、どうやらこの後に運転される特急の草津1号が新しい電車になったからそれを撮るらしい。ご苦労様なことです。
<高崎駅> |
<高崎名物のだるま> |
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<10時49分の長野原草津口行きに乗る> |
<吾妻線列車> |
ボックス席がほぼ埋まるような形で、10時49分に高崎駅を出発。僕が座っていたボックス席にも前に二人のオタク系若者が座った。普通こういうローカル線はお年寄りが多いけど、春休みの吾妻線に限っていえば若者がかなり多くてキャピキャピしていた印象がある。ただ僕の目の前に座った若者は座るなり大股開いて寝だして、僕の足を置く場所がどんどん浸食されていった。かなりイライラしたけど、小心者なので起こして注意する訳にもいかないしと、悶々として時間を過ごす羽目になってしまった。車窓はきれいなのに。ボックス席での足放り出しはいけませんぜ。足を動かせなくてエコノミー症候群になるかと思ったよ。
<吾妻川に沿って進む> |
<中之条駅に到着> |
11時45分に中之条駅に到着。20分後に到着した特急で来る人たちを待って今回の出張メンバーが集合し、まずは昼食ということで観光協会の方の案内で地元の歴史ある料亭だという金幸で用意された真田道弁当を食べる。ここ中之条は小渕恵三・優子議員のお膝元。もしかしたら地元の後援会との会合なんかもここで行われているのかもしれないなと思いながら、真田道弁当をいただいた。
<昼食は地元の料亭「金幸」で> |
<真田道弁当を食べる> |
昼食後は役場で2時間ほどヒアリング。その後40分くらいかけてバスで四万温泉へ移動し、今日のお宿である国民宿舎ゆずりは荘に到着。温泉宿に来たのでもう全てを投げ出してだらだらしたいところだけど、そんなことはできるはずもなく、到着後すぐに会議室を借りて1時間半ほど研究会その1(I君お疲れ様)。
研究会が終わってようやく本日の日程終了ということで、夕食、温泉、飲み会を経て夜中2時頃就寝。温泉上がりのビールが染み渡るほどおいしかったのは言うまでもない。
<本日のお宿:国民宿舎ゆずりは荘> |
<粗茶でございます> |
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<本日の夕食> |
<炊き込みご飯がおいしかった> |
翌27日。ちょっとだけ酒が残っているような気がするものの、二日酔いという感じではなかったので、健康的な朝ごはんをいただく。やめとこうと思ったけど、ついついご飯をお替りしてしまった。どうして温泉宿の朝ごはんはあんなにおいしいのだろうか。
<朝の四万川を眺めつつ> |
<健康的な朝ごはん> |
朝食後は会議室を借りて3時間半ほど研究会その2。12時半に終了し、昼食を取りに四万温泉の中心地区である新湯地区まで散歩がてら歩いて下っていく。1.5kmくらいの距離があり、下りなので徒歩約10分くらい。天気も良くて気持ち良い散歩だった。
<ゆずりは荘> |
<ゆずりは荘から四万温泉の奥の方を眺める> |
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<四万川> |
<中心の新湯地区が見えてきた> |
新湯地区は四万温泉の中心だけあって賑やかだけど、鄙びた感じもしてまた良い。8年前もこの辺りに来ているはずなのに、あまり記憶がない。最初に宿の人に教えてもらったお勧めの鰻屋があるというので店頭のメニューを見てみたら、うな重2900円とかで大御所の先生方もスルーする感じだったので、次に食べログで評価が高かったカフェに行ってみると、やっぱり有名なのか席が4つしか空いてない。結局一般的な蕎麦屋に入って、皆で同じメニュー(舞茸もりそば)を頼む。大人数で入ったので蕎麦屋の方もてんやわんやしてしまったみたいで、僕らでそばが終わってしまったとか何とかで後に来た人は追い返されていた。申し訳ないです。四万温泉には飲食店が少ないのかな。
<四万温泉の中心地、新湯の繁華街> |
<歴史がある積善館本館> |
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<四万川と川辺の公衆浴場> |
<そば屋で舞茸もりそばの昼食> |
昼食後、宿のバスに迎えに来てもらい、甌穴や太陽光発電所を見学。以前甌穴を見た時は曇っていたのでどんよりした雰囲気だったけど、晴れた甌穴は水の色が澄んでいて迫力があるような気がした。
出張の全日程が終了して、中之条駅で解散。他の人はこのまま東京に戻るのだけど、最近乗り鉄化している僕はこの機会に終点の大前駅まで行ってみようと思い立った。吾妻線の終点である大前駅まで行く電車は1日5往復のみ。一つ手前の万座・鹿沢口駅までは特急も含め14本あるのに、何でこんなことになっているのか不思議に思っていた。行けばその理由が何となく分かるかもしれない。東京からだとなかなか大前まで行ける機会がないので、電車の時間もちょうど良いこの機会に行ってみることにした。
<中之条駅> |
<中之条からの終点大前行きは一日4本> |
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<大前方面に行く> |
<中之条駅> |
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<中之条から大前方面> |
<中之条駅> |
16時7分の電車に乗って大前まで。草津温泉最寄り駅の長野原草津口駅でほとんどの客が降り、終点の大前まで行ったのは数人の鉄道愛好家と養護学校の生徒だけだった。大前に着いたのは17時前で、ホームに立って終着駅の雰囲気を味わっていたら、街の中心部の方から5時の音楽が流れてきた。大前駅はキャベツで有名な嬬恋村にある駅だけど、嬬恋村の中心地は隣の万座・鹿沢口に近いらしくのであまり電車が来ないらしい(ただ村役場は大前駅に近い)。
<終点大前駅に到着> |
<線路はここから先100m位伸びている> |
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<標高840mと高い> |
<小ぢんまりとした駅待合室> |
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<端っこ> |
<電車は折り返し高崎行になる> |
折り返しの高崎行は17時12分発なので、15分ほどしかないけど駅の外にも出てみる。駅前に嬬恋温泉という温泉宿があり、そこの宿泊客が浴衣で出てきて駅や電車を撮ったりしている。時間と精神的余裕があればこの何もない嬬恋温泉で一泊ということも考えたけど、なかなかそういうわけにもいかないので引き返す。歳を取ってもまだ生きていて、時間とお金に余裕が出るようになったら来よう。
駅の前には吾妻川が流れていて、集落は少し高い位置にあった。集落まで行く時間はなかったので橋から眺めるくらいだったけど、地形からしてここは多分河岸段丘なんだな。
17時12分発の折り返し電車で高崎まで。高崎までは1時間50分ほど。八ッ場ダムで線路が付け替えられた川原湯温泉でも降りて新しい温泉に入りたかったけど、そこまですると東京の自宅に着くのが深夜になってしまうので諦めた。川原湯温泉もまたいずれ。
18時57分、高崎に到着。中之条から普通に帰ってたらとっくに自宅に着いている時間だけど、逆方向に行ってしまったのでまだ高崎。高崎に来たからにはスパゲティを食べて帰らないといけないということで、個人的にはすっかりおなじみになってしまった駅ビルのはらっぱへ行く。本当は老舗のシャンゴという店にも行ってみたいけど、高崎駅から離れているのでどうしても行きやすいはらっぱの駅ビル店になってしまう。
今日は腹が減っていたので、12月にも食べた赤唐辛子とニンニクのトマトクリーム大盛りにガーリックチップをトッピングし、さらにスープにつけて食べるパンとドリンクのセットを注文する。最近家で自炊するときは基本的にトマトとにんにくをベースにしたスパゲティを作っている僕にとって、このトマトとニンニクの組み合わせは幸せ以外の何物でもない。今日はガーリックチップを加えてさらにニンニクまみれにしたので、もう怖いものなどない。量も多かったので途中で満腹感が襲ってきたけど幸せだった。いろいろ追加したら1600円くらいになってしまったけどね。この店は女性の一人客が多くて、彼女たちの多くが大盛りとかパン追加とか頼んでいたので、僕もまだまだ負けてられない。
<高崎駅に戻ってきた> |
<はらっぱでトマトクリームスパゲティにんにくチップ乗せ> |
食後、3月14日に開通したばかりの上野東京ライン平塚行に乗って帰宅。上野東京ラインと言っても、結局赤羽新宿乗り換えで帰った方が早いので、結局東京までは行かなかった。湘南新宿ラインの便利さは良く分かるけど、上野東京ラインの良さはいまいち良く分からない。高崎の人に平塚と言ってもどこにあるか良く分からない人もいるだろうし。変に直通なんてさせずに、常磐線高崎線宇都宮線の始点終点を一律東京駅にすればよかったんじゃないかとも思う。
<上野東京ラインに乗って帰る> |
<これまではなかった平塚行き> |
夜10時過ぎに帰宅。帰宅後、ブラタモリの再放送とタモリ倶楽部を見てから就寝。
3月16日(月) 【開業3日目の北陸新幹線】
実家での用事も終わったので帰京する。帰りの飛行機は料金が高かったので、大人しく新幹線で戻ることにした。でもそのまま戻るのではつまらないので、一昨日開業したばかりの北陸新幹線経由で帰ってみることにした。東海道・山陽新幹線の下関・東京間の料金は約23000円。新大阪で降りて在来線に乗り換えて金沢へ行き、金沢から東京まで北陸新幹線に乗った場合の料金は約26000円ということで、3000円程度の差しかないならこの機会に出来立てほやほやの北陸新幹線に乗ってみるしかない。昨日、一昨日とニュースは北陸新幹線一色で、あれだけ盛大にやられるとミーハーな僕はすぐに行ってみたくなってしまうじゃないか。
朝5時過ぎに起きて母の車で下関駅まで送ってもらい、5時45分の始発小倉行きで小倉へ。小倉で6時22分発ののぞみ2号に乗り換えて新大阪まで行く。小倉でかしわめしでも買って朝食にしようと思ったら、朝早すぎて駅弁売り場は開いてなかった。仕方がないので唯一空いていた改札内のセブンイレブンでおにぎりとサンドイッチを買って朝食にする。最近は改札内やホーム売店にセブンイレブンが入っていることが多くて、それはそれで便利なのだけど、何となく風情がない気もする。
<早朝の下関駅コンコース> |
<始発で小倉へ向かう> |
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<門司で乗り換えた電車はJR九州らしくカラフル> |
<のぞみ2号で新大阪まで> |
8時34分、新大阪に到着、新大阪で在来線の8時44分発サンダーバード7号金沢行に乗り換える。今回の主目的は北陸新幹線だけど、サンダーバードにも乗ったことがなかったので密かに楽しみにしていた。乗り換え時間は10分だったので、朝の通勤ラッシュが一段落した新大阪駅とはいえちょっと危なかった。
<初サンダーバード> |
<サンダーバード7号金沢行> |
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<新大阪駅在来線ホーム> |
<サンダーバードに乗った> |
サンダーバードの指定席は半分くらいの埋まり具合で、僕の隣も空席だったのはありがたかった。通路を挟んで前の席では大阪のおばちゃん4人組が金沢のガイドブックを見ながら朝からあーだこーだと話をしていて、やっぱりこの辺りまでくると濃い関西臭がぷんぷんしてくるもんだと思う。
京都を出て湖西線に入ると右手に琵琶湖、左手に比良山地が広がり始める。今回は進行方向右側の窓側の席だったので、朝の太陽光を受けながら霞む琵琶湖を眺めていた。サンダーバード7号は京都を出ると福井と金沢にしか停車しない速達タイプでびゅんびゅん飛ばしていく。大多数の電車が止まる北陸の入り口敦賀も飛ばす。新大阪から金沢までは2時間半かかるけれど、駅を飛ばしていったからか思いの他早く到着したような気がいないでもなかった。
<大津辺り。琵琶湖が見えてきた> |
<堅田駅あたり> |
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<琵琶湖が目の前> |
<琵琶湖から遠ざかって敦賀へ向かう> |
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<福井駅。恐竜が座っている。ダイナソォー> |
<福井から金沢へ> |
11時13分、終点金沢に到着。ホームを降りるととりあえず人が多い。今日は平日だし、開業から3日経っているから混雑も落ち着いているだろうと思ったけど、どうもそうでもないらしい。今日でこの混雑なんだから、土日はもっと凄かったのだろう。当初の考えでは金沢で4時間くらい観光して夜10時頃東京に着ければいいやと思っていたけど、兼六園とか金沢城址とかに行くバスの乗り場は長蛇の列で、この混雑を見て観光する気が一瞬のうちに失せてしまったので駅近辺で昼食だけ食べてすぐに帰京することにした。兼六園も過去2回行ってるし、また落ち着いた頃にでも。
北陸新幹線の切符は買ってなかったので、そうと決まれば早めに切符を手配しないといけない。が、みどりの窓口は外まで行列ができていて並ぶ気にならない。外にあった指定席券売機は1台しかないところに20人くらい並んでいて、こちらも絶望的。でも並ばないと買えないしなあ・・・と途方に暮れていると、駅の入り口当たりに5台の指定席券売機があった。そこにも少しは並んでいたけど、さすがに5台もあるので進むのが早い。よかった。向こうの一つしかない券売機に並んでいる人に教えてあげたい、というかJRが誘導すればいいのに。
結局2,3分並ぶだけで券売機にたどり着くことができ、13時4分発のかがやき526号の窓側指定席を無事予約。各所でこれだけ並んでいるので席はないのかと思ったら、思った以上に余裕があるっぽい。2列の窓側(E列)が全部売り切れていたけど、3列の窓側(A列)にはまだかなりの空きがあり、B・C・D席に至ってはほとんど予約が入っていない。開業3日目でこれは大丈夫かなと、少し気になった。
<金沢駅に到着> |
<並行在来線は3セクのIRいしかわ鉄道に> |
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<在来線コンコースもきれいになっている> |
<混雑する金沢駅> |
指定券も買ったので、残りの1時間弱で昼食にする。駅ビルのあじわい小路には金沢のものを食べさせてくれる店がたくさんあって、できれば麩料理でも食べたいもんだと思ってうろうろしたけど、目ぼしいところは基本的に行列ができていて入れそうにない。一番手軽なラーメン(8番らーめん)とカレー(ゴーゴーカレー)は比較的すぐ入れそうだったので、もう疲れたしこの辺りで手を打つことにした。ゴーゴーカレーは東京でも食べられるので、8番らーめんに入る。8番らーめんは北陸で最も有名なラーメンチェーン店らしい。
8番らーめんは野菜ラーメンがメインで、味を味噌・豚骨・醤油・塩から選べるとのこと。代表は味噌だということだったので、野菜ラーメン味噌味に餃子がセットになった「8番セット」にする。野菜ラーメンは炒めた野菜がなかなかの量で健康には良さそうだったけど、スープと麺は典型的なチェーン店のラーメンで、それ以上でも以下でもない感じだった。期待が少し大きくなっていたので少々残念。決しておいしくないわけじゃないんですけどね。感覚としてはリンガーハットのちゃんぽんに近いかもしれない。
<あじわい小路> |
<8番らーめんの野菜ラーメン味噌味> |
食後、駅の外に出てもてなしドームの辺りをうろうろしながら写真を撮る。過去に金沢に来たときにはここで写真を撮っているひとはそんなにいなかったが、今日はかなりの人が写真を撮っていて新幹線開業の効果を実感させられる。
さて、いよいよメインイベントの北陸新幹線。乗る予定のかがやき526号の発車までまだ40分以上あったけど、早めにホームに上がって新しい新幹線駅と新幹線を観察することにした。改札前には臨時の入場券売り場が設けられていてそこそこ賑わっている。地元の人たちが入場券だけを買ってホームに上がり、ようやく金沢にやってきた新幹線を見学するんだろうな。改札は石川県で初めて導入されたもので、駅員さんが側に立って使い方を一生懸命レクチャーしている。乗車券と特急券を2枚同時に入れるとか、やっぱり最初は戸惑うだろうなあ。
ホームに上がって適当にぶらぶらする。柱には金沢の名産である金箔をあしらったモニュメントも。上の写真のように発車時刻を知らせる電光掲示板やホーム番線の表示では「富山・東京方面」となっている一方で、乗車位置案内は「長野・東京方面」、ホームの時刻表は「富山・長野・東京方面」となっていて、行先の表示形式は決まっていないらしい。これまで18年間終点だった「長野」が入っているかどうかは、東京や金沢の人間にとってはどうでもよくても、長野の人にとってはちょっとした問題らしい(Y君談)。確かに今回の北陸新幹線の金沢延伸開業は、これまで長野新幹線と長野が持っていたいろいろなものをごっそり金沢や冨山に持っていったわけだから、長野人のその忸怩たる思いは何となく分かるような気がする。
<金沢駅新幹線ホーム> |
<先発のはくたか564号東京行> |
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<新北陸始まる> |
<ここにもセブンイレブン> |
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<「長野・東京方面」という記載も一応ある> |
<こっちは「富山・長野・東京方面」と> |
ホームには先発のはくたか東京行が止まっていたので、写真を撮ろうと先頭車両まで行く。が先頭車両付近はおらが街にやってきた新幹線を一目見ようとする地元の人たちで一杯で、なかなか写真が撮れなかった。皆新幹線に乗るような荷物を持っていないので良く分かる。子供新幹線を見せてやりたい小さな子供連れと、北陸新幹線の開業を長い間待ち続け、ついにこの日が来て感慨無量といった感じの年配の人たちが多かった。僕の場合は物心ついたときから自分の故郷に新幹線が通っていたので特に何とも思わなかったけど、これまで新幹線が通ってなかった地域の人にとっては新幹線開通は悲願というか一大イベントなのだろう。
<写真を撮っているのはほとんど地元の人> |
<はくたかが発車していった> |
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<隣のホームに富山行つるぎが入線> |
<つるぎ(E7系)の横顔> |
やがてかがやき526号が入線したので乗り込む。E7系(W7系)自体は去年の11月にたまたま長野から乗ったので初めてというわけではない。ただ金沢から東京まで乗り換えなしで直通するというのはなかなか気持ちがいい。
<かがやき526号のチケット> |
<東京行の表示> |
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<車内は結構空いている> |
<空いているその2> |
13時4分に定刻通り出発。金沢駅を出るとどんどんスピードを上げて多分260km走行になり、20分で富山に着いた。以前在来線でとことこ行ったときは1時間くらいかかっていたので、やっぱり新幹線は速いなあと単純に思う。富山を出てしばらくしたら大きく右にカーブして上越地方に入っていく。上越は11月に行ったところなのでどんな感じで変わったか見たかったけど、朝早かったこともあっていつの間にか寝てしまっていて、気が付いたら長野の飯山を通り過ぎる頃だった。
<金沢を出発> |
<新高岡手前> |
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<富山平野を行く> |
<富山駅に停車中> |
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<飯山駅を出たあたり> |
<車内販売メニュー> |
長野を出たらあとはこれまで長野新幹線だった部分なので特にどうということはなく、15時40分に終点東京に到着。東京駅の新幹線改札も、普段より多くの駅員さんが自動改札機の使い方をレクチャーしていた。やっぱり北陸から初めて新幹線に乗った人が多いからだろうか。
今は開業ブームで観光客が多いので、ブームが落ち着いたらゆっくりと北陸を周ってみるかな。
3月15日(日) 【帰省その3】
帰省3日目。午前中は母に強引にチェーン紳士服店に連れていかれる。10年前と比べてぶくぶくと太ってしまった息子が昔痩せていた時に買ったピチピチのスーツを着ているのを見て我慢ならなくなったらしい。ということで、本当に半ば強引に連れていかれ、新たなスーツとジャケットを買うことになった。全部合わせて10万円くらいしたけど、今日まで半額セールとかで6万円くらいで買えたのはよかったか。まあ、何だかんだで代金は母が全額出してくれたので、僕はただひたすら従う犬になるだけです。。
新しいスーツとジャケットを買った後、下関駅まで移動して大丸7階のレストラン街で昼食。商品券が余っているらしく、それを使って「膳所」という和風レストランで食事する。僕は黒毛和牛ステーキ定食+昼ビール。この選択は「家で魚ばかり食べるので外に出たときくらい肉を食べたい」という母の意向にかなり影響を受けてしまった。肉はとろける感じでおいしかったけど、ご飯がちょっとべちゃべちゃだったのはいかがなものか。ご飯は日本人の命なので、シャキッと炊いてほしい。
<新しくなった下関駅> |
<下関駅前> |
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<タワーもまだ健在> |
<大丸のレストラン街で黒毛和牛ステーキ定食> |
夕食は昨日買った魚がまだまだ大量にあるということで、今日も魚料理。今日は刺身がのどぐろになっていた。のどぐろというと北陸の高級魚だと思っていたけど、この辺りでも結構獲れるらしい。知らなかった。のどぐろはものすごく脂が乗っていて、今の日本で高級魚として持て囃されるのが分かる気がする。あとは鯛のお頭焼きとか肝と子の煮つけとか。鯛のお頭焼きはちょっとグロテスクな写真のものが一人一つ出てくる。でも味は抜群で、特に目の周りのゼラチン質の部分が濃厚でおいしい。この部分が気持ち悪いと言って食べない人がいたけど、それは人生の10分の1くらい損してるよなあと思う。やっぱり筋肉を使う部分の肉はおいしいですよ。
<のどぐろと真鯛の刺身> |
<鯛のお頭焼きはちょっとグロテスク> |
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<鯛の肝と子の煮つけ> |
<鯛の焼き物> |
最後に余ったのどぐろでお茶漬けをと思っていたけど、他の魚料理の量が多過ぎて最後のご飯まで到達できなかった。おいしいけどこれを毎日続けたら飽きるだろうな。魚大好きな父は別として、母が「外で食べるときくらいは肉を食べたい」と思うのは最もだ。
3月14日(土) 【帰省2】
実家2日目。今日は午前中準備をして、午後は今回帰省する要因となった用事。あまり詳しくは書けないけど、とりあえず感想を一言で表現すると「なんやねん」。山口出身なのに関西弁で突っ込みたくなった。まあ、そんなもんか。
実家に戻って夕食。今日の夜は魚料理だった。ただうちの父が釣ってきた魚ではなく、知り合いの漁師からかなり安く買ってきたものらしい。うちの父は漁師の息子で、これまでも休日には魚釣りに行って大量の魚を持って帰ってきては魚を捌いて料理をしなければならない母親を怒らせていた。しかし最近はゴルフに嵌ってしまって魚釣りにも行かなくなり、魚は専ら知り合いから買うことになっているらしい。でも結局大量に買ってくるので、母親を怒らせるのは同じらしい。
今日はその大量に買ってきた魚の刺身やエビ料理各種だった。刺身は石鯛と真鯛とエビ。そしてエビフライ。刺身は相当おいしかった。そして実家のエビフライは僕の好物でもあるので、こっちももちろんおいしかった。これだけの料理が出てくるのだから、やっぱり実家はありがたい。こういうのを食べていると、東京で刺身を食べたくならず、ラーメンや肉みたいな脂っぽいものを食べたくなるんだろうな。
<実家でもハイボール> |
<エビフライ> |
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<石鯛と真鯛の刺身> |
<海老の刺身> |
実家でもハイボールを飲もうと思ってウイスキーがあるか聞いてみたら、サントリーのオールドが出てきた。定番の角瓶はあるか聞いたら、「うちはそんな安いものは飲まん」と。。へぇと思ったけど、調べたらオールドと角瓶って同じ700mlでたった250円くらいしか違わなかった。知らない方がいいこともあるか。
3月13日(金) 【帰省1】
所用で急遽下関の実家に帰らなくてはいけなくなったので、今日から少し帰省する。急だと飛行機は高いので新幹線になりがちだけど、JALの北九州空港行きの始発便だけは直前でも比較的安いので、前々日に予約しておいた。ただ、それでも19000円以上する。新幹線だと22000円なので少し安いけど、自宅からの羽田までの交通費と北九州空港から実家までの交通費を合わせたら結局そんなに変わらない。急な用事でも何とか安く帰ることができる手段はないだろうか。
北九州行きの始発便は6時20分羽田発なので、最寄り駅の始発を待っていては間に合わない。仕方がないので朝4時前に家を出て、20分くらい歩いて吉祥寺まで行き、吉祥寺駅4時34分発の始発で羽田に向かうことになった。朝からかなりしんどい。新宿で山手線に、品川で京急に乗り換えて向かったけど、途中の山手線で酔っぱらった中国人女性二人組がべろんべろんの状態で肩を組みながら大声で乗ってきたと思ったら、電車とホームの隙間にスマホを落として「ギャー!!」と騒ぎ立て、電車がちょっと遅れるという出来事があり、僕のイライラは朝から頂点に達した。結果的には何とか京急に乗り換えることができたけど、始発便に乗ろうとすると少しの遅れでもアウトになってしまうので気が気じゃない。
5時42分に羽田に到着して速足で手荷物預かりカウンターに行ったら、まさかの大行列だった。この行列に並んでたら間に合わないし参ったな・・・と思ったら、6時20分発の北九州行きに乗る人はこちらへということで、優先的に預かってもらうことになった。並んでいる人には何だか申し訳ない。その後手荷物検査を経てゲートに着いたら、すぐに搭乗時間という慌ただしさだった。やっぱり6時台前半の便は忙し過ぎてよくないな。料金は少し安いけど、一歩間違ったら乗れない可能性があるので精神的によくない。
始発便は人が少なくて、3列シートを独り占めしてもまだあまる感じだった。僕の隣とその隣も空席だったので、窓際に陣取ってゆっくりさせてもらう。で、定刻通り6時20分にドアクローズしてD滑走路から離陸。昨年9月に搭乗中の電子機器使用が少し緩和されて、電波を発しないデジタルカメラは常時使えるようになったので、今日は天気もいいし隣に人もいないし写真を撮ってみることにした。が、離陸の瞬間とか飛び立ってすぐに躍動感ある写真を撮るのはやっぱり難しい。でもこれまで撮ることができなかった東京上空の写真を撮れるようになったはいいかもしれない。
<新しいD滑走路を走る> |
<離陸して上昇しながら大きく右旋回> |
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<すぐに羽田空港が眼下に見えるようになる> |
<早朝の東京上空> |
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<横浜みなとみらいをアップで> |
<富士山の真上を通ったので富士山自体は見えなかった> |
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<名古屋市街。JRツインタワーと名古屋城がかすかに見える> |
<山口宇部空港と常磐公園> |
8時5分に北九州空港着。多分5年振りくらいの北九州空港。以前は北九州空港と門司港・下関を結ぶ高速バスがあったので利用しやすかったけど、利用客が少ないとかで廃止されてしまったので、すこぶる使い勝手が悪くなって足が遠のいてしまった。今は小倉駅までバスで出て、そこからJRで下関まで戻らないといけなくなってしまったので、乗り換えがあってちょっと面倒。そして下関駅から実家まではバスかタクシーを使わないといけない。これまであった高速バスは実家の近くまで運んでくれたので、2回の乗り換えの手間を考えるとかなり面倒臭くなってしまった。
でもバスの廃止に文句を言っても始まらないので、とりあえず小倉駅まで行き、魚町にある資さんうどんで朝食にする。何だかものすごく久しぶり。浪人時代に一回行ったことがある気がするので、もしかしたらそれ以来かもしれない。今日はシンプルにごぼ天うどん(福岡あたりではごぼう天のことをごぼ天と言うことが多い)とおにぎりにする。透明だけど出汁が効いている汁と腰がないうどんの組み合わせを見ると、地元に戻ってきた気分になる。腰のある讃岐うどんもいいけど、全く腰のない九州・山口辺りのうどんもいいですよ。
<小倉魚町にある資さんうどん> |
<ごぼ天うどんとおにぎり> |
食後、電車に乗って下関に戻り、面倒になったのでタクシーで実家へ。実家に着いたのが朝10時過ぎだったので、やっぱり飛行機は早い・・・と思ったけど、よく考えたら朝4時前に家を出ているので結局6時間くらいかかっている。値段と時間を考えたら、新幹線でも同じだったな。
実家に戻ったあとは少し仮眠を取り、午後は持ち帰った仕事。何もしないで食事が出てくるのがありがたい。
3月12日(木) 【歯医者終わり】
午前中国立の歯医者へ。もう虫歯の治療は全て終わったので、今日は歯のクリーニング。これまで虫歯治療の間にクリーニングを2回行ってきていて、3回目の今日は最後らしい。今回は歯科衛生士さんに歯周ポケットを測ってもらったり、磨き残しのチェックをしたり、最後の歯石取りをしてもらったりした。最初に歯周ポケットの深さを測ったときよりも歯茎が引き締まってきていて、磨き残しも少なく、「よく歯磨きできています」と褒められた。歯磨きで褒められたのは生まれて初めてだったので、ちょっとほくそ笑んだのは内緒。38000円の詰め物をしたおかげで虫歯や歯周病が恐くなり、丁寧かつ真面目に歯を磨くようになった影響が出てきたんだろうか。そう考えると38000円も安いような、やっぱり安くないような。
ということで、1か月6回に渡る歯科治療が無事終わった。今後は3か月に1回程度、定期健診とクリーニングをしていくらしい。最初は神経を抜かないといけないんじゃないかとかなり憂鬱になったり、詰め物の高さに悩んだりしたけど、神経も取らずクリーニングで口腔環境が良くなって結果オーライだった。5年前は歯茎の痛みで歯医者に行って詰め物を変えたり親知らずを抜いたりしたけど、虫歯ということに限っていえば19歳の時に地元で治療して以来だったので、僕はもう虫歯になりにくい体質なんだと思っていた。今回15年振りに新たな虫歯が発覚してショックだったけど、そのお陰で歯肉炎の段階で治療できたし、歯の磨き方も考えるようになった。今回虫歯にならなかったら、10年後には歯周病で歯が抜けていたかもしれないと思うとゾッとする。40代になると歯がボロボロになる人が急激に増えるらしい。ここを見ている人で最近歯医者に行ってないなあという方、虫歯がなくても歯周病は進行するそうなので、20代から30代のうちに歯医者に行ってメンテナンスを行うことをお勧めします。オーラルケアなるものの重要さが今回身に染みて分かりました。
歯医者の後は研究室へ行って仕事をした後、夕方過ぎに帰宅。明日からの帰省の準備をする。
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