2012年 6月

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6月8日(金)〜11日(月) 【隠岐調査】

 3泊4日で島根県の隠岐へ。今回は隠岐の中でも島前の中ノ島・海士町(あまちょう)へ行ってきました。

 海士町はいわゆる地域政活性化の先進自治体として、様々な政策を打ち出し成功していると評価されています。実質的な滞在2日間でいろいろと見聞きさせてもらいましたが、町長さん以下、役場職員、Iターン者の力の入れようが半端ないことが良く分かりました。調査団をもてなそうとするホスピタリティもすごい。全国的にも過疎地域である山陰島根県の離島ということもあり、海士町を知るまでは「過疎地域の中の過疎地域」というイメージでしたが、実際に現地を訪れて見聞きすればそんな考えは吹き飛びます。そこまで切羽詰まった状態になったから死ぬ気で取り組まれているのかもしれませんが。


<フェリーで松江から3時間かけて隠岐海士町へ>

<隠岐の位置関係(左下島前の右側が海士町>

<キャッチフレーズ「ないものはない」>

<海もあれば田んぼもある>

<激しい国賀海岸>

<国賀海岸の雄大な景色>

 海士町では食材を使った対外アピールも行われており、イカ、サザエ、カキ、隠岐牛などなど名物がたくさんあります。特に海産物はCASという特殊な冷凍技術を導入することによって、鮮度が落ちることなく冷凍前と同じ状態で食べられるようになっているお陰で、最近では東京でも隠岐の味をほぼ獲れたてのまま味わえるそうです。今回の食事で出てきたイカやカキも、一度CASで冷凍したものだそうです。ただ地元で食べるなら冷凍する必要が無いような気もしますが、敢えて「CASで冷凍したものを使っています!」とアピールしているところがすごい。


<CASで冷凍したイカの醤油漬け丼>

<CASで冷凍した岩牡蠣>

<A5ランクの隠岐牛>

<亀の手>

<隠岐そば>

<新鮮な海鮮いろいろ>

 今回の合同調査には同じように地域活性化に取り組んでいるいくつかの自治体も参加しており、昨年10月に調査に行った北海道下川町の方々と民宿で一緒になったので、夜は酒を飲みながら今回の調査を踏まえていろいろと話をさせてもらいました。個人的には下川町と海士町のコラボレーションが見られたことが今回の一番の収穫のような気がします。何しろ二町はこの分野での東西の横綱だから。二町はこれまで直接的な繋がりがなかったそうですが、今回をきっかけにこういうネットワークが広がって行けば面白くなるのではないか、そしてそのコーディネーター役を国立のプロジェクトが担えば良いのではないかと妄想しました。

 直前の下準備が大変だったけれど、非常に充実した調査でした。


6月7日(木) 【今日は4時に起きられなかった】

 さすがに二日連続の4時起きで疲れていたためか、今日は4時に起きれず、気が付いたら6時でした。まあそれでもいつもの比べれば十分早いけれど。せっせと支度して8時に研究室に到着し、それから調査のための下準備。何でこんなことをやっているのだろうという思いもありますが、今日英語報告をしなければならないという僕よりも大変な人々もいるので文句は言えません。

 とりあえず現時点で自分のできることは終えたので、8時過ぎに帰宅。帰宅して明日からの調査の準備をしていると、生きるための仕事方面から連絡が入り、明日の朝までにちょっと一仕事仕上げてくれ、と。明日は吉祥寺朝5時20分発の羽田行バスに乗らなければならないのに、一体どうなるんだろうか。

 ということで、明日から3泊4日の調査で島根県の隠岐に行ってきます。明日は松江泊で夕方までフリーなので、とりあえず最近のドタバタした分を取り戻すためにも、トロッコ列車にでも乗って気分転換を図りたいところです。天気が良ければなあ・・・。


6月6日(水) 【今日も4時起き】

 今日も調査準備のため、朝4時に起きて6時には国立の研究室へ。さすがに朝6時だと誰もいないだろうと思っていたら、既にD3Y君が机に向かって作業をしていて、徹夜で作業をしていたというD1I君はソファーで横になっていました。二人とも国立に住んでいるからといって頑張りすぎだろう・・・。しかし二人よりも年長の僕が負けるわけにもいかないので、集中してせっせと作業。

 午後1時から2時間半程、プロジェクトの調査打ち合わせ兼勉強会。僕は最後に先行研究を取りまとめて簡単に報告し、総合的な論点の提示をする役割だったのでよかったですが、財政や産業構造の分析をしている国立組に対しては先生方からの注文も多く、もう少し手を入れなければならないということで、まだまだ大変そうです。

 勉強会の後は研究室に戻って若干の打ち合わせをし、疲れたので8時過ぎに帰宅。明日も4時起き・・・かなあ。


6月5日(火) 【4時起き】

 調査の準備が切羽詰まって来たので、今日は朝4時過ぎには起きて6時頃には国立の研究室へ。さすがに朝6時から研究室にいると、夜8時には如何ともしがたいくらい疲れます。10時過ぎに帰宅して、11時前には倒れるように就寝。


6月4日(月) 【仕事】

 今日は家で生きるための仕事と週末の調査のための準備。大量の先行研究を読んでまとめるのが大変。


6月3日() 【いいんです】

 今日は在宅。夜はビール片手にワールドカップのアジア最終予選の対オマーン戦を見ていましたが、一番驚いたのは川平慈英が今年50歳になるということでした。そんな歳だったのか・・・。


6月2日() 【何度も寝る】

 昨日は深夜3時過ぎに寝て、起きたのが午前11時。しかし8時間寝たのにどうしようもなく眠く、水分だけとって再び横になると、次に気が付いたのは夕方4時でした。8時間+5時間=13時間で寝過ぎた。しかも遅めの昼食を食べた後に再び眠くなり、また次に気が付いたのは夜10時。多分今日一日で17、8時間寝ています。疲れが溜まっているんでしょうか。寝過ぎたので何もできない一日だったけれど、たまにはこんな日があってもいいか。


6月1日(金) 【老舗の天丼】

 一昨日から来週の隠岐調査のための資料収集をしていますが、一番必要な雑誌が昨日の国会図書館で手に入らなかったので、今日はその雑誌の出版元である離島振興センターへ。永田町の町村会館ビルにあります。探していた2冊のうち、1冊は既に売れる在庫がないということで、必要な部分をコピーをしてもらいました。何故コピーが必要なのか不思議に思ったのか担当の方が理由を聞いてきたので、「これこれこういう理由でコピーが必要なんです」という話をしていたら、それならということで奥にいた調査官の方を呼んでくれて、「せっかくなのでお時間があれば是非お話でも」ということに。名刺交換をし、離島について30分程いろいろと話をさせてもらいました。当初はコピーだけするつもりだったので、思ってもいない展開でしたが、その筋の専門家の方から話を聞けたのは大きな収穫でした。来週の調査事前研究会で話すネタが一つ増えた。

 永田町まで出たので、昼食は隣の赤坂で取ることに。天ぷらの老舗である「天茂」へ行ってみました。雑居ビルの2階にあり、本当にここに老舗があるのかという感じで、店の中もかなり年季が入っています。カウンターの端に案内され、ここの名物であるかき揚げ丼と赤だしを注文。目の前で先代の娘さんが揚げてくれます。揚がったかき揚げを先代の奥さんがつゆにくぐらせて盛り付ければ完成。ごま油・甘口・濃い目・塩分多め・しなしなという、江戸前天ぷらの要素が全て揃った王道のかき揚げでした。小柱と小海老が大量に入っていて、ご飯の量も多いので食べ応えも抜群。おいしかった。美味しい店は探せばまだまだあるものです。値段は昼食にしては少し高いけれど、赤坂の老舗だったら許容範囲かな。


<雑居ビルの2階にある天茂>

<かき揚げ丼と赤だし(1400円)>

 食後国立に移動して、集まった資料の整理。先生方に渡すために資料をコピーしてファイリングしたり、PDF化したりしていると、時刻は既に8時前でした。今日も自分の研究が出来なかった・・・。その後、今週もお疲れ様、1杯飲んで帰りましょうかということで駅前の笑笑へ。明日は国立の学園祭で、今日は前夜祭のためなのか安めの居酒屋はどこも満席で、4軒目でようやく空いていた笑笑になってしまいました。で、笑笑で2時間ほど。対応してくれたのが新人の店員だったので注文とか大変でしたが、僕らは失敗しても怒らないので頑張ってください。


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