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2009年 11月

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11月30日(月) 【良いこと悪いこと】

 今日は良いことと悪いことが一つずつ。

 良いこと:一年間ほど保有していた株を売却。買ってからずっと低調なままでしたが、最近になってじわじわと上がりだしたのでここらで利益確定です。。最近学んだのは、「まだ上がるかも・・・」と思って欲張っちゃいけないことなので、今回もまだ上がるかもと後ろ髪引かれながらも、心を鬼にして売り払いました。「1年で1割5分の確定利益」という個人的なノルマもクリアできたし、額は小さいながらも思わぬ臨時収入が入ったので、年末を前にして少しホクホクしてます。韓国行きの資金も確保できた。株式投資をやって10年になりますが、余裕のある資金を使って根気よく待てば絶対に損をすることがないので(少なくとも僕は損失を出したことはない)、ギャンブルよりも株で確実に利益を重ねるに限ります。

 悪いこと:国立のオムニバス講義の講義録起こしにめちゃくちゃ時間がかかる。今日はこれだけで一日潰れてしまいました。今までいろんなテープ起こしをしてきましたが、今回のものはこれまでに類を見ない起こしにくさで、途中発狂しそうになりました。語尾がごにょごにょしていて、肯定なのか否定なのか分からない!挿入節が多いから、どこからどこまでが文になるのか分からない!!「これ」とか「それ」といった指示語が多いから、配られたレジュメを見ながらやらないと、というか見てもどこを指しているのか分からない!!!あまり滑舌がよくない上に話すスピードが速いから、日本語なのにリエゾンしていて何を言っているか分からない!!!!久しぶりにSクラスのテープ起こしに遭遇してしまった。

 90分の講義なので4時間程度で終わるかと思っていましたが、途中イライラして止めたりしたこともあって、かかった時間は10時間。気がつけば12月に突入していて、白々と夜が明け始めるとともに、小鳥がちゅんちゅんと鳴き始めていました。ああ疲れた。


11月29日() 【約束はいらないわ】

 今日は寒いので、論文や本を読みつつも家でぐだっとしてしまいました。いかんいかん!

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 11月ももう終わるので、ちょっと10年前の11月の話を。

 10年前の1999年11月。僕は絶望的な気持ちで浪人生活を送っていました。敢えて合格浪人したのに、このままでは今年は無理っぽい。絶望感に苛まれるとはまさにこのことで、本当に人生止めようかと思うくらいのどん底の日々でした。二次試験まであと3カ月。でもどうしようもならない。そんな中、椎名林檎の「本能」とカップリングの「青空」を何回も聞いて、気持ちを紛らわしていたことを思いだします。

 特にカップリングの「あおぞら」は、どん底だった僕に、「やっぱりもうちょっと頑張ってみようかな」と思わせるのに十分な曲でした。本能というと看護婦のコスプレをした過激なPVで、やや奇をてらった印象がありますが、そのカップリングである「あおぞら」は全く正反対のさわやかな曲で、憧れていた東京での一人暮らしを想像させるのに十分な曲でした。東京のアパートで一人暮らしをしている僕。ソファに座ってコーヒーを飲みながら、読書をしている日曜日の午前中。窓からは太陽の光が降り注ぎ、今日も快晴でテンションが上がる。当時の僕にとって、「あおぞら」はそういう自分を想像してしまうような歌でした。この曲を聞いて、やっぱり東京に出るために頑張ろうと、どん底から少し這い上がったのも事実。結局一人暮らしできるようになるまでそれから1年以上かかってしまいましたが、見方を変えるとこの曲を聞いたからこそ、遅くても目的を果たせたのかもしれません。

     

 気が付くとあれから10年も経ってしまいました。時が流れるのは速いものです。この曲を聞くと、10年前の寒かった11月を思いだします。二度と戻りたくないけど、ちょっと懐かしい10年前。「これから楽しいことが待ってるから頑張れ」と、10年前の自分に声をかけてやりたい。


11月28日() 【今日は休み】

 京都の紅葉はこの週末がピークだということで、先週十分見られなかったこともあるし、二週続けて行こうかと思っていました。でも新幹線で行くと金が勿体ないし、かといって4列シートの格安夜行バスで行く体力もないし(そもそも直前では席が取れないし)で、今日の昼近くまでうだうだ悩んだ末に諦めることに。何だかものすごい優柔不断です。まあでも先週月曜日から休みらしい休みがなかったので、久しぶりの休日ということで家でだらだら過ごさせてもらいました。

 夜は石垣・西表在住でサトウキビ師匠のゆずるさんから電話。サトウキビの援農やそれに付随した八重山地方の農業・環境関係のNPOを立ち上げるとい話は前々から聞いていましたが、人手の関係から僕が理事(いや、社員だったかも)をすることになり、その関係でちょこちょこと。理事(もしくは社員)と言っても「名ばかり理事(もしくは名ばかり社員)」ですが、来月10日に発足会議が石垣であるようなので、場合によってはこれに参加することにもなるのかなあと言った感じではあります。博論の三つ目の事例として八重山地方を扱おうかどうか悩んでいたのもあるので、いい機会だから行ってみようかとも思いますが、ネックはこの時期の石垣島行き航空券の値段の高さです。直行便往復で9万とか。でも久々の八重山だし、素材としては国立のプロジェクトにも使えるかもしれないしということで、かなりの悩みどころではあります。残り少ないカケンヒを使うかなあ。それか空からお金が降ってこないだろうか。


11月27日(金) 【久しぶりに】

 夕方から駒場ⅡでSKS研究会。最近のおーらるや研究会がちょうど上海調査や北京調査と重なっていたため、かなり久しぶりの出席になりました。そして最近は経済学方面の議論をすることが多かったので、久しぶりに政治学の話を聞くとかなり新鮮です。僕はこの境界の部分で生きていきたいと思うのだけど、どっちつかずだとやっぱり厳しいか。

 今日はやることが溜まっていたので、研究会が終わったあとのアフターは辞退して帰らざるを得なかったのが残念です。Mclear先生から最近発売された御著書をいただいたので、勉強させていただきます。ありがとうございます。


11月26日(木) 【心の中の自分が言う】

 午後国立へ行ってゼミ。というわけで昨日の日記で書いたことを結局言ってしまったのだけど、ちょっと強く言い過ぎたかなあと若干自己嫌悪です。心の中の自分が「偉そうに。お前そんなこと言える立場にあるのか」と問いかけてくるわけです。そんなこと思うくらいだったら言うなよ、という感じですが。まあでも言うようになったということは、少しは成長したということでしょうか。

 ゼミ後はいつもの蕎麦屋が休みだということで、居酒屋へ。「さかえや」という庶民的な居酒屋です。確か二度目。卍ゼミ出身のOBの方も来られて、手作り感満載の料理をいろいろいただきました。ここのポテトフライは若干変わっていて、カレーコロッケみたいな形で出てきます。これを「カレーコロッケ」と言わないところに、何かこだわりがあるのでしょうか。


<おでん>

<ハムカツとポテトフライ>

<秋刀魚>

<肉豆腐>

 久しぶりにOBの方に会ったということで、卍先生を含め4人で2次会へ。思えばこの一週間で、卍先生とは4回も飲んでます。京都・尼崎・昨日と今日。びっくりするほどご一緒させてもらってますが、今までこういう機会があまりなかったので、本当にありがたい限りです。○△先生とは一回も飲んだことがないというのに。。いろいろと驚く話を聞かせてもらい、日付が変わって終電近くまで。家に帰りついたら1時前でした。ありがとうございます。


11月25日(水) 【うちの実家は元漁師】

 昼から国立。駅前の立ち食いそばで鴨そばを食べ、オムニバス講義と研究会に出て、いつもの蕎麦屋での食事にも参加して帰宅したら9時前でした。今日の収穫は、水産業が相当の不確実性と格闘しているのが分かったこと。それと同時に、専門家と市民をつなぐ科学技術インタープリターが必要であるということ。実家が元漁師でありながら、漁業の社会科学には疎かったので、大変勉強になりました。国立の大学通りのイチョウも綺麗に色付いていています。


<国立駅前立ち食いの鴨そば>

<国立大学通り>

 明日も国立で院ゼミ。時期柄修士2年の修論進捗状況発表なのだけれど、事前に送られてくるレジュメが長い。出席者が自分で印刷していくわけですが、中には30ページ以上あるものもあったりして、これだと印刷する気が失せてしまいます。紙代とインク代と時間が勿体ない。一人当たり1時間の持ち時間で発表が20分とすると、1ページ辺りの説明は約40秒。学部時代から「レジュメは短く簡潔に」と教え込まれ、90分の発表でも6〜8ページが適当、10ページ以上あると「多過ぎる」と怒られてきた身にとっては、若干奇異に映ったりもします。昨日の自分の発表だって、4ページで90分(討論も含めですが)使い切ってしまったし。文化の違いと言えばそれまでなのかもしれませんが。

 レジュメというものは「要約」であるのだから、箇条書きや論理説明の記号を使って見やすくしてほしい。受けてとしては、その研究の論理構成を見たいわけだから、極端な話、だらだらとした文章による説明は不要です。怖くなってあれもこれも盛り込みたい気持ちも分かりますが、重要なのはそこから必要な情報だけを取捨選択して再構成する過程であって、そこが一番の腕の見せ所というか勉強のしどころだと思う訳です。そうすれば自分が何をしようとしているか、何を見せたいのかということが再発見できるはず。そういう訓練をしておかないと、後々大変なのではないかと思います。枚数が多いものは「参考資料」という位置付けでいいから、別に本物のレジュメがあると嬉しいなあ。僕はすっきりとしたレジュメが見たい。

 前から思っていたことなので、明日は時間があればゼミで言ってみよう。


11月24日(火) 【駒場祭は終わったらしい】

 昼から駒場へ行き、4限Gゼミで発表。日本語の文献購読なのでまあ恙無く。今学期の僕の役割は中国の留学生達にいろいろと学ばせることだと思っているので、時間がない中でレジュメも懇切丁寧に書いたつもりですが、最近どうも肩すかしを喰らうことが多いというか。。G会長が「ゴミは東京湾に埋め立てろ」とか「核廃棄物は経済学的には青森の山奥に埋めたらちょうどいい」とか言うのには慣れましたが、どうもこの突拍子もない発言が学生(特に留学生)にも伝染してきたようです。今日も留学生のコメントで、「努力した人が報われないのはおかしいから、税金は皆一定額にしたほうがいい」とか。累進課税を止めて、逆進性マックスの人頭税にしろというわけですが、まさか大学院のゼミでこういうコメントが出るとはね・・・。人頭税に関する歴史を知っているのだろうか。

 ゼミ後は「山手」へ行って、焼にんにくラーメン特盛りにチャーシュー。山手は特盛りにしてもそんなに量があるわけではないので問題ないですが、最近は躊躇なくチャーシューをトッピングするようになってしまい、金遣いの観点からいかんなあと思います。山手のチャーシューはほとんど味が付いてないので、しょっぱいスープに浸して食べるとおいしいですが、最近これが癖になっていて、どうにもこうにもいけません。


<焼にんにくラーメン特盛焼豚(ロース)>

<見頃まであと一息の銀杏並木>

 昨日書くのを忘れましたが、書いておいてくれと言われたので書きます。ぽてとさんが年増と言われてお怒りのようです。太郎君、年増はだめよ。せめて「淑女」と言ってあげてください。


11月23日() 【京都の紅葉はややはずれ】

 関西から戻ってきました。いろいろありましたが、不平不満罵詈雑言は某所で書いたので、ここでは明るく楽しく。19日は留学生を引き連れて一日京都観光、20日から22日までが会議、今日は帰京というスケジュールでした。今回は会議だったのであまり観光はしていませんが、初日の感じからすると、今年の京都の紅葉は若干外れのような気がします。去年・一昨年のような、燃え上がるような赤色が見つかりません。あの東福寺の紅葉も真っ赤に染まっておらず、赤くなる前にどす黒くなって落葉しているモミジもたくさん見ました。気候条件が悪かったかな。もしかしたら、来週辺りがピークなのかもしれませんが。

 今回は食事くらいしか楽しみがなかったので、食べ物の写真で攻めてみます。いろいろあったので、ストレス発散の意味も込めて、奮発して「はつだ」の和牛弁当を2回と、「いづう」の鯖寿司にも手を出しました。食道楽はたまらんねえ。これらの店が全部分かる人は、京都市民か結構な京都通です。


<西山艸堂の湯豆腐(3150円)>

<鍵善良房の葛切り(900円)>

<はつだの特撰和牛弁当(1680円)>

<半兵衛麩の麩セット(350円)>

<イノダコーヒのミートローフ(1200円)>

<菜根譚の白胡麻坦々麺(980円)>

<ハイライトの三色フライ定食(620円)>

<いづうの鯖寿司(2200円)>

 今日はいい天気だし、京都でも観光して帰ろうかと思っていましたが、三連休最終日の京都は朝から凄い人出で、コインロッカーが全く空いておらず、駅の手荷物預かり所前には信じられない長蛇の列ということで、何もかも面倒臭くなりました。というか明日のゼミ発表の準備をしなければいけない。ということで、午前中の新幹線に乗って東京へ戻ってきました。今回は満喫できなかったので、時間があれば近いうちにまた京都に行きたいものです。


11月19日(木)〜23日() 【京都・尼崎会議】

 詳しくは旅行記のページをどうぞ(現在作成中)


11月18日(水) 【寒いとラーメンがおいしくなる】

 年末のソウル行きの切符を予約。一番安くて速いのは成田・仁川往復で航空券30000円くらいですが、これが使えるのは12月24日出国までで、25日を過ぎると急に高くなります。何が悲しくてクリスマスイブを異国で一人寂しく過ごさなければならないのか。あと、今回はソウルからそのまま帰省したかったので、行き成田発・帰り福岡着で調べてみたところ、24日出国で40000円、25日出国で60000円くらいと、かなり良い値段がします。移動距離は短いはずなのに、何で値段が高くなるのか、その仕組みがいまいち理解できません。

 で、今回は福岡から高速船ビートルの往復で韓国に入ることにしました。25日に福岡まで飛んで、福岡から高速船に乗って釜山へ。釜山からは韓国版新幹線のKTXに乗ってソウルへ。東京からソウルまで7時間以上と時間はかなりかかりますが、一番安くて融通が効くチケットだったので、これで決まりです。これなら25日出国で計40000円弱に抑えられる上に、韓国内は国鉄乗り放題なので釜山にも慶州にもソウルにも寄れる。いろいろと調べてみるものです。最近宿の手配とか航空券手配とかこう言うことばかりやっているような気がして、いっそのことそっち方面のコンサルにでもなろうかしらと思うくらいです。船で韓国入りするのは、初めて韓国に行ったときの関釜フェリー以来なので少し楽しみ。

 今日は午後国立。今日は良い天気で、大学通りの銀杏も鮮やかに見えます。オムニバス講義と研究会に出て、7時頃帰宅。帰りは久しぶりに、吉祥寺の「洞くつ家」で食べてきました。今日は中盛りにいいわけ程度のほうれん草をトッピングして。ほうれん草を入れたためか、スープ全体がさらさらと水っぽい感じでしたが、味を濃い目で頼んでいたので味自体は大丈夫でした。でも家系独特のどろどろさがなかったので、それは残念です。


<国立の大学通り>

<洞くつ家 中盛りほうれん草多め>

 明日から5日間、京都を中心とした関西方面へ行ってきます。主な目的は国際会議傍聴と人脈作り(と留学生の案内)です。ゼミの発表準備に加え、期間中に仕上げなければいけない仕事を三つくらい抱えたまま行くのでそれが憂鬱ですが。明日は留学生を振りまわす(というか恐らく振りまわされる)一日なので、気合を入れておきます。


11月17日(火) 【移ろい】

 東京は雨。寒い一日でした。

 今日は昼から駒場へ。井の頭線で本を読んでいたら駒場で降り損ねてしまったので、終点の渋谷まで出て、ついでに駅近くで昼食をとってきました。雨が強くて濡れるのも嫌だったので、駅近くの 「元祖うな鐡」 へ。今日は何となく鰻気分です。ランチメニューだとうな丼950円とそこそこ安いので助かります。鰻と言えば土用の丑の日に代表されるように、夏の食べ物というイメージが強いですが、本当の旬は冬眠に備えて養分を蓄える晩秋から初冬にかけて(ウィキペディア情報より)。確かに夏に食べるより脂が乗っていて味が濃い気がしました。ああおいしい。

 食後は駒場へ戻り、明後日からの出張手続き。今日の朝まですっかり忘れていて、危うく自腹になるところでした。駒場の銀杏並木も色付きを増しています。


<うな鐡のうな丼>

<先週よりさらに色付いた銀杏並木>

 生協に行く途中に旧食堂の前を通ると、今週末の駒場祭後から解体作業を行うというお知らせが貼られていました。新しい食堂が出来て既に3年経ちますが、僕の中で食堂と言えばやっぱり旧食堂の方になるわけで、友達とご飯を食べたりお茶一杯で長時間居座ったりしたことを思い出します。懐かしいなあ、バーガーショップ。駒場は本当にどんどん新しくなっていて、僕が入学した9年前と比べると全く違うキャンパスのようにも思えます。1号館や講堂など、本当に古いものは保存されますが、高度経済真っ盛りの時期に出来たような中途半端に古いものは取り壊される運命のようです。こうやって思い出の場所がまた一つ消えていく。さようなら生協食堂。せっかくなので最後に写真を撮っておきました。


<旧生協食堂>

<反対方向から>

 4限Gゼミに出て、ゼミ後は留学生の後輩二人と明後日からの関西行きの最終打ち合わせ。しかし彼女たち、気分は完全に観光モードのようです。今日は当日の日程や移動などの確認をしようと思っていましたが、彼女たちの口からは京都でどこ行くかの話しか出てきませんでした。会議で行くんだけどなあ・・・。京都の紅葉を見たいのはまあ良いとして、USJに行きたいとか言うんだもの。完全に遊びモードじゃないか。僕は果たして引率できるのでしょうか。

 実家の母が新型インフルエンザにかかったそうです。タミフル飲んでお大事に。皆さんもお気を付けください。


11月16日(月) 【三丁目の夕日】

 今日は本当は駒場に行きたかったけれど、最近の生活リズム乱調のお陰で、どうも体がだるくて行く気になれませんでした。

 夜は吉祥寺へ行き、ヨドバシの万豚記で豚バラ青菜炒飯を食べた後、ツタヤに行って「ALWAYS 三丁目の夕日」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の二本を借りてきました。一週間前、北京から羽田に帰国する便の個人モニターで「三丁目の夕日」を見ていたものの、残り15分というところで着陸態勢に入り、強制的に終了されてしまいまいた。いいところまで行ってラストはお預けというのは、精神的にイライラするものです。ラストが気になって仕方がなかったので、続編も借りてついでに見てしまおうと。実際、今は見ている暇はないのかもしれませんが。

 感想はいろいろなところでいろいろな人が書いているし、薄っぺらい感想しか書けない気がするので、詳細を語るのはやめときますが、一言で言うと「よかった」。個人的には、この作品のもたいまさこがうちの伯母にそっくりでびっくりしました。


11月15日() 【お出かけ日和だけれども】

 もうすっかり紅葉シーズンのようです。去年の日記を見ると、この時期には既に山中湖や御岳山や奥多摩に行っているようです。しかし今年は時間の流れに追いついていないのか、いつの間にか11月中旬になっている感があり、紅葉を愛でる余裕がない。。精神的余裕がないのは残念です。今日はいい天気なので、早起き出来たら筑波山でも行ってみようかなぁと思っていましたが、朝8時に寝たので起きたら昼過ぎで、当たり前のようにどこにも出かけられませんでした。大体朝8時に寝るときに、「早起き出来たら」という前提を立てるのが間違っている。

 サザエさん40周年ということで、アニメと実写の二本立てを見てしまいました。サザエさん40年も驚きですが、その前のちびまる子ちゃんも20年周年というのがもっと驚きです。つい最近始まったような気がするんだけどねえ。


11月14日() 【メリハリが重要よ】

 Gゼミで再来週火曜日の発表担当になっていますが、来週木曜から再来週月曜日まで関西方面に行く予定のため、今から始めておかないと間に合わない気がしたので、週末は発表準備に充てることにしました。関西のホテルでレジュメを作るなんて御免被りたいので。日本語の文献とはいえ、一冊の半分担当なので結構面倒です。しかもその中にG会長が書いた論文(というより概説っぽいけど)があるので、下手なことができません。というか、D3にもなって文献購読のゼミで発表するのは思ったより負担になることが分かりました。そろそろ卒業したい。

 ということで、最近はメリハリが付いているような付いていないような分からない生活ですが、掃除と発表準備とソウルの宿探しで一日が終わってしまいました。


11月13日(金) 【13日の金曜日】

 北京・西安調査日記作成完了。改めて読み返してみると、美味しいものを食べて観光して楽しかった、という単なる旅行記にしか見えませんが・・・。確かに上海の時と比べれば負担は少なかったですが、これだけ見てると本当に調査というよりは道楽旅行にしか見えませんね。でもそれでいいんです。わざとそういう書き方をしていると理解してください。読み物は楽しく書かないとね。

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 経営再建中のJALで、 お得な海外航空券 が発売されるそうです。香港往復が税込36000円、シンガポール往復が40000円。お気づきかもしれませんが、最近じわじわと海外へ進出していっており、次は台湾か香港かシンガポールだと思っていたので、これは結構お得な値段かもしれません。今持っている株の価格が上がれば、1月に思い切って行ってみようか。この歳になって、何だかんだ海外に目を向けるのは重要だと思い始めました。もし一緒に行ってもよいという奇特な方がいたら、是非連絡を。

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 今日は寒いので、ほぼ家から出ずに。コーヒーとお茶がおいしい季節です。


11月12日(木) 【寒いのでそば焼酎】

 今日も午後国立。院ゼミに出て、修論提出を控えたM2の発表に口を出すという、老婆心的な役割を演じてきました。僕自身も修論のときは先輩方にお世話になったので、大学は違えどそれを下に還元していこうと思います。自分の博論はなかなか進まない癖に、人の論文構想には悪びれず口を出せるというのは、D3にもなって僕もずうずうしくなったものです。

 ゼミ後はいつもの蕎麦屋で食事。寒くなったので、今日はそば焼酎のお湯割り。ゼミでボトルキープです。カレーそばに餅が2個という怪力そばが温かくておいしい上に腹に溜まりました。今日は卍先生から「東の卍、西のU田」の最初の出会いの話を聞けて、業界裏話と言う感じで面白かった。


<寒いので、そば焼酎のそば湯割り>

<怪力そば>

 食事後は、今日発表だったM2のY君と特講Yさんと3人で 「とむ」 という居酒屋へ行って、今日のY君の発表の反省会。ゼミのときに言えなかったことや思ったことをいろいろと。修論提出まであと2カ月ということで、頑張って仕上げてください。


11月11日(水) 【ポッキーの日】

 今日は国立のオムニバス講義の日なので、午後国立へ。その後研究会に出て帰宅。東京も寒くなり始めました。


11月10日(火) 【渋谷で吉祥寺】

 東京の暖かさか、薬の効果か、風邪の症状が現れることなく喉の痛みはなくなりました。よかった。

 今日も午後駒場へ行き、Gゼミ。今日から本格的にゼミ開始ですが、発表の準備期間とか休日とかで約1ヵ月ぶりです。国立の卍・△↓ゼミは既に5回くらい行っているというのに・・・。ゼミ後は留学生二人と共に、生協で来週の京都行きの新幹線を手配しました。往復で23000円。北京が終わったと思ったら京都、12月に入ればソウルと帰省で、何か最近いろいろと移動し過ぎているような気がします。JALのマイルがどんどん溜まる。

 早目の夕食は久々に神泉の「轍」でアーモンド坦々つけ麺を食べようと思いましたが、夜の部の開始は5時半からでまだ開いてなかったので、仕方なく渋谷まで出ることに。何を食べようかぶらぶらしていると、道玄坂小路に「吉祥寺どんぶり」が新規オープンしているのを見つけました。渋谷まで来て吉祥寺どんぶりもなぁと思いましたが、朝・昼と食べておらず、腹が減って仕方がなかったので入ることに。しょうゆニンニクの豚丼で、580円。普通盛りでも一般の大盛りで、味もジャンクです。でもスタ丼と比べるとどこから大味というか味が薄いというか、チープ感があります。腹は一杯になるけど、何となく物足りなさを感じる一杯です。


<2号館裏>

<渋谷で吉祥寺どんぶり>

 東京はしばらく雨の天気。気温も下がってくるし、そろそろこたつの出番かな。


11月9日(月) 【半年振り】

 北京は寒く、空気も乾燥していたので、特に喉方面を中心に体調を崩す人が続出しました。僕も帰る二日前くらいから喉が痛み始め、唇はカサカサになり、常時のど飴を口に入れてないと辛い状態でした。風邪という感じではないけれど、念には念をということで風邪薬を飲み、帰国後の今も様子を見ているところです。湿潤な気候に慣れた日本人には乾燥は辛い。

 今日は午後駒場へ。3時から指導教員の○△先生と面談の予定だったので、3時に研究室へ行ってみると、既に先客が。どうもダブルブッキングのようです。こういうときは早いもの勝ちなので、先生からは30分後に来てくれということでしたが、何か腑に落ちません。。先週アポ取っておいたはずなんだけどなあ・・・。仕方がないので開いた時間で山手に行って、ゆきラーメン大盛りチャーシューを食べてきました。おいしいですが、最近の山手のラーメンは塩分濃度が濃い気がします。


<ゆきラーメン大盛り焼豚>

<色付き始めた銀杏並木>

 山手で食べて30分後、再び研究室へ。思えば○△先生ときちんと面談するのは半年以上振りなので、個人的には何となく気まずい感じでしたが、来年の身の振り方、博論の進捗状況と今後の予定など、いろいろ相談させてもらいました。公募にも応募しつつ、来年10月の博論提出を見据えるということで、来年は本当に正念場です。


11月8日() 【中国帰り】

 北京・西安調査から戻ってきました。

 到着当日は気温がマイナスと、東京と30度近いギャップに驚きましたが、それよりももっと驚いたのが北京のあまりの変貌ぶりでした。前回北京を訪れたのは3年前の2006年。当時は至る所が工事中で、街も薄汚れており、本当に中国の首都かと疑いたくなりました。しかし今回、北京の街は恐るべき進化を遂げており、少なくとも都心部は東京とほぼ互角になっていました。この前の上海は発展途上国の大都会という感じでしたが、北京は最早先進国の大都会です。まさかわずか3年でここまで変貌するとは。改めてオリンピック効果は凄いものだと感じます。

 今回は初訪問の西安で兵馬俑にも行くことができ、この前の上海と比べて精神的には割とゆったりしていたため、思ったよりも中国を満喫できました。学術的な面でも、上海ではノックしてもびくともしなかった扉が、今回少しだけ開きかけた、という手ごたえがあったのは大きな収穫です。個人的な目標を端的に言えば、中国の環境ガバナンス構造を解き明かすことですが、今回ようやくちょっとした糸口がつかめたというところでしょうか。しかしさらに入り込むためには今のままでは限界があるということで、少し本格的に中国語を勉強しようかと思います。

 とりあえずこれで年内の調査は全て終了。7月の天草から、知床、三次、上海、北京と、約4ヶ月間でよく動き回ったものです。あとは2週間後の京都会議に出席すれば、今年の出張はめでたく終了。来年は理論合宿や冬の知床、さらには連れて行ってもらえれば初のヨーロッパということで、博論を誠意進めつつ頑張ろうかと思います。

 今回も余った時間を使って若干の観光をしましたが、いつも観光地や料理の写真ばかりでは面白くないので、今回はチャイナクオリティを地で行く不思議な写真をいくつか選んでお送りします。


<北京の街中で1UPキノコ発見!>

<写真を撮るポーズが決まってる>

<日本のアダルトグッズ、日暮里ギフト>

<CAの機内食にまさかの紙切れ混入>

<西安でも痛車が流行っている>

<兵馬俑の眼がやけにリアルな人形>

<このクオリティでお金を取るとは>

<立派な太さです>

 さすがに変な写真だけではアレなので、最後に綺麗めな写真を一枚。


<故宮の夕暮れ>

 旅行記は近々書きます。


11月2日(月)〜8日() 【北京・西安調査】

 詳しくは旅行記のページをどうぞ(現在作成中)


11月1日() 【下町浅草】

 9時前起床。今日は元々、あおかつ君(=宮崎出身東京経由京都在住)・サークルの同期Tさん・その友人Iさん(=昨日すれ違いになった宮崎出身の人)と会うという予定になっていました。僕は誘われた身で、当日の集合時間とか場所とか具体的内容とか、事前に知らせてもらえるはずでした。ところが、いつの間にかあおかつはうちに来て寝ているし、Iさんからも連絡がないということで、昨日の深夜2時くらいに僕とTさんはおろおろしたわけです。明日どうするんだと。てげてげ宮崎県人め・・・。

 結局12時過ぎに渋谷に集合することにしたものの、Iさんは昨日の飲み会でダウンしていたのか欠席ということで、3人で昼食を取ることに。結局プチ同期会みたいになってます。あおかつが ねぎし に行きたいというので、道玄坂のねぎしへ行ってきました。京都にはねぎしがないので、その食べたいという気持ちが分からんでもありません。今日はちょっと奮発して、一番高い「たんとろセット」を。牛タンの一番高級な部分(恐らく)で、1500円しました。いつも食べている豚ロース焼定食が880円なので、かなり高いです。まあこういう機会でもないと食べないので、ありがたく高級な部分をいただきました。さすがに肉厚でジューシーです。味付けもそんなに濃くないので、ご飯がそこまで進まず、ヘルシーと言えばヘルシー。


<たんとろセット>

<たんとろ接写>

 食後は浅草の 舟和 で芋ようかんが買いたいというあおかつのリクエストで、銀座線に乗って浅草へ。仲見世や浅草寺には目もくれず、舟和へ直行し、まずは2階の喫茶で甘いものを食べることに。以前来た時、おしるこを注文して、あまりの甘さに最後まで食べられなかったという苦い思い出があるので、今回は甘味の少なそうな抹茶あんみつにしておきました。案の定、甘さ控えめでおいしいです。甘いものはいいですねぇ。今日まで知らなかったけど、舟和はみつ豆の元祖だそうです。僕はミーハーなので、元祖で食べたという事実だけでおいしさ2割増しです。


<新仲見世通りの舟和本店>

<すぱくりの抹茶あんみつ>

<Tさんの抹茶パフェ>

<あおかつ君の栗ぜんざい>

 食後は1階で目当ての芋ようかんを買い、これから休日出勤というTさんと別れ、あおかつと浅草六区辺りをぶらぶら。浅草には誰かが東京に来る度に来ていますが、いつも仲見世と浅草寺だけ見てさようなら、だったので、六区辺りを歩いたのはほとんど初めてでした。繁華街の浅草は本当に下町っぽくて、ごみごみした感じがたまりません。赤提灯が並んでいる安めの飲み屋街があり、日曜日ということもあってか老若男女で賑わっています。機会があったらホッピー片手にモツ焼きでも食べたいもんです。


<浅草六区>

<浅草演芸ホール>

<赤提灯の飲み屋が続く>

<一応お決まりの雷門>

 再び渋谷に戻り、夜は宮崎料理の 「天孫降臨」 へ。事前に呼んでいた宮崎にゆかりのある(?)人達が体調悪かったりいろいろあったそうで、結局同期の幸君を加えて3人という、これだったらサークルの同期会にしてしまってもよかったんじゃないかという感じにはなりました。まあそんな感じで半額のビールを飲みつつ、宮崎の郷土料理をいろいろ。チキン南蛮はやっぱりおいしい。あと〆の冷汁も。来年度からあおかつ君は故郷の宮崎に帰るということなので、今度は本場で食べたいものです。


<チキン南蛮>

<地鳥モモ肉炭火焼>

<肉巻き>

<霧島鶏の水炊き>

<日向かぼちゃ漬け>

<冷汁>

 あおかつ君が今夜の夜行バスで京都に戻る上、僕も明日から北京で朝早いということで、結構早目の9時過ぎに切り上げて帰宅。この二日間は学生時代の友人に会えて、楽しい時間を過ごすことができました。皆どうもありがとう。

 というわけで、明日から一週間ほど北京・西安に行ってきます。北京は今日から相当寒く、大雪も降っているそうです。今日の東京は暖かくて26度。対して北京はマイナス4度。30度の気温差に出かける前から結構憂鬱ですが・・・。体調に気を付けて行ってきます。


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