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2009年 8月

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8月31日(月) 【伊都国】

 今日は日帰りで福岡に行き、yneさんに九大の新キャンパスである「伊都キャンパス」を案内してもらいました。伊都は魏志倭人伝にも出てくる「伊都国」の所在地。周りには広大な田舎の風景が広がっています。現在六本松(教養課程)・箱崎(専門課程)にあるキャンパスが、全て伊都に集約されるそうです。まだまだ誠意造成中といった感じですが、完成した場所の一端を垣間見るだけでもその大きさが良く分かります。

 昼食は学食よりも高いレストランのような場所で、九大名物の「ジロー風スパゲティ」。マグロツナ、しそ昆布、明太子を醤油で味付けしたもので、和風な味付けがおいしい。もう一つの名物である「いも九」もなかなかです。


<九州大学伊都キャンパス>
 
<まだまだ工事中>

<ジロー風スパゲティ>

<九大銘菓 いも九>

 他にも福岡で食べたものいろいろ。


<長浜ラーメン>
 
<コバルトアイス>

<立ち飲み屋で>

<もつ鍋>

 福岡は一年に一回は足を運んでおきたい場所なので、今年も行けることができてよかった。旅行記は書くかもしれません。


8月30日() 【転換点】

 次回衆院総選挙で民主が300議席越えるなどと、4年前の総選挙後に誰が予想したでしょうか。抜本的に変わるかもしれないという期待と、本当に政権運営できるのかという不安。まあ政権が変わってくれた方が研究のネタが増えるので、こちらとしては好都合ですが。ちなみに現在帰省中の山口4区は、いつもの通り安倍さん圧勝でした。民主の候補者が地元出身者だったならまだ接戦になったのかもしれませんが、今のところ揺るぎなき安倍王国となっています。しかし政権を投げ出してしまい、地元に利益を誘導するわけでもなく、結局は何もできなかった彼のどこが評価対象になるのだろうか。

 昼は父方の実家のある田舎へ行き、祖母に顔見せ。今年94歳になる祖母は結構弱っていて、若干心配ではあります。それよりも心配なのは、その祖母を世話するために毎日田舎に通っているうちの母で、介護疲れで倒れないか心配です。長寿社会は難しい。

 夜は夏休みで上海から一時帰国しているマルコフ教祖と飲むことに。僕らのホームタウンである山の田で飲むことになり、いつの間にかできていた 「博多一番どり」 で飲んできました。料理は一般的な居酒屋のものなので特筆すべきことはありませんが、それよりも特筆すべきことはマルコフの格好が大幅に変わっていたことでした。上海に赴任する前は髪が長く、洋服も黒系統でクールに決めていた“お兄系”マルコフでしたが、久しぶりに会うと髪が短くなっていて、ポロシャツもポールスミスと、妙にアラサーっぽい格好になってます。もうこれはパパの格好じゃないか。上海で一体何があったのでしょうか。

 居酒屋を1時間半程度で出たあとは、出身中学の辺りをぶらぶらして当時の感傷に浸り、〆のつもりで「山の田ラーメン」へ。この日記の古くからの読者なら御存じの通り、僕が「伝説である」と豪語する地元のラーメン屋です。御主人の病気のために閉店したのが確か2001年前後。もう復活はないと思っていましたが、2004年に息子さんが店を再開したときはどれほど歓喜したことか。一昨年の年末に食べて以来なので、約1年半振りでしょうか。ワンセグで選挙の結果を見つつ、ビールを飲みながら餃子とラーメンを食べ、大変満足しました。ここはラーメンもおいしいけど餃子もパリッとしておいしいのよね。


<山の田ラーメン>
 
<餃子>

 個人的にはラーメンで〆のつもりでしたが、「マッコリを飲もう!」というマルコフに連行されてバスで下関駅へ。マッコリを飲むなら焼肉屋でしたが、さすがにマッコリを飲むと次の日大変なことになりそうだったので、マルコフを説得して庄やへ行き、ハイボールを一杯だけにしておきました。恐らく、「マルコフのペースに付き合うと夜中まで行ってしまう!」という危機回避能力が働いたのでしょう。そもそもマルコフも次の日の昼に福岡空港から上海に戻るというのだから、あまり遅くまで飲んでもね。ということで、10時半前の最終バスに乗って帰宅。2週間後、もし上海で会えるようなら会いましょう。

 家に戻ってからはひたすら選挙特番のザッピング。NHKは福岡の結果ばかり繰り返し放送するのでつまらん!


8月29日() 【調査終了して実家へ】

 調査は昨日で終わりでしたが、調査最終地の境港から実家のある下関まで、特急を使っても7時間近くかかるという事実に怯んでしまい、昨日は途中の島根県大田で一泊しました。同じ中国地方なのに、これだけ時間がかかるという悲しさ。米子から飛行機で羽田まで飛んで、折り返し羽田から北九州もしくは福岡に飛んだ方が早いという切なさ。どうにかならないものでしょうか。

 せっかく大田で一泊したので、今日の午前中は石見銀山を見てきましたが、時間が足りず消化不良になってしまった感があります。そして大田から下関まで4時間弱かけて移動し、午後5時前にようやく実家に到着。調査自体も疲れましたが、個人的には最後の移動が一番疲れました。新幹線の偉大さが良く分かります。

 熊本・知床・広島と続いた国内調査もこれで一区切り。あとは来月中旬の上海を終えれば、しばらく腰を落ちつけられそうです。調査でいろいろと勉強させてもらったので(そして御当地のおいしいものを食べさせてもらったので)、次はこれらをどう料理していくか。ここからが勝負でしょうか。。2月に城崎温泉で理論合宿をやるということなので、旬のカニを楽しみにしつつ取り組みます。

 料理が出てくる実家は快適。


8月22日()〜29日() 【調査も含めて松本・広島・三次・米子・境港・松江・石見銀山と回る】

 とりあえず主な写真だけ。旅行記は後日あげます。


<上高地>
 
<上高地:イワナの塩焼き定食>

<厳島神社>

<宮島口:あなごめし>

<広島平和公園>

<広島:お好み焼き>

<三次>

<三次:ジンギスカン>

<米子>

<境港:海鮮丼>

<松江城>

<石見銀山の町並み>

8月21日(金) 【明日から出かける】

 明日から二週間ほど家を空けるので、今日はその前に片付けるべき用事を片付ける一日になりました。パソコンのデータを携帯用パソコンに移し替えたり、家賃や税金や保険料を払ったり、掃除したり洗濯したり足りない物を買い出ししたり。全てが終わってから三鷹市役所へ行き、衆院選の期日前投票をするともう夕方6時でした。生産的なことは何もやっていないのに、時間が経つのだけは早いです。

 夕食は市役所近くにある「コメダ珈琲店」へ行って、アイスコーヒーとスクランブルエッグトースト。前食べたシロノワールも食べたかったけれど、スクランブルトーストのボリュームが思いのほか凄くて、シロノワールの前に腹一杯になってしまいました。たっぷりと玉子を挟んだ食パンの上にピザソースがかけられていて、これで590円ならかなりお得感があります。もう少し家に近かったら、毎日でも通えるのに。


<コメダ珈琲のアイスコーヒー>
 
<スクランブルエッグトースト>

 ということで、明日から2週間ほど東京から離れます。調査自体は月曜日からですが、その前に松本に寄り道するので明日出発です。調査後はそのまま実家に帰省するので、戻ってくるのは9月4日くらいになる予定です。

 それでは、しばしさようなら。


8月20日(木) 【納涼会】

 かれこれ3年くらい使い続けている100円剃刀でひげを剃っていたら、油断したのか唇の上辺りをザクっと行ってしまいました。僕はひげが薄いので、5日に1回程度剃ればそれで事足りますが、それはつまり毎日剃る同世代に比べて髭剃り経験が5分の1しかないということです。そんな拙い僕の髭剃りテクニックでは、たまにザクっと行ってしまいます。気を付けて剃っているつもりなんだけど。唇の上辺りをザクっといくとなかなか血が止まらないので、絆創膏を貼るしかありませんが、貼ったら貼ったでその格好は極めて惨めです。「髭剃りで失敗してざっくり行っちゃいました」と自己主張しているようなものだから。今日はそういうことがあったので、朝からテンション下がりまくりです。

 夜は本郷へ。去年の夏に開催した「大人の納涼飲み会in 炙りBar 」がよかったので、今年も開催です。あまり会う機会がない人を呼ぼうということで、久々に会う(多分3年振り)同期も含めて先輩・後輩計9名で肉や魚を炙ってきました。肉は結構高いですが、その中で「激安カルビ」だけが290円と安いので、当たり前のように多めに注文しました。1000円の肉も290円の肉も、正直なところ違いが良く分かりません。


<290円カルビ>
 
<魚介盛り合わせ>

<肉や魚を焼く>

<カプレーゼとつぶつぶチョコレート>

 個人的にはKK省に勤める僕の同期と、来年からKK省に入る二人の後輩を合わせるのが重要な目的だったので、無事目的を果たせてよかったかと。知らない先輩・後輩同士が顔を合わせる機会を作るのはこちらとしても楽しいものです。まあしかし、うちのサークルは本当に官僚と研究者が多い。炙りBarはそこそこ高級なのでしょっちゅう行くことはできませんが、年に一回程度ならまあいいかなぁという感じです。

 明日は8月東京最後の一日になるので、早起きして準備などに精を出したいところです。期日前投票にも行かんとね。


8月19日(水) 【国立や国分寺にも名店がある】

 今日は来週の調査の文献・資料整理の手伝いをしに午後国立へ。4人でコピーしたり穴をあけたりして単純作業に打ち込んできました。ついでに自分用の論文・資料もコピーして、一応調査の準備は万端です。しかし論文の量が多い・・・。出発までに読み切ることが出来るのかが若干心配です。

 作業終わりで飲みに行くことになり、まずは国立勢お薦めの「まっちゃん」という焼鳥屋へ。土曜以外は女性禁制とか、酒を注文しない人は来るなとか、なかなか厳しい焼鳥屋だそうです。暖簾をくぐって店に入ると、古くて狭い店内にオヤジだらけ。当たり前だけど本当に脂っぽい男性しかいません。もうもうと立ち上る煙が食欲を掻き立てます。が、さすがの老舗だけあって店内は満席で、しばらく待ったものの空きそうになかったので、今日は断念することに。残念です。

 次点の店に行こうと、国分寺へ移動して「四文屋」という焼きとんの店へ。新井薬師に本店があり、中野や阿佐ヶ谷といった中央線沿いにチェーン展開する店だそうです。レバ刺しがおいしいらしく、レバーがそんなに好きではない僕も勧められるまま食べてみましたが、本当においしくてびっくりしました。臭みが全くなく、コリコリしています。焼肉屋で食べるような、トロトロのレバーとは全然違う。さらに驚くのは、一本100円ということ。こんなレバーがあるとは思ってもいませんでした。子供の頃にこのレバーを食べたら、レバーが嫌いという人も少なくなるだろうなぁ。

 レバーの他にも、もつ煮込みや焼きとん、焼きおにぎりのどれもおいしくて、こっち方面にもこんな店があるのかと驚きました。しかも串ものは基本的に100円なので、コストパフォーマンスは抜群です。国立勢がみんなして「まっちゃんと同じくらい、ここもお薦めですっ!」というの分かります。M2のM君は一人で何回も来ているそうだし、特講Yさんも一人カウンターで飲みながら採点とかするそうです。僕も今度一人で飲みに行こうかしら。結局4人で1時間半ほど食べて飲んで計9000円でした。


<レバ刺し>
 
<もつ煮込み>

<豚のクビとか>

<焼きおにぎりをスープに入れる>

 僕は都内で飲むにしても西は吉祥寺止まりですが、吉祥寺より西にも良い店があるもんだと思いました。立川・国立・国分寺辺りは開拓し甲斐がありそうです。いやしかし、レバ刺しにはびっくりした。


8月17日(月)・18日(火) 【ツーデーパス】

 というわけで、肩凝り回復を図るという名目のもと、本当に温泉に入りに日帰りで出かけてきました。世間で言うところの「お盆休み」がなかったので、ここらで少し休息の意味も兼ねてます。今夏は2日間乗り放題3500円(学生)のツーデーパスというお得な切符が売り出されているので、それを使って。ツーデーパスのフリーエリアは関東近郊+αという具合ですが、1日当たりの金額が青春18きっぷよりも550円も安いのは魅力です。そして今回はいつものようにあまり無理な行動はせず、ゆったりかつ安く巡ってきました。

 昨日(17日)は中央線を西に進み、フリーエリアの西端の諏訪と八ヶ岳の麓・清里へ。諏訪で諏訪大社に参拝し、諏訪湖を眺め、上諏訪温泉で目的の温泉へ。温泉でゆったりとした後は小海線の清里に行き、美し森という小高い場所から雄大な景色を眺めてきました。清里はカップルや家族連れの聖地と言う感じで一人だと居心地は悪かったですが、神社と風景と温泉ならほとんどお金がかかりません。


<諏訪湖を白鳥の遊覧船が行く>
 
<清里美し森からの眺め>

<高原野菜とカツの弁当>

<牛乳がうまい>

 今日(18日)は東に進み、鹿島神宮と鹿島臨海鉄道、水戸、宇都宮を巡ってきました。ツーデーパスは鹿島臨海鉄道も乗り放題なので、この機会に乗じて乗ってきました。鹿島臨海鉄道は18きっぷでは乗れないので、ツーデーパスはありがたい。今日はほぼ鉄道乗りっぱなしで、何となく鉄道マニアみたいですが。あと、鹿島神宮で食べた焼き団子と宇都宮で食べた餃子がおいしかった。特に餃子は、このクオリティで焼き餃子・水餃子・ライスで580円というのが、家の近所にあったら3日に1回は通ってしまいそうな感じです。今日も神社と風景とB級グルメだったので、かなり安くあがりました。


<鹿島近辺の車窓>
 
<鹿島神宮の御手洗池>

<直線が続く鹿島臨海鉄道の車窓>

<宇都宮みんみんの焼き餃子>

 最近は調査等で全国各地を巡ることが多くなりましたが、一人でぼんやりと巡るのはやっぱり違います。僕にとってはこういう息抜きが必要みたいです(どうも言い訳っぽくなってますが。)今後も時間を作ってぶらりと出かけたいと思います。旅行記は時間があったら書くかも。


8月16日() 【豚の脂身が凄い】

 ここ最近、運動せずにパソコンに向かいっぱなしだったためか、結構良くなっていた肩凝りが再び酷くなり始めました。吐き気がひどい。やっぱり運動しなければいけませんね。体重も知床から戻って2kgほど増えたし(知床で食べ過ぎたというのはありますが)、ここらでもう一度運動の習慣を取り戻したいところです。

 夜は湾岸太郎・HYの二人と吉祥寺で食事。何だかんだで二人と飲むのは久々です。久々に「汁べゑ」へ行って、王道の炙り〆鯖や角煮などを堪能してきました。しばらく行かなかったうちにメニューも結構変わっていたようで、牛すじの肉じゃがなるものが結構おいしかった。さらに新さんまの刺身なんかもあって、さんま好きの僕には嬉しい。そこそこの値段で質・量ともに満足できるのは、さすがに汁べゑと言ったところです。

 今日もW.Tさん(仮名)のお口は絶好調で、大変貴重な酒の肴になりました。毎回W.Tさん(仮名)の写真を載せているのは、他の料理と同じくらいW.Tさん(仮名)自身が僕にとっておいしい肴なのだということを表現しているからです。お気付きでしたでしょうか。今日もあまりに絶好調だったようで、高速で携帯をいじっている様にカメラのシャッタースピードが追い付きませんでした。


<炙り〆鯖>
 
<新さんまの刺身>

<クリーム豆腐>

<豚の角煮>

<牛すじが入った肉じゃが>

<石焼タコライス>

<横須賀ハイボールがあるらしい>

<携帯がぶれるほど絶好調のW.Tさん>

 6時過ぎに入って2時間で追い出され、9時過ぎまでエクセルシオールでアイスティーを飲み、9時半帰宅。明日は温泉でも行って肩凝りを癒したいものです。


8月15日() 【終戦記念日】

 今年で戦後64年。中学三年生の時に、論文コンクールで「戦後50年に当たって」というタイトルの論文を発表しましたが、あれからもう14年も経っているということが驚きです。

 次回調査地の統計データ作成という一番大きな仕事を片付けて、ようやく雑用が(ほぼ)終わりました。まだ調査のテープ起こしなんかが残ってますが、まあとりあえず。。エクセルの画面を見続けていたので、数字がゲシュタルト崩壊を起こしそうになりました。数字の「6」ってこういう形だったっけ?と。目もしぱしぱするので、ビタミンB12配合を配合した目薬の消費量が半端ありません。

 夜は近所の蕎麦屋でサービス価格の冷やしきのこそば。大盛りにしてみたら、それこそバケツ一杯みたいな量で、食べ切るのに苦労しました。飽食の時代はいと辛し。


8月14日(金) 【だから勉強と研究は違うんだと何度言ったら・・・】

 今日もパソコンに向かって仕事。仕事の中にはチューターをしている留学生からのレポート添削のというのもありますが、これが中々骨の折れる作業です。最初半分くらいは添削する必要のない綺麗な日本語が書かれていて、おぉやれば出来るじゃないと思いましたが、後半はいつものように添削のオンパレードでした。明らかに、前半は教科書を丸写ししたのが分かります。

 そもそもレポートの何たるかがあまり分かってないようで、そこを一から教えるのは結構大変です。言えば言ったで「中国のやり方は・・・」とか言われそうだし。勉強と研究は違うということをどうやって教えたらいいのでしょうか。1学期間、ゼミ発表とかでなるべくオブラートに包んだ優しい言い方で指摘してきたんだけどなあ。

 夜は飲み会の予定でしたが、いろいろあってキャンセルに。まあ、仕方がない。時間ができたのでじっくり仕事します。

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 お陰様で80000Hit。ありがとうございます。


8月13日(木) 【ペヤングは西では売ってなかった】

 いろいろと、自分の本筋の研究ではないところの雑用で忙殺される昨今。今日も基本的に閉じこもり、パソコンに向かって仕事です。世間はお盆休みだというのに。昼は吉祥寺に出て味源で味噌ラーメンを食べ、帰りにふらふらとスタバに寄って抹茶フラペチーノを食べながら束の間の休憩しました。普段なら抹茶フラペチーノは甘過ぎて食べられませんが、今日は疲れていたのか甘いものが食べたくて。砂糖てんこ盛りの甘さと、夏を忘れさせてくれる冷たさと、抹茶フラペチーノはいいですね。

 夜は面倒だったので弁当でも買って適当に済まそうと思いコンビニへ。するといつもは気にならないペヤングの焼きそばが目に止まりました。そういや上京して10年近くになるけど、まだ一回もペヤングのソース焼きそばを食べたことがないなぁと思い、この機会に食べてみることに。二つ分の超大盛りも売られていましたが、今日は我慢してスタンダードタイプのものにしておきました。スタンダードタイプのものにも「BIG」という表示がありますが、これは昔、一般的なカップ焼きそばが60g前後だった時に90gで売り出したことの名残だそうです。

 関東出身の人は知らないと思いますが、ペヤングは少なくとも僕の住む下関では売られていませんでした。確か東日本ローカルのはずです。今はどうか知りませんが、上京して噂に聞いていたペヤングのCMを見た時は、松坂慶子が大根持って「東京電話♪」と言っていたのと同じくらい衝撃を受けたものです。さすが東京はすごいな、と。すごいなと思った割にはなかなか食べる機会がありませんでしたが、今日こうして、初めてペヤングを食べます。


<初ペヤング>
 
<意外とあっさり>

 昨今のカップ焼きそばは、湯切りの悲劇(湯切りの最中に蓋が取れ、中身が流しにぶちまかれてしまうアレ)が起きないように湯切り口が改良されていますが、ペヤングは古き良き湯切り口の形をしており、湯切りの時は悲劇が起こらないか冷や冷やしました。無事に湯切りの難関を乗り越え、ソースやスパイスをかけ万遍なく混ぜて、いざ。見た目は意外なほどあっさりした色で、食べてもやはりあっさりした感じでした。麺の固さもアルデンテでしっかり。UFOや一平ちゃんは食後胸やけを起こすくらい濃いのであまり食べませんが、ペヤングは僕にとって丁度良い加減で、良い意味で昔から変わってない素朴さを感じました。これだったら月に一回くらいは食べたい。というか、今まで食べなかったのが悔やまれます。

 ということで、どうでもいい話題になってしまいました。話題がない日はたまにどうでもいい内容で日記が長くなります。


8月12日(水) 【日本の環境政策はこの部屋で動いている】

 予想していたことではありますが、腹が痛い一日になりました。油っぽいラーメンを食べると翌日腹を壊すというのは、15年前から分かっていたことなのに、「今度は大丈夫かも・・・」と思って食べてしまいます。もちろん大丈夫なはずはなく、ほぼ例外なく翌日腹が痛くなるという学習能力のなさ。どうにかしたい。

 夜は環境省へ。K事務次官からお誘いを受けた、「まちづくり懇談会」への出席です。最近工学部のほうに、コンサルや自治体職員を対象にした「まちづくり大学院」ができ、K次官もそこの学生をやられていることから、今回の懇談会が開催されることになったそうです。事務次官が大学院生というのも面白いものですが、配られた参加者名簿を見ると、様々な自治体・コンサルの方が来られるということでした。

 6時半に環境省に到着し、守衛所のような場所で手続き。最近はセキュリティーが厳しくなったようで、事前登録をしなければいけなくなっています。僕も事前登録をしていましたが、その登録内容を見て係の人が「事務次官室ですね。ではこの紙の行き先に事務次官室と書いてください。」と言われ、何か偉くなった気分です。ほんと、自分でも嫌になるくらい権力志向だわ。

 やや緊張して事務次官室へ。事務方のトップであり、最後まで出世レースを勝ち残った人の部屋だけのことはあり、部屋も広いです。ここで実質的な日本の環境政策が決められているのか。久しぶりにK次官にお会いし、事務次官の名刺をいただきました。びっくりすることに、局長時代と変わらず裏紙再利用の名刺です。事務次官になってもこういうことができるのが凄い。ぱっと見た感じは、そこら辺にいるやさしいおじさんと言う感じですが、次官なんだもんなぁ・・・。今まで環境省の事務次官は主に厚労省・財務省出身者で占められており、K次官で生え抜き二人目です。つまり、環境庁が設置されたときに入庁した人がトップに就任できる年代になり、組織としての基盤がようやく整ったということになります。Kさんのような方が次官になったのだから、もしかしたら、環境省はここから変わっていくかもしれません。

 懇談会の出席者は約30名。まちづくり大学院の学生さん(自治体職員やコンサル関係者)の他に、環境省の職員さんも10名程度いらして、いろいろと有意義な話ができました。驚いたのは、僕がTAをした当時のK次官のゼミの受講者が二人もいたことで、一人は環境省の職員になり、もう一人は厚労省・環境省詰めのT○S記者になっていました。特に環境省職員になった彼は、当時まだ2年生で、電車で一緒に帰ったときに「僕は環境省に入りたいんです」と力説していたので、無事願いを達成していてこちらとしても感無量です。よかったねぇと。他にも円卓で僕の隣に座っていた人が実は局長だったり、一般的な省庁に比べれば本当にここはフレンドリーというか序列が緩やかだと思います。

 20枚ほど用意した名刺は途中でなくなり、横浜市の方や環境省の課長補佐の方とお話をさせてもらって意気投合し、次官に直々に日本酒を注いでいただきと、非常にありがたい時間を過ごさせていただきました。やはりこういった交流をすることは、特に研究でパソコンや論文ばかり見ている人間には必要で、これからも積極的にこのような会合に参加しなければと思っているところです。写真も何枚か撮りましたが、人が映り込んでいてプライバシーの観点から載せられないのが残念です。

 11時過ぎに吉祥寺に戻り、洞くつ家でラーメンを食べて帰宅。


8月11日(火) 【野方ホープとホープ軒】

 ここ最近、東京では地震がないなと思っていたら、続けて震度4クラスの地震ですか。今日未明の地震は揺れが激しかったので、さすがに目が覚めました。でもこれで震度3らしく、日曜日の地震の方が震度4で激しかったそうです。今日の方が大きかったような気がするんだけどなあ・・・。

 雨も止んだ午後から駒場へ。いろいろと事務手続きをしただけなのに、それだけで2時間かかりました。こういうのが一番時間かかるので困ります。ついでに下旬の広島調査のチケット手配もし、現段階で僕の財布の中身はボロボロになりました。立て替えとはいえ、知床で13万近く使い、広島で7万近く使わなければならず、上海で10万以上立て替えと、親に20万円借りたのにそれでも間に合わず・・・。一体どうしろと。損が出ている株を売却するという最終手段を使わなければならないときが来たのでしょうか。

 夕方吉祥寺へ戻り、久々のラーメンを。風邪引いて寝込んだり調査に出かけたりで、最近吉祥寺をぶらぶらすることもラーメンを食べることも少なくなってしまいました。吉祥寺を歩かなかったうちに、南口に新しいねぎしができ、野方ホープの吉祥寺店ができと、細かなところで変わりつつあります。この流れに取り残されては困るので、今日は久々の吉祥寺ラーメン新店開拓をと、 野方ホープ へ。ヨドバシカメラ横のビルの地下に出来ていました。

 野方ホープは環七沿いに店を構える東京豚骨ラーメンの有名店。僕は食べるのは初めてなので、ノーマルのラーメン(720円)にしました。油の量を聞かれたので、5段階の3番目である普通で注文。しかし出てきたラーメンには大量の背油が。背油チャッチャ系と呼ばれるそうですが、普通でこれだけの背油だったら、こってりなんてどんな感じになるのか。。でもこの背油が意外と脂っこくなく、甘味があってマイルドで麺に絡んでおいしかったのは驚きました。これはこれでアリです。毎日食べると体に悪そうですが、たまに食べるなら良いかと思います。

 ちなみに吉祥寺には「ホープ軒」という東京豚骨の元祖本店がありますが、野方ホープとは関係ないようです。ホープ軒のラーメンは背油もなくもう少しあっさりしているので、系統も似て非なるものというところです。


<野方ホープのラーメン>
 
<参考までにホープ軒のラーメン>

 風邪やら何やらでずっとジョギングや筋トレができてなかったので、そろそろ再開しようかと思います。知床でおいしいものを食べ過ぎて体重が少し戻ってしまったので。


8月10日(月) 【大雨の恐れ】

 雨が凄いけどそっちは大丈夫か?という心配の電話が実家からかかってきましたが、テレビで騒ぎ立てているほど東京はそうでもないんだなあ。電話をもらったときは雨すら降ってないし。局地的な降り方をしているということでしょうか。実は雨の心配は電話する口実で、今日誕生日の父が僕に祝って欲しかったのが真の目的ではないかとも思いますが。

 それでも今日は雨がひどいという話だったので、外出せずに知床調査の事後処理。調査の記憶が風化しては困るので、ついでに旅行記も速攻で書きあげてしまいました。計6日間の記録を認めるのは結構骨が折れましたが、知床旅行の参考にしたい方、こいつら本当に調査に行ったのかと思いたい方、もしよかったらどうぞ。


8月9日() 【オキ夫妻】

 テレビをつければ酒井法子逮捕の話題ばかり。知床での調査中も朝のニュースは見てましたが、NHKが朝7時のニュースのトップでのりピー逮捕を扱ったくらいなので、それほど重要な話題だということでしょうか。久しぶりにyoutubeで碧いうさぎを見てしまった。

 知床から戻ってきて、下旬の広島・鳥取調査までつかの間の休息です。まあ事後処理と事前勉強と、やることはたくさんありますが・・・。一番怖いのは自分の研究が停滞してしまうことで、こればっかりはある程度コントロールしなければと本気で思います。本来なら8月中旬はお盆で帰省するところですが、今年は最大限研究の時間をつくるため、盆は帰省しません。いろんな人に会いたいですが、涙を飲んで東京残留お部屋で書き書き。残念です。下旬の広島調査のついでに少しだけ帰省するつもりですが、それが終わったら9月はすぐに10日間の上海調査だからなぁ。ゆっくりした時間が取れるのは9月下旬以降になりそうです。といいつつ、どんどん現地調査が入りそうですが。

 夜は新宿へ。日韓同士のオキ君がついに結婚するということで、彼女さん(韓国人:ソウル大出身:京大研究生)も交えて数人で食事会を行うことになりました。待ち合わせ場所の新宿東口に行くとリポビタンDのイベントをやっていて、無料で一本もらえるということだったので並んでもらおうかと思いましたが、もらう前に「ファイトぉ、いっぱぁつ!」とやらないといけないということで、そんな恥ずかしい真似はできないわと諦めました。嫌だよ、人前で右手のこぶしを挙げるなんて。


<リポビタンDのイベントをやっている>
 
<夜の新宿東口>

 皆で十徳本店へ。彼女さんの日本語がめちゃくちゃ上手いのに驚きました。語学学習に一番効果的なのは恋なのかもしれませんねぇ。素敵な時間をありがとうございました。結婚式は年末にソウルということなので、大変楽しみにしています。貯金しないとな。


8月8日() 【地の果てシリエトク】

 知床から戻ってきました。5泊6日という、社会科学の国内調査にしては長めの調査です。ほぼ毎日、二日酔いにならないぎりぎりの量の酒を飲み、夜中近くまでの打ち合わせで寝不足になり、バスで移動しまくって森を歩いたりと、熊本に引き続き体育会系の調査で疲れは相当溜まりました。ネットもメールをチェックする程度で、日記を書く時間もない。しかし今回の調査ではその疲れを上回るほどの収穫があったので、個人的には相当な満足感があります。函館までしか行ったことがなかった僕にとって、北海道は実質初訪問のようなものです。そのことも満足感を大きくしているのかもしれません。知床の自然はすごいね。あと、個人的に博論で使えそうな事例だと分かったことがかなり大きい。いや、とにかくよかった。今回の調査を踏まえてまた冬に訪れるということなので、それまでにいろいろと精査しておきたいと思います。次は流氷だな。


<28km続く斜里町直線道路>

<海から見るカムイワッカの滝>

<二湖と羅臼岳>

<天然保安林を歩く>

<オホーツク海に沈む夕日>

<知床峠から見る満月とうっすら国後島>

<天然保安林から見える羅臼岳>

<100平方メートル運動発祥の地>

<知床峠から見える羅臼岳>

<左上にうっすら見える国後島>

<フレペの滝周辺>

<地平線が見える北海道の農場>

 今回は僕にしては珍しくお土産を買ってきました。六花亭のマルセイバターサンドや羅臼昆布ラーメン、白い恋人に知床の鮭とば。まあ全部自分用ですが。。ただ売り切れ必死と言われる「じゃがポックル」が運よく買えたので、じゃがポックルは明日以降僕に会う人に順番に差し上げます。10個入りで自分で半分くらいは食べたいので、先着5名様かな。


8月3日(月)〜8日() 【知床調査】

 旅行記のページをどうぞ。


8月2日() 【大赤字】

 ようやく、何とか、どうにかして普段の8割程度の体調に戻りました。長かった。相変わらず咳は出るし鼻は蓄膿気味で飯ごう炊飯の焦げた臭いはしますが、だるさと寒気が取れたのが大きい。これで無事に明日からの調査に参加出来そうです。

 今日は明日からの調査に備えて、吉祥寺であちこち買い物等をしてきました。1000円散髪で髪を切り、本屋で関連する新書やガイドブックを買い、ユニクロで緊急用の長袖上着を買い(知床は今でも最高気温18度とからしいので)、薬局でもしものときための薬数種類を買い、ヨドバシでインクと文房具を買い。これだけで結構なお金が出て行きましたが、さらに国民保険・年金・市民税も払ったので、調査に行く前だというのに4万円近くも飛んで行きました。本当に、都会で生活するには金がいる。7月は極力飲み会を抑えて財布のひもを固くしたはずなのに、気が付けば大赤字です。

 では明日から週末まで、調査に行ってきます。パソコンは持っていきますが、日記を更新できるかどうかは未知数です。

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  「韓国で『日本語起源は百済』説、中国で『またか!』の声」

 朝鮮日報に載っていた元ネタ( 「現代日本語の起源は百済語」 )は期限切れで記事が読めなくなってしまいましたが、まあとにかくこの韓国の起源主張説は次から次へと出てきます。今回のターゲットは日本語だそうです。でも少なくとも、これまでの醤油や寿司が韓国起源と言われるよりはまともかもしれません。日本書紀によれば、天智天皇政権での要職は全て亡命百済人だったらしいので、可能性としては結構あるかも。ただ残念なのは、ニュースの記事を読む限り、この研究のクオリティがそれを証明するには遠く及ばないことでしょうか。まあ韓国人の自尊心を満たすための研究なら、それでもいいのかもしれませんが。

 そんな記事を見て、一昔前に密かな話題を呼んだ曲を思い出しました。ブラックユーモアが好きな方はどうぞ。


8月1日() 【八月突入】

 早いもので今日から8月。今年は本当に時の流れが早い。

 熱はほぼ37度以下になりましたが、まだ寒気と咳と鼻詰まりがひどいのでどうしようもありません。特に鼻は蓄膿症みたいな感じになっていて、変な臭いがします。例えるならキャンプの飯ごう炊飯で、焦げてしまったご飯を食べたときのような、あの燃焼しきった炭の臭いです。飯ごう炊飯のときの焦げまくったご飯は食べられたもんじゃありませんが、今は鼻がそういう臭いなので、何を食べても飯ごう炊飯の焦げまくった味になってしまいます。さすがに勘弁してほしい。そんなわけで、学科の同窓会にも行けず。

 今日は家でおとなしく明後日からの知床調査のデータを作ったり、論文を読んだりして事前勉強をしていました。世界遺産知床を管理している斜里町・羅臼町は、地方ガバナンスとしても面白い観点を多く持っていて、深く調べていくと面白いです。博論の事例の一部にしてしまおうかと思うくらい魅力的。問題はしょっちゅう通うには遠すぎるのと、町や財団の人が数多く訪れる調査に対して疲れているらしいという点ですが。

 8月は上旬・下旬と調査で東京を離れますが、中旬は帰省せずに東京にいますので、何かありましたらご一報を。 


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モドル

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