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2009年 12月

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12月31日(木) 【2009年大晦日】

 6時就寝13時起床。実家の布団は寝心地が良いので長く寝てしまって困ります。二日酔いは多分治りましたが、未だに胃の調子が悪く、胃薬が手放せません。原因は一昨日の酒と言うよりは、韓国でニンニクを食べ過ぎたからではないかと思います。特に初日に食べた生ニンニクの欠片5粒が、胃に劇的なダメージを与えているような気がします。生ニンニクは食べ過ぎてはいけませんね。

 さて、本来は今日までにドラフトをあげなければならない予定だった論文原稿が、年明け5日までになったということで、少しだけ精神的余裕ができました。正直なところ危なかった。しかも今年はネット環境にない田舎にも帰省しないので、心おきなく実家で大晦日を過ごせます。アワビを食べて刺身を食べて年越し蕎麦を食べて、紅白を見ればそれで終わり。久しぶりに平穏な大晦日になりました。


<年末はアワビを食べる>

<年越し蕎麦も食べる>

 今年は凄まじいスピードで一年が過ぎて行った気がします。猛スピードで去って行く日常の中、自分の立ち位置が見えなくなりそうになる中で、何とかやってこられたのも、陰に日向に支えてくださった皆さんのお陰です。本当に大変お世話になりました。来年もどうぞ宜しくお願いします。

 良いお年を。


12月30日(水) 【猛烈な二日酔いで胃が痛い】

 福岡のDKさんの家で12時頃目が覚めましたが、当たり前のように猛烈な二日酔いで、最初は起きようにも起きられませんでした。というかまだ酔っていた感じです。昨日の記憶はそこそこあって、頭痛もそんなにはしませんが、猛烈な胃の不快感とだるさでどうしようもありません。まあ自己嫌悪になるような二日酔いではなかったのが幸いですが、ニンニクやトウガラシを多用する韓国料理で胃がダメージを受けている中、アルコールを飲み過ぎたために本当に大変なことになってしまったようです。もうそんなに若くない年齢に足を踏み入れるのだから気を付けないと。

 少し回復してきた2時半頃、アパートに戻るyneさんと別れて、のの・DKの二人と共に下関に帰省することに。いつもなら高速バスで帰りますが、二日酔いで腹が痛くなったり気分が悪くなったりしたら大変なので、今回は二人と共に電車で帰ることにしました。バスより若干高いですが、早く着くのとトイレがあるのとでかなり安心です。博多駅から特急ソニックに乗ってからも、車中はずっとぐったりしていました。


<JR九州のスゴカ>

<特急ソニックの車内>

 博多から40分で小倉に到着し、電車を乗り換えて4時半に下関着。駅の改札に掲げられた下関弁の横断幕を見て、方言を忘れかけている自分にびっくりしました。そして懐かしい響きに少し泣きそうになりました。東京に出て9年。段々と故郷のことを忘れて行っています。もっと故郷のことを大切にしないとなあ。


<下関に到着>

<懐かしい故郷の響き>

 駅でのの・DKの二人と別れ、バスに乗って実家へ帰宅。今日はDKさん主催の忘年会がありますが、二日酔い過ぎてもう酒を見るだけでも嫌っ!な状態になっていたので、万が一体力が回復したら途中から行くかもとか言っておきながら、結局行きませんでした。ごめんね。実家の夕食は寿司と好物のエビフライでしたが、ビールも飲めない上に、胃の調子が悪くてほとんど食べられず残念です。ビールと一緒に食べるエビフライは最高なんだけどなぁ・・・。

 ということで、体調的には無事ではありませんが、全体的には無事に実家に戻ってきました。大きなパソコンを持ってきたので、年末年始は論文を書きます。


12月29日(火) 【釜山と博多】

 最終日は少しゆっくり目に7時半起床。韓国は日本よりも西に位置しながら時差はないので、この時期の韓国の夜明けはかなり遅い時間になります。ということで、7時半過ぎにようやく朝日が昇ってきました。ホテルの部屋からは釜山港越しに綺麗な朝日が見えます。朝食は東横インではお決まりの、無料簡易朝食。さすがに韓国だけあってキムチはおいてありますが、他のメニューはおにぎりとか味噌汁とかほとんど日本です。ロケーションや景色のよさ、部屋の快適さや朝食無料を考えると、東横イン釜山中央洞店はかなりいいのではないかと思います。釜山の定宿にしよう。


<部屋から見える朝日>

<無料の朝食>

 今日は午後の高速船で帰るだけなので、それまでは釜山の街をぶらぶら。ホテルを10時にチェックアウトして、歩いて15分くらいの位置にある釜山タワーへ登ってきました。釜山タワーは龍頭山公園という高台の一角にあるので、そこまで行くのにヒーヒー言うほど急な坂道を上りましたが、繁華街方面から来ると無料エスカレーターが通っているようで、ちゃんと調べて行けばよかった・・・。タワーの展望台からは釜山の街が一望できます。


<釜山タワーと韓国の英雄・李舜臣>

<釜山駅方面>

<釜山港方面>

<南浦洞方面>

 タワーから降りて、そのまま歩いて繁華街である南浦洞をぶらぶら。南浦洞の光復路という通りにはブティックやらお洒落な飲食店やらが立ち並んでおり、釜山の中心繁華街のようです。昼食は少し早目に、光復路の一角にある平壌冷麺の老舗「元山麺屋」で、平壌冷麺。7000ウォン(=約560円)と韓国にしてはやや高い値段ですが、あっさりしておいしかった。特にスープがおいしいです。寒い日に冷たい冷麺を食べるというのもなかなかオツなもの。


<店が立ち並ぶ光復路>

<元山麺屋の平壌冷麺>

 釜山の街には所々に銅像みたいなものが立っていますが、そのほとんどが後ろ向きというか暗い像だったりします。何の目的でこういう像を設置したのでしょうか。あと、韓国の中でも日本人が多いからか、やたらと日本語を見かけますが、中には変な日本語もあり、それを見ると突っ込まずにはいられません。何で作る時にきちんとした推敲をしないんだろうか。右下の「チソニスでまぜあわせたざろそ+゛」は、恐らく「チリソースで混ぜ合わせたざるそば」なのだと思いますが、そもそもきちんとした日本語に直したとしても、チリソースで混ぜ合わせたざるそばという料理名が果たして存在するのかと。


<もう疲れちゃった>

<チマチョゴリは本来乳を出しやすい服>

<大胆な宣言>

<「チニソスでまぜあわせたざろそ+゛」?>

 その後ロッテデパートの地下食品街でお土産を買い、12時半に国際船ターミナルへ。帰国手続きなどを済ませて、2時の便に乗って帰国しました。韓国籍のコビーでしたが、帰りは日本籍のビートルです。さすがにJR九州が作る船だけあって、内装がちょっと変わっています。行きのコビーは満席でしたが、帰りのビートルは結構空いていたようです。


<帰りはビートル>

<玄界灘を疾走>

 5時に博多港に到着し、かなりあっさりした帰国手続きを経て、バスに乗って天神へ。今回どうも海外に行ったような気がしなかったのは、この出国・帰国手続きに緊張感がなかったからかもしれません。飛行機だと出国・帰国手続きはかなり物々しい雰囲気で緊張してしまいますが、高速船は本当にフレンドリー。イミグレーション担当のおじさんが「いってらっしゃい」とか「いいですよー」とか明るく話しかけてきたりもします。博多から行く場合、荷物の検査もありません。何よりもあの港のうらぶれた雰囲気が素敵です。

 天神でのの・DK・yneの三人と待ち合わせて、中洲の 「華味鳥」 というお洒落な水炊きの店で忘年会。福岡には何度も足を運んでいますが、水炊きを食べるのは初めてのような気がします。水炊きの前に、まずはお通し各種。どれもこれもあっさりして上品な味でおいしいです。韓国の辛い料理もワイルドでおいしいですが、日本のあっさりとした料理は胃に優しくていいなあ。


<お通しの鳥皮と明太子>

<鶏刺身>

<唐揚げ>

<鳥スープ>

 メインの水炊きは、鶏肉・つみれ・野菜・雑炊と順々に調理していくものでした。雑炊は〆ですが、それ以外は全部一緒に鍋にするのか思っていたので、高級な店だと若干違うんですね。雑炊には鳥の出汁が染み込んでいて、博多はおいしい食べ物が豊富で羨ましい。


<水炊き>

<つみれ>

<野菜と湯葉>

<最後は雑炊>

 結構早目に店に入ったので、1次会が終わったのが9時前。2次会は近くの土間土間で適当に飲み食いをしていましたが、久しぶりに皆で会ったからなのか、はたまたののさんの下ネタ・忌避ネタ全開トークに感化されたからなのか、テンションが上がってしまい、久しぶりに結構な量の酒を飲んだ気がします。そしてあることないこと喋った気がします。いかんなあ。

 日付が変わり、2次会後はDKさんのうちになだれ込んで、M-1のビデオを見たり遠くの友人とスカイプでチャットしたりし、おまけにまた結構な量の酒を飲んでから就寝。


12月28日(月) 【歴史の街 慶州】

 昨日で用事は終わったので、やることもあるし日本に戻りたいところですが、切符の制約で明日まで帰国できません。しかしソウルは特に見るべきところもないし、極めつけに寒すぎるということで、早く脱出したくなりました。なので朝5時に起きて、モーテルを6時にチェックアウトし、7時前にソウル駅まで。前夜の雪が残っているて、キャリーバックが転がしにくくて大変でした。朝食は駅構内のロッテリアで、恐らく韓国でしか食べられないであろう、カルビコギバーガーのセット。朝からがっつり食べてしまった。


<ソウルは朝7時でもまだ暗い>

<ロッテリアのカルビコギバーガー>

 7時半のKTXで東大邱まで行き、そこで特急セマウル号に乗り換えて慶州まで。セマウル号の一般室(普通席)は、日本のグリーン車と同じくらいのシートピッチがあります。東大邱から慶州まで1時間ちょっとですが、ゆったりと過ごせました。11時に慶州着。


<セマウル号一般室>

<慶州駅>

 慶州は新羅王朝の都があった場所で、日本で言うと飛鳥とか奈良とかいった感じでしょうか。慶州の街全体と、単独で仏国寺・石窟庵が世界遺産に指定されています。慶州到着後、まずはバスに乗って仏国寺へ向かいました。仏国寺には6年前に来たことがありますが、当時は今ほど歴史や建造物に興味がなかったので、正直なところあまり覚えていません。今日6年振りに訪れて、「ああ確かに来たことあるような気がする」という記憶が蘇った程度です。ただし一つだけ鮮明に覚えている場面があって、それは右下の写真の場所で皆で「だるまさんがころんだ」をしたことです。あの時は他人の目が痛かったなぁ・・・。ちなみに「だるまさんが転んだ」は、韓国では「ムグンファコッチ ピオッスムニダ」(むくげの花が咲きました)だったような気がします。

 仏国寺に意外と時間がかかり、そこからさらにバスに乗って向かわなければならない石窟庵は諦めて、再び市街地へ。慶州はヘジャンククという牛の血の塊のスープが有名ということで、昼食は「皇南ヘジャンクク」と言う店でヘジャンクク。牛の血の塊にも全く癖がなく、あっさりとしたスープでかなりおいしいです。これで4000ウォン(約320円)だから安い。海苔が入っており、日本の出汁茶漬けにも近いように思いました。ヘジャンククは二日酔いに効くそうなので、今度は飲み過ぎた日の翌日朝に食べたい。


<ヘジャンクク(4000ウォン)>

<ご飯も入れる>

 昼食後は市街地付近にある史跡群を見物。新羅王朝の離宮であった雁鴨池、宮殿跡の半月城、王が生まれたという伝説が残る鶏林、東洋最古と言われる天文台の瞻星台、王や実力者の古墳が立ち並ぶ大陵苑など。新羅が滅亡してから既に1000年経っており、戦乱の影響もあって現存する建築物があまり残っていないため、兵どもが夢のあとといった感じの場所でした。ソウル程ではないけれど、建物がない場所を歩きまわったので寒かった・・・。


<雁鴨池>

<半月城>

<石氷庫>

<鶏林>

<瞻星台>

<古墳群>

<大陵苑>

<兵どもが夢の跡>

 夜は釜山泊なので、4時半のセマウル号に乗って慶州から釜山まで。今度は特室に変更してもらいました。セマウル号なら一般室でもかなり広いですが、それならば特室はどうなのかと。慶州から釜山までの約2時間で、たった1700ウォン(約130円)を追加するだけで特室の乗ることができます。日本のグリーン車もこれくらい安かったら。

 一般室でも広いので特室のありがたみはあまりありませんが、僕が足を伸ばしても全然前に届かない辺り、かなり余裕を持った作りになっています。リクライニングもどこまでいくかと試したら、ほとんど真横に近いレベルまでになりびっくりです。飛行機のビジネスクラスか、下手したらファーストクラス並みかもしれません(乗ったことないけど)。慶州釜山間は本数が多くて値段も安く、所要時間も短いという高速バスを使う客がほとんどのようなので、人の少ないセマウル号特室でゆったりと過ごさせてもらいました。


<セマウル号>

<特室>

 7時に釜山に到着し。本日の宿である「東横イン中央洞」にチェックイン。日本のビジネスホテルが釜山に上陸していました。地図を印刷し忘れたので到着できるかどうか不安でしたが、表通りにあって一際高い建物だったので、全く心配する必要なかったようです。受付のお姉さんは日本語ぺらぺらだし、フロント・部屋も本当に日本のビジネスホテルと一緒。トイレはナショナルのウォシュレット付きで、表示も日本語のみでした。ここにいたら日本にいると錯覚してしまいます。しかもこれで値段が朝食付き3000円なんだから安いよなぁ。国際船ターミナルも目の前だし。海外苦手人間には、こういう日本のビジネスホテルが出来てくれるとありがたいです。


<釜山にある東横イン>

<本当に日本のビジネスホテルと一緒>

 あてがわれた部屋は15階の大通り沿いの部屋だったので、部屋からは釜山港や遠くの山が一望できます。関釜フェリーの姿も。

 夕食は面倒だったので、歩いて釜山駅まで行ってフードコートで石焼ビビンバ。釜山名物は他にもいろいろあるけれど、何故か石焼ビビンバが食べたくなり、たまらなくなっていました。フードコートなのでそこそこの味でしたが、一応欲望は満たされて満足です。


<石焼ビビンバとビール>

<よく混ぜましょう>

 釜山はソウルに比べれば暖かいため、街を歩いても負担になりません。そしてソウルよりもかなり日本に近い感じがして、親近感が湧く街でもあります。ソウルは外国だけど、釜山はちょっとした隣町、という感じ。それは僕が下関出身ということもあるかもしれませんが、気を付けないと日本にいるのと同じ感覚で過ごしてしまいます。何というか、海外という感じが全くしないんだよなあ。

 明日、日本に戻ります。


12月27日() 【ウェディング】

 7時半起床。いそいそと支度をして9時頃モーテルを出発し、目的地のソウル大学へ。本当はもう少し早く出て、どこかで朝食を食べたかったところですが、時間がなく断念しました。最寄りのナクソンデ駅で降りて、そこから20分程歩いてソウル大学へと向かいましたが、朝のソウルはめちゃくちゃ寒くて泣きそうになりました。朝の気温はマイナス11度。しかも曇って風も強いから、体感温度はかなり低そうです。福岡で買った手袋と帽子が役に立った。


<ソウル大学に到着>

<結構登って来た>

 11時からソウル大学ウェディングホールで、日韓同士であるオキ君の結婚式。大学の中にきちんとしたウェディングホールがあるというのは凄いところです。韓国開催ということで日本人は少なかったですが、8年の付き合いになるオキ君がついに結婚となり、僕としても感慨深いものがあります。早く○○○したいと言っていた、10代の頃のオキ君が懐かしい。おめでとう。


<ソウル大学のウェディングホール>

<おめでとう>

 式後は会場の地下にあるレストランっぽいところでバイキングの昼食。韓国の結婚式は一般的に披露宴というものがないようで、結婚式→食事という流れが多いようです。ここのバイキングは種類も多く、しかもかなりおいしかったは驚きです。韓国っぽいものも、韓国っぽくないものも。さすがに韓国だけあって、料理の一品に茹でたニンニクのみ大量に盛られているものもあり、結婚式なのに食べる人がいるのかと思っていましたが、韓国の老若男女はそんなことお構いなしに食べており、文化の違いをまざまざと見せつけられました。彼らは本当にニンニクが好きなんだよねえ。僕もそれにつられてニンニクのかけらを5個程。匂いが凄いことになりました。


<昼食はバイキング>

<バイキング一皿目>

<炭水化物メインの二皿目>

<スイーツな三皿目>

 食事で結婚式は終了。思ったより早く終わったので、まだ時間も早いことだし、久しぶりに景福宮(キョンボックン)にでも寄って行くことにしました。景福宮は李氏朝鮮時代初期の正殿で、韓国のガイドブックを見ると一番最初に紹介されている、ソウル観光の王道観光地です。王道だからこそ、一回行ったら十分という感じになりますが、前回行ってから既に6年程経っているのでどんなものかも忘れてしまっています。ということで、久々の景福宮へ向かうべく、ナクソンデから地下鉄を乗り継いで40分程で景福宮へ。

 ところが景福宮の駅を出たら、雪で一面真っ白でした。ナクソンデを出るときは全く降ってなかったのに、僕が地下鉄に乗っていたわずか40分でこんなになったということでしょうか。革靴なので滑りやすいし、おまけにめちゃくちゃ寒いしで、朝よりもさらに泣きそうになりました。お陰で景福宮には入ったものの、見物しようにも雪と寒さでそれどころではなく、見物はおざなりになってしまいました。まあ、雪で真白に染まった景福宮も、それはそれでいいものです。。

 しかし本当に寒いので、避難を兼ねて敷地内にある国立故宮博物館へ。昨日の国立中央博物館と同じで、入場料無料でした。これはどうも、「韓国における博物館誕生30周年」ということで、2009年一杯どこの博物館も無料開放しているそうだからです。いい時期に来たもんだ。ここの博物館も新しい上に規模が大きく、中央博物館と比べても引けを取らない感じでした。特に李氏朝鮮時代と帝国時代の宝物が豊富です。避難のつもりが、結構本格的に時間を使ってしまった。


<国宝 天象列次分野地図刻石>

<宝物 銀入なんとかの鉄鎚>

 一旦モーテルに戻り、寒さで堪えしまったためにしばし仮眠。今日はこのまま寝てしまいたいところでしたが、さすがに腹が減ってしまったので、8時頃再び出発。雪は止んでいましたが、夜は一層冷え込みます。冷え込む夜は暖かいスープものを食べたいもの。ということで、二駅隣の鐘閣駅近くにある、ソルロンタンの名店(と言われる)「里門ソルロンタン」へ。老舗が極端に少ない韓国の飲食店に置いて、100年以上続く老舗です。2年前に訪れて、スープものでこんなおいしいものがあるのかと驚いた店でもあります。

 今日は特ソルロンタン(6000ウォン=約480円)。ソルロンタンはご飯と細麺の上に牛で取ったスープをかけたもので、テジクッパの牛版と言ってもいいかもしれません。全く味が付いてないので自分で味付けをして食べますが、日本人なら塩と胡椒とねぎを入れるだけで十分かもしれません。その方が味が良く分かります。韓国の人は皆キムチを入れているけど、キムチを入れると最終的に何でもキムチの味になってしまう。まあそれはそれでおいしいですが。温かいスープで体も暖まりました。


<イムンソルロンタン>

<ソルロンタン第一段階>

<塩・胡椒・ネギを入れた第二段階>

<キムチとカクテキを入れた第三段階>

 食後、近辺を少々散歩。チョンゲチョン(青渓川)から光化門方面へ歩き、イルミネーションを見物してきました。ソウルはこの時期、いろいろな場所でイルミネーションをしているそうです。確かにきれいだった。しかし、あまりに寒く、写真を撮るために手袋をはずすと、10秒しないうちに手が痛くなります。この状態で夜景を撮るのは拷問に近い。

 今日も帰りにコンビニに寄り、韓国のお菓子を購入しました。左は実演販売のテイクアウトで売られていたトウモロコシ味のデリマンジュウなるもの。寒かったからか、結構な人が買って行っていました。12個入りで2000ウォンなので、結構お得。トウモロコシの味がして、日本では食べられない味です。あとは普通にビールやおつまみなど。サッポロポテトは日本とタイトルが違いますが、カルビーが出している本物。対して左のかっぱえびせんみたいなものは、「セウカン」という名称でニセモノです。味はほとんど変わりません。


<テイクアウトのデリマンジュウ12個入り>

<右は本物、左はニセモノ>

 明日は朝早いので早く寝ます。


12月26日() 【ソウルは寒い】

 ソウルは寒いです。今日は日中でもマイナス9℃。肌を突き刺すような寒さは、東京ではなかなか体感できません。

 今日は朝9時のKTXに乗って、釜山からソウルへ。最近なぜか不眠症で、今朝も朝6時半まで寝られず、寝られたと思ったらすぐに起きなければいけない時間になり、かなりぐったりした状態で釜山駅に向かいました。どこか適当な場所で朝食を取る時間もなかったので、駅でキンパブ(韓国風巻き寿司)を買ってKTXの車内へ。特室の席は1-2列配置で、一般室に比べるとさすがにゆったりしています。ペットボトルの水が無料飲み放題で、アイマスクや飴も無料。一般室との差額が750円程度なら、特室は結構お得です。出発後すぐにキンパブを食べ、その後はふわっとした椅子に身を任せて気持ちよく寝させてもらいました。


<朝の釜山駅>

<KTXが並ぶ>

<KTX特室>

<朝食のキンパブ>

 ソウルまでの約3時間はほとんど寝ていて、気が付くとソウルに到着する頃でした。12時ソウル着。地下鉄に乗り換えて鐘路5街まで行き、予約していたモーテルにチェックイン。しかし部屋が使えるのは4時以降ということで(バウチャーには12時からOKとなっていたはずなんだけど。。)、3時間半ほど時間を潰さなくてはいけなくなりました。寝たかったんだけどなあ・・・。仕方がないので、時間を潰すべく繁華街明洞へ。土曜日のお昼ということもあり、明洞は賑わっていました。


<明洞>

<ソウルタワーが見える>

 明洞の「古宮」で昼食。古宮は全州ビビンバの店なので、ビビンバを注文して(あと焼酎も)、時間をかけておいしくいただきました。ガイドブックに載っていることもあって、やたらと日本人が多かったのには辟易したけれど。ビビンバもおいしかったですが、それよりも周りのおかずがどれもおいしくて、焼酎によく合いました。写真真ん中のどろどろしたスープのようなものが特においしかった。日本人が多いためか、日本人好みの味になっているのかもしれません。韓国にしては値段が若干高いのが難点か(日本円で1000円くらい)。


<全州伝統ビビンバ>

<ビビンバを混ぜる>

 ソウルは本当に寒いので、時間を潰すとして観光地を歩きまわるのはちょっと勘弁願いたいところ。暖かく室内で観光したいと思い、国立中央博物館へ行くことに。2005年に完成した中央博物館には一度行ってみたいと思っていたところでした。やたらと小学生が多かったのにはびっくりしたけれど、今日はなぜか入場料無料だったので、そのせいもあったのかもしれません。無料で僕も得をしました。館内はかなり広く、じっくり見て回ると1日あっても足りなさそうです。

 日本と中国の歴史は勉強してきましたが、その間に位置する韓国の歴史は日中との関連程度でしか学んだことがなかったため、初めて知ることも多くて結構勉強になりました。馬韓とかの三韓時代の前に、「古朝鮮」という王朝があったんですね。知らなかった。ただし歴史的な展示は高麗から李氏朝鮮初期くらいで終わっていたので、それ以降を学ぼうとすると他の博物館に行かなければならないようです。あと、時間がなくて一番有名らしい半跏思惟像が見られなかったのが残念。


<国立中央博物館>

<広い博物館内部>

<高麗時代の仏像>

<多分高麗時代の王妃の冠>

 その後ソウル駅に戻り、近くのカジノへ行ったものの、尻込みしてしまってほとんど何もせずに出てきてしまいました。夕食はソウル駅3階にあるフードコートでスンドゥブチゲ。比較的辛さ抑え目で、辛いのが苦手な僕にも食べやすかった。


<ソウル駅>

<フードコートでスンドゥブチゲ>

 何だかんだでモーテルに戻ってきたのが9時前。今日のモーテルはかなり綺麗で、これで一泊3000円なら安いものです。しかし今日一日睡眠不足のまま、寒い街を歩いたせいか、頭が痛くてたまらなくなりました。バファリンを飲んで、少し早目に寝ることに。明日が今回の目的の日なのだから、体調を万全にしておかなければいけません。


<本日の宿>

<本日のパクリ商品>

 明日のソウルは曇り時々雪で、さらに寒くなるそうです。気を付けます。でも嫌だなあ、寒いの。


12月25日(金) 【日韓豚骨スープ対決】

 釜山に来ております。

 今日は早朝に家を出て、羽田→(飛行機)→福岡→(高速船ビートル・コビー)→釜山と乗り継いできました。そして明日の朝、韓国版新幹線と呼ばれるKTXに乗ってソウルに向かいます。本来なら羽田→ソウルと直接行きたかったところですが、年末という時期柄で航空代金が高いのと、用事が終わったらそのまま実家の下関に帰省したいので、時間はかかるものの安くて融通の効く高速船を使いました。高速船往復と韓国鉄道乗り放題パスで28000円です。

 高速船には初めて乗りましたが、ジェットホイルで半分浮いて走行するので、一般的な船旅のような気持ち悪い縦揺れは無く、新幹線のような横揺れのみでした。座席も広くてふかふかで、足元にも余裕があるので、個人的にはかなり乗り心地よく感じました。船に乗っている感じがしません。窓に目をやれば、玄界灘を船とは思えない速度で疾走していきます。福岡から釜山までは2時間55分。


<高速船コビー>

<玄界灘を疾走する高速船>

<船内>

<足元広々>

 夕方5時過ぎに釜山についてから、宿に荷物を置いてからまずは釜山駅へ。釜山駅は人でごったがえしていて、これは何事かと思いましたが、韓国ではクリスマスは休日のようです。だから人が多かったのかと。


<本日の宿(オンドル部屋)>

<クリスマスの釜山駅>

 釜山駅では鉄道乗り放題パスで今後のチケットを発券してもらいました。外国人専用の乗り放題パスは、KTX(新幹線に相当)やセマウル号(特急に相当)の普通指定席は乗り放題ですが、KTXの普通席は異常に狭い上に座席が回転しないので、後ろ向きの席になろうものなら乗り心地は最悪です。そういうわけで追加料金を払って特室(日本のグリーンに相当)に乗ることにしました。

 受付のお姉さんに追加料金を訪ねると、指で9と6を示したので、96000ウォン(約7500円)かと思い、まあ日本でもグリーンならそのくらいするから仕方ないと思いつつ10万ウォンを出しましたが、お姉さんはそうじゃないよという感じで1万ウォンだけ受け取り、400ウォンのおつりを渡してきました。つまり、僕が1ケタ勘違いしていたようで、実際の料金は9600ウォン(750円)。日本の感覚からしたら考えられないほど安い金額でびっくりです。そして思わず安く済んだので、テンションあがりました。たった750円でグリーンに乗れるなんて、何て素晴らしい国なんだと。ちなみに3年前は1円=8.1ウォンでしたが、今は1円=12.5ウォンまでウォン安が進んでおり、日本人旅行者には非常にありがたいことになっています。3年前は5万円を両替しても40万ウォンにしかならなかったのに、今回は60万ウォンを超えているもんなあ。

 夕食は繁華街である西面(ソミョン)にあるテジクッパ通りへ行き、その中の「慶州朴家テジクッパ」でテジクッパを。テジクッパとは釜山地方の料理で、ご飯に豚骨スープをかけたものです。豚骨ラーメンのかえしなしご飯入りと考えればいいかもしれません。昼は博多で豚骨ラーメンを食べたので、さながら日韓豚骨スープ対決といったところです。


<昼:博多一幸舎のラーメンセット(850円)>

<夜:釜山のテジクッパ(約400円)>

 テジクッパは最初ほとんど味が付いていないので、自分で塩や胡椒、タテギと言われる調味料やニラ、キムチなどを混ぜて味を付けていきますが、今回はやりすぎてしまい、最後にはスープが真っ赤になってしまいました。でも意外とあっさりしていて、ぎとぎとした豚骨ラーメンとは対極の位置にあります。おいしい。焼酎も空けて、いい気分です。「汁ものをおかずに酒を飲むようになったら終わりだ」と聞いたことがありますが、だとしたら僕ももう終わってるな・・・。


<テジクッパ屋が並ぶロッテ一番街>

<釜山のC1焼酎を飲みつつ>

<テジクッパ第2段階>

<結局スープは真っ赤になる>

 夕食後はいい気分だったので、そのままカジノに行こうかとも思いましたが、やらなければいけないことや金銭面を考えて自制心を働かせ、大人しく宿に戻りました。宿の近くにセブンイレブンがあったので、いくつか買い出しをしました。左の写真は愛すべきパクリ商品達です。日本で言うところの、十六茶・きのこの山・おっとっと。1を足して17茶にしてしまうあたりに、日本を上回ってやろうという韓国の自尊心を垣間見ることができます。


<パクリ商品達>

<バナナ牛乳とハイトビール>

 明日はソウルへ。天気予報を見るとソウルは相当寒いそうです。明日は最低気温-9℃、最高でも-4℃とか。。福岡で買った手袋と帽子で寒さ対策をして出かけたいと思います。


12月24日(木) 【大盛り食べ切れず】

 今日で年内最後の東京なので、早朝から部屋の大掃除をし、気持ちよく新年を迎える準備をしました。と言っても1月6日まで東京におりませんが。。その後、少し明日からの準備をしてから、朝一番で駒場と本郷へ。駒場から本郷へ移動したのがちょうど昼時でしたが、移動の銀座線で寝過ごしてしまい、気が付いたら日本橋でした。せっかく日本橋まで来てしまったので、久しぶりに 「日本橋お多幸本店」 へ。茶飯の上に豆腐を載せた「とうめし」が有名な、おでんの老舗です。昼時には650円でとうめし定食が食べられます。昨日の夕方から何も口にしておらず、腹が減っていたので、+50円で大盛りを注文しました。そしたらこれがびっくりするほどの大盛りご飯が出てきました。何じゃこりゃ。


<日本橋お多幸のとうめし定食(大盛り)>

<嫌がらせかと思うほどの量>

 ご飯の盛りが漫画の中でしか見たことないような感じになっており、+50円でこれは驚愕に値します。豆腐はぷるぷるしているし、ご飯にも味が染み込んでいてそれはそれは美味しいですが、いかんせん量が・・・。頑張ってご飯を掻き分けて行きましたが、最後あとちょっとというところでギブアップしてしまいました。すみません。。都心でこの量で700円ならかなりお得ですが、食べ過ぎて気分が悪くなったので、今後2年くらいはとうめしを食べたくなくなりました。

 本郷から吉祥寺に戻り、明日から一応海外ということで、ドラッグストアで胃薬・点鼻薬・バファリン・鼻炎薬・ストッパなどなどを購入。薬代だけで6000円近くかかってしまいました。僕の場合、こういった薬たちは実際の効能はともかく、持っているだけで精神を安定させる作用があります。体調が悪くなっても薬はあるんだぞ、という安心感。安心感が6000円で買えるなら安いものです。

 というわけで、明日から韓国(結婚式)+帰省します。実は初の海外一人旅ということで、5回目の韓国にも関わらず若干緊張しています。まあ今後海外進出する時の予行練習としては最適な場所だとは思うので、適度な緊張感を持って行ってきます。


12月23日() 【天皇誕生日】

 昨日は夜中に年賀状を書いていたら、思いの他時間がかかってしまい、いつの間にか明け方でした。友達や後輩ならまだいいですが、先生に送る年賀状の文面はかなり気を使うので、なかなか筆が進みません。何を書いていいものやら緊張するので、ペンを握ったまま時間だけが過ぎて行きます。今年は先生方と去年くれた友人たちに限定して書いているので、枚数としては20枚程度で少ないですが、それでもあんなに時間を使ってしまうとは予想外でした。来年から本格的に書くとなると、表の宛名くらいは印刷にしないと間に合いそうにないなあ・・・。

 年賀状で朝までかかったので、起きたら昼過ぎ。今日明日で溜まっている仕事をできるだけ片付けようとはしているけれど、果たしてどこまでいけるやら。こんなにせわしない年末は初めてです。


12月22日(火) 【冬至】

 今日は論文用に種々の先行研究論文を求め、昼から駒場と本郷を梯子。本来なら火曜日は4限Gゼミですが、今日は欠席させてもらいました。しかしゼミは欠席しても、山手は皆勤賞。今日は海鮮ラーメン大盛りにダイス焼豚で、年内の山手食べ納め。海鮮ラーメンは魚介類の風味が良く効いてますが、ブランデーと唐辛子で最後の味付けがされているので、味が複雑です。これはこれでおいしいですが、唐辛子が入っていない、海鮮のみの純粋なラーメンも食べてみたい。


<海鮮ラーメン大盛>

<銀杏並木・冬>

 本郷でいろいろな図書館を梯子して資料収集していると、いつの間にか8時近くになっていました。たった3000字の論文を書くために資料を集め過ぎかもしれませんが、韓国や地元で身動きが取れない年末年始のことを考えると、集めておくに越したことはありません。きちんと消化してきちんと書けるかな?


12月21日(月) 【平凡な一日】

 今日は一日在宅勤務で、夕方吉祥寺に出て遅めの昼食と買い物など。久々に 「大勝軒」 へ行ってラーメンを食べてきました。ラーメン600円に味付け卵をトッピング。しかしラーメンにも既にゆで卵が半分入っているので、結果として卵を1.5個食べることになり、若干コレステロールが心配です。スープは鰹出汁がよく効いていましたが、味がちょっと薄かったような気がします。大勝軒のラーメンは普通盛りでも量が多いので、思った以上に腹一杯になりました。


<ラーメン(600円)>

<大勝軒吉祥寺店>

 その後ユザワヤで来年の手帳を、ロフトで年賀状を購入。ユザワヤもロフトもかなりの人出で、老若男女が入り乱れていました。まだ冬休みは始まってないはずですが、どうしてこんなに人が多いのだろうか。まあ僕も他の人から見れば、いい年した男が何で平日の日中に買い物に来ているんだと思われているのでしょうが。

 年賀状はお世話になっている先生方と、去年もらった先輩同期後輩に送る予定です。が、そろそろ大人のお付き合いをしなければならない年齢になってきたこともあり、来年からは高校時代以来の本格的な年賀状のやりとりを再開しようかとも考えています。今年はその前哨戦として、もし年賀状が余ったらランダムに送るかもしれません。20枚しか買ってないので余らない可能性大ですが。年賀状交換しましょうという人がいたら連絡ください。


12月20日() 【おそば】

 寒いと起きた時に喘息気味になる一方で、暖房を付けたままで寝ると起きた時にものすごい鼻炎になってしまいます。喘息を取るか鼻炎を取るか。というか僕は一体どうしたらいいのか。気温が急に変化する年末の時期はいつもこうなるので、テンションも下がりまくりです。エアコンが汚れているのか、それとも部屋が乾燥しているのか・・・。加湿器も買おうかしら。

 日中は仕事して、夜は吉祥寺で湾岸太郎・HYの二人と食事をすることになり、南口にある 「真希そば」 へ。去年の反省から、今年は忘年会のようなものを悉くパスしていますが、同期かつ少人数かつ肩肘張らないので今日は参戦です。「真希そば」は適度なつまみと適度な酒、そして適度な蕎麦と、適度な店です。井の頭通りの「よしむら」程高くなく、国立のいつもの蕎麦屋程安くない。そんな感じの適度に飲める蕎麦屋でしょうか。暖かい黒糖焼酎を飲みながら、天ぷらや串焼きをつつき、へぎそばで〆れば今日一日それで満足。今日も湾岸太郎君の痺れるようなトークを期待していましたが、9時から放送される「JIN」の最終回が気になっていたのか、いつもに比べれば比較的穏やかでした。


<お通し>

<出汁巻き卵>

<野菜天婦羅盛り合わせ>

<焼鳥盛り合わせ>

<アボカドと油揚げのピザ>

<もつ煮>

<焼豚の生春巻き>

<へぎそば>

 9時からの「JIN」最終回を見たいという湾岸太郎君の主張により、8時半に解散。今年も残すところあと10日。吉祥寺も年末を迎え、雑然とした南口もいつもの日曜夜よりは華やかな雰囲気です。いや、それを差し引いても最近の吉祥寺は本当に人が多い。ユザワヤは駅ビル建て替え工事のために2月末で一旦閉店するので、いつか最後に一回行っておきたいと思います。


<吉祥寺南口繁華街>

<ユザワヤも2月末で閉店>

 帰ってからは録画しておいたM-1を。M-1は漫才そのものを見るのもさることながら、審査員がどういう審査をするのかを見るのも楽しみにしています。世間的な一般性を持たせながらも、僕のような一般の素人との違いを見せる採点があるのか、そしてその採点は説明されれば素人を納得させるだけのものなのか。そういうわけで今回、僕も番組を見ながら一組ずつ勝手に点数を付けてみました。素人が人様に点数を付けるなんて恥ずかしいことなので、ここでは僕のつけた点は公表しませんが、結果として審査員が付けた点数順とほぼ同じになりました。うーん、これじゃあ素人と玄人の違いが良く分からん。もう少し詳しく分析してみる必要がありそうです。

 ただ一つ、東国原はいらなかった。「伝説の芸人」というから期待してたのに。。知事の仕事に専念して欲しいもんだ。


12月19日() 【寒い寒い】

 寒いけれどもいい天気の一日。昨日今シーズンの青春18きっぷを買ったので、今日はどこかへぶらぶらと出かけようかと思いましたが、何だかんだでそれどころではなく、結局テープ起こしなどなどをしていたら既に夜でした。今日はサークルの総会&忘年会だったので、3次会くらいから顔を出そうかと思ったものの、もはや行く気力もなく。。総会はともかく、飲み会にも顔を出さないのは9年目にして初めてな気がします。こうやって段々と遠ざかって行くもんなのでしょう。そう考えると、僕より9学年も上にしてまだちょくちょく顔を出している△↓さんは偉大だ。


12月18日(金) 【年末です】

 朝起きて昼から吉祥寺へちょっとした買い物に出かけて家帰って終わり。最近は生活が荒んでます。今日は専攻の修士論文提出日&打ち上げ忘年会ということでしたが、残念ながらそれにも駆け付けることができず、残念な限りです。年賀状も書かんとなあ・・・。


12月17日(木) 【ラスト国立】

 昨日に続いて今日も午後国立。院ゼミに参加してM1の修論構想を聞き、ゼミ後はいつもの蕎麦屋で皆で食事という、いつもの木曜日の流れです。今日は蕎麦を離れて親子丼(大盛り)を注文してみました。一般的に蕎麦屋の丼物はおいしいと言われますが、大盛りにしてしまったためかご飯の量だけが多く、全体的に味が薄くなってしまいました。具は大盛りじゃないわけね。


<豚キムチとイカ炙り焼き>

<親子丼>

 蕎麦屋の後、今日発表したM1を含め数人でちょっと飲んでから帰宅。国立駅からまっすぐに延びる大学通りでは、いくつものイルミネーションが輝いており、年の瀬を思わせます。都下にしてはかなり煌びやかですが、これでも例年よりは少なくなってきているそうです。

 年内の国立行脚は恐らくこれで終わり。今年はよく国立に通いました。


12月16日(水) 【年末】

 吉祥寺のねぎしで昼食を取ってから午後国立へ。年内最後のオムニバス講義を経て、来年度に向けたプロジェクト打ち合わせ、共著論文打ち合わせ、そして打ち上げを兼ねた忘年会という一日。忘年会はいつもの ここ で。卍先生が学生の時からある、古き良き学生向けの安い居酒屋です。「忘年会」という言葉を聞くと、改めて年末なのだと思います。

 共著論文は先生を含めて4人で書くので、一人当たり3000から3500字程度と、学部生の期末レポートより少ない分量しかありません。この分量では概略的なことしか書けそうにないなあ・・・。やっぱり論文は字数が少ない方が難しいです。問題は締切が1月10日ということで、各自のすり合わせをするとなると年内にはドラフトを仕上げてしまいたいところ。韓国で書くか・・・。

 めっきり寒くなってきた師走の一日。


12月15日(火) 【全種類制覇を目指す】

 今日の午後は国立で「△↓杯」なる野球大会が開催されるということで、駒場のGゼミに行こうか国立の△↓杯に行こうか悩みましたが、結局駒場に行くことにしました。△↓杯とGゼミだけ比べるなら、確実に △↓杯≫Gゼミ ですが、駒場には山手があります。山手が加わると、△↓杯≦Gゼミ+山手 となり、辛うじて駒場に軍配が上がったと、そういうわけです。

 というわけでゼミが始まる前に山手に行き、今日は醤油ラーメン特盛りに焼豚辛ねぎ。ここはベースが豚骨その他なので、醤油ラーメンと言っても一般的な醤油ラーメンとも、または和歌山のような豚骨醤油とも違います。そもそも山手の豚骨スープは、博多ラーメンのような豚骨じゃないので、豚骨であって豚骨でないようなものです。だから醤油ラーメンと言いつつも、もはや何が何だかよく分かりません。でもおいしいからそれでいい。今日は特盛りの麺が心なしいつもより多い気がして、腹一杯になりました。ちなみにお気づきかもしれませんが、毎週違う種類のラーメンを食べています。残るは唐がらし・海鮮・トマト・八彩ラーメンの四種類。トマトが若干鬼門だな・・・。


<醤油ラーメン特盛焼豚辛ねぎ>

<ラーメン山手なのか山手ラーメンなのか>

 Gゼミに出た後は、今日誕生日の後輩がいるということで、食堂へ行ってサツマイモパイでちょっとしたお祝い。おめでとう。


12月14日(月) 【どうしようもない】

 今日は一日家で仕事。昼に吉祥寺に出て、ぶぶかの油そばを食べたくらいです。どうしようもない一日。


12月13日() 【プレゼント交換をしたときに、全員が自分のプレゼントに当たらない確率はいくらか】

 梅ヶ丘の後輩宅で7時半に起きて、そのまま帰宅。飲んだ後の日曜の朝は寒い。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 昨日プレゼント交換をするにあたって、「全員が自分のプレゼントを選ばないような交換方法はないだろうか」という話になりました。最初は皆でその方法を考えていましたが、じゃあそもそも「全員が自分のプレゼントに当たらない確率ってどのくらいなんだろうか」という話になり、しばらく全員でいろいろ考えましたが、結局答えは出ず終い。樹形図書いて調べたりはしたけれど、n=4(つまり参加者4人)で面倒になりました。結局「プレゼント交換して、自分のが当たったらそのときは考えよう」という結論に至りましたが、T大卒が9人集まってこの有様です。。まあ、もう学部生という現役を離れて久しいから、と言い訳をしておきます。

 しかし、やっぱり答えが分からないのは気持ち悪いので、家に帰ってからネットで調べてみました。すると、案の定この問題に関するサイトがたくさん見つかりました。どうやら「モンモールの問題」と言うそうです。解説は以下の通り。

  参加人数をn人、そのうちk人が自分のプレゼントを引く確率をP(k,n)とする。
  いずれの人も、自分に戻ってくる確率は1/n、戻ってこない確率は1-1/n。
  戻ってくる人に関してはn人からk人を取りだす組み合わせであるから、nCk通り。
  以上から、P(k,n) = (1-1/n)^(n-k)×(1-n)^k×nCk
  
  特に誰も自分のプレゼントに当たらないとき、すなわちk=0のとき、
  P(0,n) = (1-1/n)^n
  n→∞のとき、P(0,n) = 1/e ≒0.3678・・・
  よって、参加者が十分多いとき、誰も自分のプレゼントに当たらない確率は約36.8%である。

 個人的にミソだと思ったのは、「いずれの人も、自分に戻ってくる確率は1/n、戻ってこない確率は1-1/n」となるところで、こんなにシンプルでいいのかと。条件付き確率だとばかり思っていましたが、実際は互いに独立ということでした。僕らはどうも複雑に考えようとし過ぎていたのかもしれません。

 このように、全ての順番で番号が重ならない順列のことを「完全順列」というそうです。高校のときにやったかどうかは既に記憶の彼方ですが、こうして僕は一つ賢くなりました。


12月12日() 【一足早いクリスマス】

 「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ・・・」という有名な死亡フラグがありますが、今の自分にとっては「俺、この雑用が終わったら博論書くんだ・・・」という状況になりつつあります。死亡しないようにしないと。今日も急な用件が2件入り、それを捌くので手一杯になってしまいました。これではストックが減りません。

 夜は梅ヶ丘のサークルの後輩宅へ行き、一足早いクリスマスパーティー。鶏を焼き、鍋を作り、ケーキを食べて酒を飲めば、気分だけは最早クリスマスです。鶏の丸焼きが美味しくて驚きました。家でもオーブンがあればつくれるもんなんですね。あとは定番のプレゼント交換も。プレゼント交換するなんて、多分大学1年生の時以来です。「1000円程度で自分にゆかりのあるもの」というお題だったので、僕のプレゼントは地元の瓶詰ウニにしました。昨日「おいでませ山口館」へ行ったのは、それを買うことが目的だったわけです。ついでに獺祭のにごり酒シャンパンも買って持参。獺祭は本当においしい。


<鶏丸焼き>

<クリスマスと誕生日を一緒に>

 帰る気が失せたのでそのまま泊まらせてもらうことにして、夜中は二組に分かれてオセロ対決。オセロと言ってもただのオセロではなく、以下の写真のようなオセロです。白(い酒)と黒(い酒)チームに分かれて、相手を挟んだらそのコップに入っている酒を飲みほして自分の色の酒を入れると言う、極めてシンプルなゲーム。最初のうちは良いですが、ゲームが終盤になればなるほど飲む酒の量が多くなるので、拷問のようでもあります。ギネスや黒エビスはおいしいけど、さすがに腹に溜まる。結局どちらが勝ったかを見届けたような見届けていないような感じのところで、僕は力尽きて寝てしまいました。何というか、久々に学部生のノリだった。


<酒オセロ開始>

<戦いも終盤戦>

 しかし環境サークルのOB・OGがこんなことをしているのが明らかになったら、世間の人はどう思うだろうか。。


12月11日(金) 【新】

 しとしとと雨が降る中、所用で銀座・日本橋へ。ちょうど昼だったので、久しぶりにスパゲティの 「ジャポネ」 へ行ってきました。調べて見ると、前回は3月13日に行っています。銀座インズの中にカウンターだけがあるというシンプルな店にもかかわらず、いつ行っても長蛇の列です。今日は雨なので人が少ないかと思っていましたが、そんなのお構いなしにたくさんの人が並んでいます。ネクタイ締めていかにも食べそうな大男達がほとんどですが、中には一人で来ている女性もちらほら。1時過ぎに僕が着いた時点で15人待ちでしたが、意外と回転は速く、15分程度で席に着くことができました。

 前回はジャリコのレギュラーサイズを注文したので、今回は一歩進んでジャポネのジャンボ(大盛り)を。小松菜・豚肉・椎茸・玉ねぎが入った醤油味の和風スパゲティです。大盛りの量を食べられるかどうか心配でしたが、香ばしい香りと味で、思ったよりもするすると完食できました。ただしフライパンでこれでもかというほど炒められているために、麺に水分はほとんどなく、味付けも濃い目なのでかなり喉が渇きます。チーズ何かを振りかけたときには、水分全部持っていかれる感じです。ともかく大盛りをクリアしたから次はその上の横綱かしら。食べられないことはないと思うけど・・・。


<インズ入り口にある看板>

<ジャポネ大盛り(700円)>

 食後は歩いて日本橋に移動し、日本橋プラザビル1階にある 「おいでませ山口館」 でちょっとした買い物。いわゆる山口県のアンテナショップです。地元の知っている商品が多く、国近のしそわかめとか亀の子せんべいとかみると懐かしくなります。しかし「下関ソース」という商品に関しては、僕は全く知りませんでした。そんなのいつできたんだ?


<おいでませ山口館>

<このソース知らん>

 その後駒場で手続きや買い物など。最近は買う本の量に読むスピードが追い付かず、素晴らしき積読状態です。早く処理したい。


12月10日(木) 【研究とは何か】

 寝るときにこたつの電気を消すのを忘れてしまったために、朝起きたら部屋が乾燥しまくっており、唇カサカサ喉はカラカラで大変でした。乾燥はお肌の大敵にして風邪の要因なので、今後は十分気を付けたいところです。

 今日は午後国立で院ゼミ。僕も曲がりなりにもD3になり、最近では駒場や国立の後輩(特に修士)に「研究とは何か」とか「問題設定はどうするか」とかいった内容に関して、偉そうに語る機会が増えています。しかし本来、こういったことは先輩達の背中を見たり論文を読んだりして、徐々に自分の中で形を作って行くものなのだと思います。もちろんM1当時の自分が出来ていたかというと、全くそうとも言えないし、先輩達から直接話を聞いたこともあったけれど。

 例えば「この題材について、何が問題でどこからどう攻めればいいのか」と聞かれたとします。聞かれたからにはもちろん僕の考えを話すけど、僕が話した考えや方法論、道筋をそのまま使われると、もはやそれは僕のテーマ設定になってしまい、質問した彼/彼女のオリジナリティはなくなってしまいます。つまるところ「小すぱくり」になってしまう。僕は「小すぱくり」は生み出したくありません。テーマ設定は研究の一番核となる部分だし、悩むのは分かりますが、先生や先輩との距離の取り方が分かってないと、この先本当に大変なことになってしまいます。そこをどうやって気付いてもらうか。まあ僕も方法論とか考えを言ってしまうのがいけないのかもしれませんが・・・。これは翻って自分自身の問題にもなるはずなので、肝に銘じておきたいものです。

 今日の昼は吉祥寺ぶぶかで油そば、夜はアフターで、いつもの蕎麦屋で鴨せいろ。日記を見たら先週も鴨せいろ食べてますね。全メニュー制覇を目指しているのに、二週連続で同じものを食べるとは何という失態。でもここの鴨せいろは鴨肉の量が多くて味もいいので、寒い時期はついつい食べたくなります。


<昼:ぶぶかの油そば>

<夜:いつもの蕎麦屋の鴨せいろ>

 昼の油そばに大量のラー油とニンニクを入れてしまったので、今日の僕の口は猛烈に臭かったかもしれません。一応ブレスケアは噛みましたが、臭かったぞという人がいたらどうもすみません。


12月9日(水) 【油そばの有名店】

 wikipediaで「油そば」を調べると、次のような説明がされています。

 発祥は各説あり不明である。1952年に創業した国立市の一橋大学そばの「三幸」が、酒の肴として提供を開始したとする説、1958年に東京都武蔵野市境の亜細亜大学そばにあるラーメン店「珍々亭」で誕生し、その裏手100m程の場所にある「丸善」との相乗効果により亜細亜大学生を中心に流行し発展したという説がある。他に古くからの油そばの店として知られている店として、小金井市の東小金井駅近くの「宝華」(「宝そば」)、吉祥寺駅近くの「ぶぶか」がある。いずれにせよ東京の多摩地域、その中でも北多摩地域を発祥とする麺料理であると言える。

 僕はてっきり油そばは全国的なものだと思っていましたが、どうやら北多摩地区に根差した食べ物のようです。なぜこんなことを書いたかというと、最近若干油そばに嵌っている感があるからです。この前(10月29日)珍々亭に行ったので、今日は上にも出ている東小金井駅前の「宝華」へ。最近一橋に通うようになったのだから、本当は「三幸」に行ってみるのもいいと思ったのだけど、三幸は既に閉店しているようです。武蔵野公園に行くために、先週も東小金井で降りてますが、先週末に中央線高架化工事が終わった関係で、駅構内が一週間でガラッと変わっています。東小金井駅南口徒歩30秒で宝華へ。


<工事中の東小金井駅そばに>

<派手な看板の宝華がある>

 店に着いたのはちょうど12時くらいでしたが、既に結構な人がいます。人気店のようです。カウンターに座って、油そばと半チャーハンのセット(850円)を注文。ここでは油そばのことを「宝そば」というようです。少し柔らかめの中太麺にメンマ、カイワレ、ネギが載せられています。カイワレが載せられているのが少し特徴的か。油そば自体は本当にシンプルな味付けで、伝統的な中華そばのかえしを煮詰めて油を加えたらこうなるのだろうという、ある意味で予想可能な味でした。予想可能であるが故に、変なくどさがないのでするするといけます。カイワレやネギといった刺激物が良いアクセント。最近まで油そばというと、ぶぶかのジャンクな油そばがイメージにありましたが、珍々亭や宝華のシンプルな油そばを食べて考え方が変わりました。もっとシンプルな食べ物なんですね。ちなみにチャーハンは至って普通でした。味が薄くてヘルシーだけど、個人的にはちょっと物足りないかな。


<宝そば>

<半チャーハン>

 食後は腹ごなしも兼ねて、隣の武蔵小金井駅まで散歩。中央線の三鷹—国分寺間は、先週末に上り線が高架化され13か所の踏切が廃止されました。ラッシュ時には最大で1時間のうち40分も踏切が下がっていたこの区間。僕が上京した頃からずっと工事をしていた気がしますが、ようやく完成したようです。既に高架化されていた吉祥寺近辺に住んでいるとあまり実感が湧きませんが、当地の住民にとっては相当な問題が解決されたことになるのでしょう。


<無くなった踏切>

<高架化された上り線>

 武蔵小金井から国立へ行き、午後はオムニバス講義と研究会。地域的な個々の問題に国際レジームがどう対応するか。ガバナンスを研究する人間にとっては悩ましい問題です。


12月8日(火) 【週一山手】

 火曜日は駒場日でGゼミ。というか実質山手の日。最近はGゼミに出るというよりは、山手にラーメンを食べに行くことが目的になっているような気がします。今日も少し早目に駒場へ行き、山手でラーメンを食べてきました。今日はスタンダードなメニュー達よりも50円高い味噌ラーメンを特盛りにして、バラ肉チャーシューをトッピング。味噌ラーメンを食べたのは5年振りくらいかもしれませんが、以前と比べると薄めになっていたように思います。味噌汁っぽいというか。それでもベースに豚骨があるので味は濃いです。あと山手のトッピング焼豚はバラかロースかを選べますが、バラ肉は結構脂身が多いので、脂分を取り過ぎて食後若干気分が悪くなりました。今度からはロースにしておこう。


<味噌ラーメン特盛焼豚(バラ肉)>

<銀杏並木は冬支度>

 4限Gゼミに出て、ゼミ後は後輩達とイタリアントマトで少し話。来年は全員がM2で修論なので、修論構想・執筆に関する話と、来年から環境に関する社会科学分野横断の研究会を作りたいねえという話。以前から学内のつながりを組織化しておこうと思っていましたが、時間的にも来年がタイムリミットなので、本腰を入れて組織化してみようと思います。


12月7日(月) 【チャーハンを食べる】

 そろそろ本格的に寒くなってきたので、今年も炬燵を導入しました。炬燵のスイッチをつけると、いよいよ冬だねぇという気持ちになります。

 今日も昨日に倣った一日で、昼は住民票を取りに外出。昼食は吉祥寺駅前にある「おおむら」でチャーハン。吉祥寺の南口エスカレーターを降りた目の前という超一等地の立地ですが、店自体は古くからある街の中華屋で、ラーメンなんかは本当にシンプルです。店内も狭く、うなぎの寝床のようなカウンター10席程度。上京した当時はかなりボロボロの建物で、吉祥寺駅目の前という街の顔に当たる場所がこんなボロボロでいいのかと思っていました。確か2003年頃に新しいビルに生まれ変わり、これで駅前の面目躍如だなあと思った記憶があります。

 前述のようにラーメンは郷愁をそそるタイプのもので、極めて普通の醤油ラーメンですが、最近気付いたのはここはチャーハンがうまいということです。いつもはラーメン+半チャーハンという脇役扱いで食べていたので、今日はチャーハンを主役にすべく、チャーハン単品で注文しました。胡麻油というか牡蠣油が効いた、結構こってりした一品。玉子・チャーシュー・ねぎと具もシンプルです。たまにこういうチャーハンが食べたくなります。ただ、チャーハン単品で650円、ラーメン+半チャーハンが750円だということを考えると、単品だと少し割高かも。やっぱりチャーハンは永遠の脇役という位置付けなのだろうか。


<チャーハン(650円)>

<吉祥寺駅前一等地のおおむら>

12月6日() 【今日は籠って】

 昨日に引き続き仕事です。とりあえず溜まっているテープ起こしを捌く一日。


12月5日() 【疲労が溜まる】

 新宿でのオール後、家に帰りついたのが6時前で、疲労困憊で倒れるように寝て、気が付いたのが午後2時。段々と飲んでオールするのが辛くなってきています。大学に入った頃は、オールしたあと1限の授業に出るくらいの体力があったんだけどなあ。そんな体力も今となっては遠い過去の話で、こうやって段々と年を取っていくものなのだと痛感しています。もう30歳が見えてるし。オール後だと8時間寝ても全く疲れが取れません。

 罪悪感を感じつつ、起きてからは溜まっている仕事を片付けることに。年賀状の準備にも取りかからなければならず、タスクはどんどん積もっていきます。25日には渡韓するので、リミットまであと20日。ああ土日がない。石垣のNPO立ち上げ会議出席も、来週土日の京都の学会も、おとなしく諦めます。サークルの総会3次会くらいは顔を出したいけど、今年は無理かなあ…。


12月4日(金) 【六義園の紅葉】

 今日の夜は8時半に新宿だったので、その前に駒込の六義園へ。紅葉のライトアップを見てきました。思ったよりも柔らかいライトアップだったので、雰囲気があります。でもライトアップだと既に見頃を過ぎた紅葉も赤く見えるので、そのマジックに騙されたりもします。あと、三脚禁止と書かれているにもかかわらず、お構いなしに大きな三脚を持ち込んで撮影している人がいて、神経を疑いました。とくに年寄りにこういうのが多い。良い写真を撮りたい気持ちも分かるけど、規則を守れない人間がこうも多いとは。

 その後新宿に移動して、西口の住友ビルにある居酒屋で国立の皆さんと飲み会。居酒屋のある49階からは眼下に夜景が広がり、ああこれは勝者の景色だと思いました。新宿の居酒屋と言えば、大体地下にあるところしか行かないので、地上200mの位置で飲み食いすると何となく別の街にいるような気がします。料理も酒もおいしかった。

 2次会は西口にある居酒屋で。最初は終電までの1時間程度で切り上げるつもりでしたが、どういう流れがオールになり、6人で5時近くまで。6人中4人が修論の締切を1ヵ月後に控えた修士2年で、今考えると果たして大丈夫だったのだろうか、というか帰らせなくてよかったのかと思いますが、たまの息抜きということで修論頑張ってください。


12月3日(木) 【外貨預金に挑戦する】

 最近睡眠リズムがおかしくなっていて、昨日も夜9時に家に帰り着いたときには倒れるかと思うくらい絶望的に眠かったですが、今朝は起きたら朝3時と、寝たのか寝てないのか良く分からない時間に目が覚めてしまいます。当たり前のように疲れはとれてないし、目の周りのクマも凄いことになっていて、これはもう不眠症みたいなもんじゃないかと。こうなった原因が分かりません。今日は今日で久しぶりに鼻炎が酷く、薬を飲まないとどうしようもありませんでしたが、薬を飲むと猛烈に眠くなるし頭は回らなくなるしで、これまたどうしようもありませんでした。眠れないのか眠いのか、そんな両極端ではなくて中庸の状態になりたい。

 そんな病的な眠さの中で、午後国立でゼミ。夜は二日連続のいつもの蕎麦屋で夕食。昨日は写真を載せるのを忘れたので、ついでに一緒に載せておきます。目標は全メニュー制覇ですが、メニュー数からして週1回のペースを2年くらい続けたら達成出来そうです。鴨南蛮に関しては、うちの近所の蕎麦屋よりおいしい。


<今日:鴨せいろ>

<昨日:ざるそば+ミニうな丼>

 最近の円高に乗じて、今日から外貨預金を始めました。今が1ドル=88円なので、目標は1ドル=100円。早目に行ってくれないだろうか。


12月2日(水) 【井の頭・武蔵野・小金井公園】

 今日は昼から国立、の前に少し早目に家を出て、途中にある井の頭公園・武蔵野公園・小金井公園に寄ってきました。今年は紅葉を見る時間がなく、時間が取れる晴れの日は今日の午前中くらいになりそうです。

 まずは家から歩いて近所の井の頭公園へ。ちょうど見頃の時期ではあったみたいですが、去年に比べると色味が落ちるようです。既に紅葉が終わったモミジもあれば、まだ青葉のものもります。例年のように一斉に真っ赤になるのではなく、時間差攻撃を仕掛けてきているようです。そいうわけでイマイチ迫力に欠けますが、緑から赤へのグラデーションを見ることができ、それはそれで綺麗です。でもやっぱり、去年の方が綺麗だったなあ。

 続いて吉祥寺から中央線に乗って3駅の東小金井まで行き、そこから歩いて南にある武蔵野公園へ。今日は雲一つない快晴で、くらくらするほど良い天気。都市のオアシスのような井の頭公園と違い、武蔵野ののんびりとした雰囲気が漂う公園でした。

 武蔵野公園は野川沿いの紅葉が見事だということでしたが、ここでもやはり盛りのモミジと既に落葉したモミジが入り混じっており、今年は本当に時間差が甚だしいようです。お陰で何となく締まりがない風景のようにも思えます。真っ盛りのモミジが綺麗なだけに、これが一斉に真っ赤になっていたらどんなに迫力があることか。

 一旦東小金井の駅に戻り、今度は駅の北側にある小金井公園へ。結構歩きました。小金井公園はネットでは「紅葉の名所」となっていましたが、先の二か所の公園と比べればそこまででもないようです。ただし広さでは恐らく一番。調べて見ると都内最大の公園だそうです。広場ではリタイヤしたおじさんおばさん達が、紙飛行機というか紙グライダーを飛ばして遊んでいました。のどかな光景です。僕も40年くらいしたら、そういう余生を過ごしたい。

 小金井公園でちょうど昼になったので、公園入り口そばにある 「ウッドストック」 というハンバーグ屋へ。この店の店長は「TVチャンピオン」の初代ステーキチャンピオンらしく、その道の人には結構有名な店のようです。確かに小金井市の五日市街道沿いという郊外にもかかわらず、昼間から結構な客が入っています。

 一番ベーシックな「ジャンボハンバーグ」を注文。180gで1370円と、昼食にしては若干高いですが、なかなか来る機会がないので奮発しました。炭火で焼かれたハンバーグがやってくると、店員さんが「加減はどうしますか?」と聞いています。どうも出された鉄板の上で最後の仕上げをしてくれるそうですが、「ハンバーグは本当に生でも食べられる牛肉しか使っていない」というので、敢えてレアでお願いすることに。すると、俵型のハンバーグを真ん中で切って、ソースをかけただけで終わりました。その状態が下の写真。切り口を見ると、本当に赤くてレアです。ちなみにソースは8種類から選ぶことができ、今回は醤油にんにくをお願いしました。

 ハンバーグは本当に牛肉しか使っていないようで、肉の味がダイレクトに伝わってきます。これはおいしい。肉の濃厚さに若干ソースが負けているような気がしましたが、これはソースを変えることで解決しそうです。おいしかった。車があれば家から15分くらいの距離ですが、電車と徒歩となるとかなり時間がかかるので、ちょくちょく通えそうにないのが残念。 


<ジャンボハンバーグ(1370円)>

<ウッドストック>

 食後は玉川上水そばを歩き、東小金井の隣の武蔵小金井駅まで。食後の散歩にはなりましたが、駅までが少し遠かった。この辺りの中央線は下り線高架化工事がいよいよ佳境に入っていて、4日後の12月6日から高架線に切り替わるようです。僕が上京した当時からやっていた工事もようやく終わり。これで13か所の「開かずの踏切」が廃止されるそうです。


<玉川上水を歩く>

<玉川上水を歩くその2>

<武蔵小金井駅前>

<準備万端の上り高架ホーム>

 1時過ぎに国立に到着し、オムニバス講義と研究会。今日のテーマははっきり言ってラスボスのようなもので、この問題が解決出来たらノーベル経済学賞をもらえてもおかしくない気がします。それほど重要でかつ難しい問題。しかし短期的にもっと重要な問題なのは、あと1ヵ月で論文を書かなければいけなくなったことです。卍先生を筆頭に数人で書く共同論文ですが、とある学会誌の特集に載せるものなのでちゃんとしたものを書かないといけないし、何より1月10日締め切りと時間がない!草稿は12月一杯までにということですが、僕は25日から韓国に行ってしまうので、本当にあと20日くらいしかない!急な仕事ってこういう風に降ってくるわけね。

 ・・・頑張ります。


12月1日(火) 【年末】

 昨日の日記で書いたように、テープ起こしが朝までかかってしまい、寝たのが朝10時。今日は4限にGゼミがあるので、一応12時に目覚ましをセットして2時間程仮眠を取ろうと思いましたが、次に気が付くと2時50分でした。。もう4限が始まってます。いかんなぁと思いながらも、今学期はGゼミで学ぶことはないし、まあいいかと思い、ゼミに出ている後輩にメールして休むことを伝えてもらいました。休む理由はふわっとした感じで適当に。完全なる嘘つき野郎ですが、さすがにこの時間で寝坊とは言えん(というかこの日記を見られたらまずいな・・・)。

 しかし今日はどっちにしても駒場に行くつもりだったので、すぐに支度をして駒場へ。3時半には着いたので、これだったらゼミの後半には出られそうです。しかし僕の足は山手へ。ゼミ<山手、です。今日は焼ねぎラーメン(600円)の特盛(+100円)にピリ辛ダイス焼豚(+150円)をトッピングしてみました。普通のロースチャーシューは+250円なので、それよりも100円安いダイス焼豚はお得感があります。多分普通のチャーシューを作る時に出る、端肉を細かくして使っているのでしょう。ただ、混ぜ合わさっている豆板醤の量が多いので、スープが豆板醤の味に占領されてしまい、本来の味が分かりづらくなるという欠点もあります。


<山手:焼ねぎ特盛ピリ辛ダイス焼豚>

<ピークを過ぎたイチョウ並木>

 食後、いろいろな手続きをしたり本を買ったりしていると既に5時。落ち葉が多くなってきた銀杏並木を通り帰宅。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  『世界の温暖化ガス排出量、2050年までに1990年比50%削減=議長国草案』(ロイター)

 相当な技術革新を期待するのか、それとも相当な我慢を強いるのか。先進国が内8割の削減義務を負うということですが、結局は中国とインド次第という気がしないでもありません。

  『流行語大賞 年間大賞は「政権交代」』(毎日新聞)

 最近あまりテレビを見ないので、トップテンに入った言葉でも知らないものが多くて驚きました。「こども店長」「ファストファッション」「歴女」って何?来年以降の大賞が「政権交代」にならないことを祈るばかりです。


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