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2010年 3月

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3月31日(水) 【さようなら2009年度】

 今日は先週木曜日の蔵書整理の続きで、朝から南大沢の首都大へ。先週と同じく駅ビルの上島珈琲館で朝食を取り、途中休憩を挟みつつ4時半まで働いてきました。いろいろと古くて貴重な本や、個人的に興味深い資料があり、整理しつつも途中で手が止まるので困ります。そういうのは楽しいですが、古い本は埃っぽいので鼻の奥がむずむずして仕方ありませんでした。昨日から鼻の調子が悪かったのでたまらん。

 首都大の正門には左右対称の格好で、右に「首都大学東京」、左に「東京都立大学」の名標があります。都立大学が首都大学になったのが2005年。都立大学時に入学した学生が全員卒業した時点で都立大学は閉学するそうで、今日は首都大開学5年目の年度末。S先生によればもしかすると今日でこの都立大学の名前は終わってしまい、正門の名標も外されるかもということだったので記念に写真を撮っておきました。それが下の写真です。しかし帰ってから調べてみると、都立大学の閉学は来年の3月31日だそうです。つまりあと1年はこの学校名標がなくなることはない、と。ただ「首都大学東京」の名標は綺麗でな上に夜になるとライトアップされるそうですが、東京都立大学の方は汚くなって夜になってもライトアップなんかはされないそうです。明らかに消え行く大学名の扱いを受けています。歴史ある名前なんだから最後まで大切にしてやればいいのに。


<南大沢駅から首都大を眺める>

<今日で終わりかもしれない「都立大学」の名称>

<首都大の庭?>

<寒いので桜はまだまだ>

 帰りは橋本まで行き、八王子回りで横浜線・中央線を乗り継いで帰ってみました。京王線明大前乗換えとどちらが早いか。結果、八王子回りの方が値段も倍近くすれば時間も1.5倍くらいかかることが分かりました。いかに京王一本で乗り継いだほうが効率がよいか分かりました。

 しかしせっかく中央線経由で帰ったので、途中の立川で降りて、改札内にある 「長田本庄軒」 で焼きそばを食べて帰ることに。神戸焼きそばの店だそうですが、帰ってから調べてみると、特に神戸に本店があるとかいうわけではないそうです。何か騙されている気がしないでもないですが。一番の売りである、ぼっかけオムそばの中(680円)を注文。卵が半熟でなかなかおいしいです。ただ、オムそばにソースとマヨネーズをかけるのを忘れたために、若干味が薄かったのが残念。あと、席が狭いので縮こまって食べないといけなかったのは結構マイナスでした。駅の中で店が狭いのは分かるけど、隣の人とぶつかりあいながら食べたくありません。そもそも神戸ってオムそばが有名なのか?そば飯なら分かるけど。


<ぼっかけオムそば(中)>

<立川駅の改札内にある長田本庄軒>

 今日で2009年度も終わり。正規の博士課程が終わり、特別研究員の身分も終わります。そして明日からはエクストラステージ。できればこのステージは1年でクリアしたいですが、果たしてどうなるでしょうか。とりあえず明日から週3で9時半出勤なので、早寝早起きしなければ。


3月30日(火) 【鼻と頭】

 鼻炎で頭痛。バファリンとコルゲン飲みました。こういう日は外出するべきではなかったんだけどなあ・・・。花粉症なんだろうか。


3月29日(月) 【今年のゴールデンウィーク】

 西表島で農業・環境系のNPOを立ち上げることになり、いろいろあってそのNPO法人の理事に就任したということを以前書いたと思います。しかし今のところ業務内容も知らない名ばかり理事であるわけで、これは一回きちんと現地に赴いて、いろいろと話をしてコミットメントしなければと考えていました。名ばかりとはいえ理事なので、当然の行為です。日程としてはゴールデンウィーク辺り、ちょうど誕生日前後なのでバースデー割引も使えるし、バカンスも兼ねればちょうど良い時期になりそうです。5年ぶりの石垣島、西表島。青い海と白い砂浜が呼んでいる。夜は泡盛が呼んでいるに違いない!

 しかし飛行機や宿の手配をはじめようとしていたまさにそのとき、国立のプロジェクト関係でメールが来て、5月の連休は急遽調査に出かけることになったので至急参加の可否の連絡をしなさいと。調査団の一覧には既に僕の名前が入っていて、何と言うか非常に大きな圧力を感じたので、参加しますという旨を連絡しました。ああ、僕の沖縄が・・・。青い海と白い砂浜は儚くも夢と消えてしまいました。まあ、沖縄行きの飛行機や宿の手配をする前でよかった。

 というわけで、今年のゴールデンウィークは水俣で過ごすことになりそうです。今回は調査というよりもイベント色が強く、泊まる予定の宿も結構よさげな温泉宿なので、その辺は楽しみではありますが、水俣で三十路を迎えることになるなんて、一体誰が想像できただろうか。もう腹積もりはできたので、先生の心変わりによってこの計画がボツにならないことを祈るばかりです。

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 夜は下北沢でサークルの後輩O君とサシ飲み。O君が森林関係のことで修論を書き、それが国立のプロジェクトでやっていることとも近かったので、話を聞きたいということもあって飲んできました。社会科学の世界とは違う、林政学の世界の一端が垣間見れて面白かった。林政学の世界は灯台閥の力が圧倒的で、いたるところに植民地大学を持っているそうです。ドクター3年終わったら基本的にはどこかの大学の助教になれるとか。非常にうらやましい。まあそんな下世話な話はともかく、林業に関していろいろ意見交換(といっても素人の僕はもっぱら聞くほうですが)できてよかった。

 しかしO君も今年で修士修了。新入生で入ってきて、凄まじい飲みっぷりを披露してくれたのが、つい最近のことのように思います。時が経つのは早いものです。


3月28日() 【北関東のご当地グルメ】

 今日は「青春18きっぷで行くローカル線の旅」の第2回目を敢行。関東平野の北の端、栃木の小山と群馬の高崎を東西に結ぶ両毛線に乗り、途中下車しながら散策してきました。前回の只見線が始発・終電で結構大変だったので、今回は朝9時半出発・夜9時帰宅と、個人的にはかなり緩やかな日程にしてみました。というものの、行く先々で電車の時間がぎりぎりだったこともあり、早歩きしたり走ったりと結局かなり疲れてしまいましたが・・・。

 両毛線は沿線に栃木・佐野・足利・桐生・伊勢崎といった人口10万〜20万規模の中都市、さらには群馬県の県庁所在地である前橋があるので、最早ローカル線という感じではありませんでしたが、その分それぞれの街に歴史があり、見所も多かったので楽しめました。しかし何よりも、それぞれの街にご当地B級グルメがあり、食に関しては探しがいがあります。今回は栃木のポテト入り焼きそば、佐野の佐野ラーメン、桐生のひもかわうどんと、麺類制覇の様相を呈しています。どれも安くておいしかった。特にジャガイモを使った料理が多いので、芋好きにはたまらない地域です。両毛線沿線はまだあまり知られていないご当地ものが多く、街歩き自体も栃木・佐野・足利しかできなかったので、近々また出かけていろいろなものを堪能したいと思います。


<栃木 ポテト入り焼きそば>

<佐野 佐野ラーメン>

<佐野 いもフライ>

<桐生 ひもかわうどん(野菜天ぷら付き)>

 ただ、今日は本当に寒かった。春用の格好で出かけたら、栃木と群馬の寒さにやられて散々な目にあいました。3月下旬とは思えないこの寒さ。何とかならないものだろうか。


3月27日() 【10年選手達の交代】

 「西友、ニトリ、ヤエズ、イケア♪」

 最近、上のメロディーのCMを聞いたことがある人も多いと思います。このCMを見たとき、西友とニトリ、イケアが合併でもするのかと思いましたが、そうじゃないらしい。これは西友のCMで、「西友にとりあえずいけや」ということだそうで、紛らわしいCMを作るなよ・・・と思いました。しかしこのライバル会社であるニトリとイケアを織り込むことで、ある種のジョークCMに仕立てているそうで、良くも悪くも耳に残るので、してやられたという気がします。ヤエズって企業があったかなぁとか考えてしまったもんなあ。

 今日はその吉祥寺西友へ行き、いろいろと買い物をしてきました。東京に出てきてそろそろ10年になりますが、パソコン関係と携帯電話と日常の消耗品を除き、10年前に上京してきて以来、ずっと同じものを使っています。テレビもコンポも布団も電子レンジも。物持ちがいいのが僕の長所でもありますが、さすがに10年も使っていると故障を起こしやすくなるもので、そろそろ買い替えの時期だと思っていました。ただ、家電は高くて急に買い換えるわけにもいかないので、それならと手始めに西友で安く買い換えられそうなものを選んで、生活更新の嚆矢にしようと。

 結局のところ、枕や水筒、あとは小さいところでカーテンのフックや歯ブラシと、細かなところしか買い換えられませんでしたが、それでも合計すると15000円の出費です。枕は低反発で頭の形にフィットするものを奮発して買ったので、今までのどうにもこうにも座りが悪い枕と比べるのが楽しみですが、それにしても結構値段がかかりました。

 さらにその後、ヨドバシに行って机に向かうための椅子を購入。壊れてしまった前の椅子を捨てて約2年、これまで家では座椅子に座ってパソコンに向かったり論文を読んだりしていましたが、さすがに限界を感じはじめました。やっぱり椅子がないと仕事にならない、と今更ながら痛感しています。どうせ長く使うものだしと、2万円出して新しい椅子を買いました。僕は腰が悪いので、安い椅子に長時間座るとどうしても腰が痛くなってしまいます。今回はきちんと腰をカバーする椅子という条件で選んでいたら、2万円になってしまいました。というか、これでも最安値くらい。3万円や5万円なんてのはざらで、もっと高いのになると10万円を軽く越えます。どれほどの違いがあるのかいまいち分かりませんが、その中にしっくりくる2万円の椅子があったのはちょうどよかったか。これで心置きなく研究できます。

 結局今日だけで3万5千円使ってしまいました。まだ一部しか買い換えてないのにこの金額だから、本命のテレビや電子レンジを買い換えることになったらどうなるのか。液晶テレビの値段がもう少し下がってくれればなあ・・・。


3月26日(金) 【春の訪れ】

 今年度は時の流れが異様に早かったので、感覚的にはまだ冬が始まったばかりか、もしくはちょうどピークというところです。だから最近のこの寒さも冬ならこんなもんかという感じの、普通の寒さとして認識していますが、よく考えるともう3月末。例年3月末はもう少し暖かかった気がするのだけど、どうでしょうか。もはや何が正しいのか良く分からない、という状態になってます。

 咳は段々とよくなりつつも、まだ断続的にゴホゴホ出ます。今日は幸い用事がなかったので、家でおとなしくすることができました。最近はこうやって一日家にいる日があまりないのがいけなかった。風邪はゆっくり治すに限ります。とか言って、明日あたり青春18きっぷを使ってどこかへ出かけてそうだけど。


3月25日(木) 【蔵書整理】

 咳はますます酷くなっていますが、確実に良くなっている証拠だと言い聞かせつつ、今日は朝から南大沢にある首都大(旧都立大)へ。一昨日お会いした、S先生の文庫が首都大にあり、現在整理中ということで、今回はその蔵書整理のお手伝いです。完全ボランティアですが、同期のN君が言うのは、昨日の資料のようにたまにお宝が出てくるということで、資料漁りもかねて参加させてもらいました。うちから南大沢まではちょうど1時間。今日はかなり寒いです。集合時間まで時間があったので、駅ビル3階にある上島珈琲館で優雅に朝食を。


<雨の南大沢>

<とりあえず、駅の上島珈琲館で朝食>

 その後、駅前の首都大へ行き、S先生の個人文庫がある資料室で仕事。本の背表紙にシールを張ったり、エクセル記入のために背表紙や奥付の写真を撮ったりと、基本的にはそういった単純作業でした。しかし本当に古い本や、今まで見たことがなかった都政関係の資料が出てくるので、一々中身を確かめてしまってなかなか仕事が進みません。仕事と言いつつも、先生も「懐かしいものが出てきたねぇ」という感じで、割とのんびりとした雰囲気でだったので、あまり疲れることなく進められました。昼食は皆で生協食堂でカレーライス。駒場のカレーよりおいしい。


<首都大学東京>

<生協食堂のコロッケカレーライス>

 4時半で終了し帰宅。今日の戦利品は前から探していた「平成12年都区制度改革の記録」。かなり分厚い記録集ですが、都立図書館では閲覧できても貸し出ししてくれないので、持ち帰れるのはありがたい。勉強させていただきます。


3月24日(水) 【かにチャーハン】

 雨が降って寒い一日。喉の痛みから段々と咳へと移行してきたので、結局のところ花粉症ではなく普通の風邪のようです。今までの経験から、咳が出だしたというのは峠を越えて回復に向かいつつある段階なので、今回の風邪もようやくフェードアウトし始めたというところでしょうか。しかし咳だと周りの人に迷惑をかけるので、マスクが必須となり、マスク必須だと鼻息で眼鏡が曇って仕方がありません。眼鏡が曇らないマスク、もしくはマスクをかけても曇らない眼鏡があったらなあ。

 今日は昼から国立へ。の前に、一駅先の立川まで行って、エキュート(いわゆるエキナカ)にある 「かにチャーハンの店」 で昼食を食べてきました。今日は月に一度あるかないかの、無性にチャーハンが食べたくなった日。いつもの万豚記のチャーハンだと量が多いので、程よい量を出す店を探していると、かにチャーハンの店に当たりました。渋谷にあるかにチャーハンの店には何度か行ったことがありますが、立川にもあるようです。改札を出なくてすむので、エキナカの飲食店は便利です。

 かにチャーハンを大盛りで(710円)。程よい量とか言いながら、大盛りを頼んでしまってますが。。ここのチャーハンは本当に米がパラパラで、そのパラパラ加減には感動すらします。パラパラなので無駄な水分がなく、食べてもおいしい。ただ、最初の3口くらいはおいしく食べられますが、どういうわけか4口目くらいで飽きてきてしまいます。どうも味が薄いというか、食べ応えがないというか・・・。万豚記の脂っこくて味の濃いチャーハンになれているからかもしれませんが、パンチが弱くて軽すぎるきらいがあります。良くも悪くも優等生。だからこそ女性や高齢者にも受けているのかもしれませんが、個人的にはもっと脳天がガクガク震えるような、麻薬的なチャーハンが食べたい。確か前食べたときもそう思った気がしますが。大盛りにしてしまったお陰で、最後は食べきるのが大変でした。


<かにチャーハン>

 その後国立へ行き、(個人的には)お宝文献のコピーをしてからプロジェクトの打ち合わせ。お宝文献とは昨日S先生からお借りしたもので、先生をはじめとする都の企画調整局の職員が昭和40代年当時に出していた週報のことで、都立図書館にも都の資料室にもなく、先生が持っているものが唯一のものだそうです。これまでこれを元にして書かれた論文は皆無。ということで、パラパラとめくりながらありがたくコピーさせてもらいました。いろいろと新発見の事実があってかなり面白い。こういう場面に出会えるのは、研究する上での醍醐味だなあと思います。250ページくらいコピーしたので、じっくりと読ませてもらいます。


3月23日(火) 【生き字引】

 昨日は帰ってきたのが深夜1時近くだったので、3時就寝7時起床。一晩寝て比較的体調はよくなったものの、あまり無茶をするもんじゃないと思いました。咳は出ないけど、喉の痛みと鼻炎が酷く、薬を飲むと一日中頭がぼーっとする状態は続いています。

 頭がぼーっとするので今日は休みたいところですが、そういうわけにもいかず、9時に荻窪へ。今日は飯田橋の区政会館にある23区清掃一部事務組合への表敬訪問ということで、国立での同期N君と、その世界では長老格で、生き字引であり第一人者であるS先生と共に向かいました。S先生の名前はよく聞いていたし、何度かお見かけしたことはありましたが、実際に面と向かって話をするのが今日が初めて。引き合わせてくれたN君に感謝です。N君と清掃事業関係の共著論文を書くこと、また僕自身がこれから都政研究一般に首を突っ込まざるを得なくなったこともあり、今日は大変ありがたい機会なので、風邪を引いたからといって家でおちおち寝ていられないと。

 行きの電車の中でS先生といろいろとお話させていただきました。今年の1月で86歳になられたそうですが、杖も使わず、階段の上り下りも自由自在と、その矍鑠とした姿はとても80台後半とは思えません。先生は経済学者から美濃部都政の企画調整局長(事務方のトップ)に就任した経歴を持ち、美濃部都知事のブレーンとして辣腕を振るった方。まさに当時を知る生き字引のような方で、5年前に専攻で取り組んだトセイ研究のときにお知り合いになっておけばさらによかったなあ・・・と思わざるを得ません。飯田橋に到着後、区政会館の一部事務組合でお偉方と懇談し、S先生から「この二人を今後よろしくお願いします」と紹介していただきました。他にもS先生が話す当時の話は、僕にとっても興味深いことが多く、有意義な訪問になりました。

 その後、荻窪に戻り、駅ビル5階の「ブラームス」で先生を交えて3人で昼食。花咲オムライスとハンバーグのセットを注文しました。かれこれ8年くらい前に横浜ルミネのブラームスで花咲オムライスを食べたことがありますが、おそらくそれ以来。デミグラスソースがいい味を出しています。ただハンバーグも同じデミグラスソースだったので、味が単調になってしまって、この点は失敗だったかな。


<花咲オムライス+ハンバーグ>

 食事をしながら、ここでもS先生から貴重なお話を伺えました。何よりも歴史を感じさせる話ばかりです。しかも歴史上の有名な学者の名前がポンポン出てきます。例えば、奥さんの祖父は法律を学んでおり、指導教官はボワソナードだったとか、S先生自身は都留重人の命令でレオンチェフやカップといった錚々たる面々を一人で京都の祇園に案内したとか。もちろん美濃部都政時代の裏話も。美濃部都知事は、美濃部達吉の息子と言われるのを嫌い、菊池大麓の孫と言われたほうが嬉しかったとか。そもそもあの宇井純さんのことを「宇井君」と呼べる人が、この界隈で何人くらいいるだろうか。

 今日は充実した一日になりました。このご好意に応えるべく精進しないと。


3月22日() 【土合駅・へぎそば・只見線】

 今日は青春18きっぷで日帰り旅行をしてきました。東京→高崎→土合(上越線)→越後湯沢→小出→(只見線)→会津若松→郡山→東京、と、時計回りに新潟・福島をぐるりと一周するコースです。今回の目的は上越線の群馬・新潟県境にあり、日本一のモグラ駅と呼ばれる土合駅を見物することと、新潟と福島を4時間かけて結ぶ只見線に乗ることで、半分鉄道マニアみたいな旅になりそうでした。そこを一人で行くのはちょっと抵抗感があり、何より寂しくなりそうだったので、その道の職業的プロである学科同期のHY君をお誘いして二人で行くことに。結果として、二人で行って正解でした。話す相手がいるというのはかなり重要です。感動を共有できる人がいるというのは本当に大きい。


<「日本一のモグラ駅」と呼ばれる土合駅>

<越後湯沢の中野屋でへぎそばを食べる>

<只見線>

<只見線の車窓>

 今回は始発で出て終電近くで戻るという、かなりタイトな日程で、一本でも乗り過ごしたり、電車の遅れが出たりするとアウトでしたが、そんなこともなく無事に戻ってこれたのでよかった。18きっぷなので、食費を含めても5000円程度に収まり、コストパフォーマンスの高い日帰り旅行になりました。ただし、風邪気味で出発した上に、電車の中の寒暖の差が激しかったこともあり、帰る頃には体調は最悪の状態になってしまい、這々の体で深夜東京に戻ってきました。それだけが今回のマイナスポイント。無理はいけません。始発・終電になる18きっぷでの日帰りはかなり体力を使うので、そろそろもう少し余裕のあるプランで臨まないとなあ。

 旅行記はまた書きます。18きっぷがあと4回残っているので、週3での出勤が始まる4月前に何とか使い切ってしまいたいですが、果たして使い切れるのか・・・。夏みたいにまた無駄になりそうだ。


3月21日() 【春の嵐】

 夜中はまるで台風かのような暴風で、夜中3時頃「バターン」という大きな音で目が覚めました。何事かと思ってベランダを見たら、洗濯物を干していた物干し竿ごと吹っ飛ばされて、洗濯物がめちゃくちゃになってしまってました。暴風とはいえ、物干し竿が吹っ飛ばされるというのはあまり聞いたことがありません。それよりも、せっかく洗った洗濯物が全部だめになってしまったのがショックです。なんできちんと取り込んで寝なかったのか。

 喉の痛みと鼻水は酷くなる一方で、今日は家でできることを粛々と進めざるを得ませんでした。夜は松本からやってきた後輩おうじ君の誘いで、渋谷のやるき茶屋でちょっとした飲み会。風邪を引いているのでほとんど飲めずに残念でしたが、今回の飲み会は年齢層が高く、久々の先輩や同期に会えたのでよかった。ただ、やるき茶屋のビールがどうもすっぱいような気がしたのが謎でした。体調が悪いから味覚がおかしくなっているのか、それとも本当にすっぱいスーパードライが出てきているのか。ビールがすっぱいと悲しくなってしまいます。

 飲み会後、駒込から東中野へ引っ越した後輩N君の家へ。次の日の朝、山手線の始発に乗らなければならないという、相当な早起きをしなければならなくなったので泊めてもらいました。東中野徒歩3分、山手通り沿いの5階というかなりのシチュエーションで家賃は5万円台だそうです。前の駒込のときもそうだったけど、彼はいい物件を見つけるのが上手く感心します。自分の部屋選びのセンスがつくづく情けなる。

 ということで、夜中3時半には起きて次の日へ。 


3月20日() 【windows7導入】

 1日3回、きちんとルル3錠飲んでみたものの、喉の痛さはひどくなる一方です。喉というよりは鼻の奥だから、もしかしたら花粉症なのかもしれませんが、一年中アレルギー性鼻炎の僕にはこれがいつもの鼻炎なのか花粉症なのかがよくわかりません。申し訳程度に鼻うがいを始めてみたけど、果たして効果があるのやら。

 元気をつけようと、昼は吉祥寺のねぎしへ行って牛カルビ+豚旨辛焼きのセット定食を食べてきました。ねぎしは食事に困ったときのセーフティネットです。喉が痛いためか、なんとなくやけ食いにも近いものがあり、ご飯のお替りも大盛りで。1400円と昼食にしてはいい値段になってしまったけど、まだお金に余裕がある3月中に贅沢をしておこうと思います。アリとキリギリスで言ったら紛れもなくキリギリスですが、今日はキリギリスでもいい。今日の牛カルビは柔らかくて、いつもよりおいしい気がしました。


<牛カルビ+豚旨辛焼き>

 土日の吉祥寺は本当に人が多く、歩くだけで疲れてしまいます。暖かくなったので春物のジャケットを買おうと思っていましたが、あまりの人の多さに余計喉の痛みが増しそうだったのでおとなしく帰りました。年々休日の人の多さが酷くなっている気がします。10年前に上京したころはもう少し落ち着いた街だった気がするのだけど。

 昨日買ったwindows7をインストールしてみました。でも、インストールに3時間以上もかかった割には、どこがどう進化したのかいまいちピンと来ないんだけど。使っていくうちに良さに気付いていくんだろうか。


3月19日(金) 【最後のお金】

 朝起きると、喉というか鼻の奥が猛烈に痛くてたまりませんでした。ついでに若干熱っぽい。ああついに風邪を引いてしまったか。一応一区切りついて、飲み会が二日連続であり、気が緩んだということでしょうか。ルルを飲んで様子を見ているところですが、月曜日に出かける用事があるのでそれまでには何とか治したいところです。

 今日は昼から大学へ行き、今日が伝票締め切りだったカケンヒを使い切るべく、生協で買い物をしてきました。あと5万円弱余っていたので、使いきれるかどうか心配ではあったものの、windows7やプリンタのインク、USBメモリや本を買えば思ったより使い切れるものです。パソコン関係の消耗品というのは、思った以上にお金がかかります。端数は1枚6円の封筒をいくつか買って帳尻あわせ。これで2年間、計100万円の研究費を使い終わりました。果たしてこの額に似合うだけの研究成果が出ているかどうか、それは今執筆中の論文達がどうなるかにかかっているので、気を引き締めて邁進しなければと思います。DC1でパスしていたら3年間で250万くらいあったんだけどなあ・・・なんてことはもう言いません。ガクシン様、どうもありがとうございました。


3月18日(木) 【二日連続】

 昨日は徹夜で、研究会があって、久しぶりに飲み会もあって、さらに夜帰るのが遅かったので、目が覚めると昼前でした。最近は少しの量でも酒を飲むと、なかなか起きられなくなっています。

 夕方からは二日連続の国立へ。今日は大学院ゼミの方の追いコンがあり、そちらに参加しました。ゼミの方は今年の秋から顔を出し始めたので、まだ半年ですが、修論発表に対しても好き勝手コメントさせてもらったし、プロジェクトの調査で同室になって楽しくやらせてもらったりと、僕自身もM2の皆さんにはお世話になったので参加です。色紙やプレゼントを渡したりと、良くも悪くも文系大学院のゼミっぽくない感じが素敵でした。僕のところもこんなんだったらなあ。ほとんど繋がりがない、砂漠のような大学院にいると羨ましくもあります。苦労して修論を書いた思い出を共有できる同期がたくさんいるというのは、きっと今後の大きな財産になるはずです。修了おめでとう。

 オフィシャルな送別会が終わった後、M2数名を含め計8人で吉祥寺に行き(というか僕の場合は戻り)、「鳥良」で軽く2次会。久々の鳥良だったので、久々にどて飯を食べようとしたら、いつの間にかメニューからはなくなっていました。〆としてはあれがおいしかったのに、なくなってしまうとは本当に残念。しかし手羽先はさすがにうまい。


<鳥良の手羽先>

<豆腐盛り合わせ>

<出汁巻き玉子>

<ゴーヤチャンプル>

 4日で3回飲むという、ここ最近では珍しくハイペースの飲み会が続いたので、今日の最後の方は大分疲れているのが自分でも分かりました。最近本当に少しの酒で酔っ払うようになってしまい、酒を楽しめなくなって残念です。もう本当に若くない年齢に入って行くので、飲む回数をコントロールしないと。


3月17日(水) 【「カスは残ってないがエキスは残っている。君たちの思いは受け止めた。」】

 今日の国立研究会での発表準備のため、前夜は夜中4時くらいまでメールのやりとりをし、もう一度文献を読み直していたりしていると既に朝7時。ここで寝てしまうと起きられずに遅刻するのは確実なので、7時過ぎには家を出ました。強制的に外出してしまえば、寝なくて済みます。国立集合は11時半なので、それまで約4時間。今年はまだ梅を見てないので、青梅の吉野梅郷まで梅を見に行きました。

 吉祥寺のマクドナルドで朝食を取り、中央線に乗って青梅まで。東京行き上りの中央線は激混みだということは分かっていましたが、下りの電車は空いていると思っていました。ところが立川から先、青梅までの青梅線内はかなりの混雑で、座ることができませんでした。せっかく寝ようと思っていたのに・・・。青梅線沿線はてっきり田舎だと思っていたので、こんなに混雑するとは思ってもいませんでした。

 青梅でさらに電車を乗り換えて、二駅先の日向和田駅で下り、そこから歩いて青梅市梅の公園へ。日経新聞の「全国梅の名所ランキング」で第一位を獲得した吉野梅郷の中心です。去年初めて訪れてそのすごさに驚きましたが、今年も同じように驚きました。やっぱりここはすごい。本来梅は自らは前に出ず、他を立てるような咲き方をするもので、前に前にと押しが強い桜と比べて個人的にはそこが好きなところでしたが、梅も合わさって力を出せばかなり力強い自己主張が出来る、と思ったのが去年の吉野梅郷でした。斜面一面に梅の花が咲いており、それを上から見下ろすと圧巻です。残念だったのは曇り勝ちだったこととハイアマチュアカメラマンが多くて雰囲気が殺伐としていたことです。天気は仕方ないとしても、趣味カメラマンの横柄な態度はどうにかならんものか・・・。

 電車の時間があるので、梅見物は1時間程で切り上げて国立へ。11時半に到着し、最後のちょっとした打ち合わせとレジュメの印刷をしてから数人で昼食へ。大学近くにある「鉄砲マル」という店です。この前行ったときは「万豚記」だった気がしますが、坦々麺主体の店に鞍替えしたようです。ただ、母体自体は際コーポレーションなので、そこまで大幅に変わってはいないでしょうか。漢(おとこ)坦々麺というのが看板メニューのようで、特講YさんやN君は注文していましたが、これから研究会もあるし胃もたれしたら困るので、僕は万豚記でも見かけるガーリックチャーハンにしておきました。ここのチャーハンはやっぱりうまい。しかし量が多く油っぽいので、結局は気持ち悪くなるくらいになってしまう始末。それでも新ドクターY君の注文した卵レタスチャーハン大盛りに比べればまだまだ・・・。普通と大盛りでは量が全然違います。


<ガーリックチャーハン普通盛り>

<卵レタスチャーハン大盛り>

 1時半から今年の総括研究会。我々3名の報告は最初で、報告自体は経験を積むことも兼ねて、代表して新ドクターのY君にやってもらいました。しかし最初はよかったものの、徐々に緊張してきたのか途中から声が震えだし、大丈夫かな・・・と親心よろしく心配して見てましたが、何とか無事発表し終えてくれたので何よりです。ただ、質疑応答の時にY君の返答が詰まると、今回の共同報告者である僕と同期のN君のほうを潤んだ目で見つめて来ます。よしよしと二人していろいろ補足で言っていたら、どうも二人とも補足で言いたいことが多く姿勢が前のめりになっていたようで、「最初から二人が発表すればよかったのに」何てことも言われましたが、まあY君の経験ということで。

 その後、報告や事務的なことを含めて研究会は6時近くまで。僕は今年度は無給協力員でしたが、4月からはいよいよ有給RAに昇格です。この厳しい時代にお金がもらえるだけでもありがたい話。精進します。今回の冬学期の連続講義は出版することが決まり、僕もその中でコラムのような報告のようなものをちょっと書くことになったので、形はどうであれ、ようやく出版デビューです。

 研究会後は西武多摩湖線の萩山まで移動して、 「夢玄」 という蕎麦屋で今年度の打ち上げ。客員教授Iさんのお知り合いで、脱サラしてそば職人になった方が開いた店だそうです。どの料理も丹念に作り込まれていて、素朴な味わいでおいしかった。昼のチャーハンがまだ胃の中でぐるぐるしていたので、優しい味のする料理だったので助かりました。手打ち蕎麦は二八だそうで、知床で食べた謎の十割よりもそばの香りがします。


<そば豆腐>

<そば味噌焼き>

<つくね・焼鳥>

<北海道産ジャガイモ>

<揚げもの各種>

<手打ちそば>

 と、おいしい食事と酒で楽しくやっていましたが、非常に申し訳なくなった出来事が一つ。特講YさんとFさん、僕の3人は年末年始を協同投稿論文に費やしたわけですが、とりまとめ役の卍先生から何の音沙汰もないので、もはや無かったことになったと思っていました。しかし今日、勇気を出して卍先生に論文のその後を伺うと、既にまとめて査読に回したとのお返事。ああ、年末年始を潰した努力は無駄にはならなかったんだね・・・と思ったのも束の間で、査読に回すに当たり、やっぱり三つの論文をサンドイッチにしてそのまま投稿してもまずいと思われたそうで、卍先生の方で大幅に改編されたそうです。いや、改編というかほとんど一から書き直したらしい。確かに自分のを含む三つの論文を見た時に、全然繋がらんなあとは思ったけど、まさかそこまでとは・・・。

 ということを言われて非常に恐縮し、それなら論文から僕らの名前を外していただいて・・・ということを言った時に、卍先生の口から出てきたのが冒頭の御言葉でした。君たちの思いを受け止めて書いたのだから、名前は外さないと。果たしてどんな論文になっているのか、見るのが楽しみでもあり怖くもあります。

 帰りは吉祥寺に引っ越したYさんの新居にお邪魔して、1時半頃帰宅。いろいろと、長い一日でした。


3月16日(火) 【春眠】

 今日はひたすら眠く、日中もうとうとしていました。暖かくなってきたのは嬉しいけど、眠くなるのでよくない。明日の発表の直しなどをして、夜は吉祥寺の天下一品でラーメンとご飯。眠い眠い。


3月15日(月) 【打ち合わせ】

 昨日で吉祥寺伊勢丹が閉店。yahooのトップニュースに載っているのを見て思い出しました。1月くらいから閉店セールに行こうと思っていて、でもまだ閉店まで2カ月あるからと思っていたら時期を逃してしまいました。結構安かったみたいだから残念です。伊勢丹は吉祥寺繁華街の顔とも言える存在だったので、跡地の複合施設にどんな店舗が入るのかが気になります。

 夕方から国立へ行き、明後日の研究会での発表打ち合わせ。今まで上っ面だけだけでオストロムの言いたいことを分かっていたつもりでしたが、実際にを読みこんでいくと、オストロムのコモンズ論について全然知らなかったなあと反省する点が多いです。それはオストロムのコモンズ研究の紹介のされ方が、ほとんどの場合「コモンズ管理は国有でも私有でもなく、共有という道がある」という点に凝縮されている現状の問題なのかもしれません。個人的にはそこと同じくらい、制度と個人が有機的な連関性を持って変化していく、という点が面白くて重要と思ったのだけど。だからこそ、その後の著作で制度の多様性に関して書いているのだし。

 というような話を含め、発表準備を3人で2時間くらいしていました。ゼミというオフィシャルな場で議論するよりも、コーヒー飲みながらあーだこーだ言う方が楽しいもので、時間が経つのも早いです。その後は国立駅前の 「ぶんじ」 という居酒屋で飲み食いして帰宅。


3月14日() 【ドアをノックしながら泣き叫ぶ女性】

 今日は朝9時頃から「ドンドンドン」という音と共にアパートが揺れ出しました。3月だし、引っ越しの関係か室内改装のための工事かと思い、まあいいかという感じでコーヒーを飲みながら日曜の朝を満喫していましたが、壁を叩くような音と振動は一向に収まりません。よく耳を済ませてみると、玄関の方から声も聞こえてきます。何事?と思って玄関の魚眼レンズを除くと、隣の部屋の前で女性が「ひ○し〜!」と連呼しながらドアをドンドンドンドンノックしていました。

 ああ、こりゃ何か男女間の揉め事でも起きて、男性の方が居留守を使っているのかと思いましたが、その女性は気が動転してしまったのか、本当に力一杯出せうる限りのパワーでドアをノックし続けるので、マンション全体が揺れて仕方がありません。そしてたまに挟まれる「ひ○し〜!」という絶叫にも似た名前の連呼。もう、コーヒーを飲んで過ごす素敵な日曜日の朝が台無しです。結局隣の男が居留守をしているのか、それとも本当にいないのかは分かりませんでしたが、女性は男性が家のなかにいると信じて疑わない様子で、まるで気が狂ったようにドアをたたき続けていました。これが続くこと約40分。ようやく静かになり、ああ、やっと帰ってくれた、と思いました。

 ところが酷かったのはそれからで、その女性は今度はベランダの方に回り込んで、ベランダのガラスをどんどん叩きながら叫び出しました。うちは1階なので、柵さえ乗り越えれば簡単にベランダに乗りこめます。玄関ならまだ距離があったのでよかったですが、今度は僕から直線距離にして3mくらいの位置で叫びまくり叩きまくるので、さっきよりも数倍迷惑うるさくなりました。ガラスが割れるんじゃないかというくらい力一杯殴って、泣き叫ぶように「ひ○し〜」と連呼するので、もはや阿鼻叫喚の世界です。本来なら「どうしたんですか?」と言って暗にお引き取り願いたいところですが、さすがにここまで来ると気が振れているんじゃないかと思い、触らぬ神に祟りなしだよな・・・とか考え、僕も部屋で縮こまって嵐が通り過ぎるのを待ちました。何故、何も悪くない僕が部屋で縮こまる必要性があるのか、冷静になって考えると腹立たしいですが、やっぱりああいう人には関わらない方が身のためです。

 結局部屋の男性も出てくることなく、11時頃には諦めて消えていったみたいでした。玄関で40分、ベランダで1時間弱の計100分も叩き続け、叫び続けられ、僕も疲労困憊というか何というか・・・。絶対にアパートの他の住人にも聞こえていたはずですが、誰も「うるさい」という人がいなかったのはさすがにこの人には関わらない方がいいと思ったからなのかもしれません。そもそも、隣の人の下の名前は「ひ○し」じゃありません。たまにうちの郵便受けに間違って隣人宛の手紙が入っていることがありますが、その名前を見ても「ひ○し」じゃないんだよなあ・・・余計に恐ろしい。

 ということで、天気がいい割に、あまり気分のよくない日曜日でした。


3月13日() 【おとなしめ】

 本日はおとなしく家でお勉強。頭痛・腹痛がしたので薬を飲んで大人しめにしていました。去年9月の新型インフルエンザ以来、僕にしては珍しく半年も風邪をひいていないので、久々の風邪か?とも思いましたが、薬を飲んだらすぐに良くなってしまったので突発性の頭痛・腹痛だったようです。風邪をひかない(体調を崩さない)=気が張り詰めているということらしく、ずっと緊張した状態に置いておくのはあまり精神的・肉体的によくないそうです。最近は確かにずっと気が張っている気もするので、風邪を引かないのはいいけど、逆に体に過度のストレスを与えているのではないかと心配にもなります。しょっちゅう体調を崩すのも困りものですが、体調を崩さないとそれはそれで心配になるというのも勝手なものです。何事も中庸が一番、ということでしょうか。


3月12日(金) 【駒場梅】

 今日は昼から駒場へ。先月の北海道出張では途中JAL便欠航の余波で急遽タクシー移動を余儀なくされたわけですが、その会計の事後処理の扱いが経理課の方で二転三転したそうで、何かややこしいことなっていました。「飛行機が欠航して急遽電車移動を強いられ、そのために空港近くのJR駅までタクシー移動」したときの旅費精算に関する前例がないそうです。今日でようやくその手続きも終わりました。経理課の人にも迷惑かけたけど、そもそもJALが欠航しなければこういうことにはならなかったので、未だに怒りが収まりません。

 ついでにあと1週間で使い切らなければならないカケンヒの残高を確認したところ、あと4万円弱でした。洋書数冊とwindow7買ったらそれで終わりかな。本当はiPod touchが欲しいところですが、さすがにカケンヒじゃ買えないよなあ・・・。

 構内の梅林はピークが終わってしまったようで、去年や一昨年に比べるとぽつぽつといった感じです。時間があったら吉野梅郷に行きたいところだけど、今年は梅も見ずに3月が終わって行きそうだ。


3月11日(木) 【無】

 在宅勤務の1日。こういう日は本当に話題がありません。


3月10日(水) 【サクラサク】

 午後から打ち合わせのため国立へ。今日は前期試験の合格発表だったようで、入学手続きやサークル勧誘が行われている東キャンパスは大賑わいの様子でした。対して合格者番号が貼り出されている西キャンパスの入り口は思ったよりも閑散としています。合格発表から時間が経っていたのか、少し拍子抜け。


<一橋の前期日程合格発表>

<梅が咲く季節>

 東大の合格発表も例年3月10日なので、僕にとっても思い出のある日です。ちょうど10年前の3月10日は、恐らく人生で一番落ち込んだ日。対して9年前の3月10日は、これまでの人生で三本の指に入るくらいの幸福感を味わえた日。これほど落差の激しい日もありません。合格通知が入っているかもしれないレタックスを開けるときの手の震えは、今でも鮮明に覚えています。当時はもうこういう経験は二度と勘弁願いたいと思いましたが、今となってはいい思い出です。まあ、結局合格したからいい思い出になったわけで、もし9年前も落ちていたら、僕の後ろ向きな性格上、今も何かしらコンプレックスを抱いて生きていたと思いますが。

 合格発表の様子を横目で見つつ、研究室に行って来週の総括研究会の発表打ち合わせ。関連する研究の紹介ということで、去年のノーベル経済学賞を受賞したOstromの“Governing the Commons”を要約して発表することになっています。研究の概略は何回か聞いているものの、じっくり読むのは恥ずかしながら初めてなので、これを機に少し勉強します。もしチャンスがあればこの本を翻訳してみたいですが、ノーベル賞も取ったし絶対既に誰か動いてるよなあ・・・。


3月9日(火) 【雪から雨】

 ついこの前に20度まで上がったと思ったら、今日は雪。この季節は気温差が激しいので辛いです。

 夕方から駒場Ⅱへ行き、SKS研究会。11時前に終わり、外に出ると雪が雨に変わっていて、積もった雪を雨が溶かすものだから足元がびちょびちょになりました。降るならずっと雪のままだったほうがましだったのに。雪(雨)のせいで電車が遅れ、いつもなら20分で吉祥寺まで帰れるはずなのに今日は30分。雨の日の夜の混雑した電車ほど嫌なものはありません。今日は朝から何だかついてない一日だったので、景気付けに天下一品のラーメンを食べてから帰宅しました。嗚呼、こんなことしてるから太るのか。

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 麻丘めぐみ『わたしの彼は左きき』(1973年)。ネットを見ていたらたまたま見つけた動画ですが、あまりにかわいくてびっくりしました。今の時代で、こういう清純派っぽいアイドルはいないような気がします。特に左斜め下から見た顔の表情がたまりません。この人、うちの母と同じくらいの歳なんだよなあ・・・。


<振付+レコードバージョン>

<紅白生歌バージョン>

3月8日(月) 【勧誘がしつこい】

 最近NTTフレッツ光の勧誘のしつこさに腹が立っています。

 うちのマンションには「フレッツ光マンションタイプ」が導入されており、それに乗り換えませんか、光だとインターネットも早いですよ、という勧誘ですが、この勧誘の多さ・しつこさが尋常じゃありません。実際にうちに来て、一回だけチャイムを鳴らすならまだしも、出ないとみると何度も押し、さらには玄関のドアをドンドンノックしてきます。最初のうちは宅配便か書留郵便かと思って出ていましたが、出て見ると十中八九NTTの下請け業者でした。しかも酷いときには一日おき。大体宅配便や書留郵便なら「すぱくりさーん」と名前を呼んでくれるので分かりますが、下請け勧誘業者は何も言わないので分かるようになりました。

 そもそも一番納得できないのは、既にうちはフレッツ光のマンションタイプに加入している、という事実があること。ネットは使えないと困るので、引っ越した日にすぐ工事をしてもらいました。それからもう約2年、ずっとフレッツ光を使い続けています。この長年の顧客に対し、加入しているかしていないかろくに調べもせずに一斉勧誘攻撃をかけてくるのは本当にひどい。ひどいというか頭がおかしい。失礼極まりないんじゃないだろうか、と思います。NTTと下請け勧誘業者(まあUSENなんですが)に直接的な関係がないので、うちが加入しているかどうかUSENは知らないのかもしれません。しかし、だったら毎回「もう加入しています」と言っているのに、なぜしつこく来るのか。酷いときには前の日に「加入しています」といって追い払ったのに、次の日にはそんなことをすっかり忘れて勧誘に来たりします。勧誘者はそれぞれ違う人でしたが、昨日の今日なんだから、ちゃんとメモくらいして次の日の奴に渡しとけよ。

 そんな勧誘が本当に何度も続くので、最近では玄関のチャイムが鳴るたびにイライラして仕方がありません。もはや居留守を使いますが、居留守をするとしつこくチャイムを鳴らし続け、玄関のドアを叩き続けます。本当に頭が狂ってる。販売員のノルマか何かあるのか知らんけど、大概にしてくれと。せめて誰が加入していて、誰が加入してないかくらい調べて来いと。勧誘を受ける僕だけでなく、向こうにとっても時間の無駄なわけで、なぜそんな単純なことにすら考えが及ばないのか。つくづく訳がわかりません。

 というように、最近はずっとこのことでイライラしているのですが、どこにこの怒りをぶつければいいのかが良く分かりません。勧誘者に文句を言ったところで、彼らは日によって次から次へと変わるのであまり意味がない。NTTに文句を言ったとしても、「うちは代理店のことまでは口を出せませんから」とか何とか言われて余計腹が立ちそう。一番いいのはUSEN本体に苦情の電話をすることですが、USENはヤ○ザ企業という噂があるのでちょっと怯む。ということで、まずは間接的に消費生活センターに電話相談してみようかと思います。

 玄関のチャイムを聞いてうんざりする日々から早く脱却したい。


3月7日() 【6代目円楽】

 今日も一日家でコツコツ。久しぶりに笑点の大喜利を見ると、司会が木久扇で楽太郎が円楽になっていました。


3月6日() 【すきやきうどん】

 今日は一日家でコツコツ。夜は近所の蕎麦屋ですきやきうどんセット。これで950円ですが、かなり量があって最後は苦しくなります。こういう地域密着型の蕎麦屋は安くて量が多いので助かります。ただ、すきやきうどんの余った汁をご飯にかけて食べたいなあ・・・と思っても、腹に余裕がないのとご飯がないのとで実現できません。残ったスープだけ持って帰ることはできないのだろうか。


<すき焼きうどんセット>

3月5日(金) 【サイト引っ越し】

 というわけで、ビッグローブからジオシティーズへ、サイトを引っ越しました。

 長年プロバイダーであるビッグローブのスペースを使ってきましたが、ビッグローブは100MBまでは無料、150MBまでは月々525円、200MBまでは月々1050円と、50MB増設するごとに月額525円上がって行きます。この前100MBを越えたとおもったらすぐに150MBを越えてしまい、このペースだと200MBを越えるのも時間の問題なので、安いジオシティーズへと移ることにしました。ジオシティ—も月525円かかりますが、広告が出ずに1GB使えるので、容量としてはこれでかなり楽になりました。6年近くもビッグローブのお世話になって来たけれど・・・さようなら。

 このサイトで一番容量を食っているのは、写真を加工した画像です。しかしこれまで、苦労して加工した割に画像がぼんやりしていたり粗かったりしていました。なのにサイズは大きい。以前から「画像が汚くて見にくい」「画素が荒い」「容量下げ過ぎ」という意見もちらほら聞こえていたので、重い腰を上げて加工の仕方を調べて見たところ、僕が全く綺麗な加工の仕方を知らなかっただけでした。ちょっといじればサイズを変えずとも結構綺麗に見せることができるんですね。6年もやっていて知らなかった・・・。しかも今までやっていた加工方法とは違ってかなり短時間で出来るので、6年間の無駄な時間を返せと叫びたい気分です。

 今回サイトの最大容量も大幅に増えたので、今まで汚くてぼやけていた写真を綺麗に加工するだけでなく、大きさも一回り大きくしていくことにします。今までは通常300×225ピクセルだったのが、今後は400×300に。当社比16/9倍です。どれだけ鮮明になるか、一昨日の明太子ご飯の写真で比較してください。


<これまでの300×225>

<これからの400×300>

 300×225は加工が下手だったこともあって、全体的にぼんやりした印象です。一方で今後の400×300は加工もきちんと(しかも自動で)やってくれるので、画像が鮮明でくっきりしています。明太子の粒やご飯の一粒一粒をを比べると違いが良く分かります。16/9倍に大きくなってかつくっきり。いやはやちょっとした個人的な情報革命です。いくつかの旅行記の写真は新しいタイプの写真に変えておいたので(先週の北海道や秋の北京・西安、夏の知床、2008年京都の紅葉、2005年のサトウキビ刈りなど)、興味がある人はどうぞ。自分で言うのも何ですが、前よりかなり綺麗になっています。くっきりさせることで、特に食べ物がおいしそうに見えるようになりました。食べ物写真家としての面目躍如・・・かな。

 心機一転、今後もどうぞよろしくお願いします。


3月4日(木) 【カレーがうまい】

 しとしと雨が降るので、家で仕事。最近は近所のスーパーの398円カレーに嵌っています。


3月3日(水) 【ひなまつり】

 一昨日が暖かく、昨日が寒く、今日がまた暖かいと、寒暖の差が激しい日が続きますが、寒暖の差の激しさは僕の繊細な気管支には辛く、喘息気味になってしまいます。寒いなら寒い、暖かいなら暖かいままのほうがいくらかましなので、春になろうかというこの時期はやや憂鬱です。

 今日は出かける用事がなかったので、日中は家で大人しく研究の整理をし、夜は吉祥寺の「一風堂」へ。北海道で味噌ラーメンばかり食べたので、無性に豚骨ラーメンが食べたくなりました。味噌ラーメンは味噌ラーメンで美味しかったけど、僕の心の故郷は豚骨ラーメンなので、たまに食べたくなります。問題は東京で美味しい九州(特に博多・北九州の)豚骨ラーメンを出す店をあまり知らないことで、結局いつも当たり障りのない一風堂か一蘭になってしまうのだけど。

 今日は白丸元味と明太子ご飯に替え玉。いつも赤丸新味ばかり食べるので、今日はかなり久しぶりに白丸にしてみました。白丸はもっと味が薄いものかと思っていたら、思ったよりはしっかりと味があっておいしいです。どちらかというと、赤丸より白丸の方が長浜ラーメンに近い。今まで食わず嫌いでした。ただ、明太子ご飯を頼んで替え玉まですると、すぐに1000円越えてしまいます。もう少し安かったらなあ。


<白丸元味>

<明太子ごはん>

 明日は雨が降るから、寒くなるのだろうか。


3月2日(火) 【軒並みなくなる】

 先月末で駅前のフレッシュネスバーガーが閉店し、スーパーが24時間営業をやめてしまいました。オリジン弁当もなくなったので、一気に手軽な食料調達が困難になります。コンビニ弁当はあまり好きじゃないから、やっぱり自炊だろうか・・・。


3月1日(月) 【三月は去る】

 午後から駒場へ行き、出張終了の手続きや立て替え払いの請求など。北海道では乗る予定だった女満別—千歳の飛行機が欠航になったので、急遽JR移動に切り替えましたが、そのせいで終了手続きが面倒なことになりそうです。いつも優しく手続きしてくれる事務のお姉さんに申し訳ありません。女満別—千歳は天候不順で欠航したことになっていますが、実際は羽田の天候状況が悪く女満別に飛行機を飛ばせない→クルーが来ないから札幌に飛ばせない、ということなので、天候不順の二次被害だと思うのだけど。これも天候不順という言葉で片付けられてしまったのが未だに納得いきません。JALめ・・・。

 帰りに明大前でスタ丼を食べてから帰宅。本当に、自分でも驚くほど体重を増やしてしまったので、そろそろ本格的に減量しないとまずいと思っていますが、スタ丼を食べたら話にならんと言うか。。つくづく意思が弱い。しかし本当にこのままではいけないので、近々運動を再開します。乗らなくなってしまった体脂肪計が泣いている。


過去の日記

2010年 1 2
2009年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2008年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2007年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2006年 1   2   3   4   5   6 7 8 9 10 11 12
2005年 1 2 3 4 5 6   7   8   9   10   11   12  
2004年 5 6 7 8 9 10 11 12

モドル

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