このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
大淀三千風
『日本行脚文集』
西行ざくら木陰の闇に笠捨たり | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
毛を替ぬ雪の羽をのす鳥の海 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
波の梢實のるや蚶(きさご)が家ざくら |
湊女や螢を化粧(よそふ)袖のこし | |||||||||||||||||||||||||||||
船の茂りはさそふうき草 酒田宗匠伊藤氏 | 玄 順
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酒田女も下戸子規は得ぞとめね | 同 | ||||||||||||||||||||||||||||
世をふせ笠に青嵐ふく |
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一葉江に杖の檣(ほばしら)やすめたり | ||||||||||||||||||
三千筆の露の水揚 敦賀點屋 |
水 魚
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松も月もうつさはなどか所望集 | 同 | |||||||||||||||||
嵐はしめて濃色の濱 |
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○ならはねど賓客暑氣に放氣(をどけ)たり | 岡山俳林 定直 | ||||||||||||
夜の窓のほたる目ざまし |
暑をすゝぐ柳が浦を枝折かな> | ||||||||||
さらし清衣(ゆかた)も浪の濁江 | 小倉 賣炭 |
名殘を植て雨に咲せり宿の夏 | 豊前大橋苅田氏 殘春 | ||||
耳にひく泉に立とまりつれ |
筑紫にもゆかり有けり宮城萩 | 肥後熊本 捨舟 |
秋は西ふく松島翁 |
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