2015年 11月

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11月27日(金) 【渋谷中華戦争】

 今日は六角橋非常勤。そして今週も行きに経由地の渋谷で中華定食を食べて行くことにする。

 渋谷の井の頭線に近い道玄坂周辺には、先週も行ったラーメン王後楽本舗やよく行く立ち食いそばの信州屋を始めとして、朝早くから営業している店が何店かある。調べてみると、他にも朝から営業している店がり、特にセンター街に本店がある中華料理の兆楽道玄坂店は街の大衆中華屋的雰囲気で使い勝手がよいとのこと。じゃあ今日はそっちに行ってみるかと行ってみたら、いつも行く信州屋の並びにあった。というか昔からよく見ていた店だった。大学生の頃はこういう店を毛嫌いしていたなあと、少し懐かしい気持ちになる。

 店内はそこそこ広く、中国人バイトや名物と思われるおばちゃんもいて、少人数で回している後楽本舗よりも活気がある。そしてメニューも多い。今日は祖のメニューの中で気になった「ルースー焼きそば」の半チャーハンセットにした。ルースーを漢字で書くと「肉絲」。つまり肉と筍とピーマンのあんかけ焼きそばらしい。この焼きそばは以前セブンイレブンでも売られていて、僕は好きだった。そして今日は専門店で食べるのだから間違いない。チャーハンも間違いない。もう少し早く門を叩いておくべきだった。20代の頃の、この先にある吉野家ばっかり行っていた自分に喝だ。


<いつも行く信州屋の並びにある兆楽>

<ルースー焼きそばセット>

 食後横浜に行って2コマ講義。先週BDが見られなかったので、今日はあらかじめ教務課の方からポータブルBDプレイヤーを貸してもらった。ところが、いざ講義で使おうと思っても再生できない。なぜならリモコンがない。。。仕方がないので講義を中断してもう一度リモコンを借りに教務課に行ったけど、さすがに最初からリモコンはセットで準備していてほしかったなあ。もちろん最初に確認しない自分にも不手際があるけどさ。

 結局先週、今週の不手際で、1週でやる予定の内容が倍の2週かかることになってしまった。でも実際にやってみて、実は本来は2週間に分けてやった方が余裕が出てよかったんだなということが分かったのは怪我の功名というか。来年も担当できるのであればそういう方向性に組換えよう。


11月26日(木) 【罪な男】

 今日は朝から研究室へ。大学院のゼミにはいつもながら参加せず、その時間にロージナに行って早めの昼食を食べる。外の黒板にあったおすすめメニューには魅惑的な文言が並んでいて、特に「なべちゃんネギとチキンのイエローカレー」が凄く気になったが、今日はぐっと我慢して冒険せず、ド定番のザイカレーにする。以前よりも辛さがマイルドになったのか、程よい辛さで個人的にはこのくらいがありがたい。


<魅力的なランチメニューが並ぶ中>

<初心にかえってザイカレー>

 午後はオムニバス講義とゲスト講師を交えての研究会。研究会後は共和国に行って軽く飲んでから帰宅。


11月25日(水) 【食事について】

 今日は朝から無性にお好み焼きが食べたい気分だったので、研究室に行く前に吉祥寺ヨドバシのレストラン街にある鶴橋風月に行く。本当はもっとおいしいお好み焼き屋に行きたいのだけど、吉祥寺には昼からやっているお好み焼き屋がないので、結局チェーンの店に行くことになる。

 5月に来た時と同じく、ランチメニューの豚玉モダンにサラダ・ドリンク・スープバーを付ける。そこそこおいしかったけど、これで税込み1700円くらいしてしまったので結構高い食事になってしまった。サラダを食べまくったので健康にいいことをしたと信じたい。


<食べ放題のサラダ>

<まずタネを焼く>

<そばと鰹節を乗せてひっくり返す>

<ソースと青のりをかけて出来上がり>

 その後研究室に行き仕事。いろいろしていたら研究室を出るのが10時過ぎになり、帰りに立川郵便局の時間外窓口に行ったらマイナンバー受け取りの行列でかなり待たされ、結局吉祥寺まで戻った頃には11時前になっていた。この時間からだと家で簡単に作るのも面倒だし、かといって外で食べるとなるとファストフードかラーメンしかなく、定食を食べたかった僕は店探しに難儀した。で、妥協して結局駅前の日高屋へ。一日疲れたのでハイボールを頼んだら、まさかの量で出てきた。氷を除くと半分以下しか入ってないことになるだろうな、これは。メインの肉野菜定食は悪くないんだけど、渋谷の後楽本舗なんかに比べたらどうしても見劣りしてしまうのは否めない。スピードと安さがうりの日高屋にそんなことを期待するのはお門違いなんだろうけど。でもハイボールの量だけは納得できん。


<まさかの量>

<肉野菜炒め定食(680円)>

 12時前に帰宅。怒り新党の最後の部分を見てから就寝。


11月24日(火) 【わくわくセットその2】

 今日は研究室に行く前に吉祥寺のカヤシマへ行き、オムライスのワクワクセット。オムライスは大盛りでお願いした。写真はピンボケしてしまっているのでおいしそうに見えないけど、実際はおいしかった。ナポリタンといいオムライスといい、ケチャップ味が好きな僕の味覚はお子様そのものだということが判明してきた。


<オムライスのワクワクセット(ハンバーグ)>

 その後研究室へ行って仕事。仕事ごとごと。


11月21日()〜23日() 【北東北】

 この三連休はJR東日本の「三連休乗車券」を使って、主に北東北を中心にうろうろしてきた。旅程は以下の通り。

1日目:東京→北上→横手→角館→大館
2日目:大館→南十和田→八戸→久慈→宮古
3日目:宮古→盛岡→平泉→松島→仙台→東京 

 基本的にはまだ行ったことがない場所や乗ったことがない路線を中心に行程を組んだので、一般的な旅行に比べると地味になっているかもしれない。本当に国内旅行は塗りつぶしの要素が強くなってきている。全国的知名度がある大型観光地は角館と平泉、松島くらいだけど、角館は3回目で今回は一番有名な武家屋敷を見ずにラーメンだけを食べ、同じく3回目の松島では雨に降られて景色を眺めるどころではなかった。平泉は2回目でも久しぶりなので結構良かった。仕事であれ旅行であれ、あまり日本全国行き過ぎるのも考え物だなあ。

 でも、仕事とか用事のついでではない2泊以上の個人的な旅行は本当に久しぶりだったし、初めて訪れた宮古や大館はいいところだったので(大舘は夜しか知らないけど)、そういう意味では行ってよかった。詳しくは旅行記で(多分いずれ書く)。


<北上:北上川河川敷>

<北上線:錦秋湖>

<角館:ゴムみたいな麺のラーメン屋>

<秋田内陸縦貫鉄道:車窓>

<大館:きりたんぽ定食>

<花輪線:岩手山>

<八戸:八戸海鮮丼とせんべい汁定食>

<八戸線:リゾートうみねこに乗る>

<八戸線:最近燃えてしまった蕪島神社>

<三陸鉄道北リアス線:あまちゃんの世界らしい>

<宮古:今回一番おいしかったホヤ酢>

<宮古:刺身単品とご飯+みそ汁で定食風にカスタマイズ>

<宮古:初のカプセルホテル>

<盛岡:盛岡名物戦隊?>

<平泉:高館義経堂からの眺め>

<平泉:中尊寺金色堂>

<平泉:金色堂周辺の紅葉>

<松島:生牡蠣>

<松島:三陸めかぶ丼>

<松島:雨の松島>

 青森の津軽とか、奥入瀬渓谷と酸ヶ湯温泉とか、下北半島の恐山や大間とか、秋田の男鹿半島とか、北東北にもまだ行ったことがない場所は結構ある。次回はその辺りに行けるように、今から旅行貯金をしておこう。


11月20日(金) 【再生不可】

 昨日の得体の知れない気持ち悪さは一晩寝ると治っていた。やっぱり二日酔いだったんだろうか。でも合宿ではビール1杯と黒霧島のお湯割りしか飲んでないのになあ、でも説教野郎になったときに知らないうちにお湯割りをぐびぐび飲んだのかなあ、とか思い巡らせてみても結局良く分からない。変な病気とかだったら困るから、二日酔いということにしておくかな。

 昨日は夜10時には寝たので、今日は朝4時過ぎに目が覚める。最近はものすごく疲れているときを別として、大体6時間程度で目が覚めてしまう。できれば8時間くらい寝たいと思うのに、なかなか上手く睡眠がコントロールされていない。いや、いつも6時間になっているからそれはそれでコントロールされているのか。でも6時間だと健康に悪いと聞くし、そもそもあまり寝た気がしないし(慢性的な睡眠不足のような感じだし)どうなんだろうか。

 金曜は六角橋非常勤。何だかんだ言って今日は早く起きたので、いつもより少し早く家を出る。朝食は月曜にも行った井の頭線渋谷駅西口近くにあるラーメン王後楽本舗で、670円のニラレバ定食。一度おいしいと思ってしまうと間髪開けずに通ってしまいたくなるのが僕の悪い癖でもある。ニラレバの量が多いこと。朝から脂っこいニラレバでお腹一杯。あとは肉野菜炒め定食とか、チャーハン単品とか食べてみたい。ちなみに僕の10分後に入ってきた人は「今日は閉店なんですよ」と断られていて、確かに帰りに券売機を見たらシャッターが降りていたので、僕が最後の客だったらしい。事情は分からないけど、24時間営業でもそういうことがあるわけね。


<今日はニラレバ定食にしてみた>

 ゆっくり朝食を取ってもまだ時間があったので、「乗ったことがない首都圏の鉄道に乗ってみる」を遂行することにする。ちょうど横浜のシーサイドラインに乗ったことがなかったので、非常勤先にも近いし、ふらっと行ってみた。JR根岸線の新杉田駅でシーサイドラインに乗り換えて、終点の金沢八景まで。今日は天気が良くなくてあまりいい景色とは行かなかったけれど、シーサイドという名の通り、比較的海が良く見える。


<横浜シーサイドラインの新杉田駅>

<横浜の臨海部に沿って進む>

<10時28分の金沢八景行きに乗る>

<最初は臨海地域の工業地帯が見える>

 シーサイドラインは途中から八景島や金沢文庫の辺りを通り、その辺りから眺めが良くなってくる。八景島シーパラダイスも金沢文庫も行ったことがないから分からないけど、多分下の写真の辺りがそうなのかな?もっと時間があれば金沢文庫と称名寺くらいには行ってみたかった。

 30分程の脇道小旅行を満喫してから非常勤先へ行き、今日も2コマ講義。今日は講義の半分を録画したテレビ番組の鑑賞に充てる予定だったので、負担も少なくて楽だと思っていた。ところが教室に着いて持ってきたブルーレイディスクを再生しようとすると、教室の備え付け機材ににブルーレイ対応機器がないという。。さらに万が一のことを考えて教員室から借りてきたポータブル再生機器もDVD専用で再生できない。去年は見れたじゃないか!と思ったけど、去年は違う教室だったから既にブルーレイ機材が導入されていただけで、今年の教室の機材をきちんと把握してなかった・・・。

 かなり焦ってはしまったけど、仕方がないので「ブルーレイが見られないので、私のおしゃべりだけで今日は早めに切り上げることにします」と宣言して講義を始めた。でも何だかんだ言って90分近く喋っちゃうものなんですね。我ながら呆れるというか。多分学生にとってはとんだおしゃべりクソ野郎だ。講義後に確認したところ、教務課にはポータブルのブルーレイ再生機器があるということなので、来週こそは映像を見てもらいたい(そしてその間少し楽したい)。

 帰りに代々木八幡のハシヤ本店で恒例のたらことうにのスパゲティを食べてから帰宅。


11月19日(木) 【合宿その後】

 合宿が終わった後、先生方も含めて修士の学生以外のほとんどのメンバーが大学へ直行する。木曜午後はオムニバス講義と研究会があるので、そのまま帰るわけにはいかない。。僕は研究室に到着した頃から気分が悪くなってしまい、しばらくソファーで横になっていた。朝は何ともなかったし、朝食もおいしく食べたし、さっきまでは全然問題なかったのに急に気分が悪くなってしまい、一体どうしたことか。かなり時間差のある二日酔いなのか?

 でも気持ち悪いとは言っていられないので、生協食堂でカレーを食べてオムニバス講義の準備をし、オムニバス講義と研究会を経てようやく帰宅。帰宅してもまだ体調が良くなっていなかったので、10時過ぎには就寝。


11月18日(水)・19日(木) 【御岳山に泊まる】

 水・木で国立の大学院ゼミの合宿が行われるというので、ゼミ生でもないけれど参加する。まあ半分は雇われているプロジェクトとの合同みたいな感じでもあったので、話に聞いていたゼミ合宿とはどんなものかと参加することにした。場所は東京西部、奥多摩にある御岳山の宿坊ということだったので、少し早めに家を出て集合時間までは御岳山周辺を一人ぶらぶらした。本来なら五日市の辺りから多摩の山々を縦走して御岳山に向かおうと思っていたのだけど、この日の天気予報があいにくの雨だったので、ちょっと予定を変えざるを得なくなったのが残念だ。

 まずは吉祥寺から中央線・青梅線を乗り継いで約1時間半、御岳山の最寄り駅である御嶽駅の一駅手前にある沢井駅で降りる。沢井駅は澤乃井を作っている小澤酒造の本拠地で、多摩川沿いに小澤酒造が運営する「澤乃井園清流ガーデン」がある。ここに利き酒処があるというので、まだ午前中だけど(そして午後には大学院ゼミがあるというのに)3杯ほどぐいっといった。「元禄」「しぼりたて」「純米大吟醸」の三種類。飲み比べてみると、やっぱり純米大吟醸は違うんだなということが分かる。ここの純米大吟醸は角が全くなくてまるで水みたい。飲み過ぎ注意だ。


<澤乃井園 清流ガーデン>

<この湧水を使って日本酒を仕込んでいるという>

<まずは「元禄」を飲む>

<今日飲める日本酒のリスト>

 日本酒御猪口3杯でほどよく酔ったところで、多摩川沿いの遊歩道を歩いて隣の御嶽駅まで行く。大体1.5kmくらいの距離で、景色を見つつ写真を撮りながらゆっくり歩いて30分というところ。都心では生活排水で汚れて汚いというイメージがある多摩川も、ここまでくると渓谷の清流という趣になる。まあ、もう少し上流に行くと奥多摩湖があるので、自然万歳というわけではないのだけれど。今回はぎりぎり雨が降らない天気だったので、足元がぬかるむこともなくラッキーだったかもしれない。雨が降っていたら写真撮影どころじゃなかっただろうからなあ。紅葉の時期としては少し遅かったようだけれど、まだ残り香のような紅葉もあって、紅葉狩りとしてもそこそこ楽しむことができた。

 御嶽駅周辺に着いたらちょうど昼頃で、下調べしておいた店で昼食でもと思っていたのだけど、本当に昼時に当たってしまったためか、順番待ちが出るほどの大盛況。バスの時間も考えると並んでいるわけにもいかないので諦めて、駅前にあった町の中華料理屋のような店に入る。店前のディスプレイに「当店おすすめみたけラーメン 肉・野菜たっぷりしょうゆ味」とあり、でも食品サンプルはかなり変色してしまってるし果たして大丈夫なんだろうか・・・と思いつつ、店に入ってみたけラーメンを注文した。本物のみたけラーメンは、塩分・味ともに薄めのスープに、肉野菜炒めが乗っているというもの。一番良い表現をするとすれば、あれだね、優しいお味。


<御嶽駅に到着>

<駅前の東峯園で昼食>

<かなり変色してちょっと怖いが>

<実物は優しいお味>

 食後、御嶽駅前からバスに乗ってケーブルカーの滝本駅へ。滝本駅でケーブルカーに乗り換えて、御岳山に登っていく。7年前にもケーブルカーに御岳山に登ったことがあるのだけど、その時の記憶があまりない。あのときは何で御岳山に来たんだっけかな?


<滝本駅>

<ケーブルカーに乗って御岳山に登る>

<レールが続いている>

<駅前の紅葉>

 ケーブルカーは中国人観光客の一行や中間テストで学校が早く終わったと思われる、御岳山に住む中学生の一行などを乗せて御岳山へ。6分で424mを駆け上っていく。途中から霧が出始め、御岳山駅に到着したときには下界が全く見えなくなってしまった。晴れていれば眼下の青梅とか遠く都心まで見えるという駅前の展望所からの景色も、一面真っ白で何も見えない。というか目の前の視界ですら霧で見にくい。多摩川沿いの遊歩道を歩いていたときは、今日は雨も降らないし登山するべきだったかなと思っていたけど、やっぱり今日は登山をしなくて正解だった。


<御岳山駅に到着>

<記念の顔出し看板>

<景色が全く見えない>

<近くもこんな感じ>

 あまり視界は良くないけれど、今日の宿泊先である宿坊に向かう。ケーブルカーの駅から歩いて20分程度と聞いていたので、雨が降り出さないうちに早めに行くことにした。歩き始めてしばらくはまだ良かったものの、進むにつれてだんだんと視界が悪くなり、明らかに空気は水蒸気で飽和しております、という状態になってきた。こうなると雨が降り出すのも時間の問題なので、なるべく早くと思って歩を進めるけれど、視界が悪いのでそうもいかない。さらに植林されたと思われる杉林の一帯に入ると、もう夜かと思うほど暗くなった。御岳山は霊験あらたかな場所だけに、何か出て来そうな気がしないでもない。


<御嶽神社の参道に沿って進む>

<最初はまだ視界がよかったが>

<途中からもう水蒸気飽和状態>

<下の方を見てもあまり見えない>

<木が立ち込める場所では2時前なのに暗くなった>

<うっそうとしている>

 暗い木立を抜けるとようやく山上の集落が見えてきて一安心。御岳山には多くの宿坊があり、比較的大きな集落が作られている点で、一般的な山と比べると少し特殊な山になっている。宿坊地域まで来ればもう大丈夫だろうということで、折角なので御嶽神社にお参りしていくことにした。今日泊まる宿坊とは反対方向になってしまうけど、往復10分もあれば返って来れるだろうと思い、少しきつい坂道を登って御嶽神社の方に向かう。この頃から本格的に雨が降りだしてきた。


<集落が見えてきた>

<まだ神社までは15分くらい歩くとのこと>

<とりあえず御嶽神社に向かってみる>

<至る所に講の石碑が>

<神社前のお土産屋街>

<楼門が見えたのでもうすぐかと思ったら>

 参道のお土産屋街を通り、すぐに鳥居と楼門が見えたのでもう着くなと思っていた。でもこの予想は大きく違っていたらしい。楼門は入口に過ぎず、そこから続く長い石の階段。本降りになる雨。息は切れるし雨には濡れるし、さすがに参拝するのを止めようかと思った。思ったけど、ここまで来て止めると罰が当たりそうだったので、タオルで汗か雨か分からない液体を拭きながら、石段で足を滑らせないように注意しながら、ひたすら黙々と進んでいく。10分ほど登ってようやく拝殿が見えた!と思ったら、拝殿はまさかの改装工事中という。。神様ちょっと恨みますぜ。


<楼門をくぐった辺り>

<石段は続く>

<まだまだ続く>

<ようやく拝殿が見えたと思ったら改装中>

 まあ文句を言っても仕方がないので、拝殿・本殿近辺の比較的綺麗な写真でも。8年前も参拝したはずなんだけど、この長い参道のことは全く記憶になかった。この後、仕事の関係で遅れて来たY君は、大雨で真っ暗な中参拝したために、足を滑らせて参道の階段を20段ほど転げ落ちるという蒲田行進曲みたいなことになってしてしまったということだったので、それに比べればまだ雨脚が弱くて明るい昼間に参拝したのはよかったのかもしれない。

 御嶽神社から降りて、これでようやく宿泊予定の宿坊へ。この宿坊は卍先生が長い間使ってきた由緒ある場所ということなので、ここでは名前を出すのは控えたい。怒り新党の「新三大・わざわざ行きたい山小屋メシ」の一つとして選ばれた宿坊なので、興味のある方はそこから調べてください。すぐ名前が出てくるので。

 関係者では僕が一番乗りだったようで、もう風呂が沸いているということだったので、濡れた体を温めるために早速入らせてもらう。風呂に入って部屋でミヤネ屋なんかを見ながらぼんやりしていると、本隊が到着した。この頃には雨が本降りになっていたので、ここまで来るのは相当大変だっただろう。


<宿坊への道>

<宿坊に到着>

<本日の宿泊部屋(3人部屋)>

<希望者は朝滝に打たれることもできる>

 本隊が到着してから30分後、宿坊の一室で大学院ゼミ開始。今回は修士課程の報告で、普段ゼミに出てない先輩方が来ているのだからどんどんコメントを、と言われたので、好き勝手に言わせてもらった。あくまで部外者の個人的な感想ではあるけれど、今回のアレは正直ちょっとアレだったな。それなりの危機感を持った方がいいだろう。僕もそうですが。

 3時間半のゼミの後は、お楽しみの夕食。噂に違わずおいしい。特に「川ますの竹皮蒸し」は骨まで食べられる逸品。ますの内臓は取られて、そこにキビやもち米が詰められている。宿坊=質素な料理という考えは間違っていたかもしれない。

 夕食後は少し休憩してからコンパ。何だかんだで深夜2時過ぎまで飲んだ。最近説教臭くなってきていかんなあ。。

 翌日は7時半に起きて朝食。その後支度をして帰宅する。昨日降った雨も上がっていて、景色も昨日よりはよく見える。でもそれで油断してしまったせいか、途中スッテンコロリンしてしまった。左足を庇うように転んでしまったので、お留守になっていた右足が痛い。雨が降った後の下り道、滑りやすい排水溝の蓋には要注意だな。今はまだ若いからいいけど、歳を取ってから転ぶと大変なことになるので。


<朝食>

<お粥とみそ汁>

 御岳山から降りて、皆国立へ。いい合宿だった・・・んじゃないかな?


11月17日(火) 【わくわくセット】

 連日パリのテロ事件の報道がされている。1週間前にスペインから戻る際、パリでトランジットして帰ってきたので、テロ事件を見ながらちょっと他人ごとではないなと感じている。今回は市内の繁華街やサッカースタジアムが狙われたけど、空港だって狙われる可能性があるわけで。テロが1週間早かったら、僕も日程通りに帰国できていたか分からない。ちょっとヨーロッパが怖くなってきたな。年明けのオーストリア(+スイス)は大丈夫だろうか。

 今日は研究室へ行く前に、久しぶりに吉祥寺のカヤシマで昼食。ドラマ「孤独のグルメ」の第1シーズンで出てきたこのお店、調べたら行くのは3年振りだった。ついこの間だと思っていたけど、もうそんなに時間が経っているのか。今日はナポリタン気分だったので、ナポリタンにワクワクセットのボークジンジャーをセットして980円。大盛りは無料なので大盛りにしてもらったら、思った以上に量が多かった。3年の間に料理を作る人が変わっていたのか、以前食べた時の比較的水分が飛んでパサパサ目のナポリタンと比べると、今日のナポリタンはややケチャップ量が多め。一口目に思いっきり匂いを吸い込んだら、ケチャップの酸味で思わずむせてしまった。でも何か、このアルデンテとかそういうのが一切関係ないナポリタンがおいしいんだよなあ。


<久しぶりのカヤシマ>

<ナポリタン大盛り+ポークジンジャー>

 食後研究室へ行き、資料の印刷や講義の準備など。最近のコピー機やリソグラフはホッチキス止めまでしてくれるのでありがたい。明日は一日研究室に行けないので、ある程度のことをやってから帰宅。


11月16日(月) 【埼玉高速鉄道と埼玉スタジアム2002】

 今日は金町非常勤。朝食兼昼食を取るために、いつもより少し早い10時に家を出て経由地の渋谷へ向かう。いつもなら立ち食いそばの信州屋で簡単に済ますところだけど、今日は中華料理的な定食が食べたかったので、井の頭線西口から歩いてすぐのところにあるラーメン王後楽本舗へ行ってみた。井の頭線西口周辺は、上京して以来15年間、本当によく通ったり近辺の店に行ったりしているので、黄色い看板にでかでかと「ラーメン王」と書かれた後楽本舗の存在ももちろん知っていたのだけど、何というか体裁が街のまずそうな中華料理屋というか、そういうオジサン系の店のように思っていたので、一度も入ったことがなかった。でも調べてみると24時間営業の割にはなかなか良い定食を出すらしい。ということでオジサンになった僕は15年目にして初めて入ってみた。

 朝10時過ぎという時間帯なのに店内にはぽつぽつと客がいて、定食類やラーメンを食べている。僕もカウンターに腰かけて、定食類の中から肉味噌炒め定食を注文。肉味噌炒めに結構多めの白ご飯と中華スープが付いて670円。肉味噌炒めはもやし、キャベツ、そして豚肉という単純なラインナップだけど、高火力で痛められていて野菜がシャキッとしている。味噌の味付けが比較的甘口でご飯が進む。確かにおいしかった。他にも普通の肉野菜炒め定食とかレバニラ炒め定食みたいなものもあるので、安くお腹一杯になりたい、特に炒め物でお腹一杯になりたいときは結構使えそうだ。


<15年間良く通っている道にあるラーメン王後楽本舗>

<肉味噌炒め定食(670円)>

 食後、金町に移動して講義。先々週、先週と2週連続で休講にしてしまったので、今日は3週間振りの講義だった。3週間振りなので、前回どういうことをやっていたか少し忘れてしまっている始末。教える側がこれではいかんなあ。もう少し初心に返らないといけない。

 講義後は時間と精神に余裕があったので、「乗ったことがない首都圏の鉄道に乗ってみる」シリーズを敢行する。今年4月から暇を見つけては行っていたこのシリーズも、大分佳境に入ってきて、そろそろ首都圏で乗ってない路線も少なくなってきた。今日はそんな残り少ない路線の一つ、埼玉高速鉄道に乗って、終点の浦和美園駅まで。金町からだと常磐線、武蔵野線と経由して、東川口まで行き、そこから埼玉高速鉄道に乗り換えて1駅で終点の浦和美園駅になる。

 浦和美園駅は埼玉スタジアム2002の最寄り駅で、駅構内にもホームチームである浦和レッズの応援ポスターがたくさん貼られている。そういうのを見るとスタジアムを見たくなるもので、歩いてスタジアムまで行ってみた。駅からだと実は結構距離があったりするけど、周囲が本当にのどかな郊外というか田園地帯というかそんな感じだったので、午後の散歩には持って来いではあった。ちなみにスタジアム自体はこれといってどうということはない。一回、生でサッカー観戦してみたいなあとは思う。


<埼玉高速鉄道の終点、浦和美園駅>

<浦和美園駅から埼玉スタジアム2002に続く道>

<埼玉スタジアム2002>

<スタジアムの周辺は本当にのどか>

 浦和美園駅からは埼玉高速鉄道の東京側の終点である赤羽岩淵まで。埼玉高速鉄道はこの赤羽岩淵からさき、東京メトロの南北線に乗り入れているので、そのまま乗っていれば都心に戻れてすぐ帰ることができたけれど、折角なのであまり行ったことがない赤羽で降りた。赤羽は個性的な飲み屋がたくさんある街として有名なので、どこか夕食に良い場所はないかと探してみると、ミシュランのビブグルマンに選ばれたラーメン屋の本店があるらしいとのこと。ということで、その店があるJR赤羽駅まで歩いて移動し、目的の「伊藤」へ。古い建物をそのまま使っているようで、外観は本当に古めかしい。

 店に入るとまだ夜の部の営業が始まったばかりの時間(夕方5時過ぎ)だったためか、客は誰もおらず僕だけだった。券売機で肉そば(大)を買い、店員さんにお願いする。そして5分くらいでラーメンが出てきた。ここのラーメンは煮干しの出汁が強烈に出た醤油ラーメンということでかなり期待していたのだけど、匂いと見た目はその期待を上回る。麺に対してスープの量がやや少ないのも特徴らしい。一応店員さんに「写真を撮っていいですか」という断りを入れて、写真を撮る。

 最初に一口スープを飲んでみると、匂いの通り強烈な煮干し感。普通は煮干しのえぐみを取るものだけど、ここのラーメンはえぐみも全て入れている。僕にはこのえぐみが好きで、他のラーメン屋はなぜ上澄みのいいところだけしか使わないのか疑問に思っていたので、このラーメンのスープを飲んで小躍りしそうになった。スープ、麺、チャーシュー、少量のネギという最小限のシンプルな構成にも関わらず、うまい。脂は比較的少な目。多いかな、と思った麺2玉分もすぐになくなった。何か久しぶりに新たなおいしい店を発見した気がする。個人的には渋谷のはやしと並ぶか、下手したらそれ以上かもしれない。


<なかなか渋い外観の伊藤>

<肉そば大盛り(950円)>

 一眼レフで写真を撮っていたら、店員さんから「結構本格的なカメラですね」と言われ、そこから合間合間に少しお話をすることになった。「ラーメンお好きなんですか」とか「どこのラーメン屋が一番おいしいと思いましたか」とか。どこのラーメン屋が一番おいしいと思ったか、という質問には少々戸惑ったけれど、渋谷のはやしを挙げておいた。でもここのラーメンもそれくらいおいしいですよ。赤羽に行くことがあったら是非また行こう。

 その後、地下鉄を乗り継いで帰宅。試しに丸の内線の方南町から井の頭線の永福町まで歩こうと思ったら、30分以上かかって結構げんなり。いい運動にはなったかもしれないけれど。


11月14日()・15日() 【京都で結婚式に参加して後は滋賀でいろいろ】

 大学時代のサークルの2つ下の後輩であるおうじ君が結婚するということで、披露宴に出席するために京都へ。呼んでいただいてありがとうございます。行きは溜まっていたANAのマイルが一部失効する直前だったので、マイル使用の飛行機で伊丹空港経由で京都へ向かうことにした。基本的に関西に行くときは新幹線や夜行バスだったので、今回初めて伊丹空港を使ったのだけど、羽田からだと本当にすぐ着いてしまうのね。着陸の直前は大阪の市街地を低空飛行するので、なかなかスリルがあった。

 京都までは大阪モノレールと京阪電車でとことこと移動する。折角なので万博記念公園で降りて、久しぶりに太陽の塔を見たりとか、京阪電車の支線に乗って私市(きさいち)という知らない駅にも行ってみるとか、そういうことをして披露宴までの時間を潰す。


<大阪上空を低空飛行>

<久々に太陽の塔も見ておく>

 披露宴は京都東山にあるTHE SODOHで。高台寺の近く、趣のある和風邸宅で高級な料理をいただきながら(フォアグラ寿司がおいしかった!)、おうじ君の結婚を祝う。久しぶりに会う後輩もいて、最近学生時代のサークルの集まりにあまり出なくなった身としては懐かしかった。しかし、あの大学1年の時に「Nバック背負ってるような子が入ってきた」と言われていたおうじ君が結婚ということで、なかなか感慨深い。どうぞ、末永くお幸せに。


<八坂神社での結婚式には間に合わなかった>

<披露宴会場の歴史ある建物>

 披露宴後、二次会に行くというおうじ君の同期と後輩とは別れて、先輩の@さんと京都駅へ。今日東京に戻るという@さんと京都駅で別れて、僕はホテルを取っていた近江八幡へ向かい、駅前のホテルにチェックイン。本当は京都市内で泊まりたかったのだけど、8月の時点でホテルは満室だった。ならばいつもの大津でと思って調べてみても、こっちも既に満室。話を聞くと、どうやらここ数年で中国人観光客の訪問がめちゃくちゃ伸びていて、その関係でホテルが取れなくなっているらしい。少なくとも5年前は、紅葉の時期とはいえ大津辺りなら楽に取れたのに、今は西は神戸、東は大津まで無理な状態になっているらしい。

 ということで今回は京都から電車で40分ほど離れた近江八幡になったけど、何となく納得がいかないというか。。さらに近江八幡のホテルにも中国人観光客がたくさん泊まっていて、その進出加減にびっくりした。ホテルでは風邪とか昨日からの疲れとか諸々あったので、酒を飲まずにお茶を飲みながらIPPONグランプリを見て、12時頃就寝。

 翌日は近江鉄道と信楽高原鉄道のフリーきっぷを買って湖東地区を満喫する。10月頭に湖西地区を満喫したので、今度は湖東ということで、どうやら最近は滋賀に縁があるらしい。いろいろ巡ったけど、何と言ってもメインは豊郷町にある豊郷小学校旧校舎。湖東地方で活躍していた実業家かつ建築家ヴォーリズの建築で、1999年の校舎改築問題で有名になった。結局取り壊されることはせず、現在は整備されて登録有形文化財に登録されている。アメニティ問題を考える上では非常に重要な場所なので、学術的な見地から敢えて時間を取って来てみた。

 ・・・というのは体のいい建前として、テンション上がりました。本当にアニメそのまま!京アニのクオリティ!!もう一回アニメとか映画とか見直そう。

 その後、昼食のために彦根に寄る。ちょうどひこにゃんに会える時間だったみたいで、3回目の彦根にして初生ひこにゃんを拝んだ。ゆるキャラの元祖ひこにゃんの動きは、基本的には緩慢。だから「ゆるキャラ」なんだろうけど、その辺りが結構かわいいと思ってしまう。中はオジサンかもしれないのにね。ひこにゃんに会えたのはよかったけど、その結果彦根城には登れなくなってしまった。以前登っているのでいいと言えばいいけれど。


<ひこにゃんを見る人々>

<生ひこにゃん>

 ひこにゃんに会った後、普通電車で名古屋まで移動してから新幹線に乗って帰京する。今回はあまり食欲がなかったので、グルメな旅にはならなかったけれど(披露宴除く)、一応食べたものを。左は彦根で最近売り出しているというちゃんぽん亭のから揚げセット。右は帰りに名古屋で買って新幹線の中で食べたまるや本店のひつまぶし弁当。ちゃんぽん亭はちゃんぽんがおいしかったのはもちろんのこと、チャーハンがかなり好みの味付けだった。パラパラ感もある。オイスターオイル使ってるのかな?ひつまぶし弁当は2500円と結構高かったけど、店で並んで食べたら50分くらいかかると言われたので仕方がないか。おいしかったけど、新幹線の隣の席のオジサンがずっとパソコンを開いて仕事をしていたので、そんな中でいい匂いをさせながらひつまぶし弁当を食べるのはちょっと抵抗があった。次は店で食べよう。


<昼食:ちゃんぽん亭のから揚げセット>

<夕食:まるや本店のひつまぶし弁当>

 9時過ぎに帰宅。結婚披露宴でおうじ君の幸せそうな顔を見られたし、僕は僕でこれまでずっと行きたいと思っていたところに行けたし、電車にも乗れたしで、満足した関西旅行だった。


11月13日(金) 【這う這うの体】

 朝6時に目が覚める。昨日の酒が残っているようで若干気持ちが悪い。猛烈な二日酔いというわけではないけど、胃もたれとかだるさとかがあるそんなレベルだった。でも二度寝すると起きられそうになかったので、何とか起きたままで過ごしてから六角橋非常勤へ。昨日のアルコール消毒のおかげ?か、喉の痛みと咳は大分良くなっていたのだけど、2コマ180分喋ったらまた喉が痛くなって声が枯れてしまった。行ったり来たりだなあ。

 講義後、非常勤先の駅前の味奈登庵で遅めの夕食を食べ、いつもなら帰宅するところを今日はこの時間から国立へ。年明けの海外調査に関して、外部ゲストを招いて勉強会を行うということだったので、遅刻して参加する予定にしていた。でも遅めの夕食を取ったり、南武線が混雑でちょっと遅れたりしたので、研究会会場に着いたら終了10分前だった。夕方の南武線ってあんなに混むもんなんですねえ。

 研究会終了の10分前に来て、その後何もなく帰るというのは申し訳ないし失礼だと思ったので、その後の懇親会に参加していろいろ聞けなかった話を聞くことにする。昨日の酒の影響でだるさがピークなのと、明日は朝早い飛行機で関西に行くのと、いろいろあるけどしょうがない。中華料理屋で行われた懇親会では、ゲストの方と同い年であることが分かり、個人的にちょっと盛り上がる。大変な苦労をしてきたんだろうなあ・・・。

 昨日の今日で本当に飲めなかったのと、明日寝坊したら大変なこともあって、今日はビール1杯と皆で注文した紹興酒を御猪口1杯程度にしておいた。体は資本だから気を付けないと。


11月12日(木) 【ハード】

 精神的にも肉体的にも明日の報告の準備になかなか取り掛かれないなかで、意を決して夜中の3時頃から初める。途中で「もしかして今回ばかりは準備が終わらないんじゃないか?」と思ったけど、いつもの通り結局は何とかなる。。今回は何とかなったけど、これを続けているといつか大変なことが起きそうで恐ろしい。なかなか取り掛からない癖は本当に何とかしたいと思ってはいるのだけど。

 10時からの研究会で報告し、昼からは4限のオムニバス講義運営準備。4限の講義を経て、その後は午後6時頃までゲスト講師を交えての研究会と、また風邪がひどくなってしまうんじゃないかというスケジュールではあった。

 こういうときはアルコール消毒が必要だということで、明日の講義準備とかを終えた7時頃から一杯飲みに行く。今日はロイヤルホストで飲んでみるかと、フライドポテトやサラダやピザといったつまみ系のものだけを頼み、ひたすらビールや日本酒を飲む。で、話が盛り上がり(多分)、気が付いたら11時半になっていた。最初は軽く飲んで〆にハンバーグセットでもと思っていたのに、ご飯ものを食べずに終了してしまう。思えば昨日の夜に食べてから今日は朝も昼も時間がなくて食べられなかった。そこにつまみと酒だけの夕食ということになってしまったので、栄養バランスが崩壊してしまっている。

 結構飲んだので帰りにラーメンを食べて帰りたかったけど、ここでラーメンを食べると栄養バランス崩壊どころか健康に害を及ぼすレベルになってしまうので、ぐっと我慢して帰宅。ラーメン、食べたかった。


11月11日(水) 【1111】

 今日はポッキーの日ということだけど、買いに行くのが面倒なので、買っておいたファミリーサイズの不二家ホームパイをバクバク食べる。風邪を引くと甘いものが食べたくなるので、多分カロリー過多になってるだろうなあ。

 朝起きた時は咳も多少治まっていて、喉の感じも良くなっている気がしたので、今日は大丈夫かなと思っていろいろと家事をしてしまったのがいけなかったらしい。結局昼前からまた熱が少し出てしまった。もうかれこれ1週間以上風邪を引いていることになる。6年くらい前、駒場の保健センターでものすごい態度の悪い医学部か東大病院かの医者に見てもらったとき、高圧的に「普通ね、風邪って1週間以上引くもんじゃないの」とか言われたことがあるけど、やっぱり1週間以上引くことだってあるじゃないか!・・・と今になって思う。あついだけの態度だけは今思い出しても腹が立つ。今何しているのかな?

 明日は午前中のプロジェクト研究会で報告をしないといけないけど、風邪で全然準備ができていない。どうなることやら。


11月10日(火) 【胃もたれ】

 まだ熱が少しあるので、午前中は布団で横になる。ただ出張の後始末とか、明後日の研究会報告準備とか講義準備とかがあるので、昼から研究室へ。昼食は吉祥寺のナポリタン専門店パンチョで、おすすめと言うオムナポに目玉焼きとポテトサラダをトッピングしてみた。オムナポとは、ナポリタンのオムレツ版というか、デミグラスソースがかかっている。結果はちょっとくどいかな。ナポリタン自体が濃いのに、その上に濃厚なデミグラスソースがかかるともう。。あとトッピングの目玉焼きはいらなかった。そもそもオムレツが乗っているので、卵がだぶってしまった。あとは量が多いので、風邪で体調を崩しているときに食べるもんじゃないな。昨日のたらことうにの件があるのに、まるで成長していない・・・。


<オムナポに目玉焼きとポテトサラダトッピング>

 食後、研究室へ行っていろいろ。リソグラフで資料を印刷して、210部の資料をつくるために1部ずつホッチキス止めするという地味な作業で一日が終わっていった。なぜA3用紙だけ自動ステープラー機能が備わっていないのか。。


11月9日(月) 【声が出ないから休み】

 寝ているときからずっと咳が止まらないという感覚はあったのだけど、朝起きたらかなり疲れている、というか熱っぽい。体温を測ると38度近くあって、その体温を見て余計にふらふらになる。そこで「参ったなあ・・・」と独り言を言おうとすると、声にならなかった。あまりに夜中に咳をし過ぎて、声が枯れてしまったらしい。もちろん相変わらず喉が痛い。熱だけならバファリンでも飲んで非常勤に行こうと思っていたけど、さすがに声が出ないと話にならない。仕方がないので、断腸の思いで非常勤先に電話して、今日の講義を急遽休講にしてもらうことにした。電話でも声が出辛くて大変だったけど。先週も出張で休講にしているので、2週連続休講になってしまって良くないのだけど、体調管理ができなくて申し訳ないと思っております。。

 とにかくスペインで報告が終わった直後から症状が出ていた今回の風邪。あれから1週間経って帰国して、治るどころかひどくなってきているので、さすがにまずいと思い、喘息でかかりつけになっている三鷹の病院に行くことにする。10時頃病院に着いたけど、予約してなかったので1時間近く待たされることになった。この時期は風邪引きが多いので仕方がないけど、病院での待ち時間ほど手持無沙汰なことはない。

 ようやく診察の順番が回ってきて診察してもらうと、「ああ、喉が真っ赤だね。これはこれからまだひどくなるかもね」と言われる。一応、今回の症状の経過も簡単に報告したのだけど、「緊張している間は風邪を引かないんだよ。緊張が解けると一気に風邪引くことはあるね。」と言われて、まさにその通りの症状と。とりあえず大量の風邪薬を処方されたので、僕は言われた通りに飲むだけです。

 病院後、まっすぐ帰らないといけないほど体調が悪いということでもなかったので、じゃあこの休みでできることをやってしまおうと新宿へ行く。今使っているNikonの一眼レフがちょっと汚れたみたいで、スペインの写真に途中から黒い点が写り込むようになってしまった。これまでの経験から、これは内部のセンサーに汚れが付着したものだというのは知っていたので、これをクリーニングしてもらうために新宿にあるNikonのサービスセンターに行くことにした。新宿西口から徒歩3分の、新宿エルタワー28階にニコンプラザがあり、その一角にサービスセンターがあった。28階にあるのでめちゃくちゃ眺めがいい。俗に言う、勝者の景色だな。

 カウンターで相談してみると、1時間半程度でクリーニングしてくれて、値段は1500円とのこと。正直なところ1万円くらい取られるんじゃないかと思っていたので、安さにちょっとびっくりした。さすが、世界の一眼レフ市場をキヤノンと二分するニコンだ。ということでクリーニングをお願いして、1時間半ほど時間を潰すことにした。

 時間はちょうど昼時。そういえばこの近くにハシヤの新宿店があることを思い出し、昼食は元気をつけるためにもハシヤでたらことうにのスパゲティを食べようと思ってハシヤへ。あまり腹は減っていないけど、栄養を取るためにもガツンといっておこうと。西新宿オフィス街にあるハシヤ新宿店はさすがに混雑していて、少し待った上でカウンターの端っこに案内される。ただ注文は並んでいるときに取られていたので、席についてから比較的早く提供された。いつも通り大盛り。ただ、風邪を引いているときに大盛りはきっついなーと思ったのが正直な感想で、今日はさすがに5口くらい食べたところでお腹一杯になった。その後はまさに地獄。でも残すことは失礼なので、何とか食べ切りましたよ。えぇ。さすがに最後は気持ち悪くなってしまった。ちなみに昼の新宿店は人が多くて雑然としていたので、心置きなく写真を撮ることができた。ということで、これ(右下の写真)がいつも食べている私の大好物、ハシヤのたらことうにのスパゲティの大盛りです。代々木八幡の本店のものとほとんど同じだけど、新宿店の方がややうにのカルキ臭さがあったかもしれない。僕の体調が悪くて味覚がおかしくなっているだけかもしれないけど。


<新宿のハシヤ>

<たらことうにのスパゲティ大盛り>

 その後再びニコンのサービスセンターに行って、クリーニングしてもらったカメラを受け取る。早速サービスセンターがある28階からの新宿の風景を撮ってみると、確かに黒い点がなくなっていてこれですっきり。しかしこうやって見ると新宿はごちゃごちゃしているなあ。


<新宿西口を見下ろしてみる>

<スカイツリーも何とか見えます>

 カメラが綺麗になったので、その後はさっさと帰宅して大量の薬を飲んでとりあえず横になる。熱は横になると何とかなるけど、咳はいつ何時でも止まらないのが苦痛だ。


11月8日() 【プレミア12で5対0】

 今回はあまり時差ぼけしていないようで、帰国二日目にして比較的朝早くから起きることができた。といっても11時だけど。。起きると雨が降っていたので、今日も洗濯できそうになくてどうしようかと思う。出張中に着たものをまだ洗えてないので、洗濯機が洗濯物でぱんぱんになってきている。そろそろ洗わないと、着るものがなくなってしまう。

 雨が降って外に出るのも面倒だし、そもそも風邪のほうもあまり良くなってないので、今日は明日の講義準備などをして家で一日大人しく過ごす。最近、「土日が完全な休日」というのがなかったので、今週の休みはありがたい。

 風邪の方は熱はないのだけど、喉の痛みと咳はひどくなってきていてどうしたもんか。


11月7日() 【自己最長睡眠記録】

 昨日は2時頃寝て、途中で一度も起きることなく今日は午後3時に起きた。13時間も寝てしまって、しまったなあ、でもさすがに疲れていたんだろうし仕方ないか、やっぱり自宅の布団が一番だなあ、とか思ってスマホでメールを確認したりしていたらまた寝てしまっていたようで、次に目が覚めたら夕方6時過ぎだった。。結局16時間くらい寝てしまって、多分睡眠時間自己新記録を達成した。。さすがに寝過ぎて起きたら腰が痛いし、疲れている。疲れているのでまた寝たいという無限ループに突入しそうで怖い。そもそもパリで飛行機に乗ってから、ずっと暗い空しか見ていない。まあ、こんなことって独り身だからできることなんですよね。

 ただぐっすりと寝たので少し体調が回復したようで、寝る前にあんなに痛かった喉の痛みはかなり和らいでいた。やっぱり休息というのは重要なんだなと感心する。けど起きて1時間くらいでまた痛くなり出し、咳も出始めましたが。

 疲れていたので、夜はぼけーっとしながらふしぎ発見を見て、明日もカレーが食べたいなあ、とか思っていた。今日は日本のカレー特集だったのでついつい。以前横須賀で食べた海軍カレーの店が出ていたので、また行って食べたいもんだ。


11月6日() 【帰国】

 成田に飛行機が着いたのが夕方5時前で、結構混んでいるなかで帰国手続きとか荷物受け取りとか税関審査をなるべく早く切り抜け、何とか17時30分発の吉祥寺行きリムジンバスに間に合った。電車で帰るという手段もあったけど、金曜の夜と言えば首都圏は大混雑だし、そんな中で重量25kgもある重い荷物を持って移動するのは苦痛以外の何物でもないので、1時間に1本ある直通バスにいいタイミングで乗れたのはラッキーだと思っていた。

 が、金曜夜は電車以外でも混むわけで。首都高が相当混んでいたらしく、都内に入ったらバスが一向に進まなくなった。結局吉祥寺に着いたのは定刻よりも50分ほど遅れた夜8時半近く。さすがに疲れました。飛行機に11時間半乗ったあとのバス3時間は拷問だな。スペインのシッチェスにあるホテルを出てから28時間、ようやく戻ってきた。

 日本に帰国したらやっぱりカレーが食べたいということで、吉祥寺のCOCO壱番屋に行って夕食。もうずっと食べっぱなしで何食やら分からないけど、カレーは食べたい。ちょうど去年の今頃、ローマの学会から帰国した時もまずCOCO壱番屋でカレーを食べたし、2か月前にドイツ出張から戻ってきたときもCOCO壱番屋のカレーを食べた。COCO壱番屋の回し者みたいになっているけど、食べたいのだから仕方がない。今日は牛カツカレーにほうれん草とチーズをトッピングしてご飯も大盛り(400g)にするという、かなり贅沢なトッピングにした。1300円くらいしてしまったけど、たまのことなので。。やっぱり日本のカレーはおいしいなあ。


<日本に帰ってきたらやっぱりカレー>

 カレーを食べて帰宅し、荷物を片付けてシャワーを浴び、夜11時過ぎにようやく一息付いた。落ち着いたら喉が猛烈に痛くて、しかも咳や鼻水が出ていることに気が付いたので、今日は早く寝ようと布団に入ったのだけど、ついつい孤独のグルメを見てしまってまたお腹が空いてしまう。今日はご飯に刺身に魚の煮つけという、海外から帰ってくると食べたくなってしまうラインナップだったからなあ。ああ、深夜の飯テロ。


10月30日()〜11月6日(金) 【初スペイン】

 国際学会に参加して報告するため、一週間ほどスペインへ。学会の開催場所はバルセロナから電車で30分ほどのところにあるシッチェスという海辺のリゾート地で、1週間泊まったホテルもテラス付きのオーシャンビューの部屋で、寝室とダイニングが別になっていて、まさにリゾートという感じだった。そういうところで全然終わっていなかった報告の準備をせっせこするのは悲しくなるものがある。

 報告は学会二日目の一番最初だったので、それまでは部屋に籠ってひたすら準備の日々。写真は到着翌日の31日に、駅前のスーパーまで水や食料を買いに行ったときに撮った写真の数々。本当に「地中海に面したリゾート地」という風情のある街で、仕事じゃなければビーチでサングラスをかけてビールでも飲みたいところだった。加えて31日は天気が良い上に気温が高くて、もう11月だというのに海辺では泳ぐ人がたくさんいた。しかも全裸のゲイとかお姉さんとかがかなりいる。さすがに「ゲイの聖地シッチェス」だ。でも公共のビーチで全裸でキャーキャーやるのって、公然わいせつ物陳列罪とかにならないのだろうか。


<シッチェスの日の出>

<泊まったホテルのテラスからの眺め>

<11月だけど泳ぐ人々>

<シッチェスの街並み>

<シッチェスの海岸沿いの道>

<地中海に日が沈む>

 2日に報告が終わった後は、ようやくお役御免で解放となり、3日は一人でバルセロナへ行く。バルセロナといえばサグラダ・ファミリアなので、とりあえず最初に見に行った。チケットを買ったのが10時半、入場したのが11時45分、全部見終えて出たのが1時と、人が多くてかなり時間がかかってしまったけど、その規模は圧巻の一言。まさかこの目で実際にサグラダ・ファミリアを見る日が来るとはね。スペインなんて僕の人生では行くこともないだろうと思っていたので、今回の機会に感謝だ。

 他にも、ガウディ建築を見たり旧市街を歩いたりしてバルセロナを満喫した。バルセロナにはガウディの作品を始めとするモダニズム建築が本当に多い。ただ、モダニズム建築にそんなに興味がなければ、バルセロナは1日で十分かな、という気もする。去年のローマが3日あっても足りなかったのに比べると、個人的には少し見どころに乏しかったかな。最近ヨーロッパに行くことが多くなったので、ただ単にヨーロッパ的なものに慣れてしまっただけかもしれないけど。


<サグラダ・ファミリア>

<池越しのサグラダ・ファミリア>

<サグラダ・ファミリアの聖堂内部>

<聖堂のステンドグラス>

<塔からバルセロナの街を眺める>

<サン・パウ病院>

<カタルーニャ広場にいる大量の鳩>

<ランブラス通り>

<王の広場>

<大きくて画角に入りきらなかったカテドラル>

<旧市街の街並み>

 4日は共著者のO先生のお誘いで、タラゴナというローマ時代の遺跡が残る世界遺産の街に行く。下調べもなにもなく行ったけど、ローマ時代の遺跡と地中海という組み合わせが本当によかった。バルセロナほどごみごみしていないのもいいし、何と言っても空が青くて広い。天気が良くてよかった。ちなみにタラゴナの後はこれまたO先生のお誘いで再びバルセロナへ行き、夜の旧市街を歩いたりお土産を買ったりして、シッチェスのホテルに戻ったのは日付けが変わる頃。なかなか強行軍な1日だった。


<タラゴナの街から眺める地中海>>

<地中海その2>

<円形競技場>

<カテドラル>

<タラゴナの街並み>

<高い所からタラゴナの街並み>

 5日は帰りの飛行機が午後で少し時間があったので、午前中はバルセロナを少しうろうろしてから24時間くらいかけて帰国、という日程だった。食事に関しては今回泊まったホテルが街の中心部から離れていたり、そもそも報告準備で飲まず食わずの日があったりで、毎日満喫することはできなかったけど、後半は比較的何とか楽しめた気がする。去年の一人ローマと違って、今年はO先生と一緒だったので、そこそこ高級なレストランに入れたのもよかった。ただシッチェスのレストランに2人で入ったときは、ゲイのカップルと思われたかもしれないな。。あと、バルセロナでは歴史ある高級店に一人で突撃するという、ある種無謀なこともしてみた。サングリアと前菜とパエリアで50ユーロ(約7000円)したけど、さすがにおいしかったし、何事も経験ですね。今回パエリアを食べたのは2回だったけど、どちらも海産物の旨味が米にギュッと濃縮されていて、唸るほどのおいしさだった。これまで日本で食べてきたパサパサのパエリアとは全然違う。そもそも本場のものは米の黄色が残らないくらい出汁の色が強く出ている。もう日本じゃパエリアを食べられないな。

 肝心の学会報告の方は、前の全体会合1時間ほど長引いたとか、セッションの座長がいないとか、報告後の質問が出ないとか、かなり不思議で残念な感じではあったけど、一応終わりました。去年のローマの時はガチガチに緊張していた気がするけど、2回目だったためか今年はそこまで緊張することもなく報告することができたのはよかったか(内容はともかくとして)。準備はギリギリで本当に危なかったけれど。

 報告が終わった後に急に喉が痛くなり、あまり体調が良くないままバルセロナやタラゴナを歩いたため、帰国した今はどうみても風邪ですありがとうございましたという状況になっている。幸い週末の土日は何も用事がないので、これまでの疲れを取りつつ風邪を治したい。


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