このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


中国のスペシャル機関車

☆全国に3両しか存在しないスペシャル機関車です。

中国の鉄道には、歴史上の政治家の名前を付けられたスペシャル機関車が3両あります。
これらの機関車の歴史は古く、蒸気機関車の時代から存在していたようです。
 
これらの機関車の先頭には、
それぞれの人物の胸像をデザインした大型レリーフが堂々と飾られているので、
当然のことながら、非常に目立つ機関車となっています。
 
北京、上海、哈爾濱の3ヶ所に存在する『毛沢東号』『周恩来号』『朱徳号』は、
特大のレリーフも誇らしげに、今日も中国大陸の大地で活躍しています。

『毛沢東号』
『毛沢東号』
☆毛沢東号 <所属==豊台機務段>
 
北京に配備されている「毛沢東号」は、豊台機務段に配備されています。
貨物用の機関車で、蒸気機関車からディーゼル機関車に替わってからは、1977年1月から1991年8月までが東風4型(DF4)0002号機、1991年8月から2000年12月までは東風4B型(DF4B)1893号機がその任に就いていました。2000年12月からは、クリーム色と青のツートンカラーに塗られた東風4D型(DF4D)1893号機が使われてましたが、2011年1月、和諧1B型電気機関車にその任が渡され、「毛沢東号」も電気機関車の時代に入りました。
先々代の東風4B1893号機は、北京西駅の開業記念列車も牽引しました。
 
写真は東風4D時代の『毛沢東号』(東風4D1893号機)です。
 
 
『周恩来号』
『周恩来号』
☆周恩来号 <所属==上海機務段>
 
上海機務段に配備されている『周恩来号』は旅客用機関車で、1978年1月から1987年12月までが東風3型0058号機、1987年12月から1998年1月までは東風4B型の2106号機がその任に就いていました。1998年1月から現在に至っては、東風11型の1898号機が使われています。この1898という番号は、周恩来の生まれた年にちなんで付けられたそうです。
 
写真は東風4B時代の『周恩来号』(東風4B2106号機)です。
 
 
 
☆朱徳号 <所属==哈爾濱機務段>
 
哈爾浜機務段の「朱徳号」は貨物用で、先代は東風4型でした。
1946年10月30日、解放型蒸気機関車の初代『朱徳号』が誕生し、その後、1956年には前進型蒸気機関車、1989年に東風4型ディーゼル機関車に引き継がれ、2002年12月には韶山4G型(SS4G)電気機関車に置き換えられました。
歴代スペシャル機関車の中では初の電気機関車使用機です。
 
 
===番外編・悲運のスペシャル機関車===
 
☆鄧小平号
 
ここまで各地のスペシャル機関車をご紹介してきましたが、実は、もう一つスペシャル機関車になるカマが存在したのです。
 
広州に配備されているDF11−0008号機。
カラーリングの変化なども無いなんの変哲も無いDF11のように見えますが、よく見ると、ヘッドライトの位置や中心部分の欠き取りなど、正面の形状がちょっと変わっています。
このカマこそが、スペシャル機関車になり得なかった悲運の“幻のスペシャル機関車”なのです。
 
もともとこのカマは「鄧小平号」としてスペシャル機関車の仲間入りをする予定でしたが、生前に偶像崇拝を拒んだ鄧小平氏に考慮して、機関車が完成した後になって鉄道部が「鄧小平号」として命名するのをやめてしまったため、スペシャル機関車仕様のボディーを持ちながら、一般のDF11と同じようにノーマルのカマとして扱われることなりました。
 
もし「鄧小平号」が実現していたら、華南の地にも五星紅旗をバックに金色の胸像があしらわれたレリーフを掲げたスペシャル機関車、DF11−0008号機「鄧小平号」が、誇らしげに走り抜けていたのでしょうね。
 
 

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