このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





☆韶山9G型(SS9G)
 
中国鉄路の21世紀型急客機は、
洗練されたスタイルで駆け抜けるビジュアル系機関車!
 
まるでヨーロッパのカマ?と見紛うような洗練されたデザイン、紅白2色のシンプルでありながらしっかりした存在感を感じさせるボディーのカラーリング、そのどれをとっても中国離れした印象を与えてくれる(失礼?)ビジュアル系の幹線用旅客型電気機関車です。
運転最高速度170Km/hの準高速型で、車軸配置はC−Cです。
 
東北方面での鉄道高速化の切り札的存在と言える旅客専用高速新線「秦瀋客運専線」の開通を前に、先輩格の韶山9型から後を受け、続きナンバーの0044号機が、韶山9G(SS9G)型の初号機として2002年にデビューしました。
デビュー当初は北京と瀋陽に配備され、2003年に「秦瀋客運専線」が開通してからは特快専用の、いわば急客機として、北京−瀋陽間で本格的な運用がはじまり、これまで同区間で活躍していた東風10F(DF10F)や東風11Z(DF11Z)などのディーゼル機関車から、特快牽引などの花形運用を次々と奪い去っていきました。その後、韶山9G型は南へ勢力を伸ばし、北京西や広州にも配備され、現在では京広線でも活躍しています。
また、京滬線の電化に備えて上海にも配備が決まり、中国の大動脈である北京−上海間にも活躍の場が広がっていくようです。
 
韶山9G型にはサービス用電源装置が搭載されており、機関車から客車へ給電することにより、空調発電車(KD)を連結せずに、25G型などの集中電源方式の客車を牽引することができます。
 
また、韶山9G型は供電設備を持ってますが、末尾のアルファベット“G”は“供電”から由来するものではなく、改型を表す中国語“改進型”からのもので、“改”の中国語ローマ字表記“Gai”に由来しています。
 
 
・全長 22.2m/h
・最大出力 5400Kw
・運転最高速度 170Km/h
・車軸配置 C−C
 

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