☆東風９型（ＤＦ９）

 

たった２輌で孤軍奮闘！

試作機ながら今なお現役のラッキーボーイ！

 

準高速型ディーゼル機関車の試作機として、

１９８９年に２輌だけ製造された電気式ディーゼル機関車です。

運転最高速度は、１号機が１４０Km/h、２号機が１６０Km/hで、

車軸配置はＣ−Ｃです。

 

この東風９型（ＤＦ９）のテストを基に誕生したのが、準高速型ディーゼル機関車の花形機、東風１１型（ＤＦ１１）であり、東風９型は中国鉄路の発展に大きく寄与した記念すべき機関車と言えるでしょう。

 

外部塗色は、完成当初はクリーム色のボディーに濃淡２色のオレンジ色のツートンカラーでしたが、その後クリーム色のボディーにライトブルーのツートンカラーに変更されました。現在はクリーム色のボディーにダークブルーのツートンカラーという東風１１型ライクな塗装に変更されています。

 

試作機というのは、試験期間が終わるとスクラップされることが多いのが悲しいところですが、この東風９型は現在も２機とも現役で、広州に配備され、旅客列車の牽引に活躍しています。

 

 

・最大出力　３６１０Kw/h

・運転最高速度　１６０Km/h

・車軸配置　Ｃ−Ｃ