このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





☆DJJ2型「中華之星」
 
中国で初めて時速200Km/h以上での営業運転を目指す高速鉄道試験車となるEMUで、編成は2M9Tの11両編成です。
動力車の車軸配置はB−Bで、運転最高速度は270Km/hです。
 
DJJ2型「中華之星」は、中国の車両工場や研究機関などがそれぞれの持てる最高の技術を注ぎ込んで開発された、現在の中国の鉄道技術の粋を結集した試験車両です。
両端の動力車の1両は株州、1輌は大同の機関車工廠が担当し、客車は長春と四方の客車工廠が担当しました。
 
車両は全て平屋構造で、両端の動力車は先頭部分が流線型になっています。外部塗色は、白いボディーの上部にライトブルー、下部にエメラルドグリーンを配し、窓周りは黒で塗装されています。
 
この「中華之星」は、瀋陽−秦皇島間の瀋秦客運専線でテスト走行を実施し、2002年12月には中国の鉄道では最高速度記録となる321.5Km/hを記録しました。
しかし、テスト走行の甲斐も無く、高速域での車両の安定性や信号システムのマッチングがうまくいかず、開発は頓挫・・・。
 
「中華之星」は高速車両としてのデビューは叶わず、運転最高速度を160Km/hに下方修正。瀋陽北−北載河間の特快列車として運用されることとなりました。
営業列車として運用されるようになったとはいえ、この特快列車としての運用も臨時列車として設定されているもので、列車自体がこれからも長期間にわたって設定され続けるものか不透明なため、今後どのような動きがあるのか、各方面から注目されています。

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