このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





☆NY7型
 
峠越え補機の重責よ、国際列車牽引の栄光よ永遠に!
ドイツ生まれのハイパワー液体式ディーゼル機関車!
 
NY6型同様、1960年代後半にドイツから輸入された液体式ディーゼル機関車です。車軸配置はC−Cで、運転最高速度は160Km/hです。
 
ドイツのHENSCHEL(ヘンシェル)社製の本線用旅客型液体式ディーゼル機関車で、北京から京包線へ向かう列車の峠越え補機として活躍しました。
ダークグリーンをベースにクリーム色のラインが入った23m超のロングボディーは、圧倒的な迫力で見る者を魅了します。
 
国際列車の牽引機として抜擢され、北京発モスクワ行き(K3次/4次)やウランバートル行きの国際列車の牽引機として限定運用が組まれていましたが、2004年9月10日をもってその輝かしい運用から離脱し、南口機務段の東風4C型(DF4C)にその座を明け渡してしまいました。
 
現在は北京の長軌廠(ロングレール工廠)に30号機がただ1輌が在籍するのみとなり、本線での定期運用はなくなってしまいました。北京機務段の奥の方には、7000番代の車両ナンバーを付けられたNY7型が留置されていますが、これは部品取り用になっているカマで、残念ながら車籍は無く、自走はできません。
 
2006年の春運の時には29号機が北京機務段に臨時出張し、短距離客レや回送列車の牽引を担当しました。その29号機も2007年8月21日に運用離脱、残りは30号機ただ1輌のみとなり、車齢も厳しくなってきましたが、これからも多客期などのイレギュラー運用に期待したいものです。
 
開発製造、輸入などの経緯については、NY6の紹介同様不明点がありましたので、東西どちらかを特定せず、ドイツ製の機関車として記載しました。
 
・最大出力 3680Kw/h
・運転最高速度 160Km/h
・車軸配置 C−C
 

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