☆東風１１Ｚ型（ＤＦ１１Ｚ）

 

見よ、緑の車体を！黄色のラインを！

彼こそが誇り高き専運担当機！

 

戚墅堰機車廠が製造した２両永久連結型の電気式ディーゼル機関車です。

車軸配置はＣ−Ｃ＋Ｃ−Ｃで、運転最高速度は１６０Km/hです。

 

要人専用列車（専運）の担当機として４組（８両）が製造され、現在、全機が北京機務段に配備されています。

 

２００２年のデビュー以来、ダークグリーンのボディーに黄色のラインを身にまとい、ＮＹ６型液体式ディーゼル機関車とともに要人専用列車（専運）の牽引を担当してきました。国内の要人を乗せた専用列車の他、外国の要人を乗せた専用列車の牽引も担当します。

 

比較的長期にわたって運転されることもある要人専用列車の牽引を担当するため、車内には電子レンジと冷蔵庫が装備されており、長期にわたる運用においても乗務員に負担がかからないように、機関車内の設備にも配慮がされています。

 

要人専用列車の運用というのは、そうそう毎日のようにあるわけではなく、東風１１Ｚ型は、普段は比較的短距離の特快列車、春節や夏休みなどの繁忙期には臨時列車の牽引を担当しています。

２両永久連結型のダークグリーンのボディーに黄色のラインの塗装という迫力あるこのカマが、「緑皮車」と呼ばれる緑色塗装の２２型客車で編成された臨時列車を牽引する姿は、本当に迫力が感じられてかっこいいです。

 

 

・最大出力　７２２０Kw/h（３６１０Kw/h×２輌）

・運転最高速度　１６０Km/h

・車軸配置　Ｃ−Ｃ＋Ｃ−Ｃ