☆NY6型
少数派の液体式ディーゼル機関車の中で、
専運担当機の重責を担う唯一のカマ!
1960年代後半にドイツから輸入された液体式ディーゼル機関車です。
車軸配置はC−Cで、運転最高速度は160Km/hです。
ドイツのHENSCHEL(ヘンシェル)社製の本線用旅客型液体式ディーゼル機関車です。もともとは一般運用に就いていた機関車ですが、現在は要人専用列車の牽引機として指定され、一般運用に入るのは稀になってしまいました。鉄道部の紋章やナンバーブロックなどはピカピカに磨き上げられ、新車同様の美しい姿に整備され、北京機務段の専運処で大切に保管されています。
ところで、NY6型やNY7型が輸入された1960年代といえば、ドイツは東西に分断されていた時代。中国の友人たちは、NY6やNY7は“民徳”(東ドイツ)から輸入されたのだと教えてくれましたが、製造したヘンシェル社といえば、西ドイツで戦車などの製造で有名な軍需企業でもあるわけで、製造開発、また、輸入する経緯においてどのようなストーリーがあったのかとても気になる機関車です。
このような点が気になりましたので、東西どちらかに特定せず、ドイツ製の機関車として記載しました。
・最大出力 3160Kw/h
・運転最高速度 160Km/h
・車軸配置 C−C