このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





☆韶山7型(SS7)
 
日本製電気機関車6K型の血を引く
韶山7型シリーズのファーストモデル!
 
1992年にデビューした山岳区間用の電気機関車です。
車軸配置はB−B−Bで、運転最高速度は100Km/hです。
 
曲線区間が続く山岳区間では、一つの台車に3軸の車輪が付いた台車を2台使用するC−Cの車軸配置では、小さな半径のカーブを曲がるときにレールの磨耗が大きくなったり、脱線する確率が多くなったりしてしまいます。しかし、一つの台車に2軸の車輪が付いたコンパクトな台車を3台使用するB−B−Bの車軸配置を採用することで小回りが効くようになり、レールの磨耗や脱線する確率を低くすることができます。
このような特徴を踏まえ、山岳区間用の電気機関車として開発・製造された韶山7型(SS7)には、日本製電気機関車6K型を模範としたB−B−Bの車軸配置が採用されました。
 
外観デザインは、車体側面上部に並ぶたくさんの小窓を配した特徴的なデザインとなっている反面、その下には、韶山1型や韶山3型などの先輩機同様の、両端の運転室ドアを結ぶように張り巡らされたサイドグリルが設けられており、すっきりした箱型ボディーにさりげなく新旧のデザインが一体となった様子を見ることができておもしろいです。
外部塗色は、クリーム色の車体にオレンジのラインというすっきりしていながら温かみを感じるカラーリングとなっており、車体側面のオレンジ色のラインがサイドグリルに塗られているところなどは、明るい色でさりげなく伝統を主張しているように見えて、ちょっと微笑ましくなってきます。
 
このような特種仕様で始まった韶山7型(SS7)シリーズですが、このあと本線用貨物型の韶山7B型(SS7B)、運転最高速度を120Km/hにアップした本線用旅客型の韶山7C型(SS7C)がデビューし、流麗なフォルムで人々を魅了する本線用旅客型準高速機の韶山7E型(SS7E)に至るまで、中国の電気機関車の一大勢力になるまでに成長しました。
 
韶山7型は西南地区に配備され、今日も山岳路線にアタックしています。
 
 
・全長 22m
・最大出力 4800Kw/h
・運転最高速度 170Km/h
・車軸配置 B−B−B
 
 

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