☆8K型
ボディーのオレンジ色は南仏プロヴァンスの太陽の色?
フランスからやってきた巨大貨物機!
1986年に初号機が導入されたフランス製の幹線用貨物型電気機関車です。
運転最高速度は100Km/hで、車軸配置はB−B+B−Bです。
フランスのALSTOM社で開発・製造され、総勢150輌(組)が輸入された2輌永久連結型のカマです。北京の豊台西電力機務段と大同機務段に配備されており、最大出力6400Kw/hの大出力を生かして、豊沙線を頻繁に行き来する重量級貨物列車の牽引機として活躍しています。
豊沙線は、かつては同じフランスからの輸入機であるND4型電気式ディーゼル機関車が活躍した路線ですが、そのND4を淘汰して主役の座に就いたのが、同じフランスのALSTOM社が製造したこの8K型電気機関車だというのも、経歴を紐解いていくとおもしろいというか、何というか・・・です。
正面2枚の大窓、上下から傾斜が付いて少し尖った先頭形状など、豊沙線の先輩にあたるND4型電気式ディーゼル機関車の流れを汲む端正な顔立ちで人気があります。
外部塗色は、オレンジ色の車体に白のライン、車体上下にグレーを配したものになっていて、川を縫うように走る風光明媚な豊沙線の景色の中で、この8K型電気機関車のオレンジ色が映えて美しく、山間の鉄道風景のいいアクセントになっています。
この8K型の149号機とラストナンバーの150号機は、大同機関車工廠でライセンス生産されました。
・最大出力 6400Kw/h
・運転最高速度 100Km/h
・車軸配置 B−B+B−B