このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





☆19型客車
 
国際列車用の18型客車がデビューしたのにあわせて、当時は国際列車のみに設定された高級軟臥(高包)車両として、1967年に四方車両廠で製造されたのが19型客車です。車内は2段ベッドとソファーがある2人用個室となっています。
 
1997年5月、香港が返還されるのを前に、北京と香港を結ぶ特快列車(T97次/T98次)の運転が始まりましたが、そのときに、25K型客車に連結できる高包車両として、19K型客車が製造されました。
元祖19型の登場から30年経って登場した19K型ですが、車内は2人用個室ということには変わりありませんが、2段ベッドではなくツインベッドが採用されました。
 
もともとは国際列車用の車両としてデビューした19型客車ですが、北京/上海−香港間の特快列車用に製造された19K型に続き、国内線用の19K型が登場しました。北京−上海間の特快列車『東方号』(T13次/T14次)『新世紀号』(T21次/T22次)に導入された車両で、こちらは2段ベッドにソファーのスタイルが復活し、各部屋にトイレも設置されました。日本の個室寝台車でいえば、上野−青森間で運転されていたブルートレイン『ゆうづる』に連結され、『ゆうづる』廃止後には『北斗星』に引き継がれた初期のツインデラックスにトイレが付いたものという感じです。この2段ベッドタイプの19K型は、2003年の第5次大提速で北京−上海間の特快列車が直達特快に改められてからも健在で、北京から東北方面や南方方面に向かう特快列車や直達特快列車にも連結されるようになりました。
 
写真は、北京から東北方面に向かう特快列車に連結された国内線用の19K型です。
 
運転許容速度:120Km/h(19型) 160Km/h(19K型)

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